旅に還ろう～4年ぶり、三度目の石垣島

2023/05/19 - 2023/05/21

2020年5月に行くはずだった石垣島。
突然のコロナ緊急事態宣言での泣く泣くのキャンセル。
～あれから気が付けば3年の月日が流れました。
長かったコロナ禍での自粛生活も、どこかで区切りをつけないとね。

ああ。本当に長かった。まさか3年もかかるとは思ってなかった。
そんな長い閉塞感を振り払うために、必要なのは、あの石垣島の海と風。
想い出の風景に、再び出会うために旅に出よう！

関西空港からANAで行く、石垣島、竹富島へ。
2泊3日の観光と買い物メインの石垣島の旅です。

そして、帰ってきました。4トラベル。3年ぶりの旅行記投稿です。

エリア 石垣島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ANAセールス

旅の始まりはいつもの関空連絡橋。
そして、いつも通りの土砂降りの雨。
沖縄は梅雨入りしたけど、この日の大阪はまだ梅雨入れ前・・・のはず。

それでも、旅に出る。というだけで、心はすでに空の上の青空気分。

実に4年ぶりの関空。4年ぶり・・・・。4・ね・ん・ぶ・り。
自分でも信じられない、よく、そんな長い時間我慢したもんだ。
くそ、コロナめ～～～～。という想いを心に閉じ込めて
さて、サクッと保安検査場を抜けて制限エリアへ向かいましょう。

ご存じの人も多いでしょうが、関空は大規模リノベーション工事中。
2025年開催予定の大阪万博に向けてレストラン街が新しく変わります。
というわけで、国内線と国際線の出立エリアが以前とは全然違います。
この長い動く歩道を、どんどん先に進まないと飛行機には乗れません。

歩くこと5分。辿り着いた先は初めての場所。
制限エリア内にもレストランやショップが多数。
お、祇園「天ぷら八坂園堂」さん。美味しいんですよね。
ここの天むすのお弁当を京都帰りに良く買いました。
このお店があるなら、ここで食事をしてから飛行機もありだな。
天むすのテイクアウトないのかな？　

さてさて、いつものANAラウンジに行くために３階に来ましたが？？
ラウンジどこですか？目の前にあるのは「ラウンジKANSAI」
もしかして、これなんですか？
他にもラウンジを探してうろつく乗客多数・・。
3階まで一緒に上がってきた、JALのラウンジを探すご夫婦と顔を見合わせながら、目で合図。
「これしかないよね」という心の声でうなずきながら。いざ。　

ラウンジKANSAI 空港ラウンジ

そう、実は国内線の各航空会社のラウンジは2022年10月をもって閉鎖。
以後は、この「ラウンジKANSAI」へ統合されています。

コロナ禍で乗客が減り、閉鎖していたラウンジ。
これからも各社での存続が難しく統合されることに。

前のANAラウンジもいい香りがして好きだったけど、
新しいラウンジは外の風景が見られる。飛行機が並ぶ景色は旅心が盛り上がります。

会議室にあるような長机もいい味出してる。
これならワーケーションに旅立つ前のお仕事タイムにもいいね。

さて。そろそろ時間なので行きましょう。
今回搭乗するのは
「ANA　NH1747便　9時35分発」ボーイング737-800　166席です。

ますます激しく降る雨。飛行機は20分遅れで出立。
この日は、ほぼ満席でのフライトになりました。

飛行機に乗るのも3年半ぶり。
「すごく嬉しそう」という夫の言葉に満面の笑顔で返す。
そう、すごく嬉しい。やっと。待ちに待った時間の始まりです。

行ってきます～～関空。
雨で煙る関空連絡橋。

この4年間で変わったことも色々あります。
特にANA機関誌「翼の王国」がデジタル版がメインとなり、紙媒体はCAさんに申し出ると頂けるシステムに変更。
サイズも一回り小さくなってます。
デジタル版は事前チェックインを済ませて自宅でダウンロードするといいですよ。
ANAの飴は搭乗前にお水が買えなかったので急遽頂きました。
いつものお水、どこで買えばよかったんだろう？？

翼の王国をパラパラ捲りながら、オーディオプログラムも確認。
チャンネル数が減っています。まだコロナ前の状態へ復活は遠いよね。
仕方ないか。

この日の曲目は、「あいにきて I・NEED・YOU!」懐かしいなぁ。

フライト中は、ずっと雲の上を飛んでいましたが、そろそろ高度を下げて見えてきました。
薄曇りで白く煙る石垣島の白保辺り。
当日は大潮の前日だったこともあり、かなり潮が引いてます。

そして石垣の赤い大地。

到着！久しぶりの石垣空港。

多くの観光客でにぎわう石垣空港。

お約束の水槽のお魚たちも、久しぶり！

うんうん。「おーりとーり」の看板も変わらないね。

お約束の「南ぬ島　石垣空港　国内線」

ついに、ついに来れた。
コロナでキャンセルをした、あの日から3年。
長かった・・・・。でも、来れた。それだけで満足。

「来たぞ～～！！いしがきじまぁ～～～」と心の中で叫ぶ。

さて、今回はいつものオリックスではなくて、
ANAから申し込んだので「ニッポンレンタカー」

では、石垣島ドライブの開始！
湿度が高くて暑い空気は重さまで感じそう。
でも、この空気が今ここが石垣島だと実感させてくれます。

最初に来たのはここ。
石垣島唯一のアーケード街でもあり、石垣島の買い物中心地。
「ユーグレナモール」

ユーグレナモール 市場・商店街

この中にある「石垣市公設市場」
ここに何をしに来たかと言いますと。お昼ご飯です。

石垣市公設市場 市場・商店街

金城製麺所は1972年（昭和47年）創業の石垣島の製麺所です。
家庭で作られる八重山そばもそうですが、多くの食堂で食べられる八重山そばもここ、金城製麺さんの麺で作られています。
石垣島のソウルフードの担い手が、ここ石垣市公設市場で直営店を出しています。

公設市場内にはフードコートがあり、他にもいろいろなメニューをお店で買って、すぐにここで食べることができます。

このフードコート、なんだか懐かしい雰囲気です。
昔、実家近くの商店街の中にもこういうフードコートがありました。

私は八重山そば並み。700円。
夫はそれにアーサーの天ぷらともずくの天ぷら追加。
ツルツルの丸麺にあっさりとしながら旨味のある汁。
甘いお肉。美味しい。これ、本当に美味しいですよ。
あっという間に完食。ごちそうさまでした。　

さて、食後はこの上にある
「石垣市特産品販売センター」へ。

石垣市特産品販売センター お土産屋・直売所・特産品

石垣島のお土産物はほぼここで何でも揃う品揃え
ここにきたら、まずは、あの方を探しましょう。

いたいた。前と同じ場所に居て・・・・・・。
あれ？これは・・・。「ミルク面」ではない？？
え？？「オホホ面」？
オホホ面は西表島でお祭りの時に「おーほほほ」と、人々に掛け声をかけて活躍する道化役の神様。
五穀豊穣・子孫繁栄などの幸福をもたらすミルク様の相方のようなお方。

どうやら4年の間に「ミルク面」様のほうは売れてしまったのかな？
残念ですが、まぁ、良かったと思う事にします。
今度からはこの「オホホ」様に会いに来ることにします。

・・・でも、お一人で寂しくはないですか？

いつもの「石垣島海のもの山のもの」さんの絶品チャンプ―ソースとタコライスソースを購入。
ヒバーチもここの物が一番香りが良いから購入。
それと、石垣島ラー油も購入。
あと、気が付けば夫が大量の泡盛購入。全部お土産だからと。本当に？　

さて、次は公設市場目の前に新しくできていたお店へ。
「石垣島共同売店」さんは定番の土産から、アクセサリーやバスソルトやオイルなど販売。
ちょっと女性が喜びそうなお洒落なアイテムを数多く揃えたお店。
特産品センターもいいですがここもいいですね。
あちらにしかない物も、こちらにしかない物もあるので両方見て回るのもいいですよ。

石垣島共同売店 お土産屋・直売所・特産品

ここでも「海のもの山のもの」さんの「シークワーサー胡椒」購入。
この「離島便」シリーズはお洒落な瓶詰で100年前から愛されてきたドイツの伝統ある保存ビン「WECK(ウェック)」を使用しています。
中身の美味しさは間違いなしのスパイスと可愛いビン。
しゃれたお土産に最適。瓶詰は他にもいろいろ種類あります。
ガラス製のふたを止める専用金具110円もレジで購入できます。

それと、ここで石垣島限定「パイナップルケーキ」も購入。
これがすごく美味しくて、今回の旅のお土産はこれで決定です。
しっとりとしたケーキは甘すぎない上品な味で、パインのジャムは果肉感が残っていて濃厚な味。バランスが良くて美味しい。
さすが、パイナップルアイランド石垣島。食べた人も大絶賛でした。
見た目もかわいくミンサー柄のプチケーキ。

さて、大量のお土産を抱えて次の場所へ向かいます。
ユーグレナモールの地面もミンサー柄。いいね。こういうの。

次はユーグレナモールから、そう遠くない市街地。

見えてきました。

八重山諸島最古の寺院。「桃林寺」沖縄県重要文化財指定。

ここ、桃林寺は琉球王朝７代目国王 尚寧王によって１６１１年に鑑翁西堂を開山とし建設されました。
その後の1711年八重山大地震「明和の大地震」（八重山や宮古に津波石を運んできたあの地震）によって倒壊しましたが、1786年に再建され、今に至ります。

桃林寺 寺・神社・教会

まずはお参りします。コロナ禍での厄落としと旅の安全も祈願。

お参りの次はこれ。小さな七福神様の付いたおみくじです。
旅の運勢をお伺いしてみましょう。
そうそう。お代金は御賽銭箱に入れてくださいね。

良し！大吉！旅行は「楽しき旅」
はい。思いっきり楽しみます。
大吉には小さな大黒様が付いていました。　

さぁ、幸先の良い旅の始まり。
福木並木の道をホテルへ向かいます。

今回のホテルは、以前もお世話になった
「エグゼス石垣島」
集落を離れた高台にある静かな雰囲気のホテル。
前回の宿泊があまりにも良かったので今回もこちらに決めました。

OKINAWA KARIYUSHI RESORT EXES ISHIGAKI (沖縄かりゆしリゾートEXES石垣) 宿・ホテル

さぁ、行きますか。

小さなロビーは落ち着いた雰囲気。
そうそう。こんな感じだったなぁ。と懐かしさすら覚える。
4年ぶりだものね。

小さいけれどリゾート感のあるロビー。
受付を済ませて、さぁ、部屋へと向かいます。

この独特の作り。

そうそう、この重厚な重さの扉もそうでしたね。

室内は2ベットルームです。
ここはリビングとベッドの居室。　

奥の扉の向こうは琉球畳の居室。
マトレスのみで低いので小さなお子さんも安心。
2ベットルームの間には引き戸の扉があります。
どちらの部屋からも、相手の部屋は通らず、バスルーム（トイレ）利用できます。　

さぁ、ベランダに出てみよう。

ベランダからは遠くに海も見えます。

ホテルのガーデンプールも見えます

あ。可愛い。真っ赤な「LOVE」

さぁ、しばらくホテルで休息したら、タクシーで移動です。
付いた場所は居酒屋「こてっぺん」

こてっぺん グルメ・レストラン

ここのお店は面白い作り。
ミンサー柄の半円筒の仕切りがあり、半個室になっている。
これなら周囲も気にならない。
久しぶりの旅行なので、ゆっくり食事がしたくて選びました。

まずは、こてっぺん自慢のてっぺん盛り注文。
別注文のタコも盛り込まれてます。

今日のお魚一覧。
どれも美味しいお魚ですが、特にセーイカが絶品でした。
あと、初めて食べた「赤マンボウ」
他の魚とは違う柔らかくて脂の甘い味わい。

ゴーヤチャンプルは、まぁ普通に美味しい。
他にもフーチャンプル、アーサーのかき揚げ。鉄火巻きなど注文。
チャンプル類が量が多くて少々残してしまいました。ごめんなさい。
これに、アルコール類も色々頼んで会計8000円ほど。安い！

時刻は6時過ぎ。まだ明るい繁華街を散歩します。
今、話題の「石垣島ヴィレッジ」は居酒屋中心の飲食街の複合施設。
外から見てもいい雰囲気。まだ明るいですが、中の人たちもすでにいい感じです。

石垣島で黄色い看板と言えばの「ゲンキクール」
ここはそのゲンキ君グッズで有名。

そのすぐ近くで面白い自販機発見！
普通にコーラなどの飲料水の自販機と並んでましたが・・・。

何と山羊！山羊料理と山羊肉の自販機。
さすが！沖縄！

しばらく、そぞろ歩きを楽しんだ後はホテルへ戻ります。
行はタクシーでしたが、帰りはバスを利用。
一度乗ってみたかったんですよね。路線バス。

利用したのは空港路線。
バスの車内からも石垣島の青い海が見えます。
車内には通学の学生さんが。素敵な通学路だね。

「宮良橋」で下車。そろそろ夕暮れ時ですね。
植え込みが観葉植物のコンシンナ類。亜熱帯ですね。

夕日に染まる宮良川。

宮良川のヒルギ林 自然・景勝地

サンセットSUPのツアーが出ていました。
夕暮れのマングローブの川を下り、このまま海まで出るツアーです。
隣で夫が次は必ずこれをやりたいと。

さぁ、宮良川からホテルまでは20分ほどかかります。
急がないと暗くなりますよ。
鬱蒼と茂る木々の中に続く坂道を登っていきます。

可愛い看板。
車が横を通り過ぎていきますが、歩いている人は珍しいみたいで皆さん見ていきます。

亜熱帯の植生が茂る道端。あ。月桃の花。
車もいいけど、こうして歩くと小さな発見が多くて楽しいね。

息が上がってきたころホテル到着。
途中で暗くなると危なそうな道だったので（ハブとか。ハブとかね）
明るいうちに戻ってこれてよかった。

部屋に戻ると山の向こうに日が沈んでいきます。

マジックアワーを楽しみながらデザートタイム。
下の売店でミルミルの塩黒糖アイス購入。
あっさりした甘さの中にほんのり塩味。美味しいですよ。

それでは、一日目はこれで終わりです。