ヨルダンとエジプトの4週間の旅行について書いた。行きの飛行機は北極上空からミュンヘンとカイロを経由し、ヨルダンのアンマンに着き、そこから死海、ペトロ遺跡、ワディラムのベトゥンの砂漠ツアーに参加した。次いでヨルダンのアカバからエジプトのシャルム・エル・シェイクに入り、バスでカイロ経てルクソールに向かった。そこで王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿、カルナック神殿などを見て、列車でアスワンの向かい、アブシンベル神殿とイシク神殿を訪れた。その後、昼の列車でカイロに戻り、ピラミッドやエジプト考古学博物館博やバザールなどを見物した。帰路ではミュンヘンを見物後、飛行機でジョージアと中国の上空を通って帰国した。<br />　ここでは、その内のアンマン旧市街とアンマン城塞歴史地区の見物の記録である。<br />

ヨルダン・エジプト周遊記（２）アンマン旧市街とアンマン城塞歴史地区の散策

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2023/05/11 - 2023/05/12

213位(同エリア374件中)

エリア

アンマン(ヨルダン)

交通手段: タクシー徒歩

航空会社: ルフトハンザドイツ航空

旅行の手配内容: 個別手配

５月11日にアンマンの宿に到着後、荷物を預け、食事と買い物に出た。旧市街には多くのレストランや食堂が並んでいる。しかし忙しい食堂ではメニューの内容を聞く訳にも行かず、また聞いても料理内容など理解できないから、レストランに入った。数組のヨルダン人が水タバコを楽しんでいた。私にはこれがアヘンを吸っているようで、悪印象を持つが、タバコ葉と香料原料を加熱した煙ガスを水に通すので、水溶性のニコチンが減り、疎水性のテルペン香料は減らないが、ラジカルを含む酷い煙が問題だ。レストランの値段は、日本より少し安い程度かな？　
ここで休んだ後に、マーケットで食品の買い物。写真の7、４，３（7YDなら≒1400円）とインドアラビア数字などで書いてあるが、ヨルダンでは価格表示のある店は少ないうえに、アラビア数字はあまり使われない。
バーコードを使う店も希で、外国人が値段を聞くと、吹っ掛けてくる。この日、メロンを買ったら１個２YDと言い値で買った。アンマン最後の日は、３個1YDで買った。初日の店は５倍以上の値段を吹っ掛けられたことになる。ここでは値段交渉が必要と理解した。ただヨルダンより、エジプトはるかに酷い。
アンマンは丘陵に町と言うより、山の中の街である。この写真は駐車場であるが、削る前の斜度は30度を超えているだろう。
翌12日は、朝からアンマン城塞に向かった。自動車道は斜面を削って設置されるため、徒歩でアンマン城塞に登る近道は、階段の歩道を城塞に向かって直登する方法である。最上部の自動車道に出て、その道を行くと、アンマン城塞の北端に達した。写真の上部は、城壁で、斜面には恐ろしいほどの棘が発達したアザミ様の花が咲いていた。
城塞の北端にあったパン屋でポピュラーな持ち帰り朝食（トルティーヤかな？　野菜などをナンのようなもので巻いてある）とした。それを食べながら、北東側の道路を歩くと、城塞の入口に達する。
アンマン城塞は尾根の頂上にあり、その下に旧市街地があり、その反対側の尾根も稜線まで家が並んでいる。屋上には多くの水タンクが見える。

アンマン城塞の主な遺構は、2世紀から8世紀のもので、それより古い時代から人が使っていた遺物が出土している。ただ見るに値する遺構少ない。ここから尾根を降りると、ローマ時代の劇場が見えてきた。補修されたかのように、非常に綺麗に残っていた。
このローマ時代の劇場の周囲の公園には、合歓の木に似た葉だが、青紫の花が咲き、涸れた大きな葉のような種？を付けた、綺麗な木が植えてあった。
このAmman Citadel National Historic Siteは、地中海周辺地域の他の遺跡と比べ、観光的な優位性はない。ここから旧市街に戻ると、路上に男の人たちがあふれていた。
それは鳩の売買で、男たちは非常に楽しそうだった。確かにアンマンの空には、良く鳩の群れが飛んでいる。
ピザかパンか不明だが、美味しそうだったが買わなかった。
これは女性服の店。ヨルダンでは、宗教戒律に従わない女性も見受けるが、このような派手な服をどこで着るのだろうか。派手な女性服の店は、他のイスラム教国でも普通に見られる。
この写真は夕方のジュース屋の店先。オレンジやバナナなどがぶら下げてあるが、夜間でもこれらをいたずらする人間がいない様だ。治安も悪くないのだろう。
しかしアンマンはひどい水不足で、水をイスラエルから輸入していると聞いた。それはイスラエルが占領したゴラン高原の水かな？　確かに安宿のシャワーは上からお湯が出ず、シャワーヘッドを下にしないと出ない。そして遂に水も出なくなり、トイレも使えない。理由は水貯めタンクが空になったからと言う。そう言えば、すべての建物の上に、多数の水タンクが見えた。加えて子供が増え、難民の流入も止まらず、水不足はさらに深刻化するだろう。
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