2022/12/27 - 2023/01/03
23位(同エリア189件中)
maayさん
12/25 ウィーン国立歌劇場でオペラを観て、
12/27 クリスマスが終わったばかりのグラーツへ。
グラーツは観光中心の滞在ではなかったのですが、1週間の滞在期間に何日かに分けて訪れた場所を、一気にまとめて記録しました。
アフターコロナの世界。この時はまだ、ノーマスクな世界にかなりビビりながらも、久しぶりのユーロを楽しみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
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12/25クリスマスの夜は、ウィーン国立歌劇場へ。
ドニゼッティ「連隊の娘」
コミカルな内容とテノールの超人的なハイC出まくりアリアは、クリスマス向き。 -
上の方の座席まで、本当に綺麗に音が飛んでくる素敵な歌劇場!
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【Hotel Motel One Wien-Staatsoper】
どのホテルも、やはり以前に比べ値段が高くなっています…。朝食ブュッフェでひととき、癒されます。 -
12/27の朝
8:58 ウィーン中央駅発のレイルジェットでグラーツへ向かいます。
今朝はもの凄い朝焼けの空。 -
朝焼けの歌劇場
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U1でウィーン中央駅に向かいます。
Karlsplatz駅のOper側の出入り口には、エスカレーターがあるのでスーツケースで動きやすい。 -
この路線は、世界遺産のゼンメリング鉄道として有名。やはり車窓は美しい!(写真撮っていませんが!)進行方向左側の席の方が風景を楽しめます。
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グラーツ駅に11:34に到着。
Airbnbでアパートを借りました。1泊55ユーロほど。広々していて、キッチン・洗濯機が使えて、とても過ごしやすかった。 -
【 Jakominiplatz ヤコミニプラッツ】からヘレン通りに向かって歩いていてみましょう。
ヤコミニプラッツは、トラムやバスのターミナル。車は入り込めず、トラムやバスや自転車や歩行者が、あらゆる方向から縦横無尽に行き来しています。それぞれがお互いの安全に配慮しつつ、自由に動いている感じ。 -
【Herrengasseヘレン通り】
グラーツは、オーストリア第3の都市ですが、ウィーンに比べるとかなりこじんまりした街です。
1128年に、スラブ語「gradec(砦の意味)」という名が初めて文書に記録されているそうです。 -
ヨーロッパの都市は、バスやトラムが本当に便利です。
グラーツは、バストラムのチケットはネットでしか購入できません。チケットマシンがないんです。(中央駅にはあるかも知れませんが、それぞれの停留所には全くありません。)
私は、オーストリア鉄道のアプリをスマホに入れてたので、それでweekly pass1週間チケットを購入。16.7ユーロでした。
一番安いチケットは、1時間乗り放題の2.7ユーロ
24hチケット:5.8ユーロ
weekly pass :16.7ユーロ
Monthly pass:55ユーロ -
グラーツは「建築の宝箱」と呼ばれています。このヘレンガッセを歩いていると様々な時代の建築様式に出会えます。右手に豪華なバロック様式の大きな高い塔が通りを見下ろしています。
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【Stadtpfarrkirche 司教区教会】
ユダヤ人地区の小さなゴシック様式のチャペルから始まり、ドミニコ修道院教会としての時代、バロック様式とネオゴシック様式へ改装。
第二次世界大戦では、米軍の空襲で破壊され、戦後再建築されました。 -
主祭壇の後ろのステンドグラスは、アルバート・ビルクル作。
オーストリアの激動の歴史の一部が描かれています。 -
キリストを迫害するローマ兵の背後には、ヒトラーとムッソリーニ。
1938年オーストリア・ナチスが政権を掌握し、オーストリア出身のアドルフ・ヒトラーが母国とドイツを統一。暗黒の時代が始まった歴史があります。 -
【Gemalte Haus 壁画の家】
1742年バロック画家ヨハン・マイヤーのフレスコ画が描かれているファサード。中庭は、「ヘルツォークホーフ」(公爵の庭)
後ほど、この真ん中の路地から、「グラーツ路地・中庭巡り」始めます。でもその前に! -
【Cafe Sacher Graz】
ウィーンの激混みザッハーには入ったことがないのだけど、グラーツでザッハー体験!年配の地元お得意さんが沢山いらっしゃいました。
ご高齢のマダムが、店員さんと親しく話しながらシュニッツェルを召し上がり、やはり同年代風な渋いダンディー方が3人で、珈琲とリキュールを召し上がっています♪日本ではなかなかお目にかからない光景かな。 -
ザッハーといえば、やはりこれでしょう!
ザッハトルテにメランジュつけて
更にカフェ・メランジュ!
美味しゅうございました! -
【HOFBECKEREI EDEGGER-TAX ホーフベッカライ エーデッガータックス】宮廷御用達パン屋。
16世紀の建物の木製の豪華な入り口には、金色に輝く双頭の鷲、ハプスブルグ家の紋章が掲げられています。 -
クッキーの詰め合わせをお土産で買いましたが、サクサクと美味しい!シンプルなパッケージでお値段は、これで14ユーロほど。
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【グラーツ大聖堂】
エーデッガータックスの前の路地「Hofgasse ホーフ通り」を上っていくと「グラーツ大聖堂」があります。 -
15世紀に建てられた後期ゴシック様式の教会。
ゴシック様式のDomといえば、シュテファン大聖堂、ケルン大聖堂、ミラノ大聖堂やパリのノートルダムなど、巨大な建築物をつい思い描いてしまいます。
グラーツのDomは、外観はとてもシンプルで、あまり魅力的ではないのですが…
(なので写真を撮っていなかった^_^;) -
しかし聖堂内は、17~18世紀にバロック様式に改装され、大変豪華のつくりになっていて、静謐な祈りの空間が広がっています。
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私はクリスチャンではありませんが、教会を訪ねたときは必ずキャンドルに灯をともして、家族のことをお祈りします。日本のお賽銭と同じ感じで、これをしないと落ち着きませんね。
ところが最近、キャッシュレスに慣れすぎて、こんな時に小銭に困ってしまいます^_^; -
サイドには豪華な説教壇。
後で調べて分かりましたが、あまり魅力を感じなかったゴシック様式の外観は、かつて中世の頃は。絢爛豪華な絵画やフレスコ画で埋め尽くされていたそうです。
更に内部のオルガンは(とても見事だったのに写真を撮っていませんでした!)5345本のパイプを持つ壮麗なもの。次は、ぜひその響きを堪能したいものです。 -
グラーツ大聖堂の裏にある霊廟。2022/11/1~2023/3/30は閉鎖されていました。
ハプスブルク家の廟堂であるこの教会の内部は、イタリア人の画家による、とても美しいフレスコ画で彩られているようです。 -
【Sporgasse シュポルガッセ】
グラーツ大聖堂からホーフ通りを戻り、両脇にお店が並ぶシュポル通りを上がって来て振り向くとこんな光景です。
右手はザウラウ宮殿、中には入れませんので門構えが立派ねぇ、位で気に留めていませんでしたが、立派な門の上の方、伝説のトルコ人兵士のオブジェを先ほど発見(笑) -
左側には可愛らしいピッツェリア。
グレーに塗られた建物も素敵。 -
【Pizzeria Santa Catharina】先ほどのハプスブルク家の廟堂が、St.Catharina Church。 同じ!
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さて次は、“世界ふれあい街歩き”で観て、行ってみたかった「グロッケンシュピール」へ向かいます。
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【Grockenspiel からくり時計】
100年前からあるからくり時計。 -
11時、15時、18時に扉が開き木彫りの民族衣装に身を包んだ男女の人形が現れて、カリヨンの鐘の音に合わせて、クルクルと愛らしく回転します。
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番組では、この階段から塔に上り、大きなオルゴールのような仕掛けを見せてくれていました。
回転盤にある大きなピンの位置を楽譜に合わせて変えると、様々な曲が演奏されます。ピンが固定された盤が回ることで、ピンがひもを引っ張り鐘を鳴らします。 -
ムール川を渡って向こう側に行ってみます。
人工の中州【Mur-Insel ムーアイゼル】そして対岸の大きな二つの塔を持つ教会の姿が印象的。 -
【Mariahilferkirche マリアヒルファー教会】
1742年に建てられた美しいファッサード。 -
ぷらぷらと歩いて見つけた美しい装飾。
さて、ヘレン通りにあるツーリストインフォメーションに戻り、観光案内冊子(日本語もあり!)を入手して路地裏巡りをしてみましょう! -
【Grazer Landhaus 州庁舎中庭】
ツーリストインフォメーションの裏手に「州庁舎中庭」があります。ここからグラーツ旧市街の路地・中庭巡りを始めます! -
イタリアルネッサンス様式の柱廊を巡らせた美しいアーケード。
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華麗な天蓋付きの井戸。
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暖かい季節には、コンサートや劇の上演が行われるそうです(^^)
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【GENERALIHOF】
ヘレン通り沿いの建物を貫く路地を入っていきます。両サイドがショーウィンドウになっていて、その先に中庭が見ています。 -
ロマンティックな中庭!イタリアルネッサンスな柱廊。今はガラスがはめ込まれています。
グラーツは、オーストリアの南東部に位置し、クロアチアやイタリアの都市とも行き来しやすい距離にあるせいか、イタリアルネサンス的な建物や装飾が多いように感じます。 -
スロベニアの都市マルボリまで60㎞(ウィーンとは200㎞、ザルツブルクは270㎞)、インスブルックよりもベネチアの方が距離的に近いですね。
この中庭から、ヘレン通りの方を振り返ってみるとこんな感じです。人通りが多いヘレン通りには戻らずに、思いつきでどんどん路地を歩いてみましょう! -
ヘレン通りと並行に路地裏を歩き始めます。階段の上には居酒屋があるようです。この階段、随分と時代を感じさせる擦り減り具合です。
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両脇にお店やショーウィンドーが並ぶアルトシュタットパッサージュ。
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ここは小さな中庭のようです。12月の終わりで、日頃はテーブルや椅子を出すレストランがお休みのようで、ひっそりとしています。
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【Herzoghof ヘルツォークホーフ(公爵の中庭)】
ヘレン通りに面しているフレスコ画で飾られた「壁画の家」の中庭。 -
【ルークハウス】
この写真の右側、壁一面に漆喰の装飾が施されている華麗な建物。クリスタルのスワロフスキーのお店が入っています。
その脇のシュポワ通り沿いに16世紀から残る、ドイツ騎士団の黒い十字架が施された石の正面玄関があり、そこを入っていくと「ドイツ騎士団の中庭」があります。 -
【ドイツ騎士団の中庭】
足下の敷石には、ムーア川の水で削られて円くなった「ムーアノッケル」と呼ばれる石が使われています。回廊はゴシック様式。 -
小さな中庭が時代を超えてひっそりと残されています。
随分と歴史を感じる円柱が印象的。中世の雰囲気が今に伝わってきます。 -
この先の中庭にはレストランがあるようです。クリスマス飾りがとても素敵。
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【Cafe König】
ヘレンガッセからそのまま真っ直ぐ歩いて ザックシュトラッセに入ります。大きなデパートの前に、「Cafe König」を見つけました。この佇まい、魅力的!
100年ほど前からある、小さなCafe。 -
ガラスの戸を開けて中に入るとベーカリーがあり、パンやケーキが買えます。その奥がカフェになっています。カフェラテとリンゴのデニッシュを頂きました
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グラーツでは、日本人どころか、韓国・中国からの観光客には一切会いませんでした。ウィーン中央駅に沢山いらした韓国の方達は、ザルツブルクやハルシュタット!に向かったのでしょう。
年が明けてウィーンに戻ってみると、頑丈なマスクをした中国からの方々が一気に増えていました。 -
【Schloßbergplatz シュロスベルグ広場】
上の時計台に向かう階段が正面にあります。冬場は立ち入れないようでした。
次に来たときには、ぜひ上ってみたい! -
グラーツに着いた夜、時計台に連れてきて貰ったのですが、美しいですね。1712年以降、正確に時を刻み続けています。
ナポレオンがシュロスベルクを破壊したときに、市民が買い取って守り抜いた街のシンボルです。 -
写真とは関係のない話ですが、
オペラ座の前から伸びている「オペルリング」という道沿いに(ヤコミニプラッツのすぐ近く)、「Denns Bio Markt」というスーパーがあります。私たちは「バイオ」で慣れていますが、ドイツ語では、「ビオ」と発音します。
100%有機農法商品のスーパーマーケットです。 -
「Denns Bio Markt」写真はないのですが。
日本だと有機農法のものって高価で通常より高いイメージがあります。手がかかっているから仕方ないかしら・・という感じ。
でも、このbioの食品、確かにマルシェなどの食品に比べれば高級感がありますが、特別に高くはありません。口にするものの安全性が選べることは嬉しいです。 -
野菜、乳製品、肉類はもちろん、普段使いのハーブティやお菓子、ワインなど、普通に何でもあります。ハーブティの種類がとてつもなく多くて、選んでいても楽しい!お土産購入にもお勧めのお店です。
https://www.denns-biomarkt.at/graz-joanneumring-8-10/marktseite/ -
【Schlossbergbann】
別の日にケーブルカーでシュロスベルグに向かいます。
このケーブルカー、バス・トラムの交通機関のpassで乗車できます。(時計台に直接向かうエレベーターは、結構値段が高かったように思います。)ケーブルカーの駅ですが、ヤコミニプラッツからだと、トラムの5番で3駅7分、“Schloßbergbahn”で降ります。
ケーブルカー、眺めがいいです! -
上についてから、時計台と反対の方向、かつて城があった方にもう少し登っていくと公園があります。ライオンの像などがあります。
この日は、白い曇り空で風もあり寒い日でしたが、どこからかハープの音色が聴こえてきます。
城跡と冬枯れの木立、白く低い冬空と風の音にハープの音色がもの悲しく美しく響いています。数人の観光客しかいませんでしたが、チップを差し上げると、とても喜んでくれて、更に美しい演奏が続きます。 -
【Die große Zisterne】
古い童話の挿絵のようです。 -
【Glockenturm】鐘塔
こちらもちょっと怖いような古い童話の挿絵にぴったりだわ。と思っていたら、やはり、地下室にかつて、恐ろしい牢獄があったそうです…。 -
シュロスベルグからグラーツの街並みが一望できます。
ナマコのようなクンストハウスも見えますね。(遠くからみるとそれほど悪くはないのですが・・) -
時計台越しの旧市街の風景。
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街には、その街のシンボルがあるって大切ですね。
私の住む街は、赤い屋根の駅舎があります。壊されて新しく、どこにでもある何でも無い駅ビルになりそうだったのを市民運動で守られました。そんなことを思います。 -
【中国風パビリオン】
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から眺めていた時計台に近づいていきます。
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【グラーツ時計台】
かつては長針だけで、時を表すだけだったのが、あとから短針を分を表すために取り付けたそうです。なので、長針と短針の役割が逆になっています。 -
【トルコ人の井戸】トルコ人の捕虜に掘らせた井戸だそうで、覗いたら中がライトアップされていて、深くてびっくりしました!
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難攻不落の城郭の名残でしょうか。
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結構急な坂を下って街に戻っていきます。
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何気ない建物が素敵ですね。
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お買い物すれば良かったなぁ。
2階のテラスのメッセージが可愛らしい。 -
【中央広場】
シュロスベルクの山と旧市街を見おろす時計台がのぞめます。
グラーツ、もう少し次の旅行記にしようと思います!
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