2023/07/15 - 2023/07/17
218位(同エリア876件中)
かかちゃんさん
- かかちゃんさんTOP
- 旅行記42冊
- クチコミ0件
- Q&A回答4件
- 20,316アクセス
- フォロワー3人
7月の三連休に友人と岩手に旅行に行ってきました。
天気には恵まれませんでしたが、大満足の旅行でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
-
7/15の朝7時過ぎの東京駅。
3連休ということもあり、新幹線は大変混雑していました。 -
3連休の初日と二日目の予報は雨。
何とか好転してくれないかと毎日天気予報をチェックしましたが、結局予報は変わりませんでした。
雨なら雨で仕方ないので、雨なりに楽しめるプランを考えます。 -
新花巻で新幹線を下車し、駅のコインロッカーに荷物を預けました。
今回の旅行は文学もテーマの一つにしようと決め、宮沢賢治記念館に来ました。
バスで移動し、ここに到着したのは10時半過ぎ。
案内の看板に、宮沢賢治の帽子と外套がかかっています。 -
宮沢賢治記念館はこの階段を上った先にあるとのこと。
段数は367段だそうなので、気合を入れて上ります! -
階段のよこには、段数の表示と宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の詩が。
-
東北とは言え、雨で湿度もありそれなりに蒸し暑いので上るのは結構大変です。
-
「雨にも夏の暑さにも負けない丈夫な体」で上ります!
-
上り切ったところにあった展望台。
雨なので展望は臨めません。 -
階段を上り切り、しばらく歩くと宮沢賢治記念館がありました。
-
これは「防火水そう」のよくある看板ですが、フクロウがあしらわれています。
-
こちらはよだかの星。
このように宮沢賢治の作品をモチーフにした作品や -
キャラクターが点在しています。
-
宮沢賢治記念館の中は写真撮影できました。
これは宮沢賢治が使用していたというチェロ(セロ)。 -
中にはKMのイニシャルが。
宮沢賢治記念館は、地質学、音楽、宗教、農業、といった一見バラバラに思われるテーマのものが展示されており、最初は意図がわかりかねました。
しかし中を見ていくにつれて、宮沢賢治という人の「インプット」となった情報を紹介してくれているのだ、と気づきました。
そして、宮沢賢治の「アウトプット」である手書き原稿も見ることができ、宮沢賢治のことをより深く多層的に知ることができたような気がしました。
とても良い記念館で2時間ほど堪能しました。
童話村との共通入館券で550円は安すぎるように思います。 -
記念館を出てぶらぶら歩いていると気になる鳥居が…
-
この辺りは人が全くおらず、雨で先はよく見えないし足元はぬかるんでいるし、でちょっと躊躇しましたが、やっぱり気になるので行っちゃえ!ということで鳥居の先に向かってみます。
-
しばらく歩いていくと、なんだかカッコいい建物が!
-
すごく雰囲気のある神社です。
-
坂上田村麻呂に由来する、以前はお寺だった場所のようです。
-
さっそくお参りします。
-
お参りしたカッコいい建物の後ろにも建物が。
-
後ろにあるこちらが本殿で、前にある建物は拝殿だったようです。
-
晴れていたらこの神社からも花巻の景色が綺麗に臨めるのでしょう。
-
この日は雨なので白く煙っています。
-
神社には「愛染杉」という杉の案内があり、この鳥居の向こうにある、ということだったのですが…
少しだけ行ってみたのですが、どの木なのかよくわかりませんでした。
雨で足元がぬかるんでおりこの後の予定が立て込んでいたこともあり諦めて引き返しました。 -
せっかく花巻まで来たので、宮沢賢治記念館のそばにある「注文の多い料理店 山猫軒」でランチを食べたいと思います。
が、ものすごく混雑していて待っている人が多かったです。
山猫軒は新花巻の駅前にもあったのですが、駅まで戻るには足元も悪く時間もかかるため、結局こちらで数十分お土産などを見て待ちました。 -
山猫軒でいただいたランチ。
「注文の多い料理店」ではありますが、特に注文されることもこちらが食べられてしまうこともなく、おいしくいただきました。 -
食後、この階段を下って「宮沢賢治イーハトーブ館」に向かいます。
晴れなら気持ちが良いだろうな、という道だったのですが、雨で足元がつるつる滑り、転ばないようものすごく気を付けて歩かなければならず、疲れました。 -
こんな風にお花がたくさん植えられていました。
晴れているときにまた来たいなー。 -
宮沢賢治イーハトーブ館に到着しました。
-
いかにも美術館といった敷地内を通ります。
-
こちらは入館無料でした。
宮沢賢治作品が映像化されたものが上映されていました。
また、こちらはお土産物が豊富でかわいいものが多く、どれもこれも欲しくなってしまいました。 -
この日は良い温泉宿に行く予定だったので、宿も満喫したいと思っていました。
宮沢賢治記念館でも神社でもランチでも想定外の時間を使ってしまったので、ここで切り上げて宿に向かうことに。
宮沢賢治記念館で童話村にも入れる共通チケットを買っていたのですが、同じ日に行かなくても良いと購入の際に教えていただいていたので、翌日に回します。 -
バスはちょうど良い時間になく、20分程度の距離のようなので、歩いて新花巻の駅まで戻ります。
東京ではだいぶ終わってしまっていましたが、こちらではまだアジサイが咲いていました。 -
新花巻駅に戻り、宿の送迎バスで宿に向かいます。
-
大雨で建物の外観の写真は撮れませんでしたが、この日の宿は鉛温泉 藤三旅館というお宿です。
案内されたお部屋は予想よりずっと素敵なお部屋でした。 -
お食事を取る部屋と寝るお部屋の二部屋に分かれており、ゆっくりできそうです。
-
宿に到着したのは17時過ぎ。
普段はめいっぱい観光しまくってしまうのですが、今日はせっかくなのでこちらでのんびりします。 -
こちらの窓からは
-
滝が見えます。
-
川が増水しておりすごい水音がします。
-
この日の夕飯。
+1100円でお部屋食にしてもらえるとのことで、のんびりしたかったのでお部屋食にしました。
時間は18時半からにし、美味しくゆっくりいただきました。 -
一番日が長い時期とは言え、食事を終えると外はだいぶ暗くなっていました。
-
予約時には気づいていなかったのですが、どうも私たちは貸し切り風呂を利用できるプランだったようです。
50分間貸し切りということで、硫黄の匂いの温泉をゆっくりと堪能できました。
こちらのお宿は白猿の湯というお風呂が有名なようなのですが、この日は大雨で川の水が混ざってしまったそうで、入ることはできませんでした。
私はほかの人と一緒にお風呂に入るのが苦手なので貸し切り風呂のほうがよかったです。
少し奮発してお高いプランにして正解でした。 -
こちらは本日宮沢賢治イーハトーブ館で買った自分へのお土産です。
銀河鉄道の夜やセロ弾きのゴーシュをモチーフにしたデザインのポチ袋とマスキングテープです。
雨でぬれてしまうかと心配でしたが、何とか無事だったようです。
初日はずーっと雨ではありましたが、存分に楽しめました。 -
一晩明けて二日目。
少しは天気がましになっているかと期待しましたが変わらず雨が降り続けています。 -
朝食は7時からです。
朝食はどこかの宴会スペースにでも行くのかと思っていたのですが朝食も部屋食でした。
この日はお昼をゆっくり食べる時間がなかったので朝ごはんをおなか一杯食べられて良かったです。 -
帰りも送迎バスに乗ります。
バスを待っている間お宿の中を少し探検。 -
歴史がある感じで素敵です。
-
こちらの温泉の由来。
-
来るときもそうでしたが、藤三旅館は送迎バスが直通ではなく、宿から近くのバス停まで車で送迎してもらった後下車し、バス停でほかの宿との共同の送迎バスに乗り換えます。
こちらは乗り換えのバスを待っている間に撮った写真。 -
バスで新花巻駅まで送ってもらいました。
バスが思いのほか時間がかかり、この後の移動を考えると時間の余裕がありません。
急いで荷物を昨日と同じコインロッカーに預け、新花巻駅からタクシーで童話村に来ました。
童話村に滞在できる時間は45分程度。 -
夏休みの時期に何かライトアップイベントがあるようで、そのためのモニュメントが作られていました。
-
昨日の宮沢賢治記念館は宮沢賢治のインプットと愛用品、原稿などの展示でしたが、
-
童話村のほうは宮沢賢治の世界を視覚的イメージで紹介していました。
-
たまたまですが、回る順番はこの順番で正解だった気がします。
-
こちらも写真撮影が可能でしたが、暗い場所が多くあんまり上手に写真は撮れていませんでした。
-
こちらはセロ弾きのゴーシュをミニチュア人形で表現した展示です。
-
かわいらしく作られています。
-
こちらは注文の多い料理店。
-
山猫軒。
-
こちらは賢治の教室という建物。
このような建物がいくつかあり、 -
動物や
-
植物、鳥、石など宮沢賢治の作品に出てくるものの説明展示があります。
-
こちらは星の教室だったでしょうか。
-
こちらの賢治の教室は入場無料です。
-
賢治の教室から見た園内の写真。
-
この賢治の教室の裏側は散歩道のようになっていてぜひ行ってみたかったのですが、この日は時間があまりなく、雨で足元も悪かったため少しだけ雰囲気を味わって移動することに。
-
童話村を後にします。
-
あまり時間がないので急いで駅まで戻ります。
今日もアジサイを見ながら歩きます。
完全に止んではくれませんが、雨は前日よりはだいぶマシになった気がします。 -
新花巻での観光はひたすら宮沢賢治漬けでしたが、今まで何となく勝手にイメージしていた宮沢賢治の理解が深まり、来て本当に良かったです。
-
ロッカーの荷物をピックアップして駅に移動しました。
新花巻駅は新幹線の駅と在来線の駅が離れており、あたふたしてしまいました。
ここまで急いで来ましたが、電車が15分ほど遅れており、駅で結構待ちました。 -
電車に乗って遠野駅へ。
この、新花巻から遠野への電車の本数がとても少なかったのでどうしても乗り遅れられなかったのです。
あんまり遠野では時間がありません。
遠野では晴れたらレンタサイクルで移動しようと思っていたのですが、雨はだいぶ上がっているものの、この後も断続的に降る予報。
タクシーは翌日たくさん使う予定なのでできれば節約したい。
しかし、公共交通機関での移動だと見られるところが限定されてしまいそう。
悩んだのですが、駅前の観光案内所で相談したところ、この天気でも「お勧めはしないもののレンタサイクルはやっている」とのことだったので、思い切って自転車を借りることにしました。 -
こちらがこの日の私の愛車です。
時間がないので少しでも楽に、と思い電動自転車にしました。
自転車を走らせていると突然雨が強くなってきました。
雨が強くなったらどこかの喫茶店かレストランに入ってお昼ご飯でも食べようかと思っていたのですが、入れそうもなお店がなく、困っていたところ救いのJAのお店がありました!
自転車を止め、お店の中を見てみると農作業用の雨がっぱが売っていたので購入しました。
おなかも空いていたので何か食べ物でも、と思ったのですが、農家の方向けの農業用品のお店らしく、コンビニのような品ぞろえのお店ではありませんでした。
自販機でお茶を買って雨脚が収まるまで少し屋根の下で休憩をさせてもらいました。
お店の方が親切で大変助かりました。 -
雨脚が弱まった隙を見てまた自転車を走らせ、遠野伝承園に来ました。
-
遠野物語の世界を味わいたいと思い、遠野に来たので、
-
この伝承園は遠野の人々の暮らしや文化を感じられてよかったです。
-
暗くて長い冬の夜などに、遠野物語のもととなった伝承が伝えられてきたのかもしれない、と感じました。
-
そして、もう一つ良かったのは伝承園を見学している最中が最も雨脚が強く、伝承園を出るころに雨が弱まったこと。
-
伝承園を出ると、気になる看板を見つけました。
-
ここまで食事を取る時間がなかったので、
-
カッパ焼きなるお菓子を買いました。
中に粒あんが入っていて、生地が薄いカッパ型のたい焼きといった感じで、パリッとした食感と疲れた体に甘いあんこがとってもおいしかったです。 -
雨にぬれないよう木の下に止めておいた自転車。
それでも少しぬれてしまっていたので持参のタオルで拭き上げます。 -
次の目的地は伝承園にほど近い
-
カッパ淵。
-
カッパの伝承があるという場所。
-
この辺りのカッパは顔が赤いのだとか。
こちらに写っている小さい祠のようなもの。
何かと思って中を見てみると、とっても意外なものがありました。
カメラ目線でピースをしている男性の写真です。
あまりの意外さに笑ってしまいましたが、あとで調べると初代カッパおじさんと呼ばれている方のようです。
この場所でカッパを見たのだとか。 -
カッパを釣るための釣り竿がセットされていました。
-
カッパ淵の空気を満喫したのでそろそろ移動することに。
この時15時半ころ。
自転車は17時までに返却しないといけません。 -
小雨が降ったりやんだり、たまに雨脚が強まったり、ですが、救いのJAで調達した雨ガッパも着込んでおり、楽しく気持ちの良いサイクリングです。
雨は少し残念でしたが、この日の東京は災害級の暑さだったらしく、それに比べたら自転車を漕ぐには過ごしやすい気温でした。
次の目的地は一度駅のそばを通り過ぎて逆方面に行くので、そこで一度自転車を返してタクシーで移動するか、このまま自転車で行ってしまうか悩んだのですが、サイクリングが楽しいので行ってしまうことに。 -
次の目的地は五百羅漢です。
途中で道に迷っていたら地元の方が声をかけてくれて道を教えていただき、とても助かりました。 -
すごい山道に向かって案内看板があります。
-
この先にお寺があるとも思えないし、どんどん不安になってきます。
-
…?
-
もしかして、とスマホで検索してみると
-
この岩一つ一つに仏様が彫られており、この岩こそが五百羅漢だそう。
-
苔むしていてわからないものが多いのですが、
-
よく見ると確かに仏様が!
ちゃんと事前に調べておらずなんとなく「五百羅漢に行こう」と思って来たため、すごいサプライズで面白い経験でした。
五百羅漢様をお参りし来た道を戻ります。
雨を吸って苔むしていたので、滑らないよう注意しながら山道を下りました。 -
五百羅漢の山を下りてきて、卯子酉神社へ。
-
この赤い布を左手だけで結び付けられたら縁が結ばれる、と言われているそうです。
お参りを終え、駅に戻ります。
この時16時半ころ。
自転車を返す時間が迫っています。 -
途中カッコいいお寺の前を通りましたが中を覗いている時間はなく、写真だけ。
16時50分頃に観光案内書に戻り無事自転車を返却することができました。
観光案内所の方は自転車を借りるときも「くれぐれも無理しないで雨に気を付けてくださいね」とおっしゃってくださり、返却の時も心配してくれていたようでありがたかったです。
おかげさまでタクシーやバスでは味わえないような面白い経験もでき、気持ちの良いサイクリングができました。 -
遠野からの電車は17時1分と、それを逃すと19時近くまでありません。
間に合わなければ遠野で夕食を、と思っていたのですが、ギリギリ間に合ったので17時1分の電車に乗りました。
次は一ノ関に移動します。
最初は在来線だけで行こうと思っていたのですが、よくよく乗換案内を見ると在来線だけで行こうとすると花巻駅で1時間近くの電車待ちが発生してしまいます。
ここは時間をお金で買うことにし、1900円ほど特急料金を追加で支払い、新花巻で新幹線に乗り換えることにしました。 -
新幹線からの景色です。
この二日間全く見ることができなかった太陽が見え始めました。 -
久々に太陽を見るとうれしくなりました。
お隣の秋田ではこの週末の雨でひどい被害が遭ったそうです。 -
一ノ関駅に到着したら、この日はカッパ焼き以降何も食べられていなかったので待ちに待った夕飯に行きます。
ネットで調べためぼしそうなお店にいくつか電話しましたが、お休みだったり電話に出なかったり、でやっと見つかったのがここ。
駅すぐそばの自雷也というお店。 -
こちらで美味しいすき焼きをいただきました。
お値段も東京の感覚だとだいぶお安かったです。
すき焼きにかまぼこが入れるのは初体験でした。
ホテルは駅からは歩いて20分程度、最初はタクシーに乗ろうと思っていたのですが、おなか一杯になったので腹ごなしに歩きました。 -
この日は前日と打って変わってベリーノホテルというホテルに素泊まりです。
ビジネスホテルのようですが、結婚式などもやるようなホテルのようです。
少しだけ贅沢に一人でダブルベッドのお部屋にしました。 -
翌日は朝7時半にホテルにタクシーを呼んでいます。
一ノ関駅に寄ってもらい、荷物をコインロッカーに預けた後 -
みちのくあじさい園という場所に行きました。
全く予定にない旅程だったのですが、前日の夜すき焼きのお店で最初は猊鼻渓か厳美渓かどちらに行こうか、という相談をしていたところ、たまたまここの情報をSNSで見かけました。 -
この時期でしかやっていない場所ですし、これもご縁だと思って来てしまいました。
タクシーで5000円近くかかりましたが、ここまでの旅程では、二日目に駅から童話村までのほんの少しの距離でタクシーを使っただけなので、3日目は贅沢に利用しちゃいます。 -
イチオシ
ここは、池にアジサイの花を敷き詰めています。
-
この「映え」る写真を前日のSNSで見かけ、さらにこの日の朝の情報番組で生中継が入る、というも情報も一緒に見かけたので、混雑することを予想して開園に間に合うように朝一で入園しました。
-
あじさい園は広大な敷地に
-
いろいろな色
-
いろいろな種類のアジサイが
-
たくさん植えられています。
-
昨日まで降り続いていた雨が上がってくれたのはありがたいのですが、朝いちばんでも暑さと湿度で歩いていると体力をだいぶ奪われます。
-
この辺りは白いアジサイ、アナベルがたくさん植えられていたのですが、
-
遠目で見るとディズニーの「不思議の国のアリス」でトランプの兵隊たちが赤く色を塗り替えていた白いバラみたいに見えました。
-
近づくともちろんアジサイ。
-
これまでアジサイの名所と呼ばれる場所にはいくつか行きましたが、ここはこれまでに行ったアジサイの名所とは違い、アジサイ園と山が一体になっており
-
アジサイの群生する森の中といった風情です。
-
別料金を払うとカートのようなものでぐるっと案内してくれるようで、カートが良く通り過ぎました。
-
木立の向こうに見えるのは
-
アジサイ畑です。
-
畑にはたくさんのアジサイが植えられています。
-
初日・二日目とも雨で景色を楽しめなかったので、この日はアジサイの美しい景色を見られて満足でした。
-
イチオシ
空も青空になりました。
-
エリアすべてを見ようと思うと半日はかかりそうなのですが、この日は予定がたくさんあったのでそろそろ引き上げます。
8時の開園直後に入り、1時間半ほどアジサイを満喫し、行きに送ってもらったタクシー会社に電話してアジサイ園まで9時半ころに迎えに来てもらうことにしました。 -
次に向かうのは中尊寺。
この時に乗ったタクシーの運転手さんが、道すがらずっと観光案内をしてくれ、途中で見どころがあるとタクシーを止めてくれました。
こちらは無量光院跡という場所。 -
奥州藤原氏が平等院鳳凰堂を模して建てたという寺院跡。
ここもガイドブックで見て時間があったら寄ってみようと思っていたので止めていただいてよかったです。 -
ここは中尊寺そばの武蔵坊弁慶のお墓。
ここでも運転手さんがタクシーを止めて義経の最期、弁慶の最期を説明してくれました。 -
弁慶のお墓の説明書き。
-
タクシーの運転手さんはメーターを切った後もしばらく歴史の説明をしてくれ、最後までとても親切でした。
こちらは中尊寺そばの池。
奥州藤原氏の四代目当主泰衡の首桶から見つかった蓮の種を昭和の時代に発芽・開花させたものだそう。
奥州藤原氏の初代から四代目までの歴史に加えて、この古代蓮のこともすべてタクシーの運転手さんから教わりました。 -
中尊寺に10時20分頃に到着しました。
金色堂は写真撮影禁止でした。
建物や仏像は宗教施設や美術品としてもですが、精巧で豪華な工芸品という視点でも圧巻の見ごたえでした。 -
こちらは旧覆堂。
金色堂を覆っていた建物だそう。
金色堂は今は空調もばっちりの近代的な建物の中でガラス張りで展示されていますが、以前はこんな風情のある建物に覆われていたそう。
そのころにも見てみたかった。 -
松尾芭蕉の銅像と
-
句碑もありました。
-
今回岩手では、アジサイと一緒に、とにかくそこここでユリを見かけました。
とても香りが強く、姿を目にしなくても近くにユリが咲いているのがわかるくらいでした。 -
中尊寺境内にある白山神社と
-
白山神社にある能舞台です。
-
この日はとても暑く歩いているだけでどんどん体力が奪われるので、まだ11時過ぎですが敷地内にあるレストランで一休みすることに。
-
こんな綺麗な景色が臨めるお店でした。
-
寺ミスなるデザートも気になるところでしたが、朝早くから活動してお腹が空いてたので早いお昼にすることに。
自然薯の冷たいお蕎麦にしました。 -
暑かったので冷たいお蕎麦はありがたかったです。
-
食後境内を見て回ろうかと思いましたが、同行の友人が暑さでばててしまったのでこんな景色の前のベンチに座ってしばし休憩をとります。
-
その後冷房の効いた宝物館をゆっくり拝観して復活しましたが、一歩外に出るとまたなかなかの暑さと湿度なので、休み休み涼み涼み回ったため、写真を撮るような余裕がありませんでした。
-
タクシーの運転手さんに教えてもらい、一番上の金色堂のあたりから入山したので徐々に下りながら拝観します。
だいぶ下ってきていますが、それでもまだ結構な高台にいるようです。 -
これは北上川でしょうか。
昨日からの大雨で川は増水していました。
芭蕉も金色堂を歌った句で五月雨、と言っているので、こんなふうに増水した川を見たのかもしれません。 -
こちらは弁慶堂。
中には義経と弁慶の人形が祀られていました。 -
イチオシ
弁慶堂からの景色。
今回の旅行ではではいかにも「イーハトーブ」といった風情の花巻の景色や、遠野の景色を見るのもすごく楽しみにしていたので初日、二日目の雨は残念でしたが三日目はこんなのどかな景色を見ることができました。 -
弁慶堂には,弁慶の勇ましいイメージらしからぬ可愛らしいアジサイがあしらわれていました。
-
中尊寺を後にして毛越寺へ来ました。
最初はバスに乗ろうと思っていたのですが,暑さで体力を奪われていたのでバスを待つのはやめて、大した距離ではないのですがタクシーを使いました。
到着したのは14時過ぎ。 -
本堂でお参りした後、有名な毛越寺の浄土庭園を回ります。
-
すごく綺麗なところでしたが、暑くて歩いているだけで体力が削られます。
-
毛越寺でもハスが咲いていました。
-
こちらは開山堂という建物。
-
開山堂の説明書き。
-
イチオシ
山の中にあった中尊寺と違い、開けた場所の毛越寺浄土庭園は日差しも照り返しもなかなか強い。
-
開山堂前の木陰になっているところにあったベンチで少し休憩させてもらいます。
-
持ってきていたペットボトルのお茶を飲み干してしまいましたが、広い庭園には自販機など見当たりません。
ずっと座っているわけにもいかず歩き始めます。 -
向こうのほうに山が見えます。
-
往時の姿を想像させる説明書き。
-
こちらは遣水の説明書き。
-
京の都から遠く離れた平泉の地に藤原氏はこんなに豪華で雅なものを作ったのですね
-
こちらは浄土庭園をぐるっと回って最後の方にある常行堂という建物。
暑さで本格的に参ってきたのでそろそろ毛越寺を後にします。 -
帰りはバスで平泉駅まできましたが,ここからの電車の本数がとても少ないためここから一ノ関駅までも別のバスに乗り継ぎます。
-
世界遺産の最寄駅とは思えない、静かな駅前でした。
-
一ノ関駅から17時半過ぎの新幹線で東京に戻ります。
一ノ関駅で30分以上時間があったのでお茶でも飲もうと思ったのですが、駅近辺にカフェは一軒しかなく、そこは満員。
他はどこも営業しておらず、職場や家族へのお土産を購入後、仕方なく駅の待合室で時間を潰しました。
お土産は新花巻の山猫軒やイーハトーブ館に良いものがたくさんあったのですが、初日に買わなくても最終日に買えば良いと思っていたところ、だいぶお土産のラインナップが異なっており初日に買っておくべきでした。
岩手は本当にどこも素敵で人も会った人が全員親切で、とっても好きになりました。
天気という心残りがある分、絶対にまた行きたいと思いました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
平泉(岩手) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
169