2023/05/20 - 2023/05/20
9342位(同エリア14944件中)
ひな姫さん
今期は大学で「芸術史(日本)」(古典文学と古典芸能)を履修しているので、奈良の薪御能を見に行った。
奈良は観阿弥・世阿弥親子の出身地であり、貞観11年(869年)に興福寺西金堂で執り行われた薪猿楽が最古だと言われている。
現在、全国各地で開催されている能楽は、ここから始まったと言っても過言ではないぐらの重要な伝統行事である。
11:00~12:00に春日大社の若宮で、17:30~20:30までは興福寺で開催される。
https://narashikanko.or.jp/topics/takigiono/
入場チケット(協賛券という)前売5,000円、当日5,500円で、春日大社と興福寺の両方を鑑賞できる。
興福寺のみ、無料の立見席がある。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
座席はすべて自由席である。
先に前売券を持っている観客が入場し、その後、当日券の観客が入場できる。
わたしは当日券だったので9:30から並んだ。
入場は10時から、開演は11時からだったので、ぼ~っと並びながら、暇だったのでそこらに居たスタッフの人とおしゃべりをした。
座席は舞台をコの字に囲むように設置されている。
「神様への奉納の舞なので、鳥居に向かって能楽が行われる。なので、正面の席(畳に正座)は演者の背中しか見えない」
と教えてくれた。
ということは、鳥居の両脇の前方席で、しかも鳥居の近くに座れば演者の顔を見られるのではないか。
でもまぁ、当日券のわたしは限りなく不可能であろうけれど。
案の定、入場したらほぼすべての席が埋まっていた。
が、しか~し!
なんと、前から2列めに1席だけ空いていた。
4人掛けのベンチなのだが、2人+空き+1人、だったのだ。
しかも鳥居の足元である。
当日券なのに前から2列めだなんてラッキー!春日大社 寺・神社・教会
-
大学で、古典芸能(能、狂言、浄瑠璃、歌舞伎)を履修中だったので、なんとなく内容が理解できたが、知識がないと何を演じているのか分からないと思う。
入場するときにパンフレット(冊子)を頂いたので、開演前によく読んでおくと理解が深まるであろう。
上演中は撮影禁止だったので画像がないが、きらびやかな衣装、囃子、謡、、、一生に一度は見てみるべき。 -
-
17:30からは場所を移して興福寺で開催された。
(興福寺と春日大社は明治時代の廃仏毀釈で分離されたが、元々は神仏習合で一体化していた)
午前中の春日大社と同様に前売券の観客が先に入場し、その後、当日券の観客が入れる。
入場は16時からだが、14時半の時点で前売券入場には5~6人が並んでいた。
当日券入場はまだ誰も並んでいなかったが、覚悟を決めて14時半から並んだ。
開演の17時半まで3時間もある~。
気長に待とうと腰を下ろし、スタッフとおしゃべりをしながら通りかかる人たちを眺めたりした。
行列に『何ごと?』と関心を寄せるのは8割が外国人観光客だった。
あいにく日本は英語がほとんど通じない国である。
英語を話せないのならせめて英語のパンフレットを用意するとか、英語で説明をするSNSを発信するとか、必要ではないか。
せっかく興味を持ってくれたのに、日本語のパンフレットを見せて「17時半からです」と伝えるだけでは鑑賞してくれないであろう。
他の地域で開催される能楽とは意味合いがまったく違う、特別な薪能なのに。興福寺 寺・神社・教会
-
開演を待ちながら道行く人々を観察していたら、外国人カップルが興味を示して近付いて来た。
なんとこのカップル、かなり上手に日本語を話した。
そして「Freeの席がある」と知り、そちらに興味を示した男性。
けれど女性が躊躇せずに財布を出して当日券を購入すると男性もお金を払った。
いやいや、いくら日本語が出来ても能の日本語(古語)は、わたしたち日本人にも理解しがたい。
それなのに見てみよう、なんて嬉しい限りである。
さて、ようやく入場時間になった頃には、前売券入場はとてつもない行列が出来ていた。
春日大社と同様に舞台を囲んでコの字に座席が配置されているのだが、入場口が「北」「東」「西」の3箇所ある。
北は真正面だが、舞台よりも高い位置にあるので見下ろす感じである。
東は真横だが、平地なので後方からでは観客の頭しか見えないであろう。
西も真横だが、地謡の後ろなので舞台が遠い。さらにその後ろが無料の立見席である。
春日大社のスタッフに「北が良い」と教えられていたので、わたしは北に並んでいた。
けれど前売券入場の後に入ったらすでに満席状態、最後列に1席だけ空いていたのでキープした。
先頭のわたしより後ろに並んでいた人たちは席が取れず、立見だった。(お金を払っているのに!)
日本語が堪能なあの外国人カップルも席を探してウロウロしていたが空きはない。
わたしは女性の腕を取り「わたしの席をどうぞ」とカップルに席を譲った。
席と言っても手作りの台座で4人が座れる。奥行きがあるので無理矢理5人が座ることは不可能ではない。
席を譲ってしまったわたしは「北」を出て「東」へ行ってみた。
やはり満席状態だったが、なんと、前から3列目に1席だけ空いていた!
うむ、こういう時、お一人さまはフレキシブルに動けるのだな。
神様、ありがとうございます! -
こちらもパンフレットで内容を把握しておいたこと、そしてイヤホンガイド(1,000円)を借りたことにより理解することができた。
日が暮れてくると提灯に明かりが灯され、薪に火がくべられてパチパチと燃え盛る。
・・・最前列ではなくて良かった。風が吹く度に火の粉が舞い、煙が流れてきて辛そうだった。
能は古語だが、狂言は比較的セリフが聞き取りやすかった。
内容も面白かった。
最後、演者が一人ずつ退席するのだが、その途中で拍手が湧いてしまい残念だった。
音声ガイドを通じて「余韻をお楽しみください」と苦言が呈されたが、ガイドを借りていない人には聞こえない。
全員が舞台を去ってから拍手をするべきである。
それはともかく、寝てしまうかも、という心配を他所に、とても楽しめた。 -
-
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
奈良 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
8