2022/11/10 - 2022/11/10
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魚屋No1さん
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宮崎の観光地といえば、県北の高千穂、県南の青島にある鬼の洗濯岩が双璧です。今回はこのうちの青島へ行きました。青島を選んだ理由は、私が行ったことが無いこと、連れも半世紀以上前の修学旅行の時に行っただけなのに対し、高千穂は、10年以上前になりますが連れと一緒にボートに乗って真名井の滝を下から見ているためです。
ただ、旅行計画を立てている最中、4トラの口コミに「お手軽旅」さんが、鬼の洗濯岩が沈んで見られなかったという投稿をしていることを見つけてしまいました。洗濯岩が見られなければ行く意味がありません。そこで、「お手軽旅」さんはどんな潮時の時に行ったのかを調べてみると、この日は大潮で、午前8時の満潮の時の潮位が206cm、訪れたであろう時刻の午前9時でも180cmでした。また、岩の先端が見える写真の「ぬいぬい」さんは、旅程から推定すると潮位が150cm付近の時だろうと判断できました。従って、潮位が100cm程度の時に到着するようにすれば十分満足できる状態を観光できると判断しました。
一方、大分から宮崎までは3時間半、更に青島までは40分かかります。昼飯を考慮すると、青島到着は早くても13時頃になってしまいます。そのため、11月で13時頃に潮位が1m以下になる日を潮位表で探すと、該当する日は9~10日の間だけだと判りました。今回旅行の出発日が11月8日なのは、青島の干潮時刻に合わせたことも理由の一つになっています。
なお、鬼の洗濯岩の見え具合は、写真で判るようにリサーチのとおりだったことを自慢させてもらいます。
今回の旅は、1日目に書いたように、19800円でJR九州の特急と新幹線の全線が3日間乗り放題の「ハロー!自由時間ネットパス」を活用して是非にも再訪したい場所と一度は訪れたい場所を巡ったものです。
2022年11月8日から14日
8日 成田からジェットスター(広い座席指定)で大分へ、別府観光
9日 是非にも再訪したかった国東の磨崖仏を巡る
関アジ・関サバの「りゅうきゅう」を大分市のこつこつ庵で食す
10日 宮崎の青島で鬼の洗濯板を訪れた後、鹿児島へ
錦江湾の「首折れサバ」を食す
11日 鹿児島市内観光後、新幹線で博多へ 「玄界灘のサバ」を食す
12日 有田散策、佐賀県立九州陶磁美術館へ
西九州新幹線で長崎へ、眼鏡橋、四海楼で残念なチャンポン
13日 島原鉄道とフェリーで熊本へ、熊本城の宇土櫓を確認する
太平燕、活け剣先イカを食す
14日 柳川で船下りとせいろ蒸し、西鉄で福岡へ ジェットスターで帰宅
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11月10日の7時過ぎに、大分8時16分発の「にちりん3号」に乗るため、広くて快適なダイワロイネットホテル大分を出発しました。
なお、本日の行程は以下のとおりです。
・日豊本線で宮崎まで一気に南下
・宮崎では、そのまんま東知事の時に有名になったチキン南蛮を食べる
・更に南下して青島の鬼の洗濯岩を見る
・鹿児島へ行って宿泊 -
時間が無いので寄らなかったのですが、大分駅へ向う途中、このようなアーケード付きの通りが幾つもありました。これはガレリア竹町です。
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このレンガ建てのビルは、1913年(大正2年)に旧二十三銀行の本店として建てられました。1927年に合併して大分銀行となってからは、その本店が置かれました。設計者は、東京駅なども手掛けた辰野金吾で、国の登録有形文化財にも指定されています。2018年(平成30年)にリニューアルして、大分銀行が設立した県産品を販売する地域商社「Oita Made」や、地場のコーヒー専門店「タウトナコーヒー」が入居しているそうです。
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駅構内のロッテリアでコーヒーを飲んだ後、ホームに出て待っていると、ソニック101号(6時47分中津始発、7時49分終点大分)が到着しました。
この水戸岡デザインのJR九州883系電車は、1994年に登場したJR九州初の振り子式車両であり、営業用交流電車でも日本初の振り子式車両です。振り子式は、国鉄時代の1970年代に登場した直流特急用車両の381系電車、気動車でもJR北海道が1994年から特急「スーパー北斗」に使用したキハ281系気動車に採用されています。交流区間は曲線が続くローカル線に多いため、振り子式の需要は高いはずなのに登場が遅いのは面白いことです。なお、この編成は、車両の先頭の左側にAO-2と書いてあるので、最初に製造した1次車だと思われます。 -
8時16分発の「にちりん3号」に乗ります。
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にちりん3号の始発は小倉ですが、乗客は殆どいません。
この列車は、1992年(平成4年)から営業運転が始まったJR九州787系です。
これも水戸岡デザインの車両で、あだ名はダースベーダーだそうです。
にちりん3号は、大分08:16発、宮崎11:37着です。207kmを3時間21分もかけて走るので、表定速度は61.8kmです。しかし、中央線の特急あずさは、新宿・松本間の227kmを約2時間40分で走破するので表定速度は20km以上も早い85kmです。これほどの速度差が生まれる原因は、日豊本線の線路の状態が悪くて速度を上げられないためだと、乗車体験で判りました。 -
先頭車の内部はこんな感じ。ガラスで遮られた前半分はグリーンエリアです。
日豊本線は、本線と名乗っているのに、大分駅から鹿児島駅までの333kmもの間が単線です。これではローカル線そのものですね。 -
面白いのは、切符を刺しておくこのようなポケットがあること。こんなところに切符を置けば、取り忘れる人が続出するでしょうに。笑ってしまいました。
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10時24分 此処はトイレのスペース。格好はよいのですがね。
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9時15分 単線のため、佐伯で列車交換です。
佐伯と延岡間は1日に特急が13往復しますが、この区間は58.4kmもあるのに普通列車は1日3往復だけという超ローカル線です。 -
10時15分 写真は並行して流れる鎧川。
山間部を走る佐伯から延岡の間、モーターはうなりを上げていましたが、並行している国道10号線を走る自動車にビュンビュン追い越されていました。山間部だとはいえ、ノンストップなのに58.4kmを63分もかけてノロクサ走るのでは、鉄道が衰退するのもむべなるかと感じ続けた時間でした。 -
にちりん3号は、延岡10時28分着、10時32分発です。南延岡は10時36分着、 10時37分発なので、10時34分に通過したこの川は大瀬川だと考えられます。
延岡市は売り上げが2兆円を超える旭化成の創業地です。延岡駅手前の大きな工場の写真は取り損ないましたが、此処のアンモニア合成は日本の稲作に大きく貢献したので少し解説します。
1923年に旭化成の前身の日本窒素肥料株式会社が、延岡で日本初の合成アンモニアの製造を開始。
アンモニアは硝安、硫安などの化学肥料を製造する際の基礎原料です。コメの収穫量は、豊臣時代から昭和初期まで10a(1千㎡、1反)当り玄米で150kg(1石、180㍑)の状態が続いていましたが、化学肥料が普及してからは急増し、現在では530kg前後にまで増加しています。
なお、豊臣秀吉は、1人が1年間に食べるコメを玄米で1石とし、それを生産できる水田の面積を1反と決定して検地を行ない、各藩の石高を定めました。ただ、玄米を白米にすると目方は約90%(歩留まり)に減ります。
それにしても、こんな不便で何もない場所に工場を作ったのでしょうか。日立と共に理解不能です。 -
南延岡発車後 旭化成ベンベルグ工場脇を通過しました。
・1931年 前身の日本ベンベルグ絹絲株式会社が延岡工場で生産開始。
ベンベルグは、旭化成が商標を持ってる「銅アンモニアレーヨン」というレーヨンの一種で、一般的なビスコースレーヨンより耐久力や耐摩耗性などに優れています。製法は、植物のセルロース(紙や綿の主成分)を銅アンモニア溶液に溶かした後、酸性水に細く絞り出して固形の繊維にするというものです。銅やアンモニアの処理が難しいため、旭化成は世界唯一のベンベルグ製造メーカーとなっているそうです。 -
それにしても、田舎には珍しい大きな工場でした。
なお、ビスコースレーヨンは、綿花やパルプなどのセルロースを、水酸化ナトリウムなどのアルカリと二硫化炭素の混合溶液に溶かし、それを希硫酸中に絞り出して固形化したもので、細く絞り出せば繊維に、膜状にすればセロファンになります。また、レーヨンの特製は、原料が天然素材のセルロースのため、ナイロン、ポリエステルなどの石油系合成繊維と違って土に埋めると短期で自然分解されることです。 -
延岡を通過すると列車の速度は急激に上がります。
延岡11時32分発→宮崎11時37分着です。所要時間は1時間5分、距離は83.7kmなので、表定速度は、佐伯・延岡間の55.6kmが77kmに上がることになります。
だがしかし、列車はものすごく揺れ始めました。座っているだけでも腰に来るし、トイレへ行くには伝い歩きしないと転んでしまいそうです。 -
11時00分 高鍋(11時13分着)の手前に突然、高架線が現われました。
何だろうと思って帰宅後に調べてみると、リニアモーターカー宮崎実験線の跡だと判りました。この実験線は、国鉄が1974(昭和49)年に建設した7kmの高架単線で、1979(昭和54)年に517km/hという 最高速度を記録したといいます。しかし、此処での実験は、1998年に日本国有鉄道清算事業団が解散する少し前の1996年で終了し、現在の山梨実験線へ移っています。 -
高架の上には、太陽光発電のパネルが乗っています。
これは、2010年に日当たりが良いこの空き地に目を付けた業者が、このパネルを設置して発電事業を始めたとのことです。
それにしても、実験線を宮崎に引っぱってきたのに、それを実らせられなかったのは何が原因なのでしょうか。政治力が足りなかったことだけは判りますがね。 -
11時10分 小丸川河口
日南海岸は、串間市の都井岬付近から宮崎市南部の青島に至る約90kmにも達する砂浜です。茨城県の鹿島灘は約75km、千葉の九十九里浜は約66kmなので、砂浜が大きいことは理解できます。しかし、砂浜は、漁業には不適です。魚が集まる場所は海底の地形が大きく変化する場所なのに、砂浜にはそんな場所が乏しいためです。宮崎が目立たない理由はこんなところにもあるのかもしれませんね。 -
宮崎へは11時35分に到着しました。
始めて下車した駅なので外に出てみると、JR九州の巨大な駅ビルが建っていて驚きました。 -
駅前広場は南国風のしつらえですが、人は僅かしか見えません。駅ビルの立派さとの落差が大きくて笑ってしまいました。
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昼飯は、出発前から決めていた、宮崎名物のチキン南蛮です。本当は、元祖の 「味のおぐら本店」へ行きたかったのですが、青島へ行くには12時30分発に乗らなければならなりません。1時間では駅から離れられないため、駅構内で一番美味しそうな「炎の舞 らくい 宮崎駅店」へ行きました。食べたのは、写真のチキン南蛮御膳1496円ですが、味は想像の範囲内だし、付け合わせも貧弱で、千葉・東京なら1ヶ月以内に閉店するだろうというレベルでした。
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連れは、チキン南蛮は重すぎると言ったので、冷や汁定食1034円にしました。
味見させてもらったところ、冷や汁は魚の味と香りが心地よく、とても美味しく感じました。チキン南蛮が一切れ付いてもいるので、この店での一押しは、この冷や汁定食だと考えます。次回があれば、私もこれを頼むつもりです。 -
12時30分発の青島行きに乗ります。
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12時19分 青島行きの日南マリーン号が入線してきました。
日南マリーン号とはいうものの、キハ40が1両だけです。
キハ40は、日本国有鉄道(国鉄)が、1977年(昭和52年)から1982年(昭和57年)にかけて製造した年代物の気動車(ディーゼル動車)です。自重が35トンもあるのに、エンジン出力は220馬力なので、動力性能はトラックよりも大幅に劣ります。 -
12時34分 宮崎空港脇を通過。
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ヤシの並木です。
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南国風のしつらえは、此処にもありました。
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12時56分 青島駅到着です。下車したのは15人程度。
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保線不良の典型的なローカル線です。
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青島の駅前もスッカラカン。
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10分ほど歩くと、青島神社と鬼の洗濯板の手前にある土産物屋街が見えましたが、寂れたシャッター街です。でも何故か、多くの修学旅行生がいました。
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青島が見えてきました。
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青島へ向って左側の鬼の洗濯板です。
青島が波を遮ってる関係か、こちら側の凸凹は小さめです。 -
青島に向って右側です。
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こちら側は波が直接当たるためか、ごつごつしています。
写真の時刻は13時11分です。最初に書いたように、この日の干潮時刻は12時49分、潮位は89cmの中潮なので、最干潮の状態だとしてよいでしょう。 -
ということで、此処へ行くなら宮崎の潮位を事前に調べておくことは必須です。
潮位は、パソコンに「潮位」と打ち込めば気象庁のホームページが先頭に出てきます。 -
青島神社の鳥居です。人出はこんな感じ。
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境内への入り口です
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青島神社は、社格が旧村社・別表神社で、祭神は、山幸彦、その妻の豊玉姫、潮流を司る塩筒大神(しおづつのおおかみ)です。
豊玉姫は海神の娘で、山幸彦と結婚して生んだ鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)は神武天皇の父です。 -
神社の奥には、見慣れない亜熱帯の森が広がっています。
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13時30分の帰り際の状態です。写真は島に向って右側です。
時間的に見て、潮位は95cmくらいです。 -
これは島へ向って左側です。潮位は少し上がり始めています。
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時刻改正があったみたいなので、現在の時刻表と写真の時刻で移動を推定してみました。 復路も同じキハ40 8104でした。
予定では青島発15時44分⇒16時10分 南宮崎 16時27分、きりしま13号⇒鹿児島着18時31分だったのですが、青島観光が簡単に終わってしまったので、1本早い14時25分発、南宮崎行きに乗りました。 -
南宮崎で乗り換えたクハ817系交流電車です。写真は宮崎駅で撮りました。
817系電車は、JR九州の交流近郊形電車です。製造期間は2001年~2015年で2両編成56本、3両編成11本を製造したそうです。 -
車内はこんな感じ。意外におしゃれでした。
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宮崎到着は15時02分でしたが、鹿児島への接続がありません。そのため、当初予定どおりの宮崎16時22分発の「きりしま13号」に乗らざるを得ませんでした。
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1時間以上も時間が余ってしまいました。かといって、駅から離れるほどの時間はありません。仕方ないので、JR九州が建設したショッピングモールのアミュプラザに行ってみることにしました。
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しかし、アミュプラザ内の店舗は、千葉県民ですら陳腐すぎると感じられるほどのため、屋上に上がって景色を見ながら時間を潰しました。
写真はフェリーターミナル方面です。フェリーが見えます。 -
これはシーガイヤ内のラグゼ一ツ葉。コンドミニアムタイプの長期滞在型ホテルだとありますが、こんなに寂しい場所に誰が泊まるのでしょうかね。
シーガイヤの正式名称はフェニックス・シーガイア・リゾート。宮崎県や宮崎市が出資した第三セクターのフェニックスリゾートが2000億円もつぎ込んで建設して1994年に全面開業しましたが、一度も黒字化できずに2001年に破綻。同年中に米国のハゲタカファンドが162億円で買収。2012年にセガサミーホールディングスが全株式を取得して完全子会社化した。
典型的な三セクの失敗例です。この損失は当然、宮崎県と宮崎市が税金をつぎ込んで穴埋めしたと考えられますが、知事や市長責任はどんな責任を取ったのでしょうかね。 -
これは、九州一の高さ154m、43階建を誇るシーガイヤの中核ホテルのシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートです。此処は、1994年にホテル・オーシャン45として開業、2001年の破綻後にスターウッド・ホテル&リゾート(当時)が買収し、シェラトン系列に改称したそうです。
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アミュプラザの屋上には、神社本体は撮し忘れましたが交通神社があります。神社の大きさは街中のお稲荷さん程度です。
祭神は、神武天皇の日本名の神日本磐余彦天皇(かむいやまといわれひこのすめらみこと)、神武天皇の父の鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)、神武天皇の母親の玉依姫命 -
きりしま13号で鹿児島へ向います。
宮崎16時22分発⇒南宮崎16時27分発⇒鹿児島18時31分着 -
車両は、宮崎までと同じ787系。
この区間も揺れました。ガッタンゴットンの25mレールではなく、せめてもロングレールにしませんか。鉄道会社なのだから、最優先で投資するのは線路で駅ビルではありませんよ。標準軌ではありますが、曲線部でもすっ飛んでいく京急を見習いましょう。 -
鹿児島中央駅着は18時31分
駅前のアミュプラザ
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