3年ぶりの海外旅行（2023年1月マイルで東南アジア周遊の旅）その2 ハロン湾＆ハノイ

2023/01/08 - 2023/01/09

コロナ渦で封印されていた海外旅行。2023年からは各種の検疫面での制約が緩和され、ワクチン接種の証明書があれば、従来の個人旅行に近い条件で行ける国が増えてきました。しかし急に思い立っても、一番行きたい南米方面の特典航空券は全く取れません。そこで未踏の地インドネシアと1日しか滞在したことのない友人も居るベトナムに行くことにしました。マイルでの特典航空券利用では予約が希望の日程でつなげることがむずかしく、スケジュール作りは難航の連続。結局約3週間に及ぶ長旅になりました。本篇その2はハノイから日帰りで世界遺産のハロン湾観光に行き、翌日はゆっくりタンロン皇城を見学した旅行記です。

エリア ハロン湾周辺(ベトナム)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの朝食ビュッフェが美味しく、お腹いっぱい食べて昼食は要りません。ビールが飲みたくなり注文しました。私の好きなサッポロビールでさらにご機嫌です。ハロン湾行きのバスは午前10時なのでゆっくり食事して、タクシーで旧市街にある乗車場所に向かいました。

ホテル デュ パルク ハノイ ホテル

ハノイ湾へは費用が安いミニバスを自分でネット予約して行くことにしました。ホテルで紹介してくれたパッケージツアーは日帰りでも一人2万円以上するので、ガイドブックとにらめっこで安くしようとしたのです。因みにバス代は往復で5千円です。行く前にクルーズの予約はしていません。現地で様子を見てから参加することにしました。ハロン湾行きミニバスのハノイの停留所は旧市街にあるバス会社の営業所なのですが、ちょっと余裕を見て30分以上早めに行ったのですが、出発が30分遅れということでした。現地でのクルーズの最終便もあやしくなりました。

ハノイ36通り (旧市街) 旧市街・古い町並み

遅延するバスを待っている間、バス営業所近くのお洒落なカフェにトイレ＆休憩で入りました。家内はちょっと空き時間があるとすぐに周辺をショッピング。結局ぎりぎりの時間で戻ってきましたが、いつもハラハラさせられます。

ハロン湾行きのバスの終点はクルーズ船のターミナルではなく、バス会社の営業所でした。そこはホテルの1階で系列の旅行代理店の営業所となっていました。ガイドブックにある定期船の乗合クルーズに乗るにはタクシーで移動する必要があります。時間的にもむずかしく思っていたら、営業所の女性スタッフがクルーズの係が来るから待っていてくださいとのこと。置いてあるパンフを見ても結構な値段で、日帰りツアー自体がかなりの難関であることをあらためて認識しました。おまけに1月はシーズンオフで便数自体が少なく、ガイドブックにあった4時間コースは運休中とのこと。

トゥアン チャウ インターナショナル マリーナ 船系

結局この営業所にやり手の営業マンがやってきて、クルーズの売り込みを受けることに。帰りのバスは系列会社なので必ず保障するとのこともあり、最終便の出発時刻が迫っているので、急かされましたが、船上のランチは要らないので安くすることを交渉し、二人で1万3千円とほぼ半値で5時間クルーズに乗ることにしました。この船が私たちの乗ったクルーズ船でした。ウィーンから来たグループなど7～8人の先客がいました。

ハロン湾クルーズ アクティビティ・乗り物体験

客席には広い食卓もあるのですが、私たちは食事抜きのコースにしたのでお茶ひとつ出ません。やり手のこの船のオーナーらしき婆さんが、色んな土産物を売り込んでくるのですが、相手にしないと不機嫌でした。そこでコーヒーを注文してお釣りをチップにして渡すと急に態度が一変。和んだ表情になってくれました。

ハロン湾クルーズ アクティビティ・乗り物体験

生憎天気は雨模様ですが、なんとか持ちこたえています。天気なら眺めも違うと思いますが、どんどん奇岩が現れます。

ハロン湾 海岸・海

30分ほど進むと、最初の見学場所＆アトラクションの場所である、フローティングビレッジに到着します。ここの施設利用料はクルーズ料金にセットされていて、チケットを提出します。乗客は各自の希望でカヌーか手漕ぎの小舟に乗り換え、しばしのフローティングを体験します。

ハロン湾クルーズ アクティビティ・乗り物体験

まずはこの大岩に開いた穴をくぐり、岩に囲まれた中海に進みます。

ハロン湾クルーズ アクティビティ・乗り物体験

手漕ぎボートの船頭さんの頭の高さぎりぎりの洞窟をくぐります。

ハロン湾クルーズ アクティビティ・乗り物体験

中海は湖みたいに岩に囲まれた静寂な水面です。フローティングのアトラクションではカヌーを選ぶ人と小舟は半々ですが、カヌーでは水浸しになる人も結構います。

ハロン湾クルーズ アクティビティ・乗り物体験

フローティングのアトラクションは約1時間位で終え、さらに30分ほど船を進めて二番目の見学場所である巨大な鍾乳洞があるティエンクン洞に着きます。この洞窟の入口は急な階段を昇る必要があります。上りと下りは各一方通行です。写真は下りですが、上がっていく途中に息がはあはあして写真を撮る余裕などありません。この写真は参考に下り階段です。エレベータやエスカレーターは全くありません。世界中の名所は大体階段がつきものです。

ティエンクン洞 洞穴・鍾乳洞

階段を昇った洞窟入口前の展望台の眺めはすばらしい。頑張って昇った甲斐があります。

ティエンクン洞 洞穴・鍾乳洞

ここの鍾乳洞は圧巻です。ライトアップがすばらしい。

ティエンクン洞 洞穴・鍾乳洞

案内に沿って内部を回ると急ぎ足でも30分は優にかかります。ここも見学時間に1時間はとってありますので、ゆっくり見学できます。しかし結構歩きます。最後出口で記念のポロシャツを買いました。

ティエンクン洞 洞穴・鍾乳洞

ティエンクン洞の見学を終え、さらに30分程船が進むと、5時間クルーズ最後の見学地の島であるティートップ島に着きます。その前二つの見学場所に比べて、地味な場所ですが、坂を上った高台からのハロン湾の眺望が一番きれいな所ということです。私たちはへとへとでまた急な階段を昇る気力はありません。

ティートップ島 自然･景勝地

海辺のテラスからでも十分な眺望です。前浜は海水浴ができるので、1時間の滞在時間があるので水浴びする人もいます。写真の左側に注目。

ティートップ島 自然･景勝地

出港してから4時間は過ぎ、陽も陰ってきた頃ティートップ島を出て、元の埠頭へ戻ります。帰りのバスの約束（予約）時間が気になります。ちゃんと係員が言った通り、ハノイ行きのバスに間に合うのか心配になってきました。

ハロン湾 海岸・海

降りた船の真横の埠頭岸壁に連絡バスが待っていました。そしてこのクルーズ船ターミナルで別のハノイ行きのミニバス（ハノイ行最終便）に間に合いました。バスに同乗していた親切なご婦人がドライバーに掛け合ってくれ、バスの終点ではなく、途中で手配したタクシーの乗り換え、ホテルに直接戻ることができました。

トゥアン チャウ インターナショナル マリーナ 船系

予定よりも1時間早くホテルに戻れました。ホテルの日本人スタッフから近場のレストランを紹介してもらい、近いけどタクシーで出かけました。地図では近く見えても、日本より街のブロックが大きいので、歩いていくには遠いのです。

ゴン ガーデン アジア料理

このレストランはベトナム料理中心の日本の木曽路みたいな比較的高級路線のファミリーレストラン。カラー写真付きの英語メニューで助かります。

ゴン ガーデン アジア料理

小さなサイズの海鮮系の鍋コースをたのみましたが、量は十分すぎるほどでした。

ゴン ガーデン アジア料理

翌日は月曜日で主要な観光場所はお休みが多いので、観光バスで下見したうちで入場可能なタンロン皇城を見学に行くことにしました。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

広い敷地の中では旧正月（テト）の飾りつけの最中で綺麗です。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

ここも塔にあがるには急な階段を昇ります。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

塔の最上部には祭壇がありました。お供え物があります。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

城内には昨年12月がベトナム戦争の重要事件（何かはちょっと不明）から50周年なので、記念のパネル展が設置されてました。1972年は私は大学生でした。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

懐かしいホーチミンさんの写真の下の軍人は智将ヴォー・グエン・ザップ将軍です。二人とも私が敬愛するアジアの英雄です。

城跡はまだ発掘作業が継続中です。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

となりにはベトナム軍事歴史博物館で、広い敷地なので大きな国旗掲揚塔がかなり小さく見えます。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

城内の史跡展示館は数か所に分かれていて、どこも丁寧な解説表示があります。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

城内にはいろいろな施設がありますが、そろそろ疲れてきました。一通り展示物を見て場内を一周するには、3時間は優にかかりました。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

城の出口までの通路横からとなりのベトナム軍事歴史博物館の展示物が見えます。

ベトナム軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ここはその日は休館日。正面から写真を撮ろうとしたら、門番の兵士に制止されました。ベトナムでは軍人は威張っています。

ベトナム軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ホテルへ帰るタクシーを捕まえるのは大変です。なかなかメータータクシーは流しでは捕まえづらいのです。路上の変幻自在に走行するオートバイを避けて走るのは神業です。

この旅行記へのコメント （1）

• ひでじいさんさん 2023/02/09 08:26:27

  お邪魔します。

  ハノイ＆ハロン湾は懐かしいです。2015年5月に3泊4日でＡＮＡのビジネスクラスで
  JTBの2日+0.5日+0.5日の観光と食事が付いて旅費は14万円でした。全部おまかせだったので楽でした。調べたら今だとＣクラス30万位ですね。Ｙクラスで18万円位で倍です。いい時に行ったなあとおもいます。（8年前ですが）
  世界遺産なので行ったんですが。
  お邪魔しました。