2023/05/13 - 2023/05/13
52位(同エリア64件中)
montarouさん
- montarouさんTOP
- 旅行記104冊
- クチコミ4件
- Q&A回答0件
- 42,153アクセス
- フォロワー9人
ヨルダンとエジプトの4週間の旅行について書いた。行きの飛行機は北極上空からミュンヘンとカイロを経由し、ヨルダンのアンマンに着き、そこから死海、ペトロ遺跡、ワディラムのベトゥンの砂漠ツアーに参加した。次いでヨルダンのアカバからエジプトのシャルム・ エル・シェイクに入り、バスでカイロ経てルクソールに向かった。そこで王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿、カルナック神殿などを見て、列車でアスワンの向かい、アブシンベル神殿とイシク神殿を訪れた。その後、昼の列車でカイロに戻り、ピラミッドやエジプト考古学博物館博やバザールなどを見物した。帰路ではミュンヘンを見物後、飛行機でジョージアと中国の上空を通って帰国した。
ここでは、マイン ホットスプリングの日帰り入浴について書く。
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
13日の早朝、マイン ホットスプリングスに行くため、Abdali のJETT バス停に歩いて向かった。途中の建物入り口の上に(赤い矢印)、プロパンボンベがぶら下げてあった。一般家庭でも普通にボンベがぶら下げてある。
-
さらに登って行くと、道路の左側に多数の観光バスが並んでいた。表示がアラビア文字なので、主にヨルダン人向けのバスのようだ。多数の観光バスが並んでいることは観光ブームで、ヨルダン人に経済的余裕があることを示す。ただ一人当たりGDPはエジプトと大差はないが、感覚的にヨルダン人が豊かだと思った。
-
アブダリには、大きく綺麗な病院もあった。
-
40分ほどでJEETバスのオフィスに着いた。死海行きJEETバスのチケット(10YD≒2千円)は既にアンマン到着日に入手していたが、アンマンビーチが終点かと聞いても、明確な返答はなかった。実際は客の行く各ホテルを回るのだった。
今日は早く来すぎたので、近くの店で朝食。バスはアブダリで5~6人を乗せて、8時半に出発、7th Circleで数人を加え、死海に向かった。
アンマンの年間降水量は砂漠並みの245㎜であるが、かなり草木が生えている。しかしアンマンから下っていくと荒地が広がってきた。それでも水が出る所があるようで、荒地の中に緑の集落が見えた。 -
植林しているところもあるが、その遠方の死海に近い所は完全な砂漠だ。
-
アンマンの標高は7百m余りで、写真のこの地点は海抜0m、死海海面の海抜は、マイナス436mである。死海の面積は6百㎞2で、琵琶湖とほぼ同じ広さ。
-
途中で土産物屋に立ち寄り、先ず死海から離れたホテルに向かった。運転手と数人の乗客が何やら相談し、数人がホテルに入っていった。このホテルは死海から離れているので料金が死海のホテルより安い。淡水プールがあるが、死海で泳げるバス等の便宜を図ってくれかは不明。JEETバスは各ホテルを回るが、乗り合いバスのようなシステムであることが分かった。
私が予約していたホテルはグーグル地図でアンマンビーチの1㎞ほど手前と確認していたのが、その地図の位置は誤りだった。そしてアンマンビーチかその周辺で、タクシーを拾い、安くマイン ホットスプリングスに行く予定だった。死海に面した2、3のホテルで人を下ろし、ついに私が最後の乗客になった。運転手が何処に行くか、と問うので、タクシーでマイン ホットスプリングスに行きたいと言うと、タクシーは無い、この車はGPSがついているのでそこには行けない。タクシーを呼んでやると言う。料金を聞くと40YD(約8千円)と言うので、10YDくらいと思っていたので、20YDと言っても聞かない。結局、押し切られ、35YDとなった。アンマンからマイン ホットスプリングスまで往復40YDが言い値の通例のようだ。または死海のホテルからマイン ホットスプリングスまで往復のタクシーを依頼する方が安いかもしれない。マイン ホットスプリングスの駐車料金が10YD、温泉入場料が15YD、死海に安宿はなく、100YD(約2万円)以下のホテルも僅かだ。だから一泊2日の最低の費用は3.5万円だ。これがヨルダン政府の観光で稼ぐ方針、すごく高い!
運転手が呼んだタクシーはなかなか来ない。その間、アンマンビーチについて聞くと、コロナから閉鎖していて、勝手に泳ぐのは禁止されていると言う。今泳げるのは観光ホテルのプライベートビーチだけと言う。確かに、ホテルが管理していない小さな小屋が並んでいるが、人影は見えない。 -
それでも一部の隠れビーチは機能しているようで、写真の右には小屋と3台の車が見える。
-
さらに小さな隠れビーチもある。コロナ規制があるとは言え、何か空しく、寂しい。ところで対岸はイスラエル。
-
1時間近く待って、タクシーが来た。タクシーで湖岸を10分ほど走ると、崖の斜面を登り出した。
-
峠を越えると、谷の対岸も砂漠が続いていたが、谷筋に緑が見えた。その谷にマイン ホットスプリングスある。半時間ほどで到着。
-
駐車場入り口で10YD(約2千円)を払い、さらに温泉入り口で15YDを払う。入り口から下って直ぐの温泉は女性用で男は近寄れない!
イスラム教は女性を下位に置くとと言うが、それは全てではない。温泉しかり、乗り物も女性優先だ. -
さらに下ると、シャワーとトイレのある更衣室があるが、綺麗とも言えないし、空虚な空間で衣類の保管庫もない。高い駐車料や入場料に比べ、ボッタクリとしか言えない。更衣小屋から直ぐ下の温泉は暑くて入れない。湯温は50℃くらいか? 足だけを浸けて耐えられるは1分ほど、首までつかれば死ぬだろう。その下に二つの湯舟がある。上の湯舟も50℃くらいでだれも入れない。湯が滝のように落ちている下の湯舟の湯温は41~43℃で適温、大半の人がここに集まる。
-
川向こうの温泉は公共湯ではない。写真の下流の湯滝の温泉はホテル専用で、公共湯は4ヵ所だが、2カ所は高温で入れず、女性用が一つで、男性が実際に使えるのは1カ所だけである。
-
マイン ホットスプリングスは、砂漠の中にあるが、膨大な湯量で、それが滝になっている。その光景は素晴らしい。
-
ただし設備が貧弱なので、価値を落とし、料金の割高感を与えている。ヨルダンにとって観光収入は重要で、政府主導の死海観光システムは、逆の悪く言えば“ボッタクリとブルジョワ”主義である。ただ、滝のように落ちる湯に打たれることは至福である。
-
滝の裏側の開けた穴は蒸し風呂風で、そこからの写真。
-
滞在は2時間と、タクシーとの約束なので風呂から上がる。谷間の下と上の湯滝が見える風景。
-
写真のような、草木の一本もない砂漠の真ん中の谷に、湯の滝があった。ここの地層は水平に近く、その中の一層に、地下から涌き出す湯を通す層があって、そこから出た湯が滝となる。この湯は死海の塩水ではない。地下の深い所の熱による鉱物の脱水作用から出たのかな? これから死海のホテルに向かった。
Previous: https://4travel.jp/travelogue/11834772
Next: https://4travel.jp/travelogue/11836468
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
死海周辺(ヨルダン側)(ヨルダン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
19