
2022/01/21 - 2022/01/21
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j3matuさん
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4トラベル会員になる以前の、1年前の旅になります。記憶がおぼろげで、写真も少なめですが、記念に残しておきたくて、旅行記をアップすることにしました。
八王子城は北条氏照が築いた関東屈指の山城です。氏照が多くの家臣を連れて小田原城に行っていた隙をつかれ、守り手の数倍もの軍勢を率いる前田利家・上杉景勝らに一日にして攻め落とされましたが、天然の要塞とも言えるこの山城を落とすのは決して容易ではなかったそうです。その八王子城の跡が見たくて、トレッキングとセットで行ってみました。
本日の行程です。八王子城跡ガイダンス施設の駐車場まで車で行き、まずはガイダンス施設で八王子城の勉強をし、マップなどをいただきます。その後、金子曲輪を経て本丸跡に向かう登山道を行き、本丸跡、小宮曲輪、松木曲輪を回り、更に奥にある詰城跡へ行きます。詰城から先は八王子城とは関係がないのですが、富士見台、熊笹山へとトレッキングをし、その後御主殿の滝ルートという道を辿り、八王子城の御主殿跡の方へと下山し、御主殿跡付近を見学するというものです。
本日の歩行距離 4.7km、アップ 409m、ダウン 407m
後日(22.5.30)、八王子城を築いた北條氏照がその前に住んでいた滝山城跡にも行って来ました。滝山城跡の方は標高170mと低いので坂もなだらかなで、八王子城跡に比べると楽に廻ることができます。
滝山城跡の歩行距離 6km(城跡以外のハイキング込み)、アップ 44m、ダウン 47m
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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八王子ガイダンス施設の駐車場に車を停めて、9:00の開館と同時に入館しました。ガイダンス施設では八王子城や北条氏照について分かりやすく解説、展示しています。マップなども置いてあるので、八王子城跡を訪れる前に立ち寄るといいと思います。写真はいただいたマップ。
八王子城跡ガイダンス施設 名所・史跡
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ガイダンス施設駐車場奥に本丸跡方面への登山口があります。入口付近はきちんとした階段ですが、すぐになかなかの急登な山道になります。
辛いですが、「この山道を重い武具を持って登ったんかい!」とか「私だったら、今攻撃されたら秒で死ぬ」とか考えながら登ると意外と楽しめます。 -
30分ちょっとくらいで、こんなに眺望の良いところへ。本丸跡の下にある八王子神社の少し手前あたり。関東平野が一望できます。
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今にも倒れそうな大木。
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八王子神社の裏の階段を上ると、本丸跡に到着しました。本丸跡は狭くて、眺望もなしです。標高461m。
ここから小宮曲輪に向かうつもりだったのですが、いくら探しても道が見つからない…。仕方がないので一度八王子神社に戻り、下からのアプローチを探します。 -
神社手前の東屋の裏にひっそりと小宮曲輪への道がありました。(この道も結構探した!)道がこの分かりづらさなので、小宮曲輪跡もひっそりと静謐な雰囲気。ここ好きだなぁ、私…。
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人々に忘れ去られたような場所で、狛犬だけが迎えてくれました。親子の狛犬さんですね。
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静かな小宮曲輪を後にして、次は松木曲輪にやって来ました。こちらは休憩所のようになっていて、賑やかでした。眺望はこちらの方がいいです。写真では分かりづらいですが、光り輝く海も見えました。
右方向の眺め。 -
正面の眺め。
松木曲輪の後は詰城跡に向かいます。詰城は、本丸が落ちてしまったときのための場所なので、更に山の奥の険しいところにあります。 -
標高はそれほど高くはないけど、結構しんどい。
所々に人工的に積んだような石を見ることができます。 -
詰城跡に到着。本丸跡と違って、手つかずな感じ。石がゴロゴロ落ちています。
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八王子城跡は詰城までなので、詰城から引き返すという選択肢もありますが、この先に富士見台という眺望がいい場所があるそうなので、このままトレッキングを続けます。道は相変わらず険しい。
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富士見台に到着しました。名前の通り、富士山が見えます。
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アップで。頑張ったかいがあります。
さて、ここまでは険しいながらもコース明瞭ですんなり来れましたが、この先はちょっと焦る事態に陥ります。富士見台のあと熊笹山を経由して下山するのですが、GPSが効かず(登山アプリにまだ不慣れだったための不良)、案内板もなく、コース外れてるんじゃないかとヒヤヒヤ。もしや、私、八王子で遭難!?それはちょっと恥ずかしいかも…と怯えながら下山を続けます。 -
漸くお目当ての「御主殿の滝ルート」と書かれた小さな小さな案内板を見つけた時は本当にホッとしました。しかし、それもつかの間…マイナールートだけあって、御主殿の滝ルートはなかなかにワイルド!
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ワイルドな御主殿の滝ルートを抜け、整備された道に出てきました。北條氏照の館などがあった御主殿跡にかかる曳橋が見えます。この橋はあとからかけられたものですが、当時はこの場所に木の橋がかけられ、何かあったときには橋を壊し、敵の侵入を防ぐ役割があったということです。
八王子城跡 名所・史跡
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御主殿跡。石畳が美しいですね。
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礎石などがきちんと残っています。
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庭があったそうだから、庭石とかですかね?
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当時の門、冠木門をイメージして復元したそうです。
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御主殿の虎口。石垣や石畳はなるべく当時のものをそのまま利用し、できるだけ忠実に復元しているそうです。
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こちらは当時のそのままの石垣。
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こちらは御主殿の滝。落城時、御主殿にいた婦女子たちが身を投げ、その血で城山川の水が真っ赤に染まったという言い伝えがある滝…のはずなんですが、なんかチョロチョロとしか流れていないんですが…。最近、雨が降っていないから、水量不足なのかな?
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城山川沿いに続く古道を通って、八王子城跡ガイダンス施設の駐車場まで戻ります。
八王子城跡、なかなか楽しめました。(途中、ヒヤヒヤしたけど) -
ここからはおまけ。別日(22.5.30)に行ってきた滝山城跡です。滝山城は北条氏照が守りを強化するために八王子城に移転する前の居城です。
滝山城跡の入口から舗装された道を行くと、山の神曲輪と本丸跡の分岐があります。まずは、山の神曲輪に向かいました。本丸方面への道に比べると、細い山道になりますが、きちんと整備されていて、なだらかなので歩きやすいです。
写真は山の神曲輪からの眺め。山の神曲輪は城を攻められたときに領民などの避難場所になることを想定して作られたと言われています。本丸からは少し離れたところにあり、この眺望の良さからも分かるように多摩川を見下ろす崖の上にあります。 -
山の神曲輪から引き返し、本丸跡に向かいます。
写真は本丸と中の丸を結ぶ引橋。平時は普通に利用して、敵が攻めてきたら橋を引いて使えなくするそうです。深い堀切の上にかかっています。 -
本丸跡前の桝形虎口。他にもたくさん桝形虎口がありました。
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八王子城跡と違って、滝山城跡の本丸跡は広いです。広い平地の奥に霞神社があります。ここだけを見て、終わりだと思って、Uターンしないでくださいね。看板も出ていませんが、この神社の裏手に眺望が良いところがあります(次の写真)また、右に行くと、先ほどの引き橋の上を通って、中の丸跡に行くことができます。
滝山公園・滝山城跡 公園・植物園
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神社奥に眺望が開けたところがありました。先ほどの山の神曲輪と同様に、本丸も多摩川を見下ろす崖の上に建っていたようです。本丸の片側は崖、他方は深い堀切に囲まれ、引橋や桝形虎口等を配し、素人目には十分守りの堅い城に見えますが…。
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先ほど堀切の下から見上げた引橋を渡って中の丸へ行きました。中の丸も広かったです。全体的に八王子城よりかなり大きな城だったように思います。
写真はありませんが、その他にも馬出などを見ることができ、なかなか見応えがありました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- RON3さん 2023/01/30 08:45:11
- []
- j3matuさん、おはようございます
いつも訪問&投票してくださってありがとうございます m(_ _)m
北条氏照が築いた八王子城や、滝山城などは知りませんでしたが、写真を拝見していて、さすが山城だけあって、見晴らしが良いですね。
私は山登りの回数は少ないんですが、歩いて行くという旅は随分やったことを思い出しました。
「八王子」というと、大学時代に、四谷駅前から甲州街道をずっと西に向かって一晩中歩いて、八王子まで行ったこともありました。八王子にある大学に親友が通っていたのを思い出して、大学に行ったらなんとバッタリ出会うことができたんです。しかも運良く親友がその日に限って車で来ていたことから、帰りはその車に乗せてもらって帰宅できたという、強運が重なった出来事を思い出しました。
コメントにならず、自分の思い出話になってしまったことをお詫びします m(_ _)m
RON3
- j3matuさん からの返信 2023/01/30 18:29:06
- Re: []
- RON3さん、こんばんは。
古い旅行記にまで目を通していただき、ありがとうございます。
四谷から八王子!?それはすごい!!
RON3さんの話を聞いて、私の大学時代に「山手線ナイトウォーク」というイベントがあり、友人が夜中に山手線を一周したのを思い出しました。私も誘われましたが、その頃の私は歩くのが大嫌いだったので断ってしまいました。
今思うと、「なぜわざわざそんなことを!?」と思うようなことができるのも若いときだけで、大変でもやってみればいい思い出になっただろうにと少し残念に思います。
RON3さんは八王子と聞いただけで思い出すような素敵な思い出をつくれて良かったですね!きっと、そのときの友人の顔や喜びも浮かんでくるのでしょうね。
j3matu
- RON3さん からの返信 2023/01/30 18:46:14
- Re:『山手線1周ウォーキング』それもやりました!
- j3matuさん
同じく大学時代に、ワンゲル部かユースホステリング部の主催か忘れましたが、夜の『山手線1周ウォーキング』イベントを開催していて、それに参加しました。
あと大学時代に東北1周ヒッチハイクの旅をしました。ヒッチハイクといってもそう簡単に泊まってくれるはずもなく、毎日30kmくらいは歩く覚悟でいたら、走っているトラックの方で声をかけてくれました。
初日に北に向かって30kmほど歩いていたら、埼玉県の幸手付近の国道4号線で長距離トラックが止まってくれて、なんとその晩に岩手県の一関まで一気に乗せてもらいました。
青森では奥入瀬を案内してくれたり、十和湖から秋田の角館、日本海沿いに新方へ、新潟から埼玉へと全てヒッチハイクできました。
最後に、大宮から家に戻る時だけ電車に乗りましたが、その時は切符を落としてしまい、大宮から再度運賃を払わされましたっけ。
済みません。j3matuさんへのコメントでなく、私事ばかりになってしまいました m(_ _)m
RON3
- j3matuさん からの返信 2023/01/30 19:56:50
- Re: []
- Oh!
千葉サイクリング旅のお話を聞いたときも思いましたが、RON3さんは本当に大学時代を満喫しましたね!冒険談、いっぱいですね。
ヒッチハイク、優しいドライバーさんに出会うことができて、良かったですね。
実は私も、今年の秋に群馬の鬼押し出園に行ったとき、あまりにもバスの待ち時間が長かった(1時間以上!)ので、ヒッチハイク(走っている車を停めたわけではないので、厳密に言うとヒッチハイクではありませんが…)を試みました。あそこは自家用車で来ている人が多いので、「途中まででもいいから軽井沢方面に乗せて行ってもらえませんか?」って駐車場で片っ端から声をかけてみたんです。結構多くの人に声をかけてみたんですが、結局誰も乗せてはくれませんでした。コロナ禍だし、物騒な世の中だし、仕方ないのかなぁ。
RON3さんのお話を聞いていると、昔の方が人情に厚い人が多かったのかなぁって、ちょっと思っちゃいました。
j3matu
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