今昔、高山本線と、毎年１回は厳冬の新穂高温泉へ

2022/12/24 - 2022/12/25

最近、鉄道ばかりが気になってしまっている。円安で海外旅行に行く気が起こらないこともあり、国鉄の歴史を感じる車輛の終焉を、見納めしたいという気持ちが高まっている。
そんななか、国鉄型の気動車を廃車に追いやった高山本線を走る気動車が、２０２３年３月のダイヤ改正でなくなってしまうと聞きつけた。
この８５系気動車は、ついこの間、新車で入ってきた気がしたが、自分が年を取っているだけなのか？
この日は大雪の予想で、ＮＨＫでは不要不急の外出をしないよう呼び掛けている。でも、１月から忙ししこの週末しかない。いつも雪の降るところだし、標高も高いから、ドカ雪にはならないと信じ、ＦＲのクルマで豪雪地帯に向かった。
泊りは、高山本線から少し離れるが、毎年恒例の厳冬の新保高温泉とした。次の日、北海道出張でせわしなかったが、行って良かった。最後の冬の力走を、フィルムにおさめることができ、温泉で温まり、大満足の週末となった。

エリア 新穂高温泉(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

飛騨小坂～渚、1989年1月15日、特急ひだ
ここは今も昔も有名撮影地、今は鉄橋の奥に新しい国道41号線トンネルに付随する橋がかかっている。

32年前と同じ場所から。あの当時、また来るとは夢にも思わなかった。
2022年12月25日、同じく飛騨小坂～渚、
ひだ５号、大阪からきた25号と岐阜からの５号がくっついて運転。

すでに最後のふゆということで、２０人ぐらい、カメラマンが来ていた。

同日、この気動車が入ってきたとき、斬新なデザインだと思った。

飛騨８号の後追い写真。貫通型の制御車は、デザインでどうしても劣る。

吹雪の中、やってきた普通列車。
JR東海の普通列車は、電車でも気動車でも同じ顔をしている。

同じく、1989年、飛騨小坂～渚、を行く普通列車

吹雪いていて、ピントが前に来てしまい、また暗くて露出が足りない。

1989年1月、確か岐阜駅だった思う。高山本線の普通列車は、キハ４０系だった。

同じく、飛騨小坂～渚にて

ピントが前に来ている、反省。

1989年1月15日、急行のりくら、飛騨小坂～渚にて

いかにも、国鉄カラー、本当に懐かしい。

ネガ200、Aiニッコール105ミリｆ2.8、250の１秒、開放

飛騨7号、吹雪の中を進む。
飛騨小坂～渚、にて。
32年前と同じ場所から。

かなり雪が降ったので、足場が悪い。もう少しいおりたかったが、車もとめられず国道から撮っている。

イオス、RF24～105F4

ひだ７号を振り向きざまに。

飛騨小坂～渚、国道41号線のトンネルに向かう新しい橋と、旧国道沿いの有名撮影地に分岐するところにある食堂「としちゃん」

としちゃん グルメ・レストラン

ランチだが、ボリューム満点、ご飯は無料でお代わりOK

おいしかったので載せた。

としちゃん グルメ・レストラン

急行のりくら４号、1989年1月、高山駅か？

おなじく、急行のりくら、白川口駅に進入してくるところ

2022年12月24日、
大雪で、高山本線は、この「ひだ２号」以降、運休に。
ショックだった。せっかく走っていったのに。あとは温泉でやけ酒しかない。

新しい、今年デビューしたHC85系、ハイブリッド
きっと、燃費もいいんだろうと思うけど、この日は古い８５系がきてほしかった。

今は、Twitterなどで詳しい情報がすぐに取れる。
時代は変わったものだ。

このまま、新保高温泉へ

ひどい雪、車を間違えてFRにしてしまい、止まったらどうしようと心配していた。

タイヤは、去年買ったピレリ、アイスアシリメンコ

スタットレスがよいのと、トラクションコントロールで、坂道も全然平気。
急な坂道発進にならなければ大丈夫。
心配してタイヤチェーンを急遽Amazonで買っていったが、全く不要だった。

新穂高温泉、深山荘。
毎年とまっている。豊富なお湯が魅力、まさに「かけ流し」。
男前な「かけ流し」

新穂高温泉　深山荘 宿・ホテル

外人のカップルが混浴に入っていたので、悪いので、僕が貸し切りに来た。

貸切温泉の入り口、脱衣所で脱ぐと、こんなおおきな露天風呂が二つ貸し切りになる。

高山らしいお酒をチョイス

晩御飯、日本酒とビールを飲んで、込み込み18000円のところ、全国旅行支援で13,000円。ありがたい。

こういうのが　日本酒のつまみになっていい

変に刺身がでるよりも、こっちの方が山らしくてよい。

朝ごはんは、炊き立てのご飯と「ほうば味噌」
ほうじ茶とも合い、温泉らしい朝ごはん、おいしかった

朝乗ろうとすると、雪に埋もれていた。２０センチぐらいか？
エンジンは一発始動、0ｗ-40の固いオイルを入れている割には、氷点下10度でもすぐにかかってよかった。

こんな山奥だが、除雪のキャパがすごい。安房トンネルから高山にむかう国道

帰りの中央道、韮崎の手前ぐらい。
大雪で不要不急外出をしなよう呼び掛けていたためか、異常に中央道が空いている。
日曜日の中央道上りは、渋滞を覚悟してゆくものだが、きもちわるいくらい空いていた。

予定より早く東京に戻ることができた。

温泉あり、雪見酒あり、そして国鉄の気動車を廃車に追いやった８５系気動車の最後の冬の力走をカメラに収めることができ、無理していって良かったと、充実した週末でした。

これはおまけ、


飛騨高山から帰った翌朝、JAL羽田初便で帯広へ。

着陸に向けてディセンディング中。

これもおまけ、
２８日、朝の帯広駅、立派に高架された駅だった。
広尾線や士幌線が出ていた面影は全くなくなっていた。

人影まばらな帯広駅の上りホーム、ホテルが駅前だったので行ってみた

この旅行記へのコメント （2）

• 横浜臨海公園さん 2023/01/10 11:54:01

  キハ８２

  スノーマンさま、こんにちは。
  
  旅行記篤と拝見させて頂きました。
  高山本線のキハ８２系、なんとフル編成で７両ですね。
  紀勢本線の特急南紀などは利用者減少で４両に減らされ、時刻改正で出力不足の為に４両減車時から速度がダウンし、地元から半ば見放された感がしたものでしたが、高山本線など普段閑散期などは５両に減車され何とも絵にならない姿で走っていても、７両ともなると迫力が異なって見えるのは小生だけでしょうか。
  
  
  横浜臨海公園

  スノーマンさん からの返信 2023/01/13 17:01:17

  Re: キハ８２

  横浜臨海公園　様
  
  　メッセージありがとうございます。
  高山本線のフル編成は迫力がありますよね、特にキハ82系、いかにも特急って感じで厳つくて、好きでした。７両もつなげて山間部を走っていると、迫力があります。急行のりくらも同じような編成で走っており、昔は良かったと、国鉄時代を思い出しています。昔の気動車の体に悪そうな、ディーゼルの匂いが懐かしいです。
  ふるさとの身延線、特急富士川は３両編成になってしまい、寂しい感じがしています。僕が子供のころは、165系が５両編成だったんですが。