2023/03/04 - 2023/03/04
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カメポンニュさん
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六甲山の逢山峡へ植物観察の会に参加した。色々と細かく植物を観察する。3月の初めなのでどうしても冬芽しかなく地味である。でも、セリバオウレンやマンサクなどはきれいな花をつけていた。途中でメンバーと別れて神鉄六甲駅へ向かうコースを行く。湯槽谷断層のものと思われる破砕帯があった。最後は街中の三角点を見て駅についた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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4日は六甲山の北側の逢山峡での植物観察会に参加した。神鉄有馬口駅に10時集合であったが私は少し早く着いた。駅前には当然だが誰も居ない。まずは、周辺の街中を歩きいけず石を探した。新しい家の所は見つからないが古くからの集落はある可能性が高い。数個見つけることができた。また、地図に川べりに書かれている301.5mの三角点も探した。集落の中の道が地図に書かれていないので大体の見当をつけて探す。公園がありどうやらそこにある感じだ。期待して探したが見つからない・・。家に帰って調べると4等三角点で土に埋まっている感じである。また次回探してみよう。
こんなことをしていると10時が近づいてきた。駅に戻って皆さんにあいさつをする。出発。しばらく歩くとヤドリギが見える。遠くなので種類はわからない。 -
道の横にはシキミが花をつけている。みんなでワイワイ言いながら見ていると前の家からおじさんが出てきた。不審げに見ているのに気付いた一人が「植物観察をしています。」と先手を打っていた。さすがだ。
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集落の外れに神社がある。そこにも立ち寄る。
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神社には大きな木が立っている。皆さんはいろいろと観察をしている。この樹皮の木は私には珍しい。色々と検討をしていて「ツグバネガシ」ということになった。アカガシと似ているのだが神社の別のところアカガシがある。葉を比べたら葉柄の長さが違うのがわかる。
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阪神高速の下あたりではオニグルミがある。葉痕が特徴的である。羊の顔のように見える。前も説明を聞いたことが思い出された。
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これはトキリマメではないかとのこと。きれいな種だ。
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キクバヤマボクチの花の跡。花よりもこちらの方が私にはきれいだと思える。私の感性がおかしいのかもしれないがまあ気にしないことにしよう。
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この辺りまでは有馬層群の凝灰岩が分布しているはずである。所々に転がっている石を見ると凝灰岩が多い。
小さな橋の辺りからは花こう岩の転石が目立つようになる。
この小さな橋のところが今回のメインであるセリバオウレンの自生地だ。この花はスプリングエフェメラル(春の妖精)と呼ばれているそうだ。どんな妖精か気になる。花は雄花、雌花、両性花とありほとんどが雄花で雌花はほとんど見つからないとのことであった。森に入り花を探す。結構咲いている。これは雄花だ。 -
確かにほとんどが雄花である。妖精は雄が多いと見える。両性花も何とか見つけた。真ん中の部分が少し赤い。これが雌しべである。頑張って探したが雌花は見つからなかった。
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そして、私が最も気に入ったのがこれである。花の跡だ。これに心が持っていかれた。
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今回はコウヤボウキの最終段階も見つけた。これもお気に入りになってしまった。人生も終わりが近づくと自分の姿と重なるのかもしれない。
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さらに進む。「この木は何ですか。」と聞かれて皆さんはいろいろと調べる。
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私には難易度が高すぎる。この葉を見せてもらったら名前がにじみ出てきた。「もしかしたらヤマナラシ????」12月末の観察会で見せてもらったものだ。この長い葉柄は特徴的だ。
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次にリンボクの説明を聞く。リンボクよりも私はこの穴に興味を持った。坑道をふさいだような感じた。鉱石があるか周りを見たが皆さんは先へと進む。ざっと見たところでは鉱石は見つからなかった。このコースは6月に我々の班で案内をする予定なのでそれまでにこの穴が何かわかればいいなと思う。
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昼を過ぎてマンサクが対岸に見えるところで昼食。ほんのりと黄色いのが見える。
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足元には花の付いた枝が落ちている。誰かがとってきたのだろう。マンサクはこのいい加減な花びらが大好きだ。性格が一致するのだろう。
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昼食後また進む。今度はこの木は何かと聞かれた。樹皮が白いから「シラキ」と思ったがあまりに安直なので口に出せなかった。
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冬芽を見せてもらった。小人ちゃんがいる。これも昔説明を聞いた気がする。やはりシラキであった。
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いろいろと説明を聞きながら歩く。ぼちぼち頭がパンクしてきた。最後に仏谷の出会いでネコヤナギを観察する。ここでは完全にグロッキー状態になっていた。植物よりも川の浸食の様子や自然堤防らしきものに目が行った。ここから有馬口まで引き返すということになった。私は6月の観察コースの道を知りたかったので皆さんと別れて先へと進む。
河川争奪しそうなところを通り裏六甲ドライブウェイに合流する。こんな露頭がある。花こう岩がぐだぐたに砕かれている。この辺りは湯槽谷断層が通っているところだ。多分断層運動で破壊されたものだろう。 -
ここより少し北に行くと岩石はしっかりとしたものになる。
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コースを地図で確認しながら歩く。あやふやであったところもちゃんと確認できた。後は普通の道を神鉄六甲駅へ向かう。脇道へ入っていけず石を調べたい誘惑もあったが今日はちゃんとコースをたどる。駅の手前に三角点のマークがある。これは探したら意外と簡単に分かった。この塔の下にある。
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畑に埋もれそうになっていた。なぜか黒く塗られている。三等三角点で南側に文字が刻んであった。観察会の時に街中で説明することがないので使えるかもしれない。ここからすぐに駅に到着。電車が出たところで15分待ち。駅の周りは何もなく、ホームで時間をつぶした。
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