モエレ沼公園に行ってみた

2023/05/12 - 2023/05/12

今日は午後の便で丘珠空港から函館に飛ぶ。
丘珠空港は初めて利用する空港だ。
付近を確認するとモエレ沼公園がある。彫刻家イサム・ノグチが、公園全体を一つの彫刻作品として設計した公園とのこと。
飛行機のチェックインを済ませ、スーツケースを預けて身軽になってから公園を訪れた。

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

チェックアウトし丘珠空港へ。
地下鉄終点の栄町。空港行きのバス停をキョロキョロ探していたら、近くのおじさんが親切に教えてくれた。路線バスを待っているところに、突然空港リムジンが到着。慌てて乗り込む。わずかな距離だが料金は350円。
チェックインして荷物を預けたあと、モエレ沼に行くバスを探しているとすぐに豊畑行きが到着。再び慌ただしく乗り込んで終点まで。

モエレ沼公園 公園・植物園

モエレ沼はもともと札幌の廃棄物処理場。それを公園によみがえらせた。
基本設計は日系アメリカ人のイサム・ノグチが手掛けた。
1982年に着工したが、造成中の1988年末にノグチが死去。ノグチの遺志を継いで公園を完成に導いたのが北海道で活躍するキタバ・ランドスケープの斎藤浩二さん、2005年7月に完成した。
斎藤さんは滝川市のNPO活動でご一緒し、面識がある。

モエレ沼公園 公園・植物園

バス停から20分近く歩いて公園入口にやってきた。

モエレ沼公園 公園・植物園

入口の橋を渡ってすぐに目につくのが、公園のシンボルとも言えるガラスのピラミッド。

モエレ沼公園 公園・植物園

館内には、イサム・ノグチを映像や書籍で紹介するギャラリーやイベントスペースなどがあるらしい。

モエレ沼公園 公園・植物園

中に入ると、吹き抜けの気持ちのいい空間。

モエレ沼公園 公園・植物園

ガラス製のエレベーターの先には石の庭。

モエレ沼公園 公園・植物園

そのエレベータで上のフロアのイサム・ノグチのギャラリーへ。
詩人野口米次郎の子としてロサンジェルスで生れたイサム・ノグチ。
一時山口淑子（李香蘭）と結婚していた。

モエレ沼公園 公園・植物園

屋上に昇ってみた。

モエレ沼公園 公園・植物園

公園をぐるりと囲むモエレ沼が見えた。

モエレ沼公園 公園・植物園

ピラミッド内部の大きな空間。

モエレ沼公園 公園・植物園

ウェディングフォトの撮影が行われていた。

モエレ沼公園 公園・植物園

きのこ頭に顎鬚をはやした得体の知れない新郎が気になる。

モエレ沼公園 公園・植物園

モエレ山の麓で犬を散歩させつつ噂話に興ずる近所の5～6人の主婦グループ。
他に、一人旅や二人連れの旅行者がいるものの、人は少ない。

モエレ沼公園 公園・植物園

イサム・ノグチが精魂込めたという海の噴水。
直径48mの噴水池に、最大25mまで水が噴き上がり、生命の誕生や宇宙を表現するという。
ところが噴水には運転時間があり、この時期は午後に2回あるだけ。
その時間まで待つと飛行機に乗り遅れる。水の出ない噴水を眺めつつ緑豊かな公園を散歩。

モエレ沼公園 海の噴水 公園・植物園

随所にアート作品が設置されている。

モエレ沼公園 公園・植物園

テトラマウンドは直径2mのステンレスの円柱を三角に組み上げ、真下に芝生の円いマウンドを盛り上げた、シンプルなモニュメント。

モエレ沼公園 公園・植物園

ミュージックシェルは、イサム・ノグチのデザインではなく、彼のノートにあった構想とスケッチを活かしてオリジナルに作られた造型。

モエレ沼公園 公園・植物園

ステージ背後の壁面は反響板を兼ねており、内部には出演者のための控室とトイレが組み込まれている。
公園はあまりにも広いので、見物を途中で切り上げてランチに向かおう。

モエレ沼公園 公園・植物園

受付でタクシーが手配できるかと聞くと連絡先を教えてくれ、かつバスの連絡を案内してくれた。
バス停は先ほど下車した豊畑より近くにモエレ沼東口というのがある。これがいいだろう。
待合の小屋で待つうちに強い雨に遭った。

モエレ沼公園 公園・植物園

カレー魂 デストロイヤーは秘密のケンミンショーで紹介されたスープカレーの店だ。

カレー魂 デストロイヤー グルメ・レストラン

北14西3。北海道大学から一本東に入った通りにある。

カレー魂 デストロイヤー グルメ・レストラン

挽肉納豆カレーを辛さ12で。
5が家庭の中辛、10が辛口に相当するとのこと。
後から来た学生は49の激辛を頼んでいた。

カレー魂 デストロイヤー グルメ・レストラン

ライスのサービストッピングはサブジというネギの炒め煮を頼んだ。ヒーヒー言いながら完食。うまかった。

カレー魂 デストロイヤー グルメ・レストラン

札幌駅まで歩いて15分ぐらいというので、途中北大構内に立ち寄りつつ歩く。
北大マルシェは北大農場の牛乳を原料に作られた商品をイートインやテークアウトで提供している。

北大マルシェ 市場・商店街

北海道大学総合博物館は、札幌農学校時代からの学術標本・資料を一般公開している。

北海道大学総合博物館 美術館・博物館

クラーク博士の聖書や、博士や黒田清隆開拓長官が列席した札幌農学校開校式の次第などが展示されていた。

北海道大学総合博物館 美術館・博物館

丘珠空港行きのバスに乗ろうと札幌駅にやってきた。
コンコースにあるアイヌの酋長のモニュメント。
『ウレシパモシリ北海道　イランカラプテ像』というそうだ。
ウレシパモシリはアイヌ語で『互いに育み合う大地』という意味。
イランカラプテは『あなたの心にそっと触れさせていただきます』で、こんにちわの意味でつかわれるらしいが、・・・覚えられない(#^^#)

札幌駅 駅

横三列というあまり見ない配列のリムジンで空港へ。

丘珠空港 (札幌飛行場) 空港

函館までの器材はATR 42。
フランス・イタリア合弁の航空機メーカーであるATRが製造するターボプロップ双発旅客機である。42は標準座席数の42席を意味する。

丘珠空港 (札幌飛行場) 空港

プロペラ機は久しぶりかもしれない。
沖縄の離島便以来かな。

丘珠空港 (札幌飛行場) 空港

飛行中に窓からプロペラを撮影すると、止まって写った。
およそ40分の飛行。

丘珠空港 (札幌飛行場) 空港