GWの長期休暇を利用して韓国に行ってきました。<br />個人手配・一人旅でタクシーとレンタカーは未使用です。<br /><br />朝鮮半島の観光は人生初。<br />近いからいつでも行けると思っていたのですが、それがようやく実現しました。<br />ソウルから反時計回りに釜山経由して周遊するような行程で1週間滞在です。<br /><br />7日目、北朝鮮との国境に向かうツアーに参加しました。<br />ツアー後は22年ハロウィンの雑踏事故で有名なイテウォンを散策しました。<br /><br /><br />　【1日目,4/28】関空→ソウル→大田観光<br />　【2日目,4/29】大田→釜山(チャガルチ)<br />　【3日目,4/30】慶州日帰り観光<br />　【4日目,5/1】釜山（甘川村・水族館）<br />　【5日目,5/2】釜山→安東観光<br />　【6日目,5/3】安東→ソウル(博物館・弘大)<br />★【7日目,5/4】北朝鮮国境ツアー・ソウル(明洞・梨泰院)<br />　【8日目,5/5】ソウル(景福宮・博物館)、空港野宿<br />　【9日目,5/6】ソウル→関空

韓国ひとり旅@2023.5【7日目】北朝鮮国境ツアー・ソウル(明洞・梨泰院)

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2023/05/04 - 2023/05/04

6815位(同エリア26238件中)

エリア

ソウル(韓国)

同行者: 一人旅

旅行の手配内容: 個別手配

6:50起床
同じ部屋の人間のイビキがうるさくてきつかったです。
そしてユニットバスではないトイレがなぜか足元が水浸し。
安宿なので仕方ない。

7:20宿を出てツアー集合場所へ。
今日はツアーでDMZという北朝鮮との国境（正しくは軍事境界線エリア)に連れて行ってもらいます。
ツアーはインターネットで適当に予約しました。
klockという香港の旅行代理店経由で6,400円。
実際のツアーはSeoul City Tourがという会社っぽいので、そこと直接コンタクトを取ると安くなったかなあと。
8:00
時間通りにバスがきました。
ゴールデンウイークだったからか、日本人だけで大型バスは満員でした。
ガイドさんも日本語が堪能でした。
理由あったっぽいですが、8人ぐらいが遅刻をし、10分ぐらい出発が遅れました。
9:00
自由路という名の高速道路を通り、臨津閣（イムジンガク）公園に。
実際に北朝鮮を見ることができるエリアに入ることができるのは3.5時間後の12:30とのこと。そしてツアーの終わりが16:00頃というアナウンスがありました。
もともと14:00解散予定だったのが、さっそく変更になりました。
クチコミで書かれている通りだったので私は特に問題はありませんでした。
料金表9,200W
個人で来れるのかは謎。
料金といっしょに韓国語で2時間半待ちと書いてます。
「チケットは順番だから待つこともある」というよりは毎回待たないとだめなようです。
最初ガイドさんが公園周辺をぐるっと案内してくれます。

臨津閣（イムジンガク）公園
自由の鐘
武器で作られたもの。
戦争の場所の石
全世界から集められています。
北朝鮮に続く線路？
慰安婦像
片側は北朝鮮を統一したときに座らせようとしている。
慰安婦像
ガイドさんによると日本では有名な慰安婦問題だけど、
韓国にはよく知らない人もいて、いっしょに座って写真取ったりする。
ソル・ウンド「失われた30年」という曲が流されていました。
離散家族探しという韓国のテレビ番組の紹介がありました。

1945年韓国が独立するも、政府が出来上がる前に、ソ連とアメリカが圧力をかける。48年韓国イスンマンが大統領になるも北は納得せず、キム・イルソンが北朝鮮を立ち上げる。アメリカは縄張りとしてフィリピン、台湾、日本を宣言したが、韓国は含まれず、1950年北朝鮮が韓国を侵攻する。6.25事変。ソウルは3日で占領サれるも、マッカーサーがインチョン上陸作戦を決行。中国は人海作戦で対抗し1953年休線となった。離散家族が1000万にいたとのこと。

歴史の話は勉強になってよかったです。
ピョンヤンなどの風景が刻まれた石、だったかな？
9:45
自由行動開始。
世界の色々なところでみかけるこういう看板好きです。
集合時間は12:20なので十分に時間がある。
うなぎが有名な臨津江（イムジンガン)をゴンドラで渡ることにします。
11,000W

ツアーに含まれているはずだったけれど、2,000Wの割引だけでした。
周辺は畑になっています。
米と豆と高麗人参を作っているとのこと。
自由の橋
捕虜がこの橋を渡り帰還したところから。
上流側は北朝鮮側でダムによる嫌がらせが発生しているらしい。
わざと洪水を引き起こしたり。それが事実ならば卑劣に思えます。
川の手前は韓国の土地で
川の向こう側はDMZらしい。
このゴンドラ、2020年9月にできたらしく意外に新しいみたいです。
コロナ前はここまでこれなかったとのこと。
川の向こうの博物館。
入場料はおそらくゴンドラ代に含まれている。
そこまで広くはなく、この１部屋をぐるっと回るだけです。
朝鮮戦争の写真や当時戦死した人の悲しいエピソードが展示されていました。
展望台。自由の橋がよく見えます。
少し丘を登ったところにあったと思います。
錆びているけれど「20」
と書かれている。
飛行禁止区域を知らせるための標識とのこと。
疲れたので韓国定番の揺れる椅子に座って休憩
用意した軽食食べながらのんびりしたけれど、公園内にある遊園地の方をもう少し散策してもよかったかな。
DMZは人が立ち入れないため野生動物でも有名らしいのですが、
帰りのゴンドラからジャコウジカ？が見られました。
戦争に使用された車両。
銃弾の跡が展示となっているのは旧ユーゴの街並みを思い出しました。
集合時間12;15まで
案内してもらったところをじっくり見たり、周辺の建物の展望台を回ったり、意外にも退屈はしませんでした。
臨津閣(イムジンガッ)国民観光地の次はバスで第３トンネルに向かいます。
そこにもDMZの看板がありました。
DMZ：Demilitarized Zone、非武装地帯
軍事境界線(終戦後は国境となる線)の南北2kmの地域
第３トンネル
70年代に韓国によって発見された、北朝鮮ゲリラのトンネル。
現在は核があるのでトンネルは不要となり、韓国としてもわざわざ探していないとのこと。
トンネル内部は写真撮影禁止でしたが、狭さはこの模型そっくりでした。
中腰で進む距離が長くてしんどかったです。トンネル最奥部、北朝鮮側の植物が咲いておりそれが印象的でした。
トンネル周辺を散策。
ここが軍事境界線というわけではないと思いますが。
北、南の境界線が描かれています。
ケソン(開城)まで22km、ソウルまで53km
ガイドの説明によると、
太陽政策として開城工業団地が作られた。その時の通勤ルートのために鉄道も当時作られた。が、その利益は核に使われ結局制作は終わり鉄道も使われていないとのこと。
再度バスに乗り、いよいよ北朝鮮が見える展望台に。
天気はくもり、ベストコンディションではない。。。
けれど雨でまったく見えないこともあるらしいので、良かったと思うことにします。
ここが北朝鮮との軍事境界線。
地雷が埋まっている。また歩いて渡ろうとすると撃たれるらしい。
脱北は中国側からカンボジア・タイのNGOに行くルートが有るとのこと。
韓国と北朝鮮ではアクセントが違うらしく、韓国に来ると子供はいじめられ、特別な施設で生きる方法を学ぶ。支援金の制度もあるがそれを騙し取られるひともいるそう。

こちらケソン工業団地とのこと。
人らしい姿も見ることができました。
ヤミ市で金さえあればなんでも買えるらしい。
停電は多いそう。
右手の方、ふつうの街と変わらないです。
世界唯一の分断国家ということで、考えさせられました。
展望台外観。
内部に展示もありましたが、散策している時間はありませんでした。
14:50
最後に訪れたのは統一村のお土産屋
米とアイスクリームが美味しいとのこと。
ここも民間統制区域
危険な場所で行動制限がある代わりに、
兵役、納税の義務が免除、また生産された米は政府が買い取ってくれるから所得が高い村となっている。
現代創業者のエピソードが紹介されました。
牛1頭分のお金をくすねて家でし、現代グループを築き上げた。
1000頭分の牛を利息として1001頭とともに北朝鮮に訪問したと。
その展示がバスの車窓から見えました。
16:20
ツアー終了。
市庁駅周辺で解散となりました。
17:00
おかゆを食べます。
日本で有名でインターネットにいっぱい記事があるお店。
店の雰囲気は個人でやっている感じで落ち着く。
夕方だったのでお客も少なかったです。
ウニのおかゆ
17,000Wで少しお高い。
醤油をかけて食べます。
美味しかったけれど絶賛というほどではないかなあ。
お店外観
google mapだと2店舗(引っ越し前の店舗？)なぜかヒットして、
お店を探すのに時間がかかりました。
市庁駅周辺は1店舗だけ。
LGのトラック
韓国で有名な家電メーカー
今日のツアーの話だと北朝鮮にもなぜかLGの家電があって、ケソン工業団地で作られているのかも、とのこと。
続いて明洞駅周辺を散策します。
ソウル最大の繁華街
美味しそうなお店が沢山ありました。
卵のタルト
2,000W
意外にも甘くはありませんでした。
お店は駅から一番すぐ。
値段もリーズナブルで、立地もよく、買ってしまいました。
焼き鳥
美味しそうだったけれど、700円ぐらいしたんじゃないかな。
お高い。
ストリートライブ的なのやっていたり、お店がいっぱいあり、
東京の上野を思い出しました。
明洞駅からソウル駅へ向かいます。
ひたすらお店が並んでいました。
初日に来たソウル駅に帰ってきました。
旅の終わりに旅の初めに来たところに帰ってきたときの、帰ってきたなあという感動が好き。いつもは空港でこの気持ちを感じるのですが。
旅の終わりを感じます。今回の旅は充実していてよかったです。
19:00
ソウル駅のロッテマートでお土産購入
スーパーの中にフードコートがあるのが珍しい。
レジのおばちゃんは座りながらレジ打ちしています。
合理的ですね。
19:35
梨泰院(イテウォン)へ。
雑踏事故の現場に。
駅からすぐ出たところです。
亡くなった方へのメッセージで壁一面びっしりと埋まっています。
全世界の言葉で亡くなった方へのメッセージが書かれていました。
確かに急な坂になっていて、人がいっぱいいたら危ないかもしれないですね。
何度も報道されていた当時の記憶が蘇ります。
大通りは若者向けのお店が多くあって、
爆音が流れています。
印象的だったのが、一つ北の通りに行くと、とても静かだということ。
渋谷と同じくハロウィンで有名、という噂ですが、
そこまで人が集まる様子が想像できません。
街は全体的に坂になっていて、坂の上からは街が見下ろすことができます。
お店が並んでいるエリアなので、雑踏事故の弔問以外では特に訪問理由はないかなあ。
globalなお店が並んでいるのがイテウォンエリアの特徴みたいです。
21:00頃
宿に戻ってきました。
部屋は匂いがひどく、シャワーの質もイマイチ。
コロナ野郎もいて気分はあんまり良くない。
けれど安いという最大のメリットがあるので我慢します。