2023/07/03 - 2023/07/03
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funasanさん
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イタリア(ミラノ)到着の翌日、朝からボローニャ観光に出かけました。ミラノからボローニャまで高速鉄道で1時間14分、十分日帰り圏内です。赤いレンガ色に染まるボローニャ(写真)は、今でも中世、ルネッサンス、バロック時代の面影が色濃く残っています。ヨーロッパの歴史好きな人にとっては見所満載の観光地です。
私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。
※新著紹介あります
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm
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いよいよ見知らぬ街歩きのはじまりです。朝9時頃、ホテルから歩いてミラノ中央駅に向かいます。今日は7月3日の月曜日、地元の人達と旅行者が大勢駅に来ています。
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ミラノ中央駅(写真)は巨大でプラットホームも沢山あります。ミスしないよう少なくとも30分前くらいには駅に着いて色々準備しましょう。
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今や旅行にはグーグルマップ(下記参照)が必須ですね。検索の欄に「ミラノ中央駅」と入れて下さい。次に「ルート・乗り換え」をクリックし、出発地に「ボローニャ」と入れて、出発地と到着地を入れ替えれば写真の地図が出てきます。
〈グーグル・マップ〉
https://www.google.co.jp/maps/@35.209216,137.047039,14z?entry=ttu -
ページ最上段にロゴマークで「車、電車、人、自転車、飛行機」等が記されていますので、鉄道移動の場合は「電車」をクリックしてください。
写真:朝のミラノ中央駅 -
「すぐに出発」をクリックして自分の乗りたい日時・時刻を指定します。すると、色々な列車の時刻が出てきます。安い普通列車もありますが、時間がかかるので、ここは高速列車にしましょう。
写真:ミラノ中央駅からボローニャまでのチケット(自販機) -
乗る列車が決まったら駅の窓口か自販機で乗車券を購入してホームに行きます。ただし、あまり早すぎると何番ホームから出発するのか分かりません。
写真:ミラノ中央駅・プラットホーム -
電光掲示板(写真)に目的の電車のプラットホーム番号が出たらそこに移動します。どの列車も10両以上の客車を連結していますので、座席指定の場合は自分の指定客車の場所まで移動します。
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そして、最後にプラットホームの上にある掲示板(写真)で乗車予定の列車であることを確かめて列車到着を待ちます。既に到着していればいよいよ乗り込みます。
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長距離で込み合う路線の場合は事前の座席指定(有料)が必要ですが、近距離で空席が予想される時は、座席指定なしで乗り込み、好きな席に座ります。早いもの勝ちなので、我々は4人かけのテーブル席(写真)を確保しました。
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雲1つない快晴!観光旅行としては最高なのですが、“暑~い”。今日の最高気温は31℃、最低気温は20℃。太陽の下を歩いているとすぐに汗がたらりと出てきます。
写真:ボローニャ中央駅 -
中央駅は市の北側にあり、駅前から南に延びる道を歩いていけば旧市街の見どころに行けます。まずは、駅から徒歩数分で「ガッリエラ門」(写真)に来ます。
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ボローニャ中心街のほぼ全域にポルティコ(写真)という柱廊ができています。これは日よけ雨よけに抜群で、この下でカフェ・レストランがテーブルを出しています。
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駅前から延びる幹線道路「インディペンデンツァ通り」を1200m(20分くらい)歩いていくとボローニャの中心「マッジョー広場」(写真)に着きます。
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ここは昔も今もボローニャの人達の憩いと出会いの場所で、広場の中央に大噴水「海神ネプチューンの噴水」(写真)があります。
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噴水の前には重厚な建物「市庁舎」(写真)が建っています。これは一時この町を治めた教皇代理使節の居館として13~15世紀に建築・改築された「コムナーレ宮」です。フレスコ画が残る大礼拝堂や市美術コレクションがあり、内部見学ができますが、あいにく休館日でした。
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ポデスタ館(写真)は神聖ローマ帝国皇帝の任命した都市長官の住まいだったところです。1164年、ボローニャ市民はここに住む長官を追い出し、「自由都市ボローニャ」を誕生させました。市民は首長を選出し、以後はこのポデスタ館を首長のオフィスにしました。
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ポデスタ館にはひときわ立派なポルティコ(柱廊:写真)が造られ、現在でもオフィス・ショップ・カフェ・レストランになっています。
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暑くても流石にヨーロッパです。湿気が少ないので日陰に入ると涼しいです。ポデスタ館のポルティコに感じのよいカフェ(写真)があったので休憩にしました。
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カプチィーノが3ユーロ、160円換算で480円なので、観光地値段としては高くないですね。やはり地方都市なのでしょう。
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休憩した後はいよいよ本格的ボローニャ観光です。目指すは「ボローニャの斜塔」です。その道すがら、路面に多数のテーブルが出ていて、まるで路上レストラン(写真)の感じで楽しくなります。
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レストランのメニューを見て、実際に食べているお客の料理を近くで観察すると楽しいです。大皿にハムとチーズを盛り合わせ、ワイングラスを傾けている人が多いようです。
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「ボローニャの斜塔」(写真)にやってきました。ここでトラブル発生!入り口で入場料を払おうと思ったら、「ダメ」。入場制限があり、完全予約制、しかもチケットはスマホ予約か、観光案内所での購入でした。(涙)
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面倒なチケット購入して予約時間に入場しました。そして、長い長い階段(498段)を上って展望台まできました。そこからのボローニャ市街のパノラマ(写真)は素晴らしいの一言です。
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再び長い階段を下りていきます。途中、監視員がいたので、つまらない質問をしてみました。この塔にはトイレがないようですが、あなたは何時間くらいここにいるのですか?「5時間」です。え~、5時間もトイレなし?はい、そうです。きついです。
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お次は「サン・ペトロニオ聖堂」(写真)です。正面ハザードの下半分は綺麗に化粧されていますが、上半分は未完のままです。つまり、未完成の聖堂です。
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でも、聖堂内部(写真)は素晴らしいです。14世紀末の建築が開始され今も未完成という。中央入口に多数の彫刻があり、これらは初期ルネッサンス期に傑作と言われています。
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リアル感のあるキリストの像(写真)です。
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天井の壁画(写真)も素晴らしいです。
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見て下さい、このステンドグラス!
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サン・ペトロニオ聖堂入口に飾られた「聖母とキリスト」(写真)
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お次は「旧ボローニャ大学」に行きました。ここも凄かったです。この大学は11世紀の創立で、何とヨーロッパ最古の大学です。ヨーロッパ各地から若き学徒がここに集まったのでしょう。
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自由都市ボローニャ大学では教会の反対を無視して世界初の人体解剖が行われました。その「解剖室大階段教室」(写真)に入ってみました。
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教室の天井(写真)です。ボローニャの自由な空気こそが学問の発展を促します。
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図書館(写真)には昔の蔵書が展示され学問の雰囲気が濃厚です。
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当時絶大だった教会権力と戦って真理を追究したのでしょう。自由こそ学問を発展させ経済も発展させる原動力だと思います。
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夏のイタリアは日暮れからお楽しみがやってきます。マッジョーレ広場の一角に巨大なスクリーンができ、連日、屋外映画劇場になるのです。
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太陽が傾くと暑かったボローニャは急に涼しくなってきます。ここで映画を観ながらピザを食べビールを飲めば最高でしょう。
フォートラベルを一時中断していましたが、それは本の執筆のためでした。それが終わり、新著(紙の本)出版しました。以下です。
『がん患者よ、旅に出よう!』
ー私の転移がん克服記ー
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