巡るにっぽん親子旅（道東・十勝編）【４】1日目④ 絶景！美幌峠

2022/09/22 - 2022/09/22

コロナ禍直前の2019年12月、父が亡くなり喪に服し、そしてコロナ禍襲来。暫くは旅行などとても行ける状況に無かったのですが、時は経ち、少しずつ行動制限も解除され、遠方への旅行は制約的な意味でもそして気分的にも行けるようになってきました。ということでいつも心配をかけている母に私が恩返しできることといえば思い出を作ってあげることくらいなので、年何回かは遠方への旅行に連れて行ってあげようと母と相談し、まず今回は北海道に行く計画を練りました。遠くといっても長丁場は大変なので日程は2泊3日として、現地での移動はレンタカーでゆったりと、それでいて効率よく移動する行程にしました。いつものようにあちこちと回っていないので旅行記としては大味なものですが、備忘録も兼ねて掲載させていただきます。

日程は以下の通りです。
1日目（9/22）羽田 ⇒ 釧路・・・摩周湖・・・屈斜路湖・・・美幌峠・・・養老牛温泉
2日目（9/23）養老牛温泉・・・神の子池・・・阿寒湖・・・オンネトー・・・十勝川温泉
3日目（9/24）十勝川温泉・・・池田・・・帯広・・・愛国/幸福・・・帯広 ⇒ 羽田

エリア 屈斜路(北海道)

さて今日の観光の〆は⑦美幌峠。屈斜路湖岸を回り、外輪山を登ったところにあります。

昔は阿寒湖畔から弟子屈に出て、我々が今回って来たコースにある各景勝地で20～30分程度停車しながらここ美幌峠を通り美幌駅に至る「阿寒パノラマコース」という定期観光バスがあり、それで来た思い出がありました。ここ美幌峠も小さな売店があったのですが観光バスと団体ばかりのポイントだった気がするのですが、今は大きな駐車場にたくさんの車（レンタカー）が停まる道の駅が作られ大分様変わりしています。

車を降り、早速坂を登ると眼下にこの景色。当たり前ですがこれは20年以上変わらない絶景です。
（美幌峠14:38~15:07）

これこれ、この標柱。これはずっと昔からあった気がします。この柵はあったかわかりませんが、ここから眺めた記憶があります。

昔は標柱の辺りまでしか登れなかったと思いますが、今は大分整備されてもう少し上の方まで行くことができます。天気もよくて絶景を堪能でき眼福です。

こんもり浮かぶ巨大な中島。何か未知の生物が居そうな雰囲気です。

親切にもこんな案内版も作られています。中島や和琴半島は案内板なしでもわかりますが、湖の向こうの山座同定するのにこういうのがあると便利です。

立派な歌碑がありました。美空ひばりが歌っていたのですね。

絶景をたらふく堪能したので続いてのお楽しみ、立派になった売店、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」の館内へ。

道の駅というと地の野菜などが売っているイメージですが、ここはそういうのはあまりなく、いわゆる土産物屋という感じです。

土産物屋もひやかし、今日の観光はこれにて終了。登ってきた外輪山を降り、あとは宿へと急ぎます。
（美幌峠15:07 ⇒ 16:28湯宿だいいち）

本日の宿はこちら、摩周湖の向こう側にある養老牛温泉、湯宿だいいちです。

直線の一本道が続き、防風林か防霧林が道路沿いに林立しています。北海道らしい風景です。

そんなところを1時間以上走り、到着しました。湯宿だいいちです。

入口は簡素に見えますが入ってみるとその感覚が誤りであることを思い知らされます。

入ると待合に通されます。欧風の暖炉というのでしょうか、ゴージャスな雰囲気に気分が盛り上がります。

待合の窓の外すぐに標津川の清流がゆったりと流れているのを見ることができます。チェックイン手続きを終え、部屋へ向かいます。和洋室を希望したのですが館内を結構歩きます。建物をどんどん増やして大規模な旅館になったそうです。それにしてもここの従業員さんの礼儀正しいこと。すれ違うと必ず歩みを止め、いらっしゃいませとお辞儀してくれます。面映ゆいですが旅行気分をさらに盛り上げてくれます。

通された部屋は和洋室。広々していて、標津川に面した側は大きなガラス窓となっています。

ベッドも広く寝心地もよさそうです。

さてお待ちかねのお風呂です。以下お風呂の写真はカメラを持ち込むわけにはいかないので、宿のHPから抜粋させていただきました。まずは内風呂、私は内風呂は基本体を洗う所と割り切っているのですが、ここは総ヒバ造りで木の香りが心地よく内風呂だけでも充分満足する造りです。

こちらは混浴露天風呂。私が温泉旅館を選ぶ大きな基準は、川沿いにある露天風呂のある宿です。ここの宿のこの露天風呂は清流のすぐ脇にあり、憧れの風呂でした。

川沿いの露天風呂もよかったのですが、さらに良かったのがこちら。川沿いの寝湯です。ほとんど川面と同じ目線にあり、せせらぎを聞きながら時間を忘れゆったり入ることができました。時間と懐にゆとりがあれば、連泊してここをベースに観光するのもいいかなと思います。

さて夕食です。北海道の温泉宿の食事は初めてですが、楽しみです。

正直あまり期待しなかったのですが、良い意味で裏切られました。私も母もたくさん食べるタイプではなく、量より質を求めるタイプです。見かけは普通の旅館の食事に見えましたが食べると一品毎にかなり磨かれた味で美味しく食が進みました。

このほたても大きくぷりぷりで味付けも醤油ベースであっさりくどくない美味しさです。

こちらは魚の名前は忘れましたが全体がカラっと軽く揚がっていてとても美味しかったです。

食事をしていると突然館内放送が入り、ロビーの外にシマフクロウが来ているとのこと。急いで行ってみるとなるほどフクロウが。何でも毎日のように来るんだとか。

窓の向こうの大勢の人に驚くでもなく暫くいましたが、急に羽ばたいてどこかへ飛んで行ってしまいました。ということで再び食事処へ戻り美味しい食事を満喫し、その後露天風呂を堪能してぐっすり眠ることができました。

この旅行記へのコメント （2）

• ふわっくまさん 2023/11/06 07:53:35

  絶景ですね(^_^)

  とーりさん、おはようございます。
  コロナ禍前にお父様が他界されて、色々大変だったのですね。
  私も母が同じ頃永眠し、与えられた休暇で西伊豆に出かけたことを思い出しました。
  お天気に恵まれ絶景を眺めた時、まるで天国から癒やしというかご褒美をもらったような気がしませんでしたか・・
  
  美幌峠からの眺望も、申し分ない光景でしたね(^_^)
  お母様と温泉宿で美味しいお料理をいただき、フクロウのお出迎え・・
  ・・とても充実した行程を、過ごされたのですね。
  　　　　　　　　　　　　ふわっくま
  
  

  とーりさん からの返信 2023/11/07 07:25:06

  暖かいお言葉ありがとうございます。

  ふわっくまさん、おはようございます。いつもありがとうございます。
  
  暖かいお言葉ありがとうございます。コロナなどもありまして、なかなか旅行という訳にはいかなかったですが、最近は母と旅行に行くことが父への供養にもなると思い定期に旅行に行こうかと思っています。
  
  ふわっくまさんも同じ頃大切な方を亡くされたとのことで大変だったのですね、心中お察しします。
  
  私もふわっくまさんのように良い旅をたくさんしていきたいと思っています。ドミ活など旅行記を通してまた色々ご教示いただければと思っています、ありがとうございました。マンホールカードの旅楽しみにしています、それではまた。
  
  とーり