久しぶりの海外1人旅＠ロンドン2023③

2023/05/03 - 2023/05/08

この日はチャールズ国王の戴冠式という歴史的な日でした。
旅行を計画した当初は全く想定していなかったイベントなのでさてどうしようか、、、と考えましたが、街中は大混雑だろうと思い、敢えて人手の少なそうなロンドン郊外へ観光に出かけることにしました。

5/3　21：30羽田空港発　05：20（+1）フランクフルト空港着　ＮＨ203
5/4　06：50フランクフルト空港発　07：15ロンドンシティ空港着　LH926
　 　 ロンドン観光
5/5　ロンドン観光
5/6　ロンドン観光
5/7　10：15ロンドンヒースロー空港発　13：50ワルシャワ空港着　LO282
　 　 ワルシャワ観光
　 　 22：50ワルシャワ空港発　18：30（+1）成田空港着　LO79

エリア ロンドン(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 LOTポーランド航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

5/6、今日はチャールズ国王の戴冠式です。
これのおかげで一時は旅行に行けるかどうかが怪しくなり、色々と気を揉みました。。。

今日も野菜多め、炭水化物控え目で。

デザートのチュロスが気に入りました。
もっと食べたかったなあ。
フルーツもヨーグルトも種類が豊富で当たりの朝食って感じでした。

今日はまずバスで移動します。
お約束の二階の一番前の席（写真右側）をゲット。

ザ・シャードが見えます。

ホテル前のバス停から12～3分で本日の最初の目的地、レドンホールマーケットへ到着しました。
入り口からすでに重厚な雰囲気が漂っています。

このレドンホールマーケットはロンドンで最も古い市場の一つで、14世紀に遡る歴史を持っているそうです。
元々は狩猟肉や家禽を扱う市場だったそうで、ローマ時代のロンドン中心（現在のシティ）に位置しています。

現在の緑色、黄色、クリーム色に塗られた装飾の施された天井や装飾された床は1881年にデザインされたものだそう。
そしてこの美しいマーケットホールを見るために多くの観光客が訪れる観光スポットになったようです。
煌びやか過ぎず、落ち着いているけど豪華でとても素敵な雰囲気です。

映画『ハリー・ポッターと賢者の石』ではロンドンの風景としてこの市場が使われたそうで、いわゆるハリーポッターファンの聖地になっているらしいです。（私は残念ながら映画を見たことがなく･･･）
また2012年のロンドンオリンピックではマラソン競技のコースの一部に組み込まれたそうです。へー！！

日中はお店も営業しており、お店のお客さんや見学する人で混雑するようですが、土曜日の朝ということで空いていてゆっくり見学することができました。
建物の写真を撮りたい方は是非朝一でどうぞ。

次の目的地へ向かうためにキャノンストリート駅にやってきました。
この辺りからポツポツと雨が。。

真ん中の09：31発の電車に乗ります。

車内は空いていました。
天気も悪いし戴冠式当日だし当然か。。

ロンドンから電車で25分ほど、Elthamという駅で降りて目的地へ向かいます。
地図で見るとほぼ一本道のはずなのに、何故か途中で迷子になりました。
グーグルマップも見てるのに何故？

駅から歩いて15分、本日の目的地「Eltham Palace（エルサム宮殿）」へ到着です。
チケットはオンラインで当日の朝08：45までに購入すると少し割引になります。
大人￡16.3-（2,840円）でした。

https://www.english-heritage.org.uk/visit/places/eltham-palace-and-gardens/prices-and-opening-times/

宮殿の全景です。
今回何故ここに来ようと思ったかというと
戴冠式で市内は混雑してるだろう（交通規制もあるかも知れないし）→じゃあちょっと郊外に行こう→地図を見る→エルサム宮殿？聞いたことはあるけど行ったことないな。→もう少し詳細を探る→ロンドンから電車一本で行けるみたいだし宮殿ってなんか惹かれるし行ってみよう！
という単純な動機でした。

このエルサム宮殿は元々司教のマナーハウスと宮殿として利用されていたそうです。
1311年に王室の所有になるとその後300年に渡って王宮として使われ、1933年に邸宅の建築と増築が行われて現在の宮殿となっています。

ホールの壁面にはロンドンの街？や中世の騎士の装飾画が一面に施されています。

宮殿内のインテリアは1930年代の内装が取り入れられ、フランスの影響を受けたアールデコ調やスウェーデン風デザインが融合した空間になっているそうです。
こちらは円形になった主寝室。

この宮殿の中で最も有名な金のバスルーム。
よく見ると彫刻の下の金のライオンの口からお湯が出てくるようになっています。

執務室です。
この宮殿はカーペットの事業で成功した実業家のものだったそうで、各部屋に様々な柄のカーペットが敷いてあります。

こちらもカーペットの敷かれた応接室。
この宮殿のオーナーはカーペット事業を扱っていたこともあり当時の最先端のデザインに詳しく、当時ではまだ珍しかったフランスやイタリアのデザイナーに宮殿のインテリアをデザインしてもらったそうです。

茶色のグランドピアノがありました。

ドアのデザインがよく見るとアジア風。
和洋折衷ですね。

宮殿の続きにある大ホールは1480年頃に建設され、現存している中世の建物の中で最も重要なものだとか。
木組みの半円の屋根（ハンマービーム型と言うそうです。）は必見です。

宮殿の外観はハンプトン・コート宮殿から影響を受けたそうですが、確かに似ていますね。

この宮殿は建物だけではなく、20世紀と中世が融合した庭園も見所です。
広さはなんと19エーカーもあるとか。

庭園の中を小川が流れていたり橋があったり。
庭園の散策も楽しみにしていたのですが、残念ながらこの時点でかなり雨が強くなってきました。
傘を差しながらなんとか頑張って歩いてみたけど。。。

靴が限界を迎えそうだったので30分弱で散策終了。
宮殿の説明や誘導をしてくれるボランティア（？）の方がいたんですが、「どうだった？何か質問はある？」と聞かれ、質問するほどの語彙力がなかったので「庭の散策をしたかったんだけど雨がね･･･」と答えると「また来ればいいよ！」と。
さらっと言うけど、なかなか来れるところじゃないんですよーでもまた来たいけどと心の中で思いつつ「そうですね！」と言って宮殿を後にしました。

帰りはキャノンストリート駅ではなくビクトリア駅行きの電車でした。
ここはバッキンガム宮殿に近いということで多くの人で賑わっていました。
ちょうどパレードの時間だったかな。

ビクトリア駅からディストリクトラインに乗り、キューガーデン駅へ、そこから歩くこと約10分。
本日のランチ兼アフタヌーンティーはこちらのNewensで。
グーグルマップであちこち見ていた時にたまたま見つけたお店です。
良さげな雰囲気だったので調べてみるとロンドンではかなり有名なティールームらしいです。
ホームページから予約もできます。
https://theoriginalmaidsofhonour.co.uk/pages/set-tea-booking

お店の中はイギリスの田舎のティールームっぽい雰囲気でいい感じ。
席数はそこそこありますがほぼ満席でした。
ちょうどテレビで戴冠式の中継をやっていました。

アフタヌーンティーは何種類かあります。
通常のアフタヌーンティーとセイボリー系のアフタヌーンティー、シャンパンが付くちょっと豪華なアフタヌーンティーなど。
私はケーキの代わりにキッシュがつくセイボリーハイティーというセット。
￡20+サービス料￡2.5（3,920円）とロンドン中心部のホテルのアフタヌーンティーに比べてかなりリーズナブルです。

キッシュは何種類かから選べるのでサーモンとほうれん草のキッシュを。
このキッシュがかなり大きいんですが、卵加減や塩加減が抜群で美味しかったです！
ケーキやランチメニューも評判がいいみたいで、是非また訪れたいティールームでした。

お店の外に停まっているかわいい車はどうやら現役のようです。
この車で配達に行くのかな。

ロンドン中心部へ戻ってきました。
戴冠式とパレードが終わったら雨が上がりました。
私の中でチャールズ国王は雨男ということになりました（失礼）。

再びフォートナム＆メイソンで昨日買えなかった紅茶を購入。
ついでにお隣のキャスキッドソンが閉店セール中で色々お買い得になっていたため何点か購入。
キャスキッドソン、一時は日本にもたくさんお店があったのについに閉店してしまうんですね。。。

外に出たらまた雨が降ってきました。
ピカデリーサーカスのエロスの像付近で（恐らく）反王室スピーチ的なものをやっていました。

一旦ホテルに荷物を置きに帰り、一休みしてから夕食の調達にコベントガーデンへ向かいます。
コベントガーデンの少し北側にセブンダイアルズという、まさに７つの道が交わる七叉路？のような場所がありますが、そこに新しくできたセブンダイアルマーケットというフードコートにやってきました。

建物の中は中央にこんな感じでイートインスペースがあります。
かなりの席数がありますが、土曜日ということもあってすごい混雑具合でした。

周りには洋食から和食、デザートまで様々なお店があります。
ちょっと薄暗くてお洒落な雰囲気です。

このタイ料理の店でテイクアウェイにしてもらいました。
大半の店が持ち帰りもできるようでした。
フードコートだとサービス料を考えたりしなくていいので気が楽です。
と言ってもロンドンは今はほとんどの店がチップ制というより10～12.5％のサービス料制になっているみたいですね。

ちょっとだけコベントガーデンにも寄ってみました。

ここもやっぱり戴冠式ムードでした。
この中にあった美味しいパイの店がなくなってしまったようで、残念です。。

ホテルに戻って本日の夕食です。
エビ入りパッタイとウェイトローズで買ったサラミのチーズ巻き、それにビールです。
ビールはホテル近くのセインズベリーズローカルという日本のコンビニ的な店で調達したんですが、何故か6本パックしか売っていなくて何とかバラで売ってた1本を買ってきました。
で、このパッタイが海老がたくさん入ってて美味しかった！
今回の旅は「アフタヌーンティーを楽しむ」が目的だったのでランチや夕食は軽めで済ませました。

本日の買い物。
フォートナム＆メイソンで紅茶（カウンティスグレイ）とマーマレードを。
このカウンティスグレイが好きでよく飲んでるんですが、日本では売っていない50パック入りを発見！
￡9.95-（￥1,740-）と値段もだいぶ割安だと思います。

テスコ？かセインズベリーズのどちらかのコンビニでジャファドーナッツとキャラメルウエハース。
どちらもイギリスの駄菓子的なお菓子です。
ジャファケーキはよく見るけどドーナッツは珍しいのでお土産に。

キャスキッドソンの閉店セールにて旅行用トートバッグと折り畳み傘。
トートバッグはピーターラビットの柄で前々から可愛いと思っていたもので、なんと最後の1つでした。
ロンドンの街並みの柄の折り畳み傘は自分用とお土産に。

5/7（日）の朝です。
最大の難関、パッキングを無事終わらせ、06：00過ぎにホテルをチェックアウト。
最後に朝食を食べられなかったのが心残りです。

地下鉄を乗り継いでヒースロー空港へ到着しました。
行きはシティ空港から入国したので久しぶりのヒースローです。
朝早い時間帯でしたが、もうすっかり以前の活気を取り戻した感じでした。

余談ですが戴冠式に合わせて5/4～6辺りと9～11辺りに空港職員のストライキが予定されていたようですが大丈夫だったのかな･･･
（私の帰国日の5/7はちょうどストの対象日から外れてたのでほっとしましたが。）

チャールズ国王グッズ（というか戴冠式グッズ）は買わない予定でしたが、せっかくこの時期に来たんだしと思いちょっとだけ買ってきました。

帰りはポーランド航空でワルシャワ経由成田まで飛びます。
ということでルフトハンザのラウンジで朝食でも食べましょうか。

朝食メニューはけっこう豊富でした。

もちろんビールもあります。
が、このサーバーの使い方が意外と難しくて、最初泡だらけになりました。。

軽く（？）朝食タイムです。

10：15発のワルシャワ行きに乗ります。
ついにロンドンともお別れです。
次はいつ来られるのか、、もうちょっと航空券もサーチャージも安くならないと厳しいかな。。

機内です。
今回は最前列でした。
壁面のLotのマークがかっこいいです。

ふと座席から外を見るとまさに荷物を積み込むところが見られました。
私のスーツケースも無事積み込まれました。

離陸後すぐ朝食かと思いきや飲み物が配られました。
2時間半のフライトなのでヨーロッパ内のフライトにしては時間が長めだからかな。
なんとなく朝だし･･･と思いトマトジュースにしました。

朝食のメインもオムレツかホットポリッジから選べました。
ちょっと珍しいホットポリッジにしてみましたが、フルーツも入っていてちょっとプディングっぽい感じで美味しかったです。

ワルシャワでは乗り継ぎ時間がなんと9時間もあるので、一旦入国して弾丸観光を楽しもうと思います。