ベトナム世界遺産グルメ2人旅７

2023/03/05 - 2023/03/12

妹の還暦祝にCOVID19流行後初めての海外旅行先として感染対策がしっかりしていそうなベトナムを選択。寒いかもしれない北部のハノイやハロン湾は断念、満月の時期に当たるのでランタン祭で有名な中部のホイアン、フエの世界遺産とコンチネンタルホテルに泊まる為にホーチミンへ。
ベトナム入国や日本再入国他の色々な情報の収集、Wifiやスマホのアプリなど今までの旅行になかった手段を65で手習いし、トラブルも多かったけれどまったり美味しい旅となりました。

3/11 最終日は航空機の出発が日付が変わってからの深夜なので午前中はホテルでゆっくり。
アフタヌーンティーと買物で午後の時間を過ごし、夕食は日本に帰ると食べられないタルタルステーキを食べようと一昨日行ったビストロへ。

ホーチミン空港ではやっとWebチェックイン済の列があって少しは時間短縮できた。必ず靴を脱がなくてはならない保安検査や出国検査もそれなりに混雑していて、果物を食べたり着替えや洗顔をしていたらあっという間に最後のバス出発の時間。

エリア ホーチミン(ベトナム)

2日目のコンチネンタルサイゴンの朝食。ベトナム料理の食べ納めとばかりに日替わりのフォーと写ってないけど日替わりの甘味はさつま芋ぜんざい。このホテルではミニバインミーを作ってくれる。コーヒーマシーンもあったのでバインミーに合わせてエスプレッソを。

朝食会場はやはり中庭。中部と比べて気温の高いホーチミンではターフをかけて日光を遮ってくれる。

帰国便が深夜なのでチェックアウト期限ギリギリの正午までホテルでのんびり。マッサージは日本並みの値段だったので今回は無し。
晴れていたので部屋から出てすぐの屋上庭園へ。熱帯の植物の香りに満ちたブランコからの眺め。

ブランコに載せたお皿には刻んでしまったが、フエで最初に出会った果物サポジラ。ビンコムセンターで買った4個入パック。
外見はキウイのようなうぶ毛のあるじゃが芋、切るとオレンジ色で柿のような種があって枇杷位の柔らかさ、少しアクのある味。別名メキシコガキ。

ホテル コンチネンタル サイゴン ホテル

チェックアウトしてからもアフタヌーンティーの時間までホテルの内外の撮影。皆の荷物が写真のようにそのままロビーに保管されている。（必要なかったけど）ベトナム統一鉄道用に持参した自転車のチェーンで自分たちの荷物をまとめて置く。

向こう側はフレンチレストラン。

映画インドシナと比べると看板がリニューアルされているが、ホーチミンで最も歴史のあるフレンチコロニアルスタイルの4つ星ホテル。

主演のカトリーヌ・ドヌーブがカフェやワインを飲んでいたテラス、

これもフレンチコロニアルスタイルのオペラハウスの前を通って、

12時半に予約したお向かいの5つ星ホテルのカフェのアフタヌーンティーへ。

カフェ・ドゥ・オペラ(カラベルホテル(グランドフロア) カフェ

お願いしていたので窓際の席に。さすが外に並んでいるタクシーが安心して乗れると言われるビナサンタクシーばかり。
紅茶は数種の中から選べる。

クラシックスタイルとベトナムスタイルと2種類あるという情報だったので2人で別々に頼んで分けようと思っていたら、クラシックとベトナム混合の1種類のみ。590K VNDにサービス料などがついて4千円位。妹からは高いと言われたけれど…。

向かい側にコンチネンタルホテルサイゴンと右側にオペラハウスを望む絶好の眺め。

暑い午後、冷房の効いたカフェの座り心地のいい椅子に座って、1皿ずつ写真を撮りながら15時前まで過ごせた。さすがにケーキと紅茶だけではこんなに長時間はいられなかったと思う。

ポットのお湯もお替りして4杯の紅茶。
ちなみにさすが5つ星のトイレは旅行中でベスト1の美しさ。

上段はヘーゼルナッツ・プラリネのパリ・ブレスト、ミックスベリーのバニラムース、苺の載ったグァバ・ミルフィーユ、チョコレートとキャラメルのサブレサンド。

中段はレーズン・スコーンのクローテッドクリームと苺ジャム添え、レモンとローズマリーの薔薇型タルト。

下段はロブスターとアヴォカドの生春巻、クリームチーズの胡麻サーモン巻、ダック・コンフィとトリュフとセロリの全粒パンバーガー、ローストビーフとクレソンのヨークシャープディング・オープンサンドと豪華な材料。

少し涼しくなって来たので昼間のホーチミン人民委員会庁舎へ。これもフレンチコロニアルスタイルの建築。

ホーチミン市人民委員会庁舎 建造物

本物の蓮の花が丁度咲いていた。
妹の心残りが無いように追加の買物に。暑い中をベンタイン市場まで歩きたくないので中央郵便局へ。

中央郵便局の隣の書店通りはパリっぽい。
歩いてすぐの冷房の効いたビンコムセンターで残りのお土産の買物。今夜も行きたいビストロは現金払いのみなので、ホーチミン空港で乗り降りの都度探し回ったEximBankのATMを入口で見つけて、現地手数料なしで難なく出金。ビンコムセンターは居住地区の下にあるせいかスーパーもリーズナブルな値段でホテルにも近くとても便利。
レジェンダリーショコラティエのチョコレートを今度も可愛い女の子が試食させてくれた。ヌクマムは高島屋にあった観光客向け60mlサイズが無く、最小が250ml。2重ジップロックに入れてタオルで巻いたら無事帰国。妹はインスタントフォーで最後のベトナムドンを使い切り。

土曜の夜に予約無しで行ったら18時なのにテラス席はもう満席。空くまで待つと言ったら冷房の効いた禁煙の室内席に通された。妹の胃が疲れているというので、軽くニース風サラダに合わせてロゼワイン。サラダはさっぱり薄味。お代わりのロゼワインは盛りを多くしてくれた。

ル・ジャルダン フレンチ

胃が疲れているはずなのに妹はタルタルステーキをきっかり等分して、赤ワインにしていた。付け合わせのフライドポテトはニース風サラダがポテト無しだったのでサラダと共に。

テーブル上のアイスのメニューが呼んでいる！

もちろんラムレーズン・バニラ・コーヒーのアイス3種盛りのカリブ風パフェが私の分。
フランス人オーナーは盛りよくしてくれたワイン1杯分の計算を忘れて、私たちがその分も払うと言ったらチップねとかなんとか言っていた。ここに住んでいたら行きつけの店になりそう。

ホテルのタクシーは相場の3倍位と高く、夜に荷物を転がして空港バスを利用するのも大変なので、Grabで空港へ。ようやく使い慣れて来たらもう帰国。

機内では又背もたれを立てたまま仮眠。気圧の関係で通路隣の赤ちゃんが泣いていたが、それも気にならず爆睡。5時前に起こされて朝食。ポークの洋食の緑のものをネギかと思って噛んだらレモンバームで食べられなかった。ヨーグルトはついていたけど、

食べられる野菜添えのハンバーグの和食にしておけばよかったかな。

福岡空港到着後にアプリの自動更新をOnにしたら一斉に更新開始。スマホ盗難に備えて用意しておいたQRコードのハードコピーを使って検疫・入国・税関すべてWebであっという間に通過。色々言われるデジタル庁だが、便利になったものだ。

COVID19後初めての海外旅行は不明点が沢山あるまま出発し、トラブルも多かったけれど、最後には、まったり美味しいの好印象が残った。
妹にホイアンのランタン祭や夜市、フエの世界遺産に伝統医学博物館も喜んでもらえるプランとなり、嬉しかった。

分かっているつもりだったが、日本で当たり前に思うことが当たり前でないと実感させられる旅ともなった。
ホイアン－フエ―ホーチミンと段々大きい街に移動したのでバイクの交通量の多さには慣れていったが、ぼったくりやスリに常に注意することにはなじめなかった。中国やフランスの支配に耐え抜き、アメリカに勝利した唯一の国のしたたかな一面とはいえ、エネルギッシュで若さに溢れたベトナムは年寄りには向いていないのかも。

20世紀の10年間隔が今世紀に入って短くなっている感染症の流行。Wifiやアプリを使って便利に旅することも覚えたし、次の感染症流行が始まる前に、自分の体力や日本の経済力が衰えない内に、次の海外旅行に行けたらと思う。
追注:便利なアプリベスト3は両替電卓、Grab、Visit Japan Web。この用語で検索すればOK。