【欧州16ヵ国鉄道旅⑤】3ヶ国横断のユーロシティで巡るハンガリー＆チェコ（Day 11～12）

2017/03/04 - 2017/03/05

大学生トラベラー（当時）のかすぱるです！

かれこれ7年近く前、大学1年の春休みにヨーロッパ16ヵ国を鉄道で巡ったので、その時の回顧録として投稿します。

第五編は11～12日目、ハンガリー・チェコです！
ブダペストを観光した後、ハンガリー→スロヴァキア→チェコと中東欧3ヵ国を結ぶ国際列車に乗ってブダペストからプラハへ行きました！

ここに至るまでの旅行記も併せてご覧ください！
1～3日目：ドイツ・オーストリア編
https://4travel.jp/travelogue/11797214
4～5日目：リヒテンシュタイン・スイス・ベルギー（・ドイツ・オーストリア・フランス）編
https://4travel.jp/travelogue/11797272
6～8日目：フランス編
https://4travel.jp/travelogue/11797595
9～10日目：オーストリア・ハンガリー編
https://4travel.jp/travelogue/11800686

エリア ブダペスト(ハンガリー)

ブダペスト中心部のホテルを出て、観光をスタート！
あいにくの曇天ですが、明るい時間帯だと街並みがきれいです。

ブダペスト地下鉄1号線で移動。
この路線は世界で2番目に古い地下鉄で、世界遺産に登録されています。
駅構内もクラシカルな内装です。

ドナウ川のたもとへ。

鎖橋を渡って、丘の上の王宮へ向かいます。

セーチェニー鎖橋 建造物

丘の麓から、ケーブルカーで王宮へ！
結構な急勾配です。

ようやくブダ王宮へ。
なんとも風格ある趣きです。

中は博物館となっており、古代から現代までのハンガリーの歴史が紹介されていました。

オーストリア帝国の女帝、マリア・テレジア。
ハンガリーは周辺国からの支配を受けた歴史が長く、

王宮から眺めるドナウ川の風景。

続いてやってきたのは、ブダペスト西駅。
東駅に準ずるターミナルで、ウクライナ方面への国際列車も発着します。

とはいえ、私も含め観光客の大半は、列車に乗るためにここへ来るのではありません。
どういうことかというと、、、

まるで宮殿のような駅構内に入居するのは、マクドナルド。
この「世界一美しいマクドナルド」が観光名所となっているのです笑

せっかくなのでここで昼食を取りました

マクドナルド（ブダペスト西駅店） ファーストフード

西駅から地下鉄2号線に乗車。
無機質なホームといい、錆びついた車両といい、社会主義時代そのままの雰囲気です

なんとなく、昔の写真で見た営団日比谷線のようだなと思いました

かと思えば、こちらはとても近代的な3号線。

ブダペストのメインターミナル、東駅へ！
ここから国際列車でプラハへ向かいます。

ハンガリー→スロヴァキア→チェコと中東欧3ヵ国を跨ぐ旅、実にロマンがあります笑

ブダペスト東駅 (ケレティ パーイアウドゥヴァル) 駅

ハンガリーはEUの東端。
ブダペスト東駅にはセルビアなどEU域外とを往来する列車も発着するので、西欧では見かけないようなタイプの古びた機関車や客車も停まっています

当時大学一年生、大陸ヨーロッパを旅して回るのはこの時が初めてだったので「EUの壁」の向こう側の国々にはちょっとした怖さがありました（冷戦期のスパイ漫画に影響を受けていたというのもあります笑）

大学三年のときに旧ソ連の国として初めてカザフスタンへ行き、そこで「東側」も面白いじゃん！と気づいた後は、ちょっぴりスリルな感じも含めて東欧諸国も存分に楽しめるようになりました笑

列車の出発まで余裕があったので、駅舎の豪華な内装を見て回ることに。

今回乗る列車はこちら。
鮮やかな水色が特徴的な、チェコ国鉄の車両です。

1等車の車内。思っていた以上に綺麗で快適な座席です。

3ヵ国ともシェンゲン圏なので国境審査はありませんでしたが、3ヵ国それぞれの車掌による検札がありました。

ハンガリーの車掌は高圧的で、ユーレイルパスの記入欄*が未記入なのを咎めると罰金200ユーロだ！などと言い出し、ついにはパスポートを取り上げようとしてきたので、そんな訳あるか！ÖBB（オーストリア連邦鉄道）ではそんなこと言われなかった！と必死に抗いました

結局国境にさしかかったところで乗務員交代になったのかどこかに消え、その後やってきたスロヴァキアやチェコの車掌には紙の切符を見せるだけで済みました
30日間の鉄道旅行でこんなトラブルがあったのは、結局これっきりでした

*当時は紙の切符で、別紙に乗る列車と発着地をペンで記入する欄がありました。が、記入欄は確か10行程度しかなく、30日間ありとあらゆる列車に乗るのには欄が到底足りませんでした。他の国の車掌は切符本体を見せればそれ以上指摘されることはなかったので、ここは未記入にしていたのでした。

ブダペスト東駅を出たのは15:25、約7時間ゆったり列車に揺られました。
終点・プラハ中央駅に着く頃にはすっかり日も暮れていました。

プラハ本駅 (プラハ中央駅) 駅

30日間ヨーロッパの四方八方を巡った中で、プラハはとりわけ思い出に残る街でした。
レトロでかわいらしい見た目のトラムが美しい景観の街並みを走る様子が大変愛おしかったので、続きの旅行記にてまとめようと思います笑