2023/01/27 - 2023/01/27
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susuさん
コロナ禍以降は再び海外に行ける日を待ち望む日々でしたが、長く待たされすぎて遂に海外旅行熱が冷めつつありました。PCR検査だ隔離だと制限のある旅行は億劫で、パスポートも切れたしもう今後は趣味で海外に行かない人生になるのかも…。
そんな2022年10月、Kiwi.comで購入してコロナ禍キャンセルになりずっと音沙汰がなかったロシア旅行のチケット代金の一部が、2年以上の時を経てついに返金されるというアナウンスが!がしかし、なんと返金までが長すぎてクレジットカードが更新されたために組み戻せないとか言ってポイントで返ってきやがりました。渡航制限の緩和もあり漸く海外旅行熱が再燃して、戸籍抄本を取り寄せる所から始めて年末にパスポートを取得。
もたもたしてたらコロナ禍がぶり返すかもしれない、寒い時期だし転職して長い休み取れないから近場のアジアだ!
個人的なこだわりで初訪問国がない旅行には行かない主義でしたが、ベトナムは入国して空港内をうろうろしたことがあるだけという物凄く微妙な存在。ベトナム行ったことある?と訊かれるたびに歯切れの悪い返事しか出来なかったので行っとこう。
ハノイに行けば当然ハロン湾にも行くつもりでしたが、調べてみるとチャンアンの方が気になってきた。チャンアンがニンビンという町にあって、タムコックという見所もあると知りそっちメインで行ってみることに。
そして出発直前に初めて、今年のテト休暇(1/20~1/26)と日程が被っていることに気が付きました。みんな地方に帰省するからハノイは閑散として店が開いてないとかいう情報が出てくるけど本当?
旅行先としてメジャーなベトナムで短期旅行なので油断していたら、思いがけず波乱万丈で濃い旅になりました。
成田~ハノイ(Vietjet Air)往復55,913円
1/25(水)成田~ハノイ
1/26(木)ハノイ~ニンビン~タムコック
1/27(金)タムコック~チャンアン~ムア洞窟~ハノイ
1/28(土)ハノイ
1/29(日)ハノイ~成田
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
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目覚ましをかけて6時に起床。寒いので洗濯した靴下が乾いてないなあ。コロナ禍前の旅行では、すぐ乾くので機内で貰えるアメニティの靴下を愛用していたけど今回は普通の靴下だったから。
外は小雨で風も少し。天気予報では朝のうちに止むみたいだけどどうなるか。寒さはそれ程でもないけど、船の上やバイタクは寒いだろうからダウンは必須。 -
7時に朝食の約束だけど、電気も点いておらず誰もいない。皆寝坊か?ダイニングの椅子に座り、上階からたまに聞こえてくる寝起きらしい男声の咳を聞きながらスマホをいじって待っていると、小学校に行くらしい娘さんとお父さんが下りてきました。ベトナムでもランドセルを使うらしい!
ダイニングには、娘さんの幼稚園卒園記念らしいポスターのような大きな合成写真(背景が幼稚園の建物で英文が入っている)が飾られていました。
15分以上経った頃にお母さんが現れ、「ゴメンね~!」と謝ってから朝食作りへ。寝起きって感じじゃないなと思っていたら、他の客の迎えに行っていたらしい。 -
朝食はミーゴレンのような汁なし麺とホットカフェオレ。具は青菜とニンニク、塩味で非常にシンプル。インスタントっぽい麺は引っ張ると伸びる感じでコシがあって美味しい。
さらにもち米に魚フレークを掛けたものを出してくれ、お母さんも小さいお茶碗に入れたそれを隣で食べ始めました。主食×2の朝食。子供の頃は餅つきの日につく前のもち米を祖母にねだるくらいもち米好きだったので嬉しいけど、少しでも手を止めるとお母さんに食べろ食べろと促されるので胸に詰まり苦しい。うぐぐ…甘いカフェオレで流し込む。
さらに隣の宿で採れたというザボン(ベトナム語でブイ)をどんどん剥いて出してくれました。2つ上の写真の右上に写ってるグリーンカーテンに生ってるザボンか!高い所に生っているのでどうやって収穫しているのか謎な上に、頭上に落ちてきたら超危険だなと思っていました。房ごとに種がいっぱい入っていて、手が全く濡れないくらい実がしっかりしていて、グレープフルーツのような苦みがあり美味しい。どんどん食べろと勧めてくれるのがまさにお母さんでした。
Google翻訳で「よく眠れた?」と聞いてくるお母さん。ああ本当ぐっすりで9時間意識無しでした。「昨日『他の宿を探す』と言われた時は泣きそうだった」という。あはは、ゴメンね!それはこっちのセリフでもあると思うけど…あの時は本気だったけど結局泊まってよかったよ。この後も物凄く色々あるんだけどそれを踏まえても(意味深)。この旅の波乱万丈の9割はこの宿によるものだからな。 -
お母さんに「今日この後雨は止む?」と尋ねると、神のみぞ知るのような回答で爆笑。念のためカッパとビニ傘を貸してもらいました。
青年が来て、チャンアンのあと迎えの連絡をとるためにLINEを登録したり色々してくれましたが、やっぱりWi-Fiが使えないと通話できないので待ち合わせにして貰う。時代についていかなくてスマンね。海外でも使えるポケットWi-Fiを持ってるけど、1日千円くらいお金がかかるから日本に置いてきちゃったんだよなあ。あれば便利だけど無くても平気かと思って。
8時半近くになって、青年のバイクでチャンアンに出発。霧雨程度だけど風も吹いててバイタク怖っ!チャンアンが近付いて山が見えてくると、青年がバイクを走らせながら写真を撮るよう促してくる。私が自己責任で危険を冒すのはいいけど撮らせるんかい!(笑)命知らずというのは自分の命に対するものであって、人の命に対して命知らずとは。
しかし途中でバイクに足を置くところがあることに気が付き、それからは平気に。これまで無駄にスリリングな思いをしてしまった。 -
青年はなんとチャンアンに行ったことがないらしく、他のバイカーに聞いたり看板を確認しながらバイクを走らせる。地図で場所を知ってる私の方が道に詳しそうだ。
サービス精神なのか、チャンアンを通り過ぎて景色を見せてから戻ってくれました。川沿いに道があり、ボートに乗る人達が見える。 -
流石バイク社会のベトナム、チャンアンにも広大な駐輪場があります。バイクを停めた場所を覚えておこう。
途中で雨が止みカッパと傘は必要なさそう。青年に預けました。 -
待ち合わせ場所は駐輪場入口の辺り、青年と別れて中へ。
チャンアンは観光地らしい観光地で、広い通り沿いに土産物屋が並んでいます。 -
通り沿いの大きな建物がチケット売り場。行列に並んでチケットを購入。ベトナムに来て初めてクレジットカードが使えました!
料金は身長ごとに分けられており、130cm以上は250,000VND(1,421円)、130cm以下は120,000VND、100cm以下は無料。 -
イチオシ
チケット売り場の周辺に軽食を売るお店があり、ボート乗り場までの道中にベンチがあって休んでいく人達もいるけど、私は脇目も降らずボート乗り場へ急ぐ。
チケット売り場の建物内から階段を下りて地下通路に入る。提灯が綺麗!大型モニターもあってお金をかけた設備。 -
地下通路を出て橋を渡る。地下通路は車道を越えるためのものか。
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橋の上からボート乗り場が見えました。
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天井の高い大きな建物に入り、行列の最後に並ぶ。建物の隅には博物館のように陶器などが飾られていました。
全然進まない行列に焦る。チャンアンのボートクルーズの所要時間は3時間、チケットを買った時点で9時なのに13時発のリムジンバスに乗れるのか?
行列には子供も多く賑やか。ベトナムの赤ちゃんはピアスを開けられている子が多いんだなあ。 -
行列が進み外に出てもまだまだ先が見えない。
川が見え、ゴミを拾っている人達がいました。昨日のタムコックのスタッフは背中にTAM COCと書かれた服を着ていたけど、こちらもTRANG ANと書かれた同じような服を着ています。 -
1時間並んでやっと乗り場に出ました。しかし列など無く、川べりにワッと並んで自分でボートを捉まえるシステム。一応このスペースに出る人数は管理してるんだろうけど…だってそうじゃないと押されて川に落ちる人が出そう。
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左手からボートが岸にやって来るので我先にと乗り込む。遠慮してたら一生乗れない方式だこれ。
私は1人客であるのをいいことに、人数MAXにならないボートに勝手に乗り込む。2人客、私、2人客の順に乗り込んで出航! -
完全に数少ない救助船に我先に乗り込む人達の構図。普段はこんなに混まないのかもしれないけど、施設のキャパシティ的にこれ以上に混む時もありそう。もっとちゃんと列を一列にして粛々と乗り込ませてくれないかなあ。
歩き方には「ボートは4~5人乗りだが4人分の料金を払えばチャーターできる」とか「3つのコースから好きなのを選べる」と書いてありますが、こんなに混んでたら無理無理。 -
私達の船は中年女性の船頭さんで、乗客は若者2人と若いカップル、私以外は全員ベトナム人。この時たまたまだと思うけど、昨日のタムコックと違ってチャンアンのボートクルーズは見て分かる外国人(西洋人)観光客の姿が明らかに少ない、というか全然いない。誇張なしに99%はベトナム人だと思う。
船頭の女性は英語を話せませんが、「私達のコースはルート3ね」と教えてくれる。主張すれば他のコースにしてくれるのかもしれないけど、全然どれでもOK。チケット売り場で貰ったパンフレットによると、ルート3は3つの洞窟と3つのお寺を通るコース。お寺の数は3コースとも同じだけど、洞窟はルート1が9か所、ルート2が4か所。洞窟そんな多くなくていいんで全然OK。 -
全員で漕いでスタートダッシュをするボート。乗客が漕ぐのは強制じゃないので、皆で漕いでるボートを見ると偉いなあと思う。
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私の横とその前に乗ったカップルが一生懸命漕いでおり、一頻り写真を撮ったら私も漕いでみる。漕いでいるうちにコツがわかってきて、水を掴んだ感覚があって楽しい。オリンピックのボート競技の様子を思い浮かべて、片手はオールに近い部分を持っててこの原理のように漕ぐといいみたい。
別に強制じゃないのに、景色のいい前方席に乗ってる若者2人客が全然漕がないので「ちょっと男子ぃ~」的に漕げよと言いたくなってくる。後半に向けて体力を温存してるんだと思おう。 -
先頭が特等席かもしれないけど、後ろの人の写真に写り込むし胡坐で乗る必要があるので嫌だな。バランス崩して落ちそう。
前の人が写らない写真を撮るのは難しい。腕を思いっきり上に伸ばし、それでも写ったらトリミング。空も被写体になるような天気ならいいけど、曇天なのに空の面積が広い写真になってしまう。 -
暫くすると前方に上陸スポットが見えてきました。
パンフレットによればTrinh Temple。 -
売店やトイレがあって助かります。
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お寺の中は煌びやかで漢字がいっぱい。
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沢山のボートのどれに乗ってもいいのかな?と思ったけど乗ってきたボートに乗るシステムらしい。乗ってきたボートがどれか分からず困っていたら、同じボートのカップルが私を見つけて呼びに来てくれました。ありがたや!
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それからお寺のすぐ脇にある洞窟へ。
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この洞窟は進んでも進んでも出口が見えずどこまでも続き、通り抜けるまで20分弱かかりました。後から写真を見直したら、入口にDot Cave 1000Mと書かれたプレートが。観光地になる前にこの洞窟に入ってみた人が凄いな。別れ道は無いので迷うことはないかもだけど、通り抜けられるかは分からないし。
タムコックの洞窟と同じく天井の低い所があり、その度に頭を低くして避ける。たまにボートを漕ぐのに夢中になっていたりして低い天井が迫っているのに気付かない時がありましたが、すかさず船頭の女性が教えてくれました。 -
次のVan Caveは400M。
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広くて形が整っていてトンネルみたい。奥の方は広くて天井の高い所もあり、ラピュタのポムじいさんがいた地下坑道みたいでした。
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イチオシ
2つめの上陸スポット、Suoi Tien Temple。
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イチオシ
かなり広い敷地を順路に従って進む。
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1つめのお寺より大きくて立派。
普通に観光地という感じなのに、当たり前だけどみんな救命胴衣を着ているのが面白い。 -
お供え物が塔のように積まれたファンタとかミネラルウォーターとかで俗っぽく、なんとなく自分が貰って嬉しいものを供えている感じがして微笑ましい。
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売店もあります。
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イチオシ
奥の橋をさっき渡ってきました。乗客は上陸して観光し、船は川を通って出発用の船着き場に来る流れ。
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写真撮影用の?桟橋がありました。マーライオンを思い出す。
看板に『一度に乗るのは15人まで、10歳以下の子供は乗せないように』とベトナム語で書かれています。 -
また自分が乗ってきた船や同じ船の人が見つからない。写真を確認しながら暫く探していたら、同じ船のカップルの男性が声を掛けてくれました。同行の女性はどういう訳かここで降りるらしく、救命胴衣を預かってきていました。そんなこともあるのか…女性の服装を頼りに探していたので見つからない訳だ。別行動するということはカップルじゃないのかな。
男性が言うには、救命胴衣の腰の所に番号が書き込まれていて、それが船についている番号と同じらしい。そうなんだ!沖からその番号の船がやって来るのが見えて思わず歓声を上げる。 -
イチオシ
事前に調べていたタムコックとチャンアンの違いは、チャンアンの方が雄大な感じで、水が澄んでいるということでした。
雄大なのは確かに。川幅が圧倒的に広く、川というより湖みたいな所が多い。タムコックもそうだけど、水の流れは感じず川というより細長い湖のよう。
タムコックはボートが浅瀬に乗り上げるような所もあるくらいで落ちても足が着きそうな気がするけど、チャンアンは全体的に深そう。澄み具合は昨日の方が天気が良かったのでどちらとも言えないけど、周辺が水田か岩山かという環境の違い的にまあタムコックの方が泥が混ざるだろうな。
何より一番の違いは、チャンアンは参加型アクティビティだということ。ボート漕ぎ体験はタムコックでは出来なかったと思う…オール無かったし。
とにかく明確な違いがあったので、乗り比べして大満足でした。 -
浸食された岩山。
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睡蓮。花は殆ど閉じています。
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順路じゃない洞窟に迷い込まないようにか、赤コーンを立てたボートが停まっていました。
ちなみにチャンアンに物売りのボートはいません。 -
最後の洞窟Dai Cave、150M。
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最後の上陸スポットVu Lam Royal Steps。
もうずっと時計を気にしている状況だったので「上陸する?」と訊かれて首を振る。同乗者も先を急いでいるようだったけど、外国人観光客の私が上陸したいと言えばその意見を尊重してくれるようでした。優しい。 -
イチオシ
船頭の女性に促されて上陸地の向かいに目をやると、水面に東屋が!
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イチオシ
急いでるけど名残惜しい景色。
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別のルートの洞窟から船が出てきます。
3つのルートは上陸スポットや洞窟が重なる部分もあってたまにすれ違いますが、川幅が広いので遠くに舟列が見える感じ。 -
生活感のあるタムコックと違って、チャンアンでは上陸地以外の人工物は珍しい。モーターボートが係留されているようです。
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用途は緊急対応かな。具合が悪そうな人が運ばれていきました。
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もう終盤は仮に急いでなくても早く帰りたくなるもので全員で一生懸命漕ぐ。カーブを曲がって視界が広がる度にまだ着かないのかと絶望しながら(その前にMAPS MEで現在地をチェックした現実から目を逸らしながら)、だだっ広い湖のような川の前方に見覚えのある建物や橋が見えた時は嬉しかったです。いやでもそこまでがめちゃくちゃ遠いけど!
所要3時間のボートクルーズを、ショートカットもあり2時間半で終わらせて帰港。ボートを漕ぎ過ぎて腕がガクガクになりました。船頭の女性本当凄い。一生懸命漕いだけどボートの推進力は殆ど彼女1人で担ってたと思うし、両側から客が好き勝手漕ぐのに何の影響もなく舟をコントロールするのも凄い。オリンピックのボート競技といえばヨーロッパ勢が強いけど、ベトナムもガチれば相当強くなるのでは。
チャンアンはチップの習慣はないらしい。色んな面でタムコックより洗練されてるなあ。勿論それぞれにいい面があるけど。 -
下船地点には土産物屋やレストランがありましたが急いで通過。乗船地点と位置があまり変わらないので、客を下ろした舟はそのまま乗船地点に戻るんだと思う。超人か?
相変わらず凄い行列があるのを横目に、往きに通った橋を渡り地下道を通って駐輪場へ。 -
もう12:40、13時発のリムジンバスに間に合わない!焦りながら着いた待ち合わせ場所に青年がおらず、バイクを停めた位置に行ってみても別のバイクが停まってる。また待ち合わせ場所に戻り、動き回っても仕方ないのでベンチで日記を書いていると青年が現れました。よかった!
一度宿に戻ったからバイクは違う位置に停まってるそうだけど、停めた場所が分からなくなったらしく右往左往。係員が移動させたらしく(そんなこと出来るの?)結局停めたのと違う場所で発見したらしい。時間をロスしてもう残り10分きってる、絶望! -
チャンアンからの道中では、写真のように所々でヤギの丸焼きを売っていました。ヤギ肉はニンビンの名物。台の上にヤギが置かれてるけどこれ本物?いやまさかグロいけど食品サンプルだよね?買う時は台(冷蔵庫?)の中から肉が出てくるんだよね??
と思っていましたが、夕方に通ったら(こう言った時点で13時のバスに間に合わなかったの確定してるな)このヤギが半分になっていたりまさに切られているところだったりして衝撃を受けました。本物やんけ!! -
バイクを飛ばして宿に着いたのは13:10、リムジンバスの姿は無い…。がっくりして部屋への階段を上ると、途中の2階にお母さんがいて「時間忘れてたの?バス行っちゃったわよ!」と…。急いだんだけど混んでて間に合わなかったと言うと、気の毒そうに納得してどこかに電話をかけ始めました。バス乗れないかな~…。
結局13時発のバスは行ってしまい、しかもお母さんが立て替えたので運賃はかかるという。予約制のリムジンバスなので空きが出ても他の乗客を乗せられないらしい。マジか…。17:30発のバスを予約し直してさらに運賃が取られるそう。ボートに乗るまでが長かったのが最大の原因だけど、出発が遅れたのは朝食が遅れたせいだし青年がバイクを見つけられなかったのがとどめになった訳だが…。
部屋は夕方まで使わせてくれるという。 -
時間が出来たので、バスに乗れなかったら行こうと思っていたムア洞窟への送迎を交渉。30万というのを上記の理由で値切って20万にしてもらう。結局どんどんお金が掛かるな。宿代その他もまだ払ってないので総額1,500,000VND(約8,400円)になり、やっぱり現金が足りないのでランチついでに両替してくる、15時に出発ねと約束。バスの出発が17:30なので17時には宿に戻るようにとお母さんに念を押される。今度こそ絶対遅れられない。
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昨日と同じお店で200万両替。手数料は単純に100万の時の倍、60,000VND(336円)でした。
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昨日から気になっていたバインミーのお店へ。店先でフライパンでパンを焼いてるのが美味しそう。
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店内は西洋人観光客で満席。タムコックにこんなに外国人がいたのか。昨夜行ったベトナム料理を出すような観光客向けレストランでは全然見なかったので、やっぱりパンが食べたいものなのかな。
最近何かコロナ明けのパリの動画に絡めて「食事の時にスマホを見てるのは日本人だけ」みたいな話題があったけど、そんな事はないね。 -
BBQポーク&野菜のバインミーとパッションフルーツジュース(それぞれ30,000VND≒168円)を頂きました。
BBQポークは意外なことに柔らかい肉団子。パクチーとチリを断ったせいか野菜少なめで、パンがサクッと軽くて癖のない味。これから山を上るので軽い食事になって良かったかも。
殻ごと出てくるフレッシュココナッツジュースが品切れだった為に頼んだパッションフルーツジュースは、昨日のマンゴーと同じくシーズンじゃないようで水で薄めたような味。砂糖入りにして貰ったけど甘さ控えめで酸っぱくて種がパリパリした食感で、なんとなくお肌に良さそう。 -
バインミー食べたいワン。
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宿に戻ると青年は出掛けており、お母さんに勧められてすぐバスに乗れるように部屋をチェックアウト。夜まで使えるというのは何だったのか、まあトイレくらいしか使わないからいいけど。荷物は1階に置かせてもらい、このことが後で予想外に功を奏するのだった。
間もなく西洋人宿泊者を迎えに行っていた青年がバイクで戻ってきました。地図の立地と違うのによく揉めないなあ、Booking.com以外に地図が合ってる予約サイトがあるのかな。
ムア洞窟に行くことはお母さんから青年に伝わっていなかったらしく、しかも場所を知らないらしい。スマホで道案内アプリを表示させて、それを私に持たせて運転するという。ええーっ!落とすよ私は!
結局私に持たせたスマホを時折確認しながら進み、にも拘らず道を間違えたりしながらムア洞窟へ。ちなみにムア洞窟はチャンアンへの道を途中で曲がった所にあります。 -
ムア洞窟付近はタムコックほどではないけど観光地化されており、道中に続々と駐輪場の客引きが立ち塞がって自分の駐輪場に誘導してくる。知ってるこれ、奥まで進めば無料の駐輪場があるやつだ。青年も勿論知ってるらしく(ムア洞窟は知らなくてもベトナムの観光地の駐輪場はこういうものなんだと思う)客引きを避けてゲートまで。
この写真右手に駐輪場があって、右に座っている人達が駐輪場の管理人のようなので無料ではないのかも。
17:30のバスに乗る、17時には宿に着くように帰るからねと青年に念を押してからチケット売り場へ。100,000VND(約560円)。 -
入口から山まで観光地らしく整えられたムア洞窟。
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記念撮影スポットが沢山あります。
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急いでいるので脇目も振らず奥の階段へ。ムア洞窟はタムコックを見下ろせる展望台として有名で、洞窟要素はどこに?と謎でしたが、階段の下に洞窟があって京劇のような恰好をした孫悟空(この写真右に見切れてる)が入口に座っていました。ムア洞窟と西遊記の関係がよく分からないけど、近くに西遊記のお馴染みの4人のオブジェもあります。
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洞窟に入らず階段を上る。はあ~っめちゃくちゃきつい!運動不足でつづら折りの1往復を上っただけでもう頂上までなんて無理という感じでしたが、景色を見たい一心でなんとか歩を進める。
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まさに心臓破りの階段。普通の階段でもきついのに、段差が高いのよ。一歩で上りにくいのでこのように真ん中に補助段があります。ムア洞窟の階段は450段らしいけど、この階段はカウントされているのか?
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階段は途中で二手に別れ、それぞれ頂上がありますが高い方を選んで登頂。両方は登りたくない。本気で物凄く疲れた。
やっとタムコックの川を見下ろせました。 -
タムコックのボートが見えます。ああ、ここはボートクルーズの途中で山頂に見えた建物なんだ。
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イチオシ
反対側の景色がまた絶景!天気が良くないのが残念だけどそれでも景色がいい。
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これがもう一つの山頂。
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こちらの山頂には東屋のような建物があり、観音像があります。
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上から見てもヤバい階段。下りるのが恐ろしい。
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さらに高い所に龍のオブジェがあるけど、もう疲れ切ったので下から見るだけにしておく。狭いし。
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頂上の一歩手前にある展望台。
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イチオシ
その展望台から見たもう一つの頂上。
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2つの頂上の分岐点には休憩所があります。
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下りも怖くて危なくて疲れる。絶対転げ落ちる人いると思う、実際登りで転んだ人は見た。
途中で本当に気持ち悪くなり座って休みました。寒いので全然喉が乾かない今旅でも、この時は流石に水を結構飲んだけどそれでもペットボトル半分くらい。暑い時期なら絶対無理だな私は。 -
イチオシ
平地まで戻ってきたらホッとしました。腕に続いて無事脚もガクガクに。
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出口に戻ってきたのが16時半前、青年がいない~。すぐ戻るから待っててほしかったけど一旦宿に帰ったらしい。
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喉が渇いたのでアイスを購入、40,000VND(約224円)。観光地価格かありえん高さ、階段の上のお店なら分かるけど。我ながらいい加減学習しろという感じですが、値段が付いてない店は本当ヤバいな。地元の人が普通に買っていくのがびっくり。
イチゴミルクのバーアイスで、色がドピンクだけど味は普通。 -
待てど暮らせど青年が現れず、タムコックは時間までに歩ける距離じゃないんだけど待ちきれなくて途中まで歩いていたら青年のバイクとすれ違いました。気付かず行ってしまったので小走りで戻る。
遅いよ!と責めると「バスは17:30でしょう?」とのんびりした返事。でも急ぎたいの!お母さんに17時までに戻るよう言われてるって説明したでしょうが。
それから青年は私がアイスを買ったお店で串に刺さったフランクフルトのようなソーセージを購入。2本カップに入ったそれをどうするのかというと、やっぱり私に持たせて運転するのね。もういいから急いでくれ。
暫く走って何か見たことない道だと思ったら、途中からタムコックと逆方向に進んでいることが発覚。おいおい、だから時間に余裕がないと嫌なんだよ。しかも何度か往復してるのにまだ道覚えてないのか。この青年かなり方向音痴らしい。地図を見て再度出発するも、なんか逆に見覚えがある道のような…って前方に提灯のある建物が見え「なんでチャンアンに来たの?!!」と絶叫。完全に逆方向じゃねーか!!青年は混乱してるのか「チャンアンに行くんじゃなかったっけ?」とかぬかす。そんな訳ないでしょ!宿から17:30のバスに乗るって何度も言ってるしそもそもチャンアンだってそろそろ閉まる時間じゃろがい。
もうこの時点で17:16、15分もない!急かしまくってバイクをとばす。今朝まではバイタク怖い、頼むからゆっくり走ってくれと思ってたけど今はいくらとばしても全く怖くない、むしろもっと飛ばしてくれ。左手にフランクフルト、右手にスマホを握り締めて「今何時?!」「21分!!」とやり取りしながら17:32に宿に滑り込むと、私の荷物が入口に置いてありそこで右往左往していたお母さんが「来たー!!!」と絶叫。車はない、間に合ったの?!どうなの?!間に合った?!よかったー!!と大爆笑でお母さんと抱き合う。
お母さんは私達が戻ってこないので青年に6回も電話していたという。謝り倒す青年の肩をバンバン叩き爆笑。今朝からあまりに遅延行為が度重なるので「これもしかしてわざとなのでは?キャンセルしたリムジンバス代を延々請求するつもりなのでは?」と疑いましたが、この反応を見ると本当に悪気も乗り遅らせる気もなかったと思う。
まだ払ってなかった宿代諸々を支払い、リムジンバスと聞いてたけどやって来たお母さんの旦那さん(お父さん)のタクシーの助手席に乗り込む。えっリムジンバスじゃないの?しかも後ろには一家が乗り込んでいてこの人達もハノイに行くの?
謎を乗せたまま皆に手を振って宿を出発。「また来てね!」ってもう来るか!という気持ちとまたすぐにでも来たい気持ちがどっちもある。宿名がホームステイだけど本当にそんな感じの滞在だった。こんなに感情が爆発する体験は旅に出ないと味わえない。今旅何度もこれだよこれ!だから旅はやめられないんだと思う瞬間が沢山ありました。 -
タムコックを出たタクシーは何故かハノイと逆方向の南へ。お父さんに「ハノイに行くんだよね?」と尋ねるとそうだよ!ハノイ!とテンション高い。どうやら後ろの一家を送り届けてからUターンする様子。
その後に幹線道路に出て、客の荷物の積み下ろしをしている大型バスの後ろでクラクションを鳴らしまくっていたと思ったら、その下りてきた乗客達を乗せて出発。えっどういうこと?お父さん確かにどこかに電話してたけど、この人達と連絡を取り合っていてベストなタイミングで拾ったの??ベトナムのタクシーシステム謎すぎて全く分からん。
思った以上に都会なニンビン市内。 -
お父さんが「ハノイのどこに行くの?ホアンキエム?」と尋ねてくるので完全にこのタクシーでハノイまで行くと思っていましたが、ニンビンバスターミナルから北へ1kmちょっとの所にある建物の前で停まりここでリムジンバスに乗り換えろと言う。ええーっ!そいういこと?リムジンバスの出発時間が18時なのに宿に17:30に迎えに来るって言うから謎に思ってたけど、18時発のリムジンバス乗り場に行くためのタクシーに乗るのが17:30だったってこと?!
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幹線道路で乗り込んできた人達に案内されてリムジンバスの最後の1席に乗り込む。どこが出発地点なのか、既に長距離移動してきた雰囲気で眠ってたりする乗客で満席。
現在時刻は18:09、間に合ってないけど私達を待っててくれたらしい。リクライニングの立派な席。これ運賃支払い済みなんだよね?と確認するも理解してくれる人がいない。
それからは高速道路をかっ飛ばして快適に移動。ベトナムに来てクラクションを聞かない乗物は初めてかも。
それからハノイのザップバットバスターミナルの近くで降ろされる。もっと小さい車で市内に入るらしい。ここで運賃の支払いを求められ、宿から支払い済みじゃないのかよ!!本当騙されたと思いたくないんだけど、誰が悪いのこれ?!少なくともリムジンバスの運賃回収係を責めても仕方ないことは分かるので180,000VND(約1,008円)を支払う。もう深く考えたくない。 -
ワゴン車に同じ人数でギチギチに乗り込み、途中で団体客が降りた後は助手席に移動させられ、宿の位置を聞かれる。宿名を教え地図に表示させて送ってくれました。
これは改めて運賃請求されなくて良かった。 -
20時に宿に到着。ここも宿のスタッフとBooking.comを通してやり取りをしていて、二転三転する到着予定時刻を知らせていました。一昨日確認していたベルを鳴らすと、背の高い坊主頭の男性が出てきて部屋に案内してくれました。
Hanu's House、朝食無しバストイレ付き2泊で592,000VND(約3,316円)。2泊予約しているけど明日の深夜便で帰国するので、明日夜にチェックアウトすると説明。宿代を今払いたいと言うも、チェックアウトの時でと返される。ここもクレカ払い可の筈だけど、機械が壊れているから現金でとのこと。ベトナムに来てからホテルに関して羊頭狗肉を感じる事態が多すぎて、これも本当か?最初から機械無かったんじゃないの?と思ってしまう。帰国前まで現金とっとかないといけないの面倒なんだよなあ。 -
部屋はこれまでの宿と比べると老朽化しており、置物の置かれた数段の棚がある代わりにスーツケースを広げられるような台が無かったりと、ホテルというよりは民家のような設備。青い布団が柔らかくて気持ち良くて感動的でしたが、タグを見ると日本語で「ファッション」と書かれていて謎でした。勿論日本のメーカーではない。
男性に空港まではタクシー?と訊かれたので86番バスに乗ると答える。男性が見せてくれた時刻表によると、86番バスは最終が20時台らしい。えっ早!私が乗る便は0:55発なので考え無しだったら乗り遅れるところだった。男性はホアンキエム湖脇のバス停から乗るよう勧めてくれましたが、往きの混雑を目の当たりにしていたので始発のハノイ駅から乗るつもり。乗り場も分からないから明日昼間に確認しよう。元々駅方面に行く用事もあるし。 -
それから夕食とカフェにでも行きたいなあと思いながらホアンキエム湖方向へ。
ニンビンの格好のままダウンを着ていたけど、ハノイでは暑くて脱ぐ。 -
屋台みたいな屋外の店はよく見るけど、本物の屋台は初めて見たかも。バインミーですね。
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ホアンキエム湖前の有名なカフェ、ハイランドコーヒー。チェーン店でハノイ駅前にもありました。
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ホアンキエム湖周辺はライトアップがあって賑やか。湖の縁は段差も柵も無いので、よそ見して落ちる人とかいそう。
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記念撮影スポットがありました。
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ホアンキエム湖に浮かぶゴックソン祠。
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ホアンキエム湖近くのインティメックスという旅行者御用達スーパーへ。今はBRG MARTというあちこちで見かけるチェーン系スーパーに変わっているようです。
1階は小さめのスーパーという感じで生鮮食品がメイン、お菓子は空港にありそうなものやテト関係らしい大きな缶に入ったものばかり置かれていたので、食指が動かず何も買わずに出てきました。2階に行かなかったから明日出直そうかなあ。 -
ハノイ大聖堂のライトアップを見て宿方向へ戻る。
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画廊がありました。
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夕食を食べるお店を探して宿の近くまで戻ってきてしまった。迷った末に、たまたま空席が目に入った食堂的なお店に入る。NGAN CHAY TOIというお店で、席にメニューがあって英語表記もあるので外国人観光客も来るのかもしれないけど今はローカル100%。
メインらしい料理はFRIED SWAN WITH GARLIC…えっ白鳥?!と思ったけど、お店の人が言うにはアヒルらしい。本当?英語メニューを見ても内容が良く分からないけど(メニュー最上部のフライドスワン(ダック)、ボイルドスワン(ダック)、フライドチキンのそれぞれ1、1/2、1/4サイズの値段が書いてあるだけで、その下は料理写真に料理名が書いてあるだけ…)、フライドスワン、TIET(肉という意味だと思ったけど違う?)という単語を指差してなんとか注文する。あとアイスティー(5,000VND≒28円)。 -
運ばれてきたのがこれで目が点になる。えっ肉を頼んだはずが何これブンチャー的なつけ麺?スープに血の塊みたいなものが入っていて絶対苦手なタイプだ…。
お茶はジャスミンティー。 -
つけ麺に手を付けられず呆然としていたら、フライドスワン、いやダックが出てきました。ああ良かった。良かったのか?齧り付いてみると全然噛み切れない、というか味のついたスーパーボールを齧れと言っているようなもので頑張ってどうにかなる硬さじゃない。
たまたま最初に齧った部分が硬かったようで、よく見極めながら齧ってみる。鋭い骨が多くて食べにくいけど、甘辛い味付けで脂っこい。まあ美味し…普通…いや美味しい…?
つけ麺の方は食べてみると穂先メンマのような長い筍やネギが入っていてあっさり味。血の塊(Blood Pudding)は一口齧って味も癖もなかったけど食感が無理と思われるのでそれ以上手を出さないものの大方綺麗に完食。
私は骨をトレイの端に積み上げましたが、現地の食事マナーでは床にポイポイ捨てるものらしい。口や手を拭いた紙ナプキンも。客が帰った後に掃き掃除。
会計はジャスミンティーも合わせて210,000VND(約1,176円)。ひー高い。普通に仕事帰りのような地元の若者が3、4人で来て同じメニューを食べてるんだよな。私が貧しいのか。 -
口直しに毎日行ってるフレッシュジュース屋さんへ。アボカドスムージーを注文したつもりが、普通に指差し間違えていてアボカドwithココナッツアイスクリーム(40,000VND≒224円)が運ばれてきました。
アボカドスムージーの上にココナッツアイス、削ったココナッツ、フライドココナッツが乗ったもので美味しい!フライドココナッツは甘くてパリパリ。アボカドスムージーはモロッコで飲んだのと同じ味でまろやか。
コーヒーをテイクアウトして帰ろうかと思いましたが、店員さんがサトウキビを絞り始めて忙しそうなので帰ることにする。近くのドリンク買えそうなお店も覗いてみたけど誰もおらず退散、結局このお店が値段表示もあって品揃え豊富で一番入りやすいんだよな。
宿に戻ってシャワーを浴びる。この宿は飲料水もないしグレードは前の宿より低いけど、スイッチを押して15分で出るようになるというホットシャワーが実際はもっと早く出てきたりして良かった。テレビはあまり見たい番組がやってなかったけど(私が旅行中に見たいのは主にCM、料理番組、通販番組)、なんと欽ちゃんの仮装大賞のダイジェストを流している番組があってびっくり。
空港行き86番バスの情報を調べるうちに不安になり、夜更かしして0時過ぎに寝ました。
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