ChiangMai生活167(1月)Wat Ban Den他

2023/01/01 - 2023/01/31

1月、、、。12月後半から1月前半が、タイでは一年で一番快適な時期だと思っている。雨は降らず、空気は乾燥していて、夜は満天の星を見ることが出来る。朝晩はひんやりする涼しさだが、昼間はTシャツ短パンで過ごせる。最近はこの時期に寒波がやってきて、ストーブが欲しくなる年が続いたが、今年はそれほどの寒波は来なかった。

エリア チェンマイ(タイ)

夜明け

西の空、夜明けの月

最近は毎年元旦に知り合いの人の子供たちが贈物を持ってウチに挨拶に来るようになっている。7，8年前からだろうか、元日にお年玉をあげる、という日本の習慣を続けているが、彼らは成長していき、自分は歳を取って衰えていく、その変化を感じ取る日でもある。自分が子供だった時の祖父母のことなどを想う。

ウチから車で10分ほどのベトナム料理屋にランチに行った。

フォー。お目当てのクエチャップがなかったのが残念。

揚げ春巻き

バインミー。パンの生地は美味しかったが、ベトナムやラオスの癖の強い味付けに比べてちょっと物足りなかった。

先月籾のようなものを撒いていたが、そこに稲の苗が育っていた。

田植えの準備が出来てきた。

初詣に車で1時間ほどのWat Ban Denに向かった。途中のオイルステーションに寄り、AMAZONというコーヒーのチェーン店で休憩。

オーキッドで飾られていた。

2年に一度くらいの割合で訪れているワットバーンデンだが、来る度に新しい建物が増えている。

あまりキンキラキンの建造物などは好きではないが、ここまで徹底すると、感心してしまう。

今にも動き出しそうな、名僧（？）たち。

皮膚や筋肉の感じなど、ディテールがとてもリアルだ。

この、周りの景色も素晴らしい。

前回建造中だった涅槃像が完成していた。

普通、寺院には僧侶が住んでいて、彼らが仕事をしながら管理しているものだが、ここワットバーンデンはそういう僧侶を見かけることはない。訊いてみたら、ここはタイの仏教寺院のミュージアムのような位置づけじゃないか、ということだった。

初詣の後、ランチを食べに少し山の中に入って行った。小さな村の入口にこのようなものが、、、。

金色の牛を祀っていた。

その村の食堂でランチ。グーグルマップで評判のいい店だったので、客は遠くから車で次々にやって来ていた。

この散歩道、しばらく来なかった間に川（運河）が浮草でこのようになっていた。

JJオーガニックマーケットに朝食を食べに行った。

外国人観光客も増えていた。

可愛い小皿料理のようなものが並べられていた。

見かけはあまり良くないが、美味しいオーガニック野菜。

久々にタコスの朝食。トルティーヤの歯応えが好きだ。

日没

早朝、日の出前のチョンコーとブーゲンビリア

チョンコーの木がそびえている。

ナイトバザールの近くのロットティーでランチ。

中華だが、ムスリムのハラル料理なので、餃子も豚肉でなく、牛肉しかない。

餃子はやはり豚肉のほうが美味しいと思うが、ここの餃子は皮が美味く、たまにウチで作るスーパーで買った冷凍餃子などとは比べものにならないピカ一の美味しさだ。他にも牛のテールスープも美味しかったが、写真を撮るのを忘れてしまった。

春節（中国の旧正月、今年は1月22日前後）のミーチョークプラザ。

ミーチョークプラザ「なると」定番のチャンポン。自分はこれが美味しいと思って食べているが、考えてみると、この店で自分以外の人がチャンポンを食べているのを見たことがないなぁ。

とんかつ定食

豚骨ラーメン

この季節、庭のブーゲンビリアが咲き誇る。

前回ロータスがきれいだったので、続けて散歩に来た。

尋ね猫？

パパイアがたわわに実っていた。

大きな家だが、その屋根を覆うように茂った大木。

ウチの片隅。夏の暑い季節にはこの日差しを鬱陶しく感じるが、今の朝晩ひんやりする季節だとほっこりして有難い。

赤青黄色

いつも行くこの麺屋では、いつも同じものを注文していたので、今では注文しなくても黙って座ればこれが（味付けまで希望通り酸味が強めで）出て来る。

春節の最中に台湾料理屋「華玲」でランチ。料理は美味いが人の話し声がうるさくて落ち着いて食事が出来なかった。

カムティアンの花市場。

ウチのパープルリースは日陰にあり、あまり花が咲かないので、日向に植えるためのパープルリースを花市場で買った。

花市場の近所のベトナム料理屋でランチ。

前のベトナム料理屋で食べられなかったクエチョップを食べる。センレックのような米の麺とも違うタピオカ麺らしくモチモチ感が強く美味い。

日本は今月も新規感染者ワースト1位。数字を見ると、毎日平均100,000人の感染者数だが、本当なのだろうか？政府厚労省の無能無策ということなのだろう。因みにタイは新規感染者3,065人、死者196人で64位だった。

外国に暮らして10年が過ぎて、日本の製品（車以外）は周りから消え去り、日本のことが話題にも上らないようになり、日本の凋落を肌身で感じている。
3，40年前だろうか、「経済一流、政治は三流」と言われた時代もあったが、今やその経済も地盤沈下が激しい。あの当時の政治が三流だったら、今の安倍菅岸田と続く政治は何といえばいいのだろう。

民主主義国家でも法治国家でも科学技術立国でもなくなった日本に生き延びる道はあるのだろうか。世界がどんどん経済発展する中で一人取り残されている日本だが、昔日本が経済発展華々しかったころ、韓国台湾を始めアジア諸国に旅して、昔からの生活が残っているという郷愁を感じたものだ。果たしてこれ以上の経済発展が地球に住む人間にとっていいことなのか、という問題もあることはあるにしても、今や日本の立場はすっかり逆転した。

ヨーロッパや韓国や中国台湾からの裕福な旅行者が日本の田舎を旅行して、異文化に或る郷愁や憧れを感じている。美しい豊かな自然、歴史ある建造物、古民家などの静かな佇まい、目にも口にも美味しい料理等々。
「わびさび」の心を普遍的な魅力にまで高めていけないか、最近、日本の生き延びる道はそこにしかないのではないか、と思うようになっている。