2023/05/13 - 2023/05/15
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montarouさん
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ヨルダンとエジプトの4週間の旅行について書いた。行きの飛行機は北極上空からミュンヘンとカイロを経由し、ヨルダンのアンマンに着き、そこから死海、ペトロ遺跡、ワディラムのベトゥンの砂漠ツアーに参加した。次いでヨルダンのアカバからエジプトのシャルム・ エル・シェイクに入り、バスでカイロ経てルクソールに向かった。そこで王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿、カルナック神殿などを見て、列車でアスワンの向かい、アブシンベル神殿とイシク神殿を訪れた。その後、昼の列車でカイロに戻り、ピラミッドやエジプト考古学博物館博やバザールなどを見物した。帰路ではミュンヘンを見物後、飛行機でジョージアと中国の上空を通って帰国した。
ここではマイン ホットスプリングから死海のホテルに向かい、人間が浮く死海で泳いで、翌日アンマンに戻りペトラ行きのバスを予約し安宿に戻り、翌日はKing Abdullah I Mosqueを見物した。
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マイン ホットスプリングからタクシーで砂漠の道路を下り、死海に面したホテルに向かった。所要時間は20分弱。
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死海のホテルはすべて高額で、一泊食事なしで2万円以下のホテルはあまりない。だから死海ホテルの宿泊予約は、私にとってマイン ホットスプリングの湯滝の上から飛び込むほどの覚悟が必要だった。ただ死海で泳ぐためには、選択の余地がない。
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泊まったホテルの室数は2百余り。宿泊客はそれほど多くなかったが、シャワー室だけで部屋を使わない団体の日帰り客と、死海見物が目的で昼食だけを取るツアー客が多かった。
このホテルには淡水プールが三カ所、その水は非常に綺麗で、適温に保たれていた。アンマンでも水が不足だが、砂漠のここでは、なぜか清水が溢れかえっている。この水が地下水由来なら、海面より4百米も低い場所のご利益だろうが、それでも周囲が雨量の少ない砂漠なので、地下水はいずれ涸れるだろう。写真は真ん中のプール、深さは180㎝ほど、人が少ないのでクロールで泳げる。 -
一番下のプールには監視員付きのウォータースライダーがある。人が使わないので、一度すべってみたが、鼻から水が入った。同様に高速の水上スクターから落ちると、内臓まで水が入り死ぬ人もあったようだ。
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その下が死海のプライベートビーチ、降りる斜面には散水ホースを張り巡らし、植林している。散水しなければ育たない。遠方に見える岬の建物は、リゾートホテル。ここのプライベートビーチにはパラソルにベッド、シャワーと体に塗る粘土が置いてある。また時々、車が来て、客の送り迎えをしてくれる。水が無いから塩湖が出来たが、そこで貴重な水を消費し、経済を潤わす。
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死海の面積は琵琶湖と同じほどで、海面の標高は海面下でマイナス423m、塩分濃度は海水の十倍ほどの約30%で、NaClの飽和濃度に近い。ただし40%を超える塩湖もあるようだが、そこにはNaCl以外の塩、すなわちSO42- あるいはK+、Ca2+などの組み合わせの塩が含まれているのだろう。比重は約1.3と言われ、人間が頭を水面上に出していても、余裕をもって浮く。失礼ながら特に脂肪を多く持つ女性は、非常に浮きやすい。
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体に黒い粘土を塗る理由は不明。日焼け止めのためか、を補給するモネラル美容のためか? 写真に写っている足は私の足。水虫の足ではない!
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淡水プールは夜間も使えるが、泳ぐ人は見なかった。私も泳ぎたかったが、安宿で疲れていたので、直ぐに眠ってしまった。
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このホテルの横には多数のあばら小屋が並んでいるが、人影は見えない。水泳禁止のためか、死海水面が後退したため放棄されたからかは不明?
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その海沿いを見ると、破れ小屋の前の死海で、数人が泳いでいた。行政がコロナを理由にプライベートビーチ以外で泳ぐことを禁じたと言うが、コロナが終わったとの認識か、ここでは誰一人マスクをしていない。それなのに、なぜ遊泳禁止を解除しないのか?
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ここのプライベービーチは砂利と砂の浜だが、そこから外れると土浜が出てくる。そこにはプラスチックごみが多い。泥浜には層状の塩の層が見られが、この層は最近生成したのかも。
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泥浜の海面近くの泥は粘土状で、遊泳客が体に塗っているのはこの粘土かな?
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その先から、硫黄臭がして、35℃程度余りで湯が湧き出している所が数カ所あった。 最大の湧出穴からは、推定、毎分十リッターほど出ていた。
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死海に魚は生きていないと言うが、古代魚のような死骸を見つけた。 死海で生きれるか?死海に流れ込むゴラン高原あたりの河川に住む魚かな?
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翌日も未練たらしく、最後のひと泳ぎ。その後、部屋に戻り、贅沢にシャーを浴びて、水着等を洗い、チェックアウトの準備。
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チェックアウトすると、ホテルの駐車場でJETTバスが待っていた。何と、今日は他に客がいないと言う。決められた発車時間より相当に早いが発車。タクシー並みだった。現在の死海観光は活況とは言えないようだが、貴重な外貨収入源なのだろう。
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JETTバスはAbdaliの事務所まで戻り、そこで明後日7時半発のペトラ遺跡行きのバスの切符を10YD(約2千円)で購入した。それから旧市街の安宿に戻り、バザールでメロンを買い、湯を貯める風呂用プラ洗面器、K.Faysal Sq.の南端にある酒屋で缶ビール(1.5YD)を買って帰った。 翌日は休養日だが、早朝から歩いてKing Abdullah I Mosqueに向かった。
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正面から入ることは許されず、横の店を経由し、短パンなら長いマント様の服を着て、入場料を払って入る。イスラム教のモスクに偶像はない。ここでの飾りは、星のようなシンボルと鍵型の模様だが、その意味は不明。天井の周囲はステンドグラスとアラビア文字で囲ってある。下には十数冊のコーランが置いてあった。
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これはイスラム教のモスクだが、その周囲にキリスト教の教会が並んでいたのが奇妙だった。
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この辺りは官庁街で、裁判所もあり、黒い服を着た人が沢山通る。ところが彼らはこのように道路の両側に駐車するのだ。合法か違法か、自分は判決を下し、自分が有罪かも? ヨルダンで最も多い車は韓国製のヒュンダイ。韓国車が圧倒的で、ヒュンダイ車に次いで多いのも韓国車のKIAだ。それ以外は、日本、ドイツ、米の各数社で同程度の割合か? ただ日本車の各メーカーのすべてを合わせてもヒュンダイ一社の車より少ないようだ。
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