孫と日本一星空の綺麗な阿智村のキャンプ場へ

2023/07/22 - 2023/07/23

2017年に妻の母を連れて日本一星空の綺麗な阿智村に星を見に行こうと、ホテルの予約をして、さあ明日の朝出発というときに、中央道ががけ崩れで通行止めとなり、急遽行先を紀伊半島一周に切り替えた。そしてその二年後2019年にも義母を連れて飯田に宿泊したが、あいにくの雨だったので、阿智村に行くのはやめた。だから、今回は三度目のチャレンジということになる。ただし、義母は脳梗塞で旅行できる身ではなくなってしまった。今回は孫を含む息子家族とバンガローを二軒借りてキャンプ場に行くことにした。週刊予報では晴れのち雨で、まただめなのか？と危惧されたが、出発前日に甲信越地方の梅雨明け宣言が出て、「梅雨明け十日」と言われる、夏で最も天候が安定した時期と言える。全天快晴とはならなかったが、一部星空を楽しむことができた。

エリア 阿智・平谷(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

2023年7月22日(土)9時、自宅を出発。名阪国道経由で飯田山本ICを目指した。同行する息子家族は大阪市内に住んでいるので、第2京阪から新名神経由で中央道を目指した。息子が先行していたが、瑞浪市あたりで追いついて、そこからは一緒に走った。1時少し前に最初の目的地の「蕎麦処おにひら昼神店」に到着。車は店から100mほど南東方向の朝市の駐車場に停められた。

そば処おにひら ひるかみ店 グルメ・レストラン

三人前のざるそばが入った「おにひら」と「十割蕎麦」、「海老天盛」二つを我が家の三人用に注文した。4980円だった。蕎麦は細い麺で腰があって美味しかったが、十割蕎麦はさらに少し固めなだけで、特に薫り高いとは感じなかった。

そば処おにひら ひるかみ店 グルメ・レストラン

蕎麦処おにひら昼神店の横の交差点にあった郵便ポスト。日本一の星空の阿智村にふさわしい青色に雲や星の模様がついていてかわいい。

やはり長野県に来たなら、おやきを食べようと、おやきの専門店「おやき工房えんまん」まで歩いてやってきた。おにひらから徒歩3分程度だった。おやつに食べようと思っていたが、晩御飯用のお米を忘れて来たことに気づき、おやきを晩御飯で食べることにした。店主もバーベキューで一緒に焼いたら美味しいよと言っていた。キャンプ場はどこ？と聞かれたので、銀河もみじキャンプ場と答えたら、店主は「一番いい所だ」との答え。営業トークだろそれ、と思いながらも、でも天気悪いしねえ、というと、いやあのキャンプ場なら必ず星が見えるよと言ってくれた。

おやき工房えんまん グルメ・レストラン

おやきは1個250円(だったと思う)、炭で焼いて食べたら、1個の量もたっぷりあり、定番の野沢菜、きんぴら、キムチが美味しかった。

おやき工房えんまん グルメ・レストラン

近くのスーパー「キラヤピア店」で足りない食材や、冷たいビールとお茶、ジュース、忘れてきた鍋、花火などを購入した。

銀河もみじキャンプ場へは、国道153号線の横に駐車場のような広場があり、その一角から細い道を上っていく。入り口から600mで管理棟に到着する。管理棟入口にQRコードが提示してあって、それを読み込んでスマホでチェックインするが、スマホのない人はどうするのだろう？　キャンプ場の予約は7月夏休み最初の時期でありながら1か月前で余裕で取れた。子供が小さい頃は、我が家は毎年キャンプに行っていたが、30年数年前にキャンプブームが来て、夏の予約を正月に取らないといけないような事態になってから行くのをやめてしまった。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

15時キャンプ場到着。銀河もみじキャンプ場では、もみじゾーンのバンガローを二軒予約しておいた。No.19「こと座」とNo.23「うしかい座」のバンガローが割り当てられた。番号は跳んでいるが二つは隣り合っていて、左がNo.19、右がNo.23。
気温は25度程度で日向を避ければ涼しかった。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

No.19「こと座」バンガローに私と妻と長男が入った。中は入り口に靴脱ぎ用のマットと木でできた靴箱と天井に裸電球の照明があるだけ。リノリウム床で入り口の反対側に窓があるが、開けると虫が入るので閉めておいた。ドアの外に門灯もある。夜出入りするときは室内の電灯を消してから出入りしないとすぐに蛾が入ってしまう。もし入っても門灯を付けて部屋を暗くしてドアを開ければすぐに出ていく。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

No.23「うしかい座」バンガローには、息子夫婦と孫が入った。三人用と言っていたが、5人くらいは寝られそうな広さはある。このバンガローは窓が入って左側についていた。車は1台だけサイト周辺に乗り入れ可能となっているが、隣のNo.18には車が4台停められていた。サイトまで乗り入れられるので荷物運びなどもとても楽だ。また、屋内にはコンセントも複数あって、スマホの充電くらいなら使ってもよいというので便利だ。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

銀河もみじキャンプ場のサイトマップ。この地図の上の方と下の方の二ヶ所に川遊びできる所がある。上の方は幼児用となっていて、下の方は本格的な川が流れているという。この夏休みに入ってすぐに3人の小学生が川で溺れて死亡したばかりだ。まずは、近い下の方の川を見に行って、小学1年生の孫に危なそうなら、上の幼児用に行こうということになった。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

もみじゾーンのトイレは、男女用とユニバーサルトイレがある。写真はユニバーサルトイレで、広くてきれいだし、ウォシュレットも完備している。男子用トイレの大用は、和式と洋式が一つずつあったが、洋式はウォシュレットではなかった。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

もみじゾーンの炊事場。水が冷たい。スポンジは沢山あるが、洗剤はない。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

地図の下にあった川遊び場。本格的な川とのことだったが、水深はせいぜい20㎝程度と浅く、溺れる心配はない。水の中に入ってしばらくすると、足の感覚がなくなるほど水が冷たい。川に降りるにはかなりの急坂を降らなければならず、足の悪い妻などには行くのがむつかしいが、小学1年生の孫娘でも手を引いてやれば上り下りできる程度だ。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

夜暗くなってからは焚き火をしたり、花火をしたり、風呂に行ったり、星を見たりと忙しいので、明るいうちからバーべキューを初めた。やはり炭で焼いて野外で食べる肉は美味しい。孫娘も含めて牛肉を一人平均250gとスペアリブを一切れずつ買ってあったのだが、綺麗に食べつくした。まだ明るいうちに食べ終わって片づけをすることができた。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

キャンプ場で薪を1本100円、１束500円で売っているので、１束を買ってきた。焚き火台を新しく買ったが、よく考えればバーベキュー用のコンロを使えばよいので、荷物を減らすために焚き火台は持ってこなかった。１束で、３時間以上焚き火をすることができた。息子夫婦は８時過ぎから近くの温泉に行ったが、妻は大浴場がきらいなので、メンズビオレのボディシートで体を拭いて、無水シャンプーで髪を洗った。息子たちは最初「ひまわりの湯」に行ったそうだが、営業時間が終わって入れなかったそうで、そこから昼神温泉に回って風呂に入ってきた。このため、帰ってきたのが午後9時前でせっかく購入した花火で遊ぶことができなかった。花火は午後9時までとなっていた。
午後10時以降は明かりが規制されて星観測タイムとなる。この日はあいにく雲が多かったが、それでも北斗七星や、白鳥座デネブ、こと座ベガ、わし座アルタイル、うしかい座などは良く見えた。天の川がもう少ししっかり見えればよかったのだが、薄雲がかかっていた。
夜中、外の気温は19度まで下がって寒いくらいだったが、バンガローの中は少し暑く感じる程度で、手持ちの充電式扇風機が役に立った。朝方はシュラフに足を入れたが、それまではお腹に掛けておく程度で良かった。

銀河もみじキャンプ場 キャンプ場

2023年7月23日(日)、朝食はイワタニカセットフー(ガスボンベのコンロ)とフライパンを二つずつ持ってきたので、ベーコンエッグを作って、フランスパンを食べた。キャンプ場のチェックアウトは午前10時となっていて、荷造りをして丁度10時に出発できた。車で10分で、道の駅信州平谷に着いた。昨夜息子夫婦が入れなかった「ひまわりの湯」もここにある。御土産を購入して、10時50分道の駅を出発。

道の駅 信州平谷 道の駅

道の駅信州平谷から約10分で信玄塚に到着。戦国時代1572年に武田信玄が三河に攻め入ったものの、病を得て、数か月療養したが回復せず、侵攻を諦めて撤退する途中で亡くなってしまうのだが、その終焉の候補地の一つとされている所らしい。死亡したことも隠匿していたのだから、どこで亡くなったかも定かではないのだ。信玄塚はここ以外にも愛知県新城市にもあるらしい。もし、信玄が元気で三河に攻め入っていたなら、徳川時代がなかったかもしれず、日本の歴史は大きく変わっていただろう。

信玄塚 名所・史跡

12時5分、うなぎの川安に到着。駐車場は丁度2台空いていた。ラッキー！と思い、道路を渡って店舗に行くと大勢の人が並んで待っている。うわ、すごいなと思って人垣の奥を見ると「本日分は売り切れました」の看板が。待っている人からも、「今日はエントリー済みの人の分しかないよ、今からは無理だよ」と言われた。折角奮発して鰻を食べようと思っていったのに、残念だった。

川安 グルメ・レストラン

豊田市界隈で人気のレストランを調べておいたが、ミートスパゲッティ専門の「みーとまん153」ともう一軒中華料理屋が候補にあった。息子夫婦に聞くとスパゲッティが良いというので、午後1時少し前に店舗に到着した。駐車場が10台分あるというがどこにあるのかわからず、店の前を二度ほど通ってみた。ミートスパ専門店ということでもっとお洒落な店を想像していたが、想像より小さくてきれいでもなかった。

みーとまん153 グルメ・レストラン

「みーとまん153　駐車場」でネット検索して、店舗の裏に駐車場があることが分かった。店舗の少し手前から左の写真の斜めに入っていく道を行くと奥に思ったよりも広い駐車場があった。

みーとまん153 グルメ・レストラン

「みーとまん153」の駐車場に2台分空きがあったので、車を停めて店舗に行くと、満員で待っている人も数組いるという。携帯電話番号を登録して、暑いので車の中でエアコンを入れて待っていると20分程で準備できたと電話が来た。メニューを見ると日本一のミートスパゲッティと書いてあったが、言い過ぎだろう。せいぜい豊田一くらいだと思う。値段の割にはサラダはしっかりとした内容だった。ミートスパはミートソースの量が足りない店が多いが、それが最後に残るだけの量があって、それにバターライスのおにぎりを入れてリゾット風にして食べるアイデアは面白い。ミートソースの量の多さは評価できるが、ライスが冷めているので、面白いだけで、美味しいリゾットにはならない。14時過ぎにこの店を出て、途中妻の実家に立ち寄って土産を渡し、18時に帰宅した。

みーとまん153 グルメ・レストラン