青春18きっぷ日本100名城めぐり　2023年春その３　～水戸城～

2023/03/21 - 2023/03/21

青春18きっぷを使っての春の100名城めぐり。
第3弾は茨城の水戸城の小さな記録です。

エリア 水戸(茨城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

水戸と言えば黄門様。今日のスタート地点となる常磐線水戸駅前には、おなじみの助さん、格さんを従えた銅像が鎮座している。今日は駅前から時計と反対廻りに水戸城を巡る。

まずは駅から徒歩5分、水戸黄門こと徳川光圀生誕の地に建てられた水戸黄門神社。現在では繰り返しドラマ化もされ、何なら将軍よりも有名な黄門様ですが、その生まれは恵まれたものではなかったよう。光圀の母には後ろ盾がおらず、光圀が生まれたときには堕胎を命じられたほど。その後も4歳までは家臣の子として養育されたらしい。

水戸黄門神社から徒歩5分。水戸学の道を登った先にある柵町坂下門。二の丸の南口にあった高麗門という様式を持つ門を復元したもので、もともとはその名の通り坂の下にあったが、再建されるにあたりこの位置に移設された。

水戸学の道を登り切って右、現在は県立水戸第一高校・中学の敷地内にある藥医門。第二次大戦の戦災によってほぼ焼失してしまった旧水戸城にあって、空襲の前年に移設されていたため奇跡的かつ唯一残った雄大な門。本丸の表門だったのではないかと推測されている。

藥医門からすぐのところにある杉山門。二の丸の北口にあった門で2015年に復元された。

水戸城の城郭の中にあるの巨大なスダジイ。案内板によると戦国時代から自生し、樹齢は400年以上とのこと。水戸城の歴史を目の当たりにしてきたこの巨木は天然記念物にも指定されている。

水戸学の道の二の丸にあたるエリアには美しい白壁が復元されている。

水戸学の道にある、ともすれば見逃してしまいそうな格子戸。そこから延びる細い道を進んだ先に二の丸角櫓はある。2020年に復元された櫓は往時の雰囲気を再現し、また、櫓の内部は水戸城の歴史を紹介する展示施設になっている。

旧水戸彰考館跡。日本の歴史書である『大日本史』の編集のために水戸光圀が設けた研究所。現在は隣接する建物に二の丸展示館が設置され、弘道館や偕楽園などの市内の教育遺産に関する情報発信や水戸城に関する展示を行っている。

水戸城の正門とされる大手門。明治期に解体されたが、2020年に伝統工法を用いて復元された。高さ約13メートル、幅約17メートルという巨大な櫓門で、天保年間の水戸徳川家時代の姿を再現している。

9代藩主徳川斉昭により1841年に創設された水戸藩の藩校、弘道館。武術はもちろん、儒学、国学、医学、天文学など藩士に幅広い学問の修練を積ませる場であった。また、大政奉還の後、徳川慶喜が謹慎した至善堂も残っている。

お城に隣接する三の丸小学校にも冠木門が再現されている。

駅前に戻り、居酒屋「てんまさ」でランチ。せっかく水戸まで来たからということで納豆御膳をオーダー。納豆は好きだし、美味しいんだけど、1,880円は強気な値段設定だなあ。と思いつつお腹も満たされ、18きっぷの3回目は終了となりました。