2023/07/22 - 2023/07/22
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mom Kさん
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青春18きっぷを最後に使ったのは、叔母との日帰り旅。彼女が70代の頃だから、ずいぶん前の話。
「讃岐におうどんを食べに行こう!青春18切符で。」と誘ったら、いつもながらの即答。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 3.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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-
今日は、一人で青春18きっぷ。思い立ったのは、家族からhotな情報が入ったから。
♀「とってもいい商店街が、横浜にあったよ。お肉屋さんと魚屋さんが多くてね。・・」通りがかって出会ったと言う。♀「てんぷら屋さんのおじちゃんがねぇ・・・。」と、ほめちぎって繰り返す。買い物をしたわけでなく、立ち止まって見とれたらしい。それほどの方に会える機会などめったにない。会いに行かねば。
乗換駅「品川」7時48分 -
先ず遠くの「逗子」に行ってから、最後は「北千住」と大まかに決めていた。お買い物袋には保冷バッグも入れ、買い出し意欲満々。
-
首都圏の駅は、苦手。もたもたして、乗るべき電車もやり過ごし、二度も途中下車して、ようやく「逗子」に着いた。
ホームから上がってみれば、無人改札駅。この(青春18)切符では、ダメなような気がする。
呼び出しボタンが目に入った。
(インタホーン♂)「その切符は、駅員のいる改札口しか出られません。この出口は、裏側であまり出入りのないひっそりした方なんですが、そこから出たいのですかあ。」「はい。」♂「このインタ―ホーンの横を曲がったところに精算機があります。そこに切符を置いてもらえれば、カメラで確かめます。」
開けゴマのように、このストッパーが開いて、通過完了。
8時46分 -
駅舎階段を下りたら、インタホーン氏の言われる通りの風景だった。
実は、線路のこちら側に出る必要があった。
「逗子」到着直前、窓から見つけていた。スタッフ?が、おそろいのお洒落色Tシャツ姿。看板もグッドデザイン。すわ、BIO農産物フリーマーケットか。醸し出す雰囲気も日本じゃない。やっぱりイメージ通りの「逗子」ですねえ。行こう!と、なったのです。 -
ある会社主催の地域のための夏祭りでした。子供たちが多くいます。入口で案内整理をしているスタッフに、「(部外者の私)大人も入っていいですか。」と尋ねたら、笑顔で「どうぞ」と言ってくれた。
10時から開催らしいが、すでにキッズ向けの催しには、行列。
舞台では、ハワイアンバンドの準備が始まっています。 -
テントの下には、広い縁台。
想像以上の出会いにうれしくなる。待ちましょう。それを楽しみましょう。
バンドメンバーは、リタイア年代。白いコットンパンツにスニーカー。カッコイイ。キュン。 -
8時54分
キッチンカーも準備ができたようです。
手前は、マフィンやクッキーのスィーツ系とドリンク。真ん中の店看板には「レモネード」。そう来なくっちゃ。 -
「お願いできますか。」こんがり肌の店主に声を掛けた。
♀「できるものは、できます。」と、にっこり。
「レモネードをお願いできますか。」♀「いいですよ。」
店名「ゴーシュ」を見て、「セロ弾きゴーシュですかあ。」とつぶやいたら、♀「宮沢賢治が好きなんです。」と言って、ひょいと絵本をとりだして、前に置いてくださった。 -
「岩手の方ですか。」♀「いいえ、今は○○ですが、出身は新潟です。」「新潟ですかあ。大人の街ですねえ。」♀「大人になる前、出てきました。」と笑っている。
「写真撮っていいですか。プログに載せたいので・・。」と尋ねると、「いいですよう。プログ見たいです。」と言ってくださった。 -
気分は、さらに上昇。S叔母ちゃん、いい出会いがあったよ。叔母ちゃんなら、きっと飴ちゃんを渡しているね。これから、ハワイアンが始まるんよ。叔父ちゃんは、クラシック専門だったね。叔母ちゃんは、、、お芝居派でしたね。
レモネードの、後から載せてくれたレモンの輪切りは、はちみつ漬け。
観客は、真ん前に陣取っている私が目立つほど、少ない。勿体ない、こんな素敵な人たちのバンドなのに。トークも軽妙。ボーカルの声の甘い渋さ。彼だけは、終始にこやか。楽しくって仕方がない人生を、この年代の人が送っているお手本が目の前。後に付いていきます。と、私は心に決めた。
一期一会のコンサートは終わった。 -
線路を渡る。大きな交差点。さあ、どっちだ。右に見える歩道は新しい。正面にはちらほら古い看板。で、まっすぐ。
信号を渡ったら、角はスーパーマーケット。知らない名前。
この「逗子」なら・・・もしや。・・・あった。「国産小麦強力粉」九州の産地明記。重いなあ。でもやっと見つけられたのに・・。これで、横浜を歩く?・・・買った。 -
「逗子」駅は、これでしたか。通りの終わりだった。この辺りは、海から遠いんだ。
次に向かおう。 -
鰺の押しずし3貫入り購入。
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駅正面の華々しさから改札を入ると、このホームののどかさ。
「逗子」駅は、夏していました。 -
「関内」駅から、21号線をたどっていくと、着くはず。
駅構内に案内所は見えない。壁面地図にも21号線はない。道路を見ても、16号線。
駅係員も「横浜橋通商店街」どころか、「21号線」もご存じない。
山も海も見えない街は、私は方向が読めない。
困った。交番を見つけた。おまわりさんも、両方知らない。
それほどマイナーなところなんですか、「横浜橋通商店街」。
大きな地図を取り出してくれて、ようやく方向が分かった。 -
通りの向こうに長い行列。「ラーメン○○」の黄色い看板が見えた。ああ、横浜ラーメン博物館は、聞いている。
ラーメン激戦区は、今や全国あちこち。そして行列。食べ物もブームなんて、ちょっと寂しい。 -
「曙三丁目」信号にたどり着いた。交番のおまわりさんの教え通り、左手を見る。
アーケードが見えた。12時26分。 -
また来るかもしれないので、反対側をカメラで。
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ひところ九条ネギを担いで上京して、家族にあきれられたことを思い出す。
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名前もいいなあ。
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長田商店街だね、Sおばちゃん。
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うわ、先週北海道から戻ったばかりですよ。鰊に話しかけそう。
関西のわが町では、ゼッタイ見かけないタイプ。
横浜のお店でこの値段なら、北海道の漁師さん、どうなってる。 -
この秋、行けるか。
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Sおばちゃん、ここも長田そっくり。京都の我が家によくキムチを運んでくれましたね。
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オモニ店主に「写真撮っていいですか。」と言っても通じない。カメラを見せながら繰りかえして、ようやくにっこりしてくれた。
迷ったけれど、キュウリにしました。今、白菜より大根より旬ですからね、おばちゃん。 -
八百屋さんの店頭。小さいキュウリ発見。5本1パックお買い上げ。
さっき通りかかった時は見なかったぬか漬けが、お行儀よく並んでいる。糠の状態がいい。蕪を選びます。
手渡してくれたのは、70代ぐらいの女将さん。身ごなしもシャキッと八百屋さんらしい。 -
朝からレモネードと持参の麦茶のみ。おなかは空腹通り過ぎている。
この商店街、不思議と魅かれる食堂はない。きっと小路に入れば、見つかるだろうけど。お惣菜が、こんなにも魅力的なら食堂に入る気がしないもの。
Sおばちゃん、長田商店街だって、私達行くところは決まっていたね。身がピンク色のバッテラ寿司のお寿司屋さんか明石焼きかお好み焼き屋さん。ゼッタイおうちで食べられない。み~んな震災前。思い出って大事。叔父ちゃんが倒れる前だから、神戸に行く度に、お好み焼きに連れて行ってくれた。叔母ちゃん抜きで。私、中学から大学卒業までずっと。亡くなって気が付いた。従兄は男ばかり。この年代の親戚女の子は私一人。お休みの度に飛んで行った頃。ニコニコした顔しか覚えていない。
買って帰ろう。コロッケとメンチカツ。 -
次も、最初にチェックしておいた韓国惣菜店でどっさり。茄子の韓国風煮びたしにコーンコロッケ。この海鮮チヂミは次回必ず。忘れないよう、写真でメモ。鶴橋で見かけるのと少し違う表情。
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ここが、今回この商店街を訪れた理由、青春18切符のきっかけ、本日の真打です。
間口一軒、奥でくだんのおじさんは、天ぷら鍋に向かってる。声をかけないでおこう。ショーウインドウを見つめる。これですかあ、彼女の言っていた生姜天などの、「なんてことのない盛り合わせ」550円。ああ、気が付かれた。店主とご対面。両手は、てんぷら粉まみれ。やはりイメージ通りの人でした。
私は、何も言えなかった。「これをひと盛りください。」でせいいっぱい。 -
私は、沖縄以外で天ぷらは買わない。Sおばちゃんは、一人の食事になって、よく買っていた。
「冷たくなったてんぷらも、おいしい?」と尋ねる私に、「おいしい!」ときっぱり。実家の我が家に来ても買ってきて、私達はあきれていた。
あのお店にあの店主なら、おばちゃんだったら、ご近所さんの分もきっと買ったはずね。
商店街から出ると、この公園。向こうで車いすも混じって、頭を寄せ合っているメンズたち。将棋かな。この辺りなら、きっと早朝太極拳をしているかもしれない。うん、つぎはみんなでこよう。ピクニックしよう。あの天ぷらと海鮮チヂミにオムレツにシュウマイも。キンパも見ている。あのパン屋さんも今度は買おう。ホテルブッフェを超えるよ。 -
コロッケの熱さと空腹、国産小麦1.2キロの重さと暑さに耐えきれず、一旦帰宅。
ガツガツ、ごくごく。シェスタ2時間。 -
日暮里駅で乗り換え、北千住に向かいます。仕切り直しは二人連れ。5時半。
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京成電車に次に乗るのは、12月かな。
日暮里駅の本屋さんがなくなって久しい。やっぱりその場所を見てしまう。コンコースには、また新しいスィーツのお店。何か全国的に陰謀が働いているのだろうか。 -
北千住を目指したわけは、ここ!
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ジャガイモはまだ鹿児島産だけでした。おおお、空知殿、またお会いしましたね。
お買い上げ。ここのオクラは、身がしっかり重いはず、購入。夕方のせいか、この季節のためか、他に見つからない。今回はこれだけ。 -
それにしても日暮里駅のホームからすごい人。浴衣姿に、まだ気が付かなかった。北千住駅でびっくり。花火大会の日に当たっていた。
杉本青果店のあとは、人のいない方向へ進むことにする。 -
氷ののれんで立ち止まり、「食べようか。」
店前の竹製床几も誘っている。
覗いてみると、奥に、 -
この機械。大正解です。
”みぞれ”はない。今風シロップばかり。
ミルクを注文。
自称80歳の店主に女将さん、お二人そろって私達のお相手しきり。私が、彼の出身地を言い当てると、さらにお話がヒートアップ。
「また来ますから。」と言って、ようやく切り上げることができた。 -
この辺り、確か旅友に連れてきてもらった飲み屋さんがあったはず。立ち飲み屋なのに、割烹料理。その器と客層も酔える。彼、自宅からこんなにも離れているところをよくご存じと感心した。ヨーロッパ一人旅派で、40代から退職するまで、「もう休暇のとれない仕事になりました。」と休戦状態に入っていた頃。あのあとしばらくして、一人で行ってみた。店の名前は同じでもお料理は変わらずとも、改装され、あの年季の入ったカウンターは消えていた。名前を忘れている。
-
相方は、言う。「ここ、大使館御用達だから、美味しいはず。次、来よう。」店内はお客さんでいっぱいなのに、店頭のメニューを見ていたら、フロア女性がでてきて、声をかけられた。上等チラシをもらっておいた。
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スイーツも買った。
駅ビル地下食品フロアでお肉類とお刺身半額にも手を出して、帰る。 -
花火は、これから始まる時間帯。
私達は、ゆうゆうと座って、大満足で帰りの電車。
・・・あの時、私は始発に乗り、三ノ宮駅で彼女をピックアップ。岡山駅までも二度は乗り継いだ記憶。そこからは、快速が出ていて、一気に終点高松駅。今と違い、ローカル色いっぱいの時代。改札口を出るまでもなく、一目で駅舎全体が視野に入った。小さな案内所も改札口を出たら、数歩の右手ドア。市内地図にお目当てセルフうどん店の印をしてもらい、駅近くの銭湯も教えてもらった。初めての「セルフうどん」にまごまごだった私達。本場讃岐のおうどんは、別格でしたね。
・・・S叔母ちゃんの三回忌が、今月終わりました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ごんた。さん 2023/10/09 00:53:19
- びっくり
- いいねを頂いたのでお邪魔してみたらめちゃくちゃ近所の商店街にいらっしゃってビックリしたので思わずコメントします
何の変哲もない下町ですが近年、中国の方が増えてます
- mom Kさん からの返信 2023/10/09 09:04:03
- 驚きました
- 初めまして、ごんた。さん。「何の変哲もない」どころか、久しぶりにわくわく商店街歩きでしたよ。もう個人商店街は、都会でしか見られなくなるのでしょうか。お魚は、お魚屋さんで、お肉はお肉屋さんでの人間です。こんなところが、ご近所だなんて、どうぞ幸せをかみしめてください。守ってください。
多国籍なところは、横浜橋通商店街の懐の深さ、外国人が住みやすいのは誰もが住みやすいにちがいありません。
デラックスルームをシングルユースできるとは知りませんでした。二度とも相方と利用。今回は一人旅なのでairにしました。船旅の外国に近づく感じを思い出しています。瀬戸内航路も素敵だし、そう、食事も美味しくて、お気に入りです。
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- 岡山剣さん 2023/09/04 12:51:46
- 青春18きっぷ
- こんにちは。青春18きっぷは若い頃に一度使ったのを思い出しました。当時私は岡山県在住の大学生で、実家のある新潟まで、途中クラスメイトの家などに宿泊しながら山陽本線・東海道本線と東京経由で普通&快速列車の旅をしました。
一番つらかったのが上越線の県境越えでした。
当時朝昼晩各1本ずつ程度しか電車が通っておらず、更にその電車にはトイレがなかったので途中から意識を下腹部に全集中したものです。結局耐えきれずに浦佐でギブアップして乗車券と特急券を購入しなおして上越新幹線に乗り換えました。
- mom Kさん からの返信 2023/09/04 21:17:09
- Re: 青春18きっぷ
- 青春しておられたのですね。岡山から新潟!それは大冒険。大変なのも忘れられない思い出。別ルートでいつかリベンジを。今やこの切符の愛好者は、青年より圧倒的に老年のようですが。
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