コロナ後の初海外は台湾へ－高雄でバス・鉄道・船を駆使して港湾エリア散策

2023/03/24 - 2023/03/28

コロナ禍で3年ぶりの海外旅行で、台湾南部にある港湾都市・高雄に滞在。3泊4日で、あらためて港町の面影を残す港湾エリアの散策や、少し遠出して台南数時間のプチトリップの様子をアップしました。

エリア 高雄(台湾)

前日夕方に到着した高雄2日目は、お昼から高雄の臨港エリアにある旧市街方面へ。市内の移動手段に、地下鉄（高雄MRT）とライトレール（高雄LRT）とバスをフル活用。
まずは、ホテル最寄りの三多商圏駅から美麗島駅でオレンジラインに乗り換えて西子湾駅へ。

港町らしい観光スポットが点在している西子湾駅の地上出口。

西子湾駅 駅

のんびりと、行きたい場所がある人に着いていく、、、という緩い旅路のため、鉄道好きな友人の意見にあわせて、少し鉄分多めなスポットを散策。

まずは、西子湾駅の前にあった旧打狗駅故事館（鉄道博物館）へ。1900年に台湾総督府鉄道の打狗停車場（その後、高雄港駅に改称）として開業した駅舎を活かして、展示場として活用しているもよう。

旧打狗駅故事館 (打狗鉄道故事館) 博物館・美術館・ギャラリー

展示料free。古いものが陳列されてる屋内展示と、保存車両などが点在する屋外展示エリアに分かれています。この駅舎、高雄で最も古い歴史を持つ駅だそう。

屋外展示されてる敷地内にはライトレールの哈瑪星駅も。ここで、地下鉄（高雄MRT）とライトレール（高雄LRT）の乗り換えも可能。

哈瑪星駅 駅

すごく広い敷地内に蒸気機関車や客車、貨車などの保存車両が点在していました。

鉄分多めな人達は、日本製の蒸気機関車に群がっていたけど、個人的には秒で飽きます。。。

そのあとは、高雄市の歴史建築に登録されている、新濱・駅前をリノベしたカフェ「新濱・駅前」へ。

オリジナルのコールドブリューコーヒー。

お店の中は昔使われていた銀行窓口や金庫などをインテリアとして活かしたクラシカルだけどオシャレな雰囲気。

新濱・駅前は当時の面影を残したレンガつくりの外観。

その後は、最寄りのバス停から、旧英国領事館エリアへ。

公共バスというので、都バスみたいな大型バスを想像していたら、こ、これ！？ 個人所有のバス的なノリのマイクロバスに呆気にとられたけど、地元の人がどんどん乗ってたので、慌てて乗車。

手作り感のある運賃入れ。お釣りは出ないので、バスに乗る時は小銭が必須。小銭がない場合は、多めに払うしかないです（小銭がなくて50TWD払いました。泣）

バスは、「雄鎮北門（打狗英国領事館）」で下車。目の前に領事館への入り口があり、遠くに85ビルが見えました。

英国領事館の入り口。入場料は大人99TWD。

当時の様子を再現した蝋人形が敷地内に展示されていて、ちょっと怖い。

丘のふもとにある英国領事館と、急な階段をのぼった丘の上に建つ英国領事官邸などが見学できます。この英国領事官邸は、台湾で現存するもっとも古い西洋近代建築物のひとつだとか。

丘の上に建つ赤レンガの洋館は素敵で、なかにはカフェや展示スペースもありました。

打狗英国領事館邸 (高雄史蹟文物陳列館) 博物館・美術館・ギャラリー

丘の上からは高雄港を一望できます。ここで、渡し船の多さにひかれて、この後は急遽フェリーで向こう岸に渡ることに。

ちなみに反対側の台湾海峡側は、タンカーなどの大型船が行き交う様子が見られました。

展示されてた当時の帆船。

赤レンガ造りの回廊式のバルコニーがちょっと素敵。

その後は麓に戻り、鼓山フェリー乗り場（鼓山輪渡站）まで約10分ぐらいの道のりを徒歩で。あまりの暑さに、フェリーターミナル内にあるカフェでタピオカティーで休憩しました。

タピオカをいれたレモンティー。台湾の飲み物はタピオカがはいってるメニューばかり。

フェリーで向こう岸の旗津半島に渡るまで、片道10分程度。船は5～15分に1本ぐらいの間隔で運行しているし、現金だと30TWDとかなり手頃（※ICカードだと20TWD）。市民の足となっている渡し船に乗るのはちょっとワクワクして楽しかった。

鼓山輪渡站 (鼓山フェリーターミナル) 船系

バイクは2人乗りのまま乗船してたりも。

航行ルートからは、さっき居た丘の上に建つ英国領事館が見えました。

旗津半島にあるフェリーターミナル（旗津輪渡站）に到着。

旗津フェリーターミナル（旗津輪渡站）外観。

旗津輪渡站 (旗津フェリーターミナル) 船系

下船すると目の前の通りから、かなりの人と屋台の数。日曜だったせいか、地元の人の行楽地になっている感じでした。

港町ならではの魚介系の屋台がたくさん。

台北と違い、高雄は東南アジアのエネルギッシュな南国感が強く、ココナッツの実が売ってても違和感なし。高雄でもココナッツは栽培されているそう。

旗后観光市場は様々な魚介類や乾物がありました。

旗后觀光市場 市場

旗津海岸公園は、どこまでも続きそうな広い砂浜があって、地元の人の憩いの場になっている感じ。夏は海水浴場にもなるそう。
神奈川や千葉の海になじんでいる身としては、タンカーやコンテナ船が行き交う様子を見ながらの海水浴は不思議な感じ。

旗津海岸公園 / 海水浴場 広場・公園

その後はまたバスで、老舗のお店でアヒル肉を食べに街中へ。

バスを降りるときは日本と同じボタン式。

地元客で賑わっている美味しいアヒル肉の老舗「鴨肉珍」。まだ18時前だったのに、地元客で行列ができているほどの人気ぶり。

鴨肉珍 地元の料理

注文するのに結構並んだけど、並んだ甲斐のある美味しさ。混んでいるけど回転も早いので、席も意外と確保できます。

その後は、徒歩ですぐのかき氷店「高雄婆婆氷」へ。

高雄婆婆冰 (旗艦店) スイーツ

マンゴ―かき氷は、普通の氷バージョン（写真奥）と、氷自体にもマンゴー味がついている雪花冰バージョン（写真手前）で食べ比べ。結果。氷はシンプルな普通の氷バージョンの方が良かった。マンゴーがこれでもかと載っているので、マンゴー好きはたまらない。

デザートの後は腹ごなしに、高雄港の入り口（？）的な門を横目に、今日まだ乗っていないライトレールの駅まで約15分くらいウォーキング。

駁二芸術特区エリアの端っこに、最寄りの「駁二蓬萊駅」がありました。

駁二芸術特区 博物館・美術館・ギャラリー

駁二蓬萊駅のホーム。都電の駅みたい。

駁二蓬莱駅 駅

ライトレールの乗車券は、駅内にある券売機で現金購入か、ICカードでのタッチ乗車。ちなみに降車時にタッチする必要はありません。
運賃は、現金だと一律30TWD（※ICカードは10TWD）。

ライトレール内はMRT同様に車両内飲食禁止。ご注意を！

そして、ホテルに無事到着。

▼インターコンチの滞在記
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11820506/