初めての隠岐　知夫里島　２日目

2023/05/09 - 2023/05/12

娘の仕事の関係で、普段は旅行出来ない５月に（個人的に国内旅行のベストシーズンだと思っています）時間が出来たので、前から気になっていた隠岐諸島へ３泊４日で行ってきました。ほぼ快晴のお天気に恵まれ、非常にきれいな風景を堪能することができました。
私は車の免許を持っていませんし、同行の娘はペーパードライバーなため、公共交通機関利用の旅だったので、行動範囲は限られました。

５月９日　　大阪（伊丹空港）―隠岐ジオパーク（隠岐の島）―玉若酢命神社　　　　　　　―隠岐ビューポートホテル

５月１０日　隠岐の島（西郷港）―知夫里島（来居港）―赤ハゲ山－赤壁―長尾海水浴場―ホテル知夫の里

５月１１日　知夫里島（来居港）―西ノ島（別府港）―浦郷港（国賀海岸定期観光バス・遊覧船）―別府港―旅館みつけ島荘

５月１２日　西ノ島（別府港）―境港―米子―難波OCAT

エリア 隠岐諸島(島根)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

西郷港フェリーターミナル

西ノ島からのレインボージェットが着きました。

隠岐ビューポートホテル。目立つので、町歩きをした時に目印になりました。

西郷港

８：３０に隠岐の島を出港しました。
今日は、知夫里島に向かいます。

フェリーのデッキから。
お天気も良かったので、ずっとデッキにいて島々を眺めていました。
のんびりしていて、船旅はいいですね。

菱浦港（海土町）に着きました。
港の感じは、ここが一番きれいでした。
ちょっと歩いてみたいと思う雰囲気のあるところでしたが、海士町はほとんど眼中になかったため、あまり調べておらず素通りしてしまいました。（海中展望船あまんぼうが、ちょうど定期点検中みたいだったので、これに乗れないのでもういいかなと思っていたので）

西ノ島、別府港に着きました。

別府港

フェリーのデッキから。

知夫里島、来居港に着きました。
下船したのは、私たち二人と地元民らしい年配の二人の、わずか４人だけでした。

フェリーしらしま

境港に向かっていきました。
明後日、またこれに乗ります。

フェリー待合室

赤壁のジオラマ

来居港フェリーターミナル。
まだ完成して５年ぐらいの新しい建物だったので、とてもきれいでした。
ちなみにコインロッカーはわずか１００円でした。西ノ島は２００円、境港は３００円と、都会になるほど高くなりました。（使用したわけではありませんが、何気にチェックしてしまいました）

今回訪ねた3島の港の中で、やはり来居港の水が一番透明度が高くきれいでした。

予定では、昼食をダイニングカフェDONAで取るつもりでしたが、ちゃんと営業しているかも不安で、徒歩なので距離的にも無駄足になると嫌だしと、あまり気が進まず、結局予約していた観光タクシーの時間まで港付近で過ごしていました。
２時間以上もあったので、海土町で下船して、少しでも歩いてみれば良かったと思いました。そうすれば、取り敢えず隠岐４島全て行ったことになったのに、、、

暇だったので、少しだけ来居の集落を歩いてみました。

来居集会所

来居神社
昔は、下に写っている階段で上まで上がれたのかもしれません。
今は右手の方に神社への道がありました。

観光タクシーは１３時半に頼んでいましたが、時間を持て余してしまったので、ドライバーさんに連絡して、１３時にしてもらうことができました。
赤ハゲ山と赤壁を回る１時間３０分のコースです。
まず、赤ハゲ山へ。
ぐねぐねと曲がりくねった細い道をずっと走って山頂に着きました。

島前カルデラ
少し霞んでいましたが、雄大な眺めでした。

工事関係の人が後から二人来ましたが、ここも貸し切りでした。

反対側の眺め

牛が遠くに見えます。

赤ハゲ山を後にして、赤壁に向かいます。
こちらへの道では、たくさんの牛に遭遇しました。
道を塞いでいる牛たちもいっぱいで、慣れた運転手さんでも、牛をどかせるのにちょっと手間取ったりすることもありました。
レンタカーを借りた観光客から、牛が動いてくれないとＳＯＳの電話が入ることもあるそうです。

赤壁の手前で車を降りました。
木々の間で牛たちがエサを食べています。

車を降りて、この道を５分ほど歩いて赤壁に向かいます。
入口に、牛が逃げないようコの字型に曲げたゲートが２つありました。
下から登ってきて、振り返って撮った写真です。

赤壁に着きました。

怖くて、あまり前までは行けませんでした。

赤壁の反対側の崖。

ここも娘と二人だけで、とても静かでした。
逆に牛しかいないので二人きりだとちょっと怖いぐらいで、入口で運転手さんが待ってくれていることが心強かったです。

来居港の辺りでぶらぶらしていた時、ほとんど軽自動車ばかり止まっていました。潮風で車が傷むせいだと思っていましたが、少しですが島内を走って納得しました。車１台走るのがやっとという細い道ばかりで、大きな車はこの島には向いていないのだと感じました。
街灯もない曲がりくねった細い道ばかりなので、慣れた島民の方でも、たまに道から落ちることがあるそうです。

運転手さんからは、島のことを色々聞かせて頂いて興味深かったです。
旅行前は、観光１時間３０分で７５００円は少し高い気もして、なんとか自力で行けないかと色々考え、予約するか悩んだのですが、あの道の険しさや牛の多さを目の当たりにして、タクシーを予約して良かったと思いました。（若い人ならeバイクとかでも大丈夫かもしれませんが）

帰りは、ホテル知夫の里まで送って頂きました。
トータルで１時間４０分の観光でした。

知夫の里にチェックインした後、長尾海水浴まで行ってみました。
急な坂道を下ったりして１０分ほどで着きました。
水はきれいでしたが、海藻やゴミがたくさんあって、せっかくの美しさが半減していました。

宿付近に戻ってきました。

宿付近。
長尾海水浴に行く時には、地元のお年寄りたちが、ゲートボールらしきスポーツをここでやっていました。
恵まれた環境で羨ましいです。

夕食のメニュー

なまこはほとんど食べたことはなかったのですが、コリコリした食感で、魚介類大好物の娘は、美味しいと言っていました。
お刺身もどれも美味でしたが、カワハギの刺身は特に美味しかったです。多分初めて食べたかもしれません。
大きな岩ガキのフライや、島根牛のローストビーフも美味しかったです。
一緒に注文した日本酒の隠岐誉は１合５００円と、今回の３泊の宿の中では一番安くてお財布に優しかったです。

神葉寿司（じんばずし）が出され時は、地元の郷土料理とは知らなくて、巻きずしかと内心がっかりしたのですが、食べてみると上手に味付けされていて、とても美味しく、二つ食べた時点で、すでにお腹はいっぱいでしたが、この美味しいお寿司を残すのは残念で、何とか全て食べ終えました。
（神葉は知夫の周りの海で取れる海藻だそうです。帰ってから調べて知りました。珍しいものを出してもらっていたので、完食して良かったです。）

最後に可愛いいデザートが来ました。
満腹すぎて自家製カステラの味はよく分かりませんでしたが、アイスクリームは美味しかったです。

今日の宿の夕食は、どれも手間のかかった物ばかりで、味も美味しく、大満足な食事でした。
知夫里島は車の運転ができないと島内の移動は不便だし、来居港の辺りはお店も何もないので時間を持て余すしと、行くかどうか結構迷ったのですが、この食事と、宿の周りの静けさや眺めもあって、やはり来て大正解でした。
牛がそこら中にいて、道を塞いで通れないということも、訪ねた３島の中ではここでしか体験できなかったので。

忘れていましたが、夕方と朝に入ったお風呂もきれいで、眺めも良かったです。

この旅行記へのコメント （2）

• ナルサスさん 2023/05/20 10:24:10

  コメントありがとうございます。

  andさん
  
  おはようございます。
  知夫里島、とってもいいところでした。
  観光客は、他の島と違ってほとんどいませんでしたよ。
  商店も島内に２軒（どこにあるのか分かりませんが）、ガソリンスタンドは来居港の１軒だけと、ほんとに何もない島でしたが、そのおかげで非日常感をたっぷり味わえました。
  宿では、宿泊客はあと一組観光客がいただけで、お風呂も貸し切り状態でした。（工事関係で泊まっていた男性が他に２，３人いましたが）
  いつか再訪できることがあれば、今度は海土町と、もう一度知夫の里には泊まってみたいと思います。
  
  andさんの隠岐旅を読ませていただきましたが、隠岐４島を制覇されたような旅で、羨ましいです、あの摩天崖の遊歩道を１歳のお子さんを連れて登るなんて、凄いですね。
  きっと心に残る素敵な旅だったことと思います。
  

• andさん 2023/05/19 20:56:14

  ちぶりー

  ナルサスさん
  
  こんばんは！私も昨年隠岐に行ったのでとっても興味深く読ませていただきました。
  しかも、せっかく隠岐に行っても知夫里スルーの方多くて、旅行記久しぶりの知夫里を見たでうれしくなりコメントしてしまいました。　　
  
  私は宿泊しなかったのですか他の島に比べて港周りに何もないからか観光客も少なく感じましたが実際どうでしたか？
  
  知夫里の海岸も大量のゴミあったんですね！
  海が綺麗なのに残念ですよね。
  他の旅行記もお邪魔させていただきます。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　and