2023/06/25 - 2023/06/26
55位(同エリア336件中)
masaさん
抗癌剤治療のちょうど半分、第3クールが終わり、体全体がだるくて仕方がありません。ちょっと心配は心配だけど、治療の合間に久しぶりに温泉にでもつかれば気分も晴れるかなということで。色々探した結果、赤穂温泉の「銀波荘」に行くことに決定しました。前日に急遽予約したにもかかわらず何とか部屋を確保することができました。最初淡路島も考えたのですが、CMで有名な「ホテルニュー・・」がほぼ幅を利かせていたのでちょっと反抗し、考え直して口コミなどで結構評判の良かったこちらにしました。気持ちの良い海に向かって広がるインフィニティー風呂や海岸線のドライブと相まって気持ちもなごみ大正解でした。(一部宿のHP写真などを利用しました)
- 旅行の満足度
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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自宅→大山崎IC→名神・新名神高速→神戸JCT→山陽道→龍野IC→はりまシーサイドロード(250号線)と走り、室津港の街並みとの案内が立っていたので細い道を降り港に立ち寄ってみました。
約1300年前に僧行基が開いた五つの泊りの一つで、天然の良港です。 -
室津の街並みで、左に写っているのは旧本陣の一つで現在は活魚料理屋の「まるよし」です。
江戸時代には西国大名が参勤交代の時に室津に立ち寄り、「室津千軒」と称されるほどに繫栄、この小さな町に本陣が5軒もあったそうです。 -
現在の古い街並みは、ごく一部のみで、あまり昔の面影が綺麗に残っているとは言えません。
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江戸から明治にかけて繁栄した北前船で廻船業を営んだ「嶋屋」の二階建ての建物が現在は「室津海駅館」として公開されているので見学しました(入場料200円)。街中の道側より海に向いた方の建物が立派に作られているそうです。
係の女性が丁寧に案内してくれました。 -
参勤交代や朝鮮通信使の説明などが展示されています。面白かったのは当時の大名や通信使が食べていたと思われるお膳が復元されていたことです。
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二階の部屋です。
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この部屋は天井が船底のような曲面で構成されているので「屋形舟の間」と呼ばれるそうです。
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室津から鹿久居島に渡る「日生大橋」に着きました。
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「日生大橋」を背景に愛車のオープンカーです。若い頃ヨーロッパでかなりのおじいちゃんが悠々とMGのオープンカーに乗っておられるのを見て無茶苦茶かっこいいと思い、それ以来人生最後の車はオープンカーと決めていました。とにかく不便この上ない車ですが10年近く手放せません。昔はオープンにして走っていると、周りから馬鹿にしたような目で見られましたが、最近ちらほらとお年寄りのオープンカーを見るようになり、少しは周囲の目も和らいできたようです。お天気の良いこのような海岸のドライブは爽快ですよ。
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昼食は日生で評判の良い和食の「上内」に飛び込みで伺いました。運よく空いており皆さんが勧めている「日生三昧」と、別注で「鱧の落し」をお願いしましたがなかなかお値打ちだと思います。家族経営でお店の方々の対応も大変いいですよ。
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ご主人が一人で料理を担当しておられます。
付きだし2種とお造り。 -
お造りは烏賊、鯛、太刀魚。
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別注の「鱧の落し」。もちろん手切りだとは思うんですが、これは一部少し皮が硬かったかな。
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メバルの煮つけ。小骨が多いので僕は苦手です。
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天ぷら。
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ご飯と香の物、赤だし。この赤だしの味大変美味しかったです。
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これだけの料理が出てきて、お値段は2000円(当然鱧は別)!!お得だと思いませんか?お勧めですね。来店客は地元の人が圧倒的に多かったです。
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食後「五味の市」に行きましたが、午前中に売り切ったのか、もうほとんどの店が閉店してしまい見るものは何もありませんでした。
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がらがらの五味の市。
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次にやっぱり赤穂ですから、大石家の屋敷跡に建てられた大石神社参拝と赤穂城跡を見学しました。
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「輪越し祭」を斎行するために、茅の輪が設置されていたので、時すでに遅しですが「頭が良くなるように」とお願いしくぐってきました。
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ご祭神は大石内蔵助良雄以下四十七義士と中折の烈士萱野三平を主神とする神社です。
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浅野家筆頭家老の大石内蔵助の一家が三代にわたって居住した屋敷の正門角長屋です。屋根瓦には双ッ巴の定紋がついています。
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近藤源八宅跡長屋門
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赤穂城 三ノ丸 大手門門下枡
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塩味饅頭の「巴屋」。宿でもお茶菓子としてチェックインの時に出されました。
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巴屋本店
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赤穂城跡から、ほとんどだれも歩いていない静かなお城通りを歩き、浅野家の菩提寺で義士の墓もある花岳寺にやってきました。
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さらに少し歩いたところにある、早水藤左衛門・萱野三平の両名が、早かごで主君刃傷の凶報をもって江戸より駆けつけた際、この井戸で一息ついて城内の大石内蔵助邸へ入ったといわれている息継ぎ井戸です。
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息継ぎ広場に新しく設置されたからくり時計「義士あんどん」。毎正時にからくり人形が忠臣蔵名場面「松の廊下」「はやかご」「勝どき」などを再現します。残念ながら時間が合わず見学できませんでした。
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銀波荘にチェックインします。建物はかなり年季が入っているようですが、内部は綺麗にリニューアルされています。
ロビーからは一面に広がる瀬戸内海の展望が広がります。 -
アサインされた部屋は3階の310号室です。元々の畳の部屋にベッドを入れた感じです。
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少しお風呂の屋根が邪魔をして海は完全には見えませんが、これで十分です。
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この部屋にはベランダが付いていました。
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こまないうちに早速お風呂に入ります。撮影は禁止でした。「岩海の湯(男湯)」の入り口、日が変わると女性用になります。
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以下3枚の写真はすべて「天海の湯」です。
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露天風呂の付いた広大な瀬戸内海を展望する広いインフィニティー風呂の「天海の湯」は素晴らしいの一言です。
入浴時間は、女性が11時から24時、男性が朝の6時から9時30分と、圧倒的に女性優遇ですが仕方がありませんね。 -
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夕食は食事処でいただきます。サービスの係はほとんど外国(中東?)の方ですが、大変丁寧で、よく気が付き感じが良かったです。
まず前菜です。
モズク酢・ヒイカ酢味噌掛け・酢蓮根・丸十レモン煮・バイ貝・うすい豆腐・
茗荷寿司・赤コンと胡瓜串刺し -
お魚グレードUPプランで『鯛の姿盛り』・『瀬戸内産の旬の地魚お造り盛り合わせ』・『アワビの踊り焼き』付会席プランを予約しました。
刺身は少し炙った鯛・鯛の薄造り・烏賊・蛸・鮃・鱧でした。 -
牛肉のしゃぶしゃぶです。このしゃぶしゃぶの出汁がもの凄く美味しかったです。
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鮑の陶板踊り焼き(鮑一人1杯、結構大ぶりの鮑でした)、柔らかくバターの香りがしてこれも大変に美味しかったです。
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鱧の天婦羅。
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鯛のあら炊き。
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鯛釜飯
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釜飯・あわせみそ仕立て・香の物
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水菓子。
全体として予想以上に美味しく、また量もあり大変満足する食事になりました。淡路島などに比べ相対的にCPもかなり高いと思います。
後は部屋に帰って、再度お風呂に入り寝るだけですね。
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この旅行記へのコメント (1)
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- 万歩計さん 2023/11/23 11:09:32
- 抗癌剤治療
- masaさん、はじめまして、万歩計です。フォロー頂きありがとうございます。
旅行記リストを見ていたら「抗がん剤治療」という文字が散見されましたのでコメントします。私も12年前に大腸癌が肝臓に転移しているのがわかり大手術をしました。その後も肝臓や肺での転移が見つかり、その都度抗癌剤治療と手術を繰り返しました。6年前から経過観察のために年2回のCT検査を続けていますが、以降の発生は見られません。きわめて幸運なケースであり朝夕仏壇のご先祖に感謝のお参りをしています。
抗がん剤は最初に2回は体に埋め込んだポートに首から下げたシリンダーで薬剤を圧入する方法。2週間ごとに行う治療でしたが白血球が低下して治療が出来ない回が何度もありました。副作用も特に一回目の薬は大きく、注入から2~3日はぐったり。当時は定年直前とは言えまだ現役でしたので、仕事の方も気になりました。3度目の抗癌剤は服用タイプ。効果は大きくないがやるか、と医者に聞かれましたが、やらないで再発したら後悔すると思い半年間服用しました。この頃はmasaと同じように抗がん剤治療しながら東北の温泉に行ってました。有名な玉川温泉にも。
masaさんは治療しながらでもこれだけ旅が出来て旅行記を書けるのは立派です。目標や楽しみを持って生活することは、抗がん剤治療より効果があるかもしれません。
前置きが長くなりましたが、masaさんの旅行記リストを拝見していると興味の対象が似ていると思います。
京都の街歩きでは、BSプレミアムで放送された「京都人の密かな愉しみ」のロケ地巡り、シリーズでアップしています。秘湯、湯治場巡りでは東北を中心に何度も訪れ、これらもシリーズにしています。この冬は雪の津軽を狙っています。他にも文化庁が指定している重伝建をこれまで30か所以上訪れました。
以上、ご興味があればご覧ください。癌治療は日進月歩、頑張ってください。
万歩計
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