夫々の道楽

2022/11/05 - 2022/11/06

秋深む頃、紅葉を愛でるには最後のチャンス。
そんな折、夫は茂木サーキットのスーパーGT最終戦に行くと言い、私は志賀高原にある『雲の上のパン屋さん』に行きたいと思っていた。
それぞれが日帰りのつもりだったが、休みが取れてちょっとしたショートトリップとなった。

《２０２２年》
☆11/3東京ー埼玉
☆11/4埼玉ー長野(横手山)ー群馬(草津)ー(万座)
★11/5長野(志賀高原)ー栃木(壬生町)
★11/6栃木（茂木町）ー東京

エリア 益子・茂木(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩

『雲の上のパン屋』さんの続きを書かなければならなかったのに、ついつい忙しくて頓挫してしまっていた。

横手山頂ヒュッテ 宿・ホテル

「忙しい・忙しい！」とは言わない様にしようとは思っているけれど、２月３月は忙しいんだから、仕方がない。
そんな事を言ったら、１年中忙しいか。
ゆっくり出来るのは、旅の間だけ。

加えて、パソコンの動きが悪くzoomの途中でフリーズするし、何をするにも時間ばかり余計にかかり塩梅悪い。

内蔵型SSDを入れて、パフォーマンス大幅向上したので、2025年迄はこのまま使っていく事にした。
かなり違うもので、ストレスフリーだ。

話は戻って、ここは『横手山頂ヒュッテ』。
日本一高い所にあるパン屋さん。
景色を楽しみながら、手作りパンをいただく。

帰り際、ここでお店のおばあさんと少し話をする。
神戸から嫁いで来て、もうパンが食べたくて食べたくて・・と自分で作るようになり、そして今に至るとの事。

昔は、お風呂場で発酵していたんだそう。
８０歳には見えなく、とてもお元気。
素敵なお喋りができた。

帰りも、せっせと来た道を歩いて下る。
送迎バスが、あっという間に通り過ぎるのを見送りながら。

『志賀草津高原ルート』を走り、この日は栃木県の壬生町(みぶまち)迄行く。
天気が良く、気持ちの良いドライブだ。

志賀高原 横手山 自然・景勝地

夫は最初「何もパンだけ食べるのに、雲の上まで行かなくても近所に美味しいパン屋は一杯あるのに・・」と言っていた。
ここは、渋々私に付き合うという態だったけど、このうねりのある『志賀草津高原ルート』を運転できた事はとても良いドライブとなり、来て良かった！と喜んでいた。

志賀草津高原ルート（国道292号線） 自然・景勝地

天気と運が良かったら、右手に富士山が見えると書いてある。
榛名山系・赤城山系・男体山・武尊山が望める。

この日の宿は、栃木県壬生町にある『ホスピタルイン獨協医科大学』
ツインルーム２人で9350円。とても安い。

ここの駐車場にも高そうなスーパーカーが並んでいた。
明日、きっとサーキットに行くんだろうな。

東横インホスピタルイン獨協医科大学 宿・ホテル

チェックインは、16：00。
部屋に入ってまもなくすると日は沈み、美しい夕焼けを見る事ができた。

夕食は、色々検索してフランス料理にしようと思ったら休業だった。
次に見つけたお店が、この『時屋』さん。
ここが、良かった！！
返す返すも、フレンチが休みで良かったね！なんて言ったくらい。

時屋 グルメ・レストラン

店内に入ると、少し薄暗い感じのスペインにあるプチレストランみたいで、雰囲気がとても良かった。
メニューはとても豊富で、何を食べてもとても美味しかった。
家の近くにあったら、頻繫に通うだろう。
大満足でした。

獨協医科大学病院の周りを朝散歩。
銀杏の葉が真っ黄色！
青い空によく映える。

ホテルの無料朝食は、こんな感じ。
スタッフの人数とご飯の量が足りなくて、トレイを持って並ぶ人で長蛇の列。混乱してる。
それでも皆文句を言わず整列してる。
日本人・・えらいなぁ。

ここからが、今回のメインイベント。
2022　AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL

この決勝レースの観戦。

モビリティリゾートもてぎ テーマパーク

駐車場に入る迄の道も混んでいて、人気ぶりが伺える。
航空自衛隊松島基地『F-2B 戦闘機』による歓迎フライトもあった。

サッカー・野球・体操・スキーetc、音楽会・美術館・・などに足を運んだ事はあるが、サーキットって私は初めて。
何歳になっても『初めて』って感動するものだと思った。

夫婦やカップルであろうと、趣味・嗜好、興味・関心は違って当たり前。
常に一緒ではなく、距離感も大事だと思っている。

旅先で喧嘩する事もないし、普段はすれ違いが多いので、旅に出て存分に話をするという事が多い。
相性は良い方だとは思うが、違うのは梅干しが好きか嫌いか、塩辛が食べられるか否か、お酒が飲めるかどうかだけだと思うが、決定的に違うのがここ。

夫は無類の車好き。
ほぼ毎日車を走らせ、大人しく家でじっとしているなんて事はまずない。

深夜にＦ１も観ている。
さすがに私は起きていられないので、お先に失礼！と眠りにつく。

ぐぅわぁーんぐぅわぁーんとエンジン音が鳴り響き、ぐるぐる回ってどの車が速いか、誰が乗ってるか、どうしてピットインしたのかさっぱりわからない。

こればっかりは面白さが分からず、永遠に平行線だと思っていた。

ところが、今回サーキットに行く機会があり、実際とテレビで観るのとは大違い。
轟音とスピードと迫力に圧倒された。
車が次々にやって来るので、何がなんだか分からなかったが、その臨場感に興奮した。
楽しかった。ビールも買ってもらった。

いやー、これならモナコに行ってＦ１を観たいと言ったら、「無理・無理・無理！そもそもチケット取れないから！(買えないから！？)」と言われた。
せめて、鈴鹿サーキットでも良い。
生きてる内に行けないかなぁ・・。
黄葉の美しいこの季節に、とても良いショートトリップとなった。
臆する事なく、これからも『初めて』を求めて挑戦していきたい。