サンマリノ旅からの続きです。サンマリノは1泊2日で予定を立てていました。3連休だったのですが、最終日はどうにもフライトが高い。よくよく考えるとサンマリノ2泊は持て余しそうだし(これは間違い)、ボローニャも入れようとすると慌ただしい。普通の土日に日程変更するとフライトは安いけれど、ホテルが取れない。連休を使い切らないのはもったいないけれど、どちらにしても、これから新しい計画を立てるのはムリ、と行っちゃうことにしたのです。・・・ところが、急遽、1泊追加、ボローニャに滞在することになりました。嗚呼。<br /><br />30(!)年前から国境タッチを繰り返していたイタリア、結局、アップする旅行記がこんなのでいいのかしら(昨年、イタリア初訪問として、ついにフィレンツェに行ったのですが、買い物＋博物館だけの単純旅なので、旅行記を書いていません)。

イタリアの交通機関に翻弄され、急遽ボローニャ

3いいね！

2022/06/04 - 2022/06/06

343位(同エリア455件中)

エリア

ボローニャ(イタリア)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

ホテル: 4.0

グルメ: 4.0

交通: 2.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: 鉄道高速・路線バスタクシー徒歩

航空会社: ITAエアウェイズ

旅行の手配内容: 個別手配

夜明け前。昨晩のうちに、早朝でもホテルから出られるかは確認済です(これ重要)。5時30分の日の出に対し、30分前に出発します。

町の構造的に必然、という感じですが、日の出前、誰とも行き合わない、でも、安心して歩ける感じです。景色を完全独り占めです。
まずはチェスタを臨む。ライトアップしていますね。
そして、チェスタ側からグアイタを見渡す位置で、夜明けを待ちます。夜明け前でも相当明るい。こういうの、その時々で違う気がするのだけれど、どうしてなのだろう。

季節にも寄るのでしょうが、「太陽とお城」という感じの写真を撮りたかったら、チェスタを被写体にした方がいいのかも。
今日は雲が多くて、太陽は見られないかな、と思っていたけど、ほんわりと昇ってきました。美しい・・・！地平線的なところと太陽の間は海、ということだよね？最初、日の出の時間のはずなのに、随分、地平線(水平線)から上に、太陽が見えるなあと勘違いしてしまった。

ついでに、モンターレまで散歩して、引き返します。まあ・・・、モンターレは行かなくてもいいかな～。
朝御飯は7時から。この絶景(写真が上手く撮れていないけれど)で朝御飯、素晴らしいです。この時、一瞬だけ雨がパラついて、外でのご飯大丈夫かな？と思いつつ、そのまま続行。結局、降ったのは、3分くらいでした。
ビュッフェ自体は室内にあって、そこで好きに取って、室内でも外でも、好きなところで食べられます。これは良いスタイルですね。左下に写っているクロワッサンが超絶美味しかった。ただのクロワッサンではなくて、中にうすーくジャムが仕込んであるのです。2種類あった。フィレンツェで感じた程、全てが甘いものというわけではなく、チーズやハムもありました。

「精算お願いできますか。昨日、ワインを飲んだのと、部屋のお水も頂きました」「あ、部屋の水はコンプリメンタリーだから」「ありがとう・・・」部屋に、料金表があったんだけどナ～。料金表、外しといた方がいいよ～。
この宿でもう一カ所、ご紹介しておきたいのは、日本式3階にあるテラス。絶景が楽しめます。ここでノンビリする時間が取れなかったのは残念です。これも入れると、やっぱり部屋のビューはマストでは無い・・・。

今日のバスの確認。「昨日、この時刻表を教えてもらったけれど、今日から変わるんじゃないかな」「今日は4日だよね」「いやいや、今日、5日だし！」「・・・本当だ！」大丈夫かな～(苦笑)。他の泊り客に変なことを教えていないことを、祈る。
上の写真のテラスから、朝食を食べた場所を覗きこんだ図。

リヒテンシュタインが滞在時間4時間、ルクセンブルグも5時間、なのに、サンマリノは1泊(活動時間10時間)、というのは、バランスを欠いているような気もします。私の中の理由としては、１．リヒテンシュタイン・ルクセンブルグは泊まりたいなと思う宿が見つからなかった、2. サンマリノは最寄りの都市(ボローニャ)からもそこそこあり、日帰りは無理、ボローニャに1泊するならサンマリノに泊まる方が良い、3. 絶景度数が違う！です。そして、中世の街並みを彷徨う楽しさも違います。
最後のお散歩に出かけます。今日は風が強い！地形から鑑みるに、こういう日は多いのだろうな。天気予報を見ていると、サンマリノの風は強くない。恐らく平地で計測している数値ではなかろうか。

週末で行けるヨーロッパ(西南欧)の小国は、まだ、アンドラ・モナコを残しているのですが、前者はバルセロナでの良い宿を見つけたら、モナコはニースでの良い宿を見つけたら、行きたいと思います。両者とも、アンドラ自体・モナコ自体はあまり食指が動いていないのが実態。無理して訪問国を増やすためだけに行くことはせず、機が熟すのを待とうと思います。
9時30分に衛兵交代式があるのかな？と期待したのですが、政庁舎のスタッフに聞いても、「パレードあるわよ、時間は・・・うーん」。諦めて宿に戻り、部屋の荷物をピックアップして、帰ります。正直、あと数時間いられると、慌ただしさも無いのですが、まあ、仕方ないですね。「それでは、出発します。ありがとう！」

聖フランチェスコ門の警備員。制服とサングラスがカッコいい！冬は、もっさりとした暗い色の防寒着になってしまうみたいだから、これは、夏がおススメですね～。
9時45分に宿を出て、10時前くらいにはバスターミナル到着。既にバスは待っていました。

今回、結局、政庁舎も教会(サンマリノ教会は閉まっていた)も中に入らなかった体たらくなのに、10時間では足りなく感じました。やっぱり2泊にしても良かったのではとも感じる。
昨日は冬時間だった時刻表が、きちんと夏時間のそれに変わっています。というか、数日前から、少なくとも昨日には、夏冬両方貼っておこうよ・・・。しかも、普通、6月初旬まで冬時間、かつ、土日の間に切り替える、と考える人は少ないのではなかろうか。そして、例えば、私の予定していた朝10時前後は、冬時間10時30分出発に対し、夏時間は10時15分で早まるのです。10時30分だと思ってやってきた人の心のダメージを思うと、涙を禁じ得ない。
行きは一番前の席を取れなくて、国境の写真を撮影出来ず。帰りは、べスポジを確保して気を付けていたにも関わらず、一瞬気を抜いたら、既に国境は越えていました。アホです・・・。これは、リミニのアウグストゥスの凱旋門。紀元前のものがこんなに何気なくあるとは。
リミニには、ほぼ定刻着。昨日の乗車場所まで乗らず、駅前で降ります。ネットやガイドブックでは、リミニ駅周辺は治安が悪いと再三書いてあり、気になっていました。特に、当初は冬に計画していて、バスの待ち時間が長くなる予定だったため。ですが、実際訪れてみると、そんなイヤな感じは殆どしませんでした。他のイタリアの街を多く知っているわけではないですが(これまでフィレンツェしか行っておらず、駅にも近づいていない)、統計の数字上の順位の話で、他の街と大幅に違うわけではないのでは・・・？この季節、観光客的な人が多いので安心感があるとかなのかな。カフェもあるし、バスの待ち時間をそこまで気にする必要は無い気がしました。駅構内は結構混雑しているので、スリとかは心配かも。
鉄道駅から、バーガーキングとサンマリノ行きのバスの切符が買えるタバッキを見たところ。

2-30分程度であれば、どちらにしても、切符を買ったり、バスが来るのを少し前から待ち始めたり(今回であれば10－15分前から並んでいると良い席が取れる感じ)、であっという間です。バス停の周りには、自分と同じような観光客が多いので、待つときの不安もありませんでした。※6月の昼間の話です。
ボローニャ空港行きのバスに無事乗りました。実はサンマリノからのバスが冬時間のままだったら、10時30分にリミニ着。空港行きも10時30分発だからアウト。同じ停留所で、乗車に多少もたくさするのがデフォルトとはいえ、チョイスは出来ないです。ちなみに、バスが遅れた場合に備えて、鉄道のチェックもしたのですが、急行は、直前には全て売り切れで、現実的な選択肢にはなりませんでした。これ、立ち乗りとか許容してくれないのかな。

・・・あれ、なんか、ゆっくり走ってる・・・？？
なんと、激しい渋滞です・・・！当初は14時55分発のフライトに対し、13時着。時間余っちゃうだろうから、空港で何食べようかな、と呑気に考えていたのですが、どうにも本気の渋滞です。まあ、ここでジタバタしても仕方が無い。最初はまず読書に勤しみます。しばらくして、本気でマズそうとなったところで、代替フライトと今日のホテルの検討を始める。でも、最後の最後で乗れるかもしれないし、と、予約はせず。周囲のイタリア人も、諦めモード。途中、お手洗いがガマン出来ない人の要望に応えて、トイレ休憩が設けられ、10分追加。犬もおトイレガマン出来なくて、途中、残念なことになったりしていました。トホホ・・・。あとから思うに、6月2日が共和国建国記念日だったので、連休最終日的な扱いだったのかもしれません。イタリアは、ウィットマンデーは祝日扱いではないようですが(この辺、本当に分かりにくい！)。

写真は、ちょっと見づらいですが、Google Mapさんの渋滞解説。こういうのが分かると、心の安定に繋がります(なんの解決にもならないけど)。
結局、15時15分着。実に、2時間15分遅れ。ダメモトでダッシュします。ゲートはそれほど混んでいません。しかして、チケットを通そうとすると、アウト。うーむ、やっぱり無理か・・・。あれ、遅延してる・・・。まだ大丈夫なんじゃないの～？！と交渉するも、やっぱりダメ。「機械がもう遅いと言っているからダメったらダメ」。トホホ～。これまで、なんだかんだ言って、フライトを逃したことはありません。スリランカでも、フランクフルトでも、なんとかなってきました。でも、今日は、もう、選択肢は無さそうです。
今一度見上げると、私のフライトはさらなる遅延。それなのに、やっぱりゲートを通してもらえないのはクヤシイ。まあ、全員乗せた状態で待機しているのだろうから、そりゃそうかもね。沖止めではなく、ボーディングブリッジを使っているのであれば違ったのかも。昔であれば、チケットの時間を一律機械でチェックしていなかっただろうから、通してくれたのではないかなあ。

仕方ないので、明日のフライトを買い直しです。今日、この後の時間は、イマイチなフライトしか無いし、それなら、ボローニャで1泊した方が良いです。携帯で購入を進めるも、クレジットカード決済用のカードリーダーを持ってこなかったので、コンプリート出来ない。ぬぬぬ・・・。チケット売り場で買います。手数料、45ユーロ取られました。臨時出費・計393.02ユーロ。調べている時点で薄々気が付いていましたが、もうビジネスクラスしかありません。とにもかくにも、明日のチケット、確保！ありがとう！

結局、私の予定していたフライトは、2時間9分遅れだったようです・・・。なんだかなあ。
本日の宿も10分で決めて(こういう時はアドレナリンが出て、決断力が高まります)、16時15分。空港にはちょうど1時間いたということか。モノレールで、ボローニャ市内に向かいます。これ、コロナの間に出来たので、日本語の情報にはなかなか出てこないので注意。最初、市内と空港の間の直通バスが無くなったという情報だけ出て来て、それも、ボローニャ経由にしなかった理由なのですよね。しかして、このモノレール、キレイで立派なのは良いけれど、切符の自動販売機の表示が分かりにくい(途中からイタリア語オンリーになって苦悩する(他の国の)欧州人・・・)、ゲートの切符をかざす部分も設計がイマイチで分かりにくい、とヒューマンインターフェースが大変残念なもので、誘導係のお姉さんが忙しそうでした。乗車時間8分、9.2ユーロも高い。
それでもあっという間に中央駅に着いて、そこから宿まで歩いて行きます。SMSで、宿のIsabellaに「これから30分か1時間くらいで着く」「さっき、18時から19時頃って言っていたわよね。そんな急に行けないわ」「さっきはとりあえず部屋を押さえたかったから・・・」「セルフチェックインのやり方を教えるわ。19時くらいであれば、宿に向かうことも出来るからね」これをモノレールに乗っている間の10分前後で済ませられる。携帯電話、バンザイ。

それにしても、暑い！ボローニャ、回廊があって、その中を歩いている分には涼しく感じられるのが助かります。17時前に宿に到着。
「Biblio Rooms Guesthouse」の「Stanza di Alice」です。明日の早朝には出発してしまうけれど、ここで宿が残念だとかなり滅入るので、少し奮発しました。135ユーロ。キレイな部屋でウレシイ。ホッと一息ついて、お水を飲みながら、明朝のタクシーを調整。さらに、「急遽ボローニャに来ることになったので、何も調べていない。オススメのレストランを教えて～」「日曜に開いているレストランのおススメリストを送ります」Isabellaとは結局顔を合わせることは無かったのですが、色々な手配、とてもスピーディで素晴らしかったです。ただ、これは偶々ラッキーなだけで、やっぱり、このような時には、スタッフ常駐型のホテルの方が無難ですね。今回、ボローニャを絡めた旅程にしなかったのは、ただでさえ移動が多い中、さらに複雑にはしたくなかったのと、これだという宿が見つからなかったから。そんな中で、ここに来れたのは良かったと感じます。

ボローニャの町と空港の近さを考えると、早朝便でも、空港ホテルにする必然性は低いのではないかな。
嬉しかったのが、山盛りのお茶セットとオヤツ。朝食を出さないから、こんなに充実させているのかな？結局、お昼を食べていないし、明日の朝も、ゆっくり食事は取れないはずなので、助かります。

ちょっとのんびりしながら、地球の歩き方のボローニャのページを読む。17時45分には今晩のレストランの手配も確定して、せっかく来ちゃったんだから、ちょっと街も見ましょうか(貧乏性)。あれ、サン・ペトロニオ聖堂は18時まで行ける？！
ボローニャは、駅からしばらくは、中世の雰囲気を色濃く残す町並み自体はパッと見は素敵なれど、とにかく落書きが多い。若干、荒れた雰囲気も感じなくはありません。夜とかに来ると、ちょっと引くかも。一方、マッジョーレ広場周辺に近づいてくると、グッと素敵な雰囲気です。

サン・ペトロ二オ聖堂に17時55分頃辿り着くも、テラスにはもう入れませんでした。ホームページを見るとやっぱり18時までに入れば、18時30分まで見られる感じなんだけどな・・・ああっ、これ、土曜と祝日だけなの？なんだ、この謎設定？！

中の写真を撮るのは有償で、その権利を買うのにも遅かったので、写真は外観だけです(表紙)。
斜塔。こちらは、階段が相当怖そうなので、次に来ることがあっても、登ることは無さそうです。

今日の反省。何がダメって、いつもフライトの前には1時間以内で行ける町まで移動しているのに、3時間離れた場所から向かおうとした、というのが敗因です。空港直行のバス、と聞くと、なんとなく普通の交通機関よりパンクチュアルなのではと感じてしまうけれど、まあ、関係無いよね。
ネプチューンの噴水。それにしても、大勢の人が楽しそうに過ごしている町だなあ！

不幸中の幸いなのは、明日は休みなこと。元々、旅行に行くなら、2日なら2日、3日なら3日の休暇を使いきりたい。しかし、今回は前後の週の都合などもあって直前に行くことを決めて、月曜のフライトがかなり高いために、1泊2日にしていました。明日、同じフライトを逃していたら、さらに翌日には人と会う予定もあったので、積んでいたところです。
八百屋さん。メルカート・ディ・メッゾ辺りには食料品店が多い、というのを読んでやってきたのですが、Eatalyはフィレンツェ程には心惹かれず、Tamburiniはこの時間はもう閉店。しかして、お肉屋さんやチーズ屋さんは大量にありました。レストランを兼ねているというか、レストランの店先で、小売りもしている感じなので、日曜のこの時間もやっているのかと思われます。せっかくなので、パルミジャーノ・レッジャーノを買いました。

この辺りのレストランは、沢山の人で賑わっていて、スゴイ熱気！
Isabellaに予約してもらったTrattoria Buca Manzoni。暑いけど、テラスの方が素敵かな～と考えていたのですが、外は満席とのこと。入った時には空いていた室内も、帰る頃にはかなり埋まっていました。写真、右上部分は別のお店と思われます。

それにしても、バスが渋滞に嵌ったとき、文句を言ったり、騒ぎ出す人は殆どいませんでした。渋滞なのは見りゃ分かるし、運転手さんのせいじゃないし(バス会社が渋滞を把握していたのではないかという疑念はある)、規約に、バス会社は渋滞に関する責任は無いことが明記してある(ネットで切符を買うと、こういうのがきちんとついてきてすぐに読めるのは、会社・顧客の双方にとって良いことだ)。それでも、あの落ち着きっぷり。「どれくらいで着くのか？」と聞きに来たのは2－3人しかいなかった。皆、渋滞は日常茶飯事だと認識しているのではと疑っています。どれくらいの人がフライトを逃したのかなあ。意外と皆、かなりバッファを取っていて、問題無かったのかも。そして、運転手さんの動じなさも見事でした。
まずは、この地方のスパークリング、pignolettoでお疲れ様！

色々あったけれど、こうして、宿が確保出来て、明日のフライトで帰れて、ボローニャの街をほんの少し楽しんで、ボローニャご飯を食べられる。良かったかも？！(やけくそ) 最初から分かっていたら、もうちょっとサンマリノでゆっくり出来たかも(爆)。
Tagliatelle alla bolognese con raguにほうれん草のバター炒め・パルメザンかけ。そして、ランブルスコも頼みました。グラスは無かったので、ハーフボトルで。ボローニャはてっきりランブルスコ推しなのかと思っていたら、そうでも無く、スティルワインやピニョレットと同列でした。

美味しい・・・ですが、期待値が高すぎたのか、えーっと、こんなもの？という感じがしなくもありません。うむ・・・。次にボローニャに来る機会をあまり思いつけませんが、他の店でも試してみたいなあ。31.2ユーロ。安いのは、とにかくステキ。

シャワーを浴びて、寝ました。
夜、Tripadvisor他のコメント通り、階下の話声が若干気になりました。この宿の最大唯一の弱点と思われます。翌朝4時に起きて、20分で支度をして、ネスプレッソを飲んで、鍵を置いて、出発します。真っ暗な中、携帯電話の灯りを使って、エレベータのボタンを押して、降ります。この時間に、一人で外でタクシーを待つのはちょっとイヤですね。この点でも、ホテルの方が望ましいのは望ましい・・・。4時38分、時間通りにタクシーがやってきて、10分強で空港着。22.65ユーロ。早朝料金が付いているかは不明。でも、これなら、2人以上なら、モノレールよりもタクシーの方が良いのでは？昨日のモノレールは結構混んでいたけれど、ちゃんと採算取れるストーリーになっているのかなあ。

こんなに早い便にしなくてもよいのかもしれませんが、ボローニャからのチョイスは限られており、実質、朝か夕方しかないのです。
事前にチェックインまでは出来たのだけれど、システムの調子が悪く、eチケットの入手が出来ませんでした。仕方ないので、チェックインカウンターに並びます。ビジネスクラスの列なのに、前の人が荷物の関係で時間がかかっていて、10分以上待たされました。エコノミーの列はかなり長くて、これまた、進みが遅い。皆、間に合うのだろうか。そして、前の写真もですが、ゲート前の列が長い！何ぞ、これ～。早朝便が多いということなのかな。仕方なく並び続けたところで、ええっ、やっぱり優先レーンあるんじゃん!まあ、そりゃあるか。もっと、分かりやすい表示にしてよ～！がっくり。
かなりグッタリしましたが、セキュリティも抜けて、搭乗口に到着。既に、搭乗15分前です。昨日の夕食がボリューミーでお腹が空いていないから、いいけど、お腹空いていたら、ラウンジに行けなくて、怒るところです。後から確認したら、優先レーンの位置を詳述しているブログはきちんとありました。やっぱり、色々調べ切れてなくて、駄目駄目です。

この時間でも既にcanceledとdelayedがこんなについてるの、どーよ。
恐らくボローニャ空港は、LCCに限らず、皆、沖止め。6時頃、定刻通りに搭乗開始するも、バスに乗り込むまで結構待ちました。さらに、最終的に、全員乗り込むまで30分を要しました。なんでなの～？

ボローニャ空港、明確にはうたっていませんが、かなりLCC色の強い空港です。フィレンツェやミラノに近すぎてフルサービスキャリアがあまり飛ばしていない、でも、人気の観光地、ということなのかな。キャパのあまり大きくない空港に、大量のLCC、動線はグダグダ、かなりカオス感があります。
定刻から49分遅れで出発。まずはローマまで飛びます。ボローニャーローマ間は、時刻表上は1時間ですが、実際のフライトは40分弱。それでも、ここまで遅れると若干アヤシイ。「私の次のフライト、8時30分のブリュッセル行きなんですけど」「大丈夫！同じクルーでブリュッセルに行くから！」「へ？」

窓があまりキレイではないのでモヤっていますが、畑の緑が眩しい。
かなり短いフライトなのに、オレンジジュースが出てきます。水(ペットボトル)も置いてありました。今日のフライトはITA。つまり、アリタリアを引き継いだエアラインです。経営大変なのだろうから、こういうのはやらなくてもいいのではないかなあ。あ、ビジネスだからか。

席の関係もあり、超絶フレンドリーなスタッフとちょいちょい目が合う。
ローマ近くになってくると、かなり乾燥した大地であるのが感じられます。

ところで、今回は1泊2日なので、大き目ナップザック1個です。結果的に2泊3日になって、靴下が2日連続同じ、等はありつつも、汗をかくことを想定して少し多めに服を持ってきていたのと、昨晩洗濯したので(すぐ乾く)、あまり問題はありませんでした。ということは、夏は2泊3日まで、これでいけるのかな～？お土産をあまり買わない前提だけれども。
7時57分着陸。ランディングして、所定の位置につけて、タラップを用意するところで何故か、若干もたくさ。何が問題だったのかな。「私のフライト、本当に、大丈夫ですか」「クルーも一緒なんだから、絶対大丈夫！」コックピットから「皆一緒ってわけじゃないよ～」ホント、大丈夫かな・・・？
それでも、1番にバスに乗り込み、次のゲートに向かいます。同じ場所に戻ってくることになるだろうに、アホっぽいですが、仕方が無い。8時10分に機体から出て、バスに乗り、大きな空港の中を急ぎ足で移動します。ブリュッセル行きのゲート番号を発見した、この写真を撮ったのが8時20分。
よし、着いた、と思ったら、「遅いわよ！」と怒られる。チケットをひったくられ、係の人がスキャンしてくれる。同時に、私の名前がアナウンスされました。この写真を撮っていたら、さらに「何やってるの！」と怒られる。8時25分。全然大丈夫だって言ったの、お宅の同僚だよ～(笑)！あの言葉を真に受けて、どうせ遅れるのだろうから、とお店を見たりしないで良かった(爆)！私が最後というわけではなく、後から、まだ数人。
バスに乗り込み、着席した10分後にドアクローズ。ちなみに、ITA、機体はまだAlitaliaの表示のままで、operated by ITA airwaysというシールが小さく貼ってあります。結局、クルーは、完全に同じ、ではありませんでした。ビジネスとエコノミーの分担を変えたとかかもしれませんが。

それにしても、座席1Aの私がボローニャ発を降りたのが8時10分、8時32分にブリュッセル発に乗り込んだ時には、ほぼ最後、ということは8時15分くらいに全員下ろして、8時20分から10分間で全員詰めたとか？本当に同じ機体なのかなあ。機体は違うけど、クルーが同じって意味？？分からん。
飛び立つと、すぐに、海！

ここまで来れば一安心です。代替フライトを決めるにあたって、現実的な選択肢としては、１．直行便(ライアン)、２．エアフラ(シャルルドゴールからは鉄道)、3. ITA(ローマ経由)がありました。1は夕方遅め、昨日も遅延してたし、ここでLCCはリスクが高すぎると判断。2はパリまで確実に行けて、その後鉄道というのはカタイ選択肢ですが、ちょっと疲れそうではあります。3は、乗換時間が短めなのがコワイと思いつつ、その後も、Brussels Airlinesも含め、ローマ-ブリュッセル便があるから救済されるだろう、と決定。
お昼(?)ご飯。このテキトウなサンドイッチ！美食の国の名が泣きます。

このフライトのチョイスは正しかったように思います。フルサービスキャリアで通し発券している場合には、乗継できるかフォローしてくれることを改めて実感。いや、当たり前なんだけど。そして、超テキトウだったけれど・・・。あと5分くらい遅かったら、迎えに来てくれてたヤツかな？あれって、経験したことが無いのですが、どういう仕組みで待ち構えているのでしょうね？

今日のライアンは(も)1時間40分遅延だったらしい・・・。こんなに遅れるようであれば、却ってオペレーションが大変なのではないかと思うのですが、どうなのでしょうね。最初から、もっと間を開けたスケジュールにすればいいのに。
雲が多めの海を越えると、アルプスが迫ってきました。おお、これはスゴイコースだ！山の尖り具合から、もしかして、マッターホルン？と思ったのですが、あとから確認すると、きっとモンブランとかの辺りですね？

それにしても、今回の交通機関は、どれもひどかった。ライアンは結局、行き52分、帰り2時間9分の遅延。いや、帰りは乗れていないのだけれど(泣)。空港-リミニ間のバスは、行きが20分、帰りは2時間15分(！！)遅延。リミニ-サンマリノ間は運行自体は問題無く、実際にはトラブルは回避し、むしろ正しい時刻で助かったけれど、時刻表の提示の仕方が危険。ボローニャのモノレールは切符周りのオペレーションが残念。ITAは、ボローニャ-ローマ間が27分の遅延。ローマ発は29分遅れの出発です。飛行機で30分の遅延は、まあまああるかもしれないですが、早朝フライトで、1時間乗換を設定しているときにはやらないでほしいよね～。問題が無かったのは、ボローニャのタクシーだけでした。どういうこっちゃねん。スイス人に説教してもらいたいです。
レマン湖が美しく眺められます。

もう、ライアンは、よっぽどのことが無い限り使いたくないな～。ライアン自体、もしくはLCC自体が良くないとは全く思いません。AirAsiaはかなり使ったし。ですが、遅延がかなり前提となっている詰めたフライトスケジュールは、サラリーマンが週末を利用して行く旅には向いていません。連休とかだとフルサービスキャリアと値段が変わらないこととか、空港が若干くたびれているとか、シャルルロアはザベンタムより行きづらく費用もかかるとか、客層が若干微妙とか、も気になります。時間の融通が利くトラベラーだと印象が全く変わると思いますが。今回は、フルサービスキャリアの直行はおろか乗継便も良いのが無い中、直行があったので選んでしまいましたが。ボローニャは、フルサービスキャリアの就航がそもそも少ないので、乗継便もあまりチョイスが無いのですよね。ボローニャ自体に行くのなら、ミラノかフィレンツェからインした方がよっぽど楽かもしれません。今回は、さらにサンマリノに行こうとしたことに、無理がありました。

そして、そもそも今回の日程も、最初の予約がキャンセルになったのが響いているのよ。
ヌシャテル湖も見えます。

そして、フライトの前は1時間以内の街にいる、は、もう一度心に刻みましょう。週末旅で、ここまで無理するのは、小国をつぶしたい気持ちがあったからで、今後は大丈夫じゃないかな～と思いますが。そもそも、フライトの前後に、こんな綱渡りなバス旅は普通、計画しません。でも、一応、うまく繋がっちゃって、遅れたら遅れたなりに、次の便があるから、えいや、とやっちゃったのよね～。

結局、今回の追加出費は約560ユーロ。ライアンエア利用時の余計なオプションほかが90ユーロ、前泊が不要だったと考えると60ユーロ。丁度10万円、なかなかの勉強代ですが、まあ、仕事に穴を開けることなく、無事に帰ってこられて、良かったとしましょう。

この後、10時44分、定刻1分前にはランディング。実際には、2時間15分はかからないということですね。空港でバスをちょっと待ったけれど、12時30分には帰宅して、とりあえずお昼寝しました。