2023/07/07 - 2023/07/17
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ouwel555さん
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2023年7月、FIA WEC第5戦 Monza6時間耐久レースを見に行きました。
行く前にどう調べてもわからなかったMonzaサーキットの入り口。
現場に行って謎が解けたので、ミラノ中心部からサーキットのグランドスタンドまでの道程を説明いたします。
さすがにF1の時はお客さんも多いし案内も充実してるでしょうから、こんな苦労wはしなくて済むと思いますけど。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
手頃な路線図が無かったので自分で書いてしまいましたよ路線図。
必要な所だけ寄り抜いたらメッチャ簡単になりました(笑)
公共交通機関でモンツァサーキットに行くには、まずミラノ近郊鉄道でMonza駅に行きます。
そのあと、Monza駅から路線バスに乗るか、サーキット最寄りのBiassono-lesmo Parco駅まで電車を乗り継ぐかの二択となります。
Monza駅までであれば、ミラノ中央駅やポルタ・ガリバルディ駅から電車がたくさん出ているので、簡単に行けます。
Biassono-lesmo Parco駅に行くのは「S7」という路線で、ポルタ・ガリバルディ駅から出ています。S7線はだいたい1時間に1本なので、利用する時は運行時間を事前にチェックしてください。
【注意】S8線という紛らわしい路線があります。
S7とS8はどちらもPorta Garibaldi発 Monza経由のLecco行きですが、S8はBiassono-lesmo Parcoを通りません。注意してください。 -
ミラノ公共交通のチケットについてです。
私はミラノの中心部(Mi1ゾーン内)に宿を取り、そこから3日間サーキットに通うパターンだったので、
【5 ZONE: Mi1 - Mi5(3日間券)18ユーロ】
を買いました。
公共交通機関でサーキットに行く場合、乗り換えが多いので、この切符は便利でした。
この3日券は「使い始めから72時間有効」ではなく、「使い始めた日を1日目として、3日目の24時まで有効」でした。
ミラノ公共交通ゾーンマップ: https://nuovosistematariffario.atm.it/static/tariffe/stibm/zoom.png -
「MonzaはMi4ゾーンなのに、切符は5zone?」という疑問があるかと思います。
Monza駅とサーキットの敷地はMi4ゾーンですが、サーキットに行くために乗り降りするバス停や最寄り駅はMi5ゾーンにあります。
図の矢印の所がBiassono-lesmo Parco駅です。超ギリギリMi5ゾーンです。 -
モンツァサーキットに関する基礎知識をひとつ。
モンツァサーキット(Autodromo Nazionale Monza)は、モンツァ公園(Parco di Monza)という広大な森林公園につつまれています。幹線道路には面していません。なので鈴鹿サーキットやFSWのような御立派なエントランスはありません。少なくとも私は見てないです。ええ。
まずは森林公園に入り、緑豊かな遊歩道をテクテク歩いて公園を突っ切って、サーキットの敷地に入る、というイメージです。
図の矢印は公園の入口です。ここから入ってサーキットを目指します。 -
ここからは、Monza駅から路線バスで行く方法についてです。
Monza駅の西口…という名前かどうかは知りませんが、1番線ホーム側の出口で、駅前に公園がある方から出ます。反対側にも出口がありますが、そっちに行ったらダメです。
西口の横にはスーパーがあります。飲み物や弁当はここで買うとよいです。店員さんは言葉が不如意な外国人にもやさしいです(2023年7月現在)
よそ様のF1観戦記で「サーキットの入口のセキュリティチェックでペットボトルの蓋を没収された」という情報を見かけましたが、2023年のWECでは荷物チェックは無くて、ペットボトル持ち込み可でした。 -
駅前の公園を突っ切ってCorso Milanoという通りに出て、図の○印のバス停から、221番線もしくは204番線のバスに乗ります。
サーキットに行きそうな服装の人の後をつけて行けばいいさ、簡単簡単♪とタカをくくっていたら、そんな雰囲気の人は全くいなくて、かなり焦りました。 -
バスを降りるのはVedanoという地区です。左の地図の赤枠のあたりです。
一番スタンダードと思われるルートが、右の地図の道です。
221番線で、丸印の Vedano al Lambro というバス停で降りて、ちょっと戻って IV Novemble通りに入り、Enzo Ferrari通りに進みます。
いい名前ですね「 Enzo Ferrari通り」。一家に一本欲しいですね。 -
この不思議な門?が見えてきたらOKです。
ここをくぐるとモンツァ公園の入口①です。 -
204番線のバス停は、221番線のそれより少し手前にあります。
バスを降りた後、バスの進行方向に進んで、さきほど紹介したルートで行くのでもOKですが、せっかくなので私が初日におっかなびっくり通ったルートを紹介します。
バスを降りたら Private XXIV Maggio通りに入ります。駐車場みたいな私道ですが、不審な外国人観光客()が通っても怒られなかったので、多分通行可なのでしょう。多分。
右折して XXIV Maggio通りを進み、長い塀に行きついたら左折して、塀に沿って進みます。 -
塀が切れて道がカーブにさしかかった頃、このような標識があります。
よーーーく見ると、「サーキットはあっち→」の文字が!看板が小さすぎて見落としそうです。
そうですここが先程示した②の公園入口です。 -
ぐるりと道を進みます。
どう見てもサーキットとは無関係そうな公園の歩道みたいだし(※1)、誰も歩いてないし(※2)、サーキットやレースイベントを示す看板は無いし(※3)、心細い思いをしながら歩いて行くと、つきあたりにWECの看板があって、係員らしき人が立っていました。ああよかった。
※1:実際そうだし
※2:金曜日の昼過ぎだったし、当日はとても暑かったし
※3:まだここは公園の敷地なので -
ようやく出会えたWECの看板。インスタ映えを意識した流行りのタイプですね(笑)
で、この道を行こうとしたら係員に「こっちは車専用。歩行者はあっち」と、隣のか細い遊歩道を指し示されました。 -
係員に示された道は、写真のとおり舗装もされていない細い遊歩道です。
でっかいゲーフラがあったので進みますが、無かったら「これがサーキットに繋がる道とは思えない!道を間違えたのかも!?」と考えて引き返していたことでしょう。それくらい緑豊かで完璧な遊歩道でした。 -
ゲーフラを頼りに、とりあえず進みます。
-
遊歩道の右手に、ケモノ道のような畦道がありました。
-
よく見ると、ケモノ道の先に金網の切れ目があります。
そしてレース観戦ファッションの人々がその切れ目に吸い込まれていきます。
まさかここが入り口!!?? -
そのまさかでした。
金網の切れ目から中に入ると、そこはサーキットでございました。
写真左で見切れている階段を登るとグランドスタンドに、まっすぐ行くとパドックに行けます。 -
グランドスタンド
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パドック
-
ちなみにこのケモノ道、Google Mapにちゃんと道として!載っています。
金網の切れ目も正式な出入り口のようで、金曜日はフリー入場だったので無人でしたが、土曜日は係員が立ってて観戦券のチェックをしていました。 -
ひとしきりパドックを見て回って推し選手にも会えたので、グランドスタンドに戻ってFP2を見ます。
ナイスなTシャツのアニキがいました(笑) -
ここからは、バスは使わず電車で行く方法です。
何度も書いておりますが、Lecco行きのS7線に乗って、Biassono-lesmo Parco駅で降ります。
文字どおり、レズモコーナーのすぐそばです。
途中で検札が来ました。切符は適切に買いましょうネ☆
余談ですが、レース後は周辺道路が渋滞します。当然バスは渋滞にのまれます。なので、お帰りはBiassono-lesmo Parco駅から電車がよいと思います。電車の運行時間は事前に確認しておいてください。
私はバスで帰ろうとしたものの断念し、サーキットからMonza駅まで歩きました。約4km、おばちゃんの足で1時間程でした。鈴鹿サーキットから近鉄白子駅(5.5km)よりは近いです。ええ。 -
こちらがBiassono-lesmo Parco駅です。
日本の田舎によくある単線の無人駅みたいな感じです。
この時は日曜の朝。決勝レース前なので、フェラーリのシャツを着たアニキがたくさんいます。後をつけて行くだけの簡単なお仕事です。 -
駅を出て、塀に沿ってParco通りを西へ進みます。
塀の向こうはグランプリコースです。オラわくわくすっぞ! -
しばらく道なりに行くと、道路の左手に駐車場のようなスペースが見えてきました。
その奥、塀に勝手口のような切れ込みがあり、フェラーリシャツのアニキたちはそこに吸い込まれて行きます!
こっここが入り口ですかァァァーーー!!??(←JoJoっぽく読んで) -
地図でいうとこのへんです。駅から1kmちょいくらい。
-
Google Mapのストリートビューで見るとココです。
Map for 45.62998555091197, 9.282600224195185
こんなん絶対に気付かんてww -
赤いアニキたちの後を追って塀の中に入ります。
やっぱり森林公園の遊歩道です。空気がおいしいです。
ここからグランプリコースまで100mも離れてないってのに、そんな気配は微塵も感じさせません。 -
アニキたちを追ってどんどん進みます。容赦なく遊歩道です。
-
芝生?を突っ切って最短距離で来る猛者もおった。多分虫に刺される。
夏にモンツァサーキットに行くなら、虫よけとか虫さされ薬を持って行くとよいでしょう。私は刺されました。ええ。 -
こちらが、塀の穴をくぐってから歩いたルートです。
途中振り返ったら門が見えました(⑤のところ)。多分ここからも入れます。
というか、ストリートビューで見たら、ちゃんとした門らしい門でした。切れ目とか穴じゃない入口もあったのね。
図の「観戦券チェック」のところに、先日見たのと同じような金網の切れ目があり、係員がいて、観戦券のバーコードをピッピとやっています。
さあ!サーキットに入りました!
そのまま流れに任せてまっすぐ歩いて行ったらグランドスタンドに着きました!お疲れ様です!(いやレースはこれから) -
最終目的地:ホームストレート沿いのグランドスタンドです。
ありがとう私を導いてくれた赤いアニキたち!グラッチェミーレ! -
モンツァ駅のスーパーで買ったサンドイッチで腹ごしらえです。
読めないので勘で適当に選んだけど、イタリアの食べ物はどれを取ってもたいてい美味しいので嬉しいデスね。
ツイッターに「読めねえ」ってアップしたら、フォロワーさんが訳してくれました。「プラハのハムとモッツァレラチーズのグルメな一品」だそうです。 -
イタリアビールで、モンツァサーキットに乾杯☆(いやまだレース始まってない)
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私の推しはポルシェ6号車なんですが、初日から死に体でまともに走れそうになかったので、まあそこはそれ、肩の力を抜いて楽に見ておりました。
ル・マン24時間耐久レースで総合優勝したフェラーリ的には地元凱旋です。なのでWECモンツァ史上最高の観客数だったそうです。本場の生ティフォシはそれはそれは熱かったです。
そんな中、日本人顔のワイが、ポルシェのTシャツを着て、日の丸を振ってたんですよ。一人で。たいへんスリリングな体験でした(笑) -
表彰式
-
突然ですが、
帰りの道すがら、もう一つ塀の穴を見つけました。ここからも公園に入れるようです。 -
地図だと矢印③の場所です。
ここの穴から入って遊歩道を進んで行くと、初日に通ったぐるり道を経由してWEC看板のポイントに着くと思います。
歩く距離はこのルートが最長と思われます。軽装健脚の人むきです。
バス停は204番線・221番線ともにほぼ同じ場所です。バス停の名前がまた Vedano al Lambro ですが、まあもう気にするまい。イタリアだし。 -
ついでなのでMONZAの観光情報も。
こちらモンツァ王宮(Villa Reale di Monza)です。さっきの③の穴から1.2kmほどの場所にあります。こじんまりとしつつも豪奢でエレガントな雰囲気です。
18世紀にハプスブルク家が個人の邸宅として建てたのが起こりだそうです。ハプスブルク。そう、耐久ファンならわかりますねあのハプスブルクです(笑み
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