2022年３月に訪れたときのニセコはとても静かだったけれど、その年のクリスマスには、グローバルなスノーリゾートに戻っていました。<br /><br />夏秋は運動が出来ない。子供の頃からリレーのメンバーに選ばれたことはないし、球技をしたらめったにボールに触れなかった。運よく手足にあたっても球はあさっての方向に飛んでいくか、もしくは自分の身体にめりこむような有様でした。<br />そんな私にも、唯一楽しいと思えるスポーツがある。それはスキー。<br />ふだんなら50ｍすら全力疾走できない自分が、山の上から一気に滑り降りダウンヒルできるなんて、すごいことだ。<br /><br />夏秋がまだぴちぴち（？）だった頃、初心者女子３人で初めてニセコを訪れました。今思えば、スキー２度目の初心者3人組が、なぜニセコに行こうと思ったのか意味不明だけれど、ともかく意気揚々とリフトに乗って山の上に登ったボーゲンしかできない私達は、吹雪とガスでゲレンデを見失い２時間ほど林の中を彷徨い、ひらふゲレンデにいたはずなのに、何故か東山（現在のニセコビレッジ）の林にいたところをパトロールの人たちに救出されたのでした。山頂からしか繋がっていないはずなのに、恐ろしいことです。パトロールの人に大変驚かれました。<br />そんな想い出深いニセコの旅行記です。

スノーリゾートニセコ２０２２年春～冬

40いいね！

2022/12/23 - 2022/12/26

94位(同エリア698件中)

エリア

ニセコ(北海道)

旅行の満足度: 4.5

同行者: カップル・夫婦

交通手段: 高速・路線バス JALグループ

旅行の手配内容: 個別手配

羽田から北の国へ飛び立ちます
窓の下はだんだん銀世界へ
新千歳空港からはバスに乗ってニセコへ向かいます。
クリスマス寒波が来ているのに、思っていたほど寒くないです。
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今日から３泊するトリフィート＆ポッドニセコ

トリフィートホテル＆ポッドニセコぽんの湯宿・ホテル
私たちのお部屋は二階のハリウッドツイン
このホテルはちょっと変わっていて、シングルはカプセルタイプになっています。
女性用のスペースは、女性用温泉の廊下からアクセスするので、女性の一人旅でも快適そう。（女性専用エリアに入るには専用カードキーが必要です。）
ゆったりくつろげるロビーもあって、ここで夕食を食べている人たちもいました。
ホテルの隣に大きなマックスバリュがあるのでお買物も便利です。
夏秋家のクリスマスディナーは、マックスバリュで買ったチキンとシャンパンでした。
ゲレンデからは遠いけど、送迎バスが出てるし、コスパの良いホテルです。
スキーロッカーもゆったりして使いやすい
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お部屋にバスルームはありませんが、大浴場があるし
共用スペースがとても綺麗なので居心地のよいホテルです。

トリフィートホテル＆ポッドニセコぽんの湯宿・ホテル
翌朝、ホテルの送迎バスでHANAZONOゲレンデへ向かうと、雪のためリフトは運休
ホテルに戻って、ひらふゲレンデへの送迎バスに乗る

ひらふはリフトが動いていたけど、午前中は短いリフト２本しか動いていなくて、リフト待ちの列がバブルの頃のようでした。
ニセコでは海外資本が90％を超えていて
コロナ禍でも年200億円超の海外マネーが流入しているのだとか
周りを見渡すと既に外国人率は50％を超えています。
まだ中国の方はほとんど来られていないはずなのに、来シーズンはどうなってしまうのかしら。
ゲレンデサイドの豪華ホテルではトナカイさんがお食事中
クリスマスにぴったりね。
リフトに乗ってゲレンデを見渡すと、個人レッスンを受けている外国人がとても多いことに気が付きました。その多くがスキー初心者のアジア系外国人です。
半日個人レッスンを受けると3万～4万円ほどの料金がかかるので、きっと彼等は、雪のない香港やタイなど東南アジアからやってきた富裕層なのでしょう。
ニセコバブルは、早々とコロナを乗り越え、多くのお金を日本に落としている。
しかし、その恩恵にあずかっているのは、やはり外国人なのだ。
海外からやってくる初心者スキーヤーは、英語でのレッスンを希望するので、教える側も外国人。ゲレンデは、多くの白人インストラクターであふれていました。
彼らは、今は夏のオーストラリアからやってきた人たちなのかしら。
上級者の外国人グループは、喜々として林の中へ侵入し、ゲレンデ外を滑走する。
子供をインストラクターに預け、（子供はグループレッスン）夫婦で日本の雪を楽しんでいるカップルも多い。
そして混みあったリフト待ちの列でもノーマスクで談笑する。白人もアジアの方も…
スキー場でマスクを着けているのは、日本人だけ。
なんだかマスクをしているのが恥ずかしくなるような気分に陥ってしまう。
リフト乗場には、「感染予防対策へのお願い」の看板が掲げられているけれど、外国人の多いゲレンデで日本語の注意書きは意味を持たない。
コース外での救助費用は、基本料金１０万円
さらに追加料金がかかる。
救助時間が1時間を超えると、１時間につき、人件費が一人１万円、
雪上車は５万円/1H
16：30以降の夜間は、割増料金は25％と設定されている。
それでもロープを超えてコース外へ侵入していく人が後を絶たない。
午後からはゴンドラも動き出したけど、早めにきりあげよう。

今夜はクリスマスイブ
雪がしんしんと降り積もるホワイトクリスマス
玄関に並んだ雪かきグッズは可愛いけれど、
冬の間この地で暮らしていくのは、どんなに苦労がいることだろう…
翌日、早起きして空は深いブルーのクリスマスの朝
夏秋のところにも昔はサンタさんがきてくれたけど、
もう何年もきてくれないなぁ。
ホテルのレストランで朝ごはん
お野菜もりもり
おなかいっぱいになったらでかけよう。
今日は朝からゴンドラが動いているので一気に山の上へ…

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ゴンドラを降りたら、そこは標高1000ｍの極寒の世界

ニセコ東急グランヒラフスキー場
山麓はべたべた雪だったけど、山の上はふかふか
でもちょっと重いかな。パウダースノーという感じではないかも。
もやがかかって視界がきかない
木もいっぱいあるけど、ここもゲレンデ
ぶつからないように気をつけていきましょう。
木は半分埋もれている
2ｍくらいは積もっていそう
スキーの醍醐味は、高い高い山の頂から…
麓まで一気に滑り落ちる　日常からかけ離れた感覚
氷点下の世界で、わたしは一瞬のつむじ風になる
かじかんだ指先も、凍える頬も　平気なの
今回はお天気がよくなくて、うす暗い写真ばかりなので、2022年３月に訪れたニセコの景色をご紹介させてくださいね。
北海道にマウントフジ！

富士によく似た羊蹄山を見下ろしながら…
急斜面を颯爽と…
滑り降りたいけど、私にはちょっと無理ね
こけないようにのんびりいこう。
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昔ニセコにきたときは、HANAZONOゲレンデなんてなかった
２０２１年１２月に新設されたばかりのピカピカな１０人乗りゴンドラ

ニセコHANAZONOリゾートテーマパーク
フランス製の本革シート＆フード付きリフトも完備
お尻がほんわかあったかいのは、ヒーターつきだから。
なんだろ、このラグジュアリ感…
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なんだかおしゃれになったHANAZONOゲレンデを独りじめ

ニセコHANAZONOリゾートテーマパーク
リフトもすいてて　なんて気持ちよいのでしょう
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昼間溶けた雪は、夜になり気温が下がるとアイスバーンとなり...

ニセコアンヌプリ国際スキー場スキー場
凍える夜のゲレンデに、地元のスキークラブの子供たちが集まってきた。
低い姿勢で凍った斜面を滑り続けるその姿は、冬の妖精、いえ魔物のようだ。
彼等の中から、将来ワールドカップに出場する選手が生まれるのかもしれない。

そして夜が明ける…
３月に宿泊したのは、ノーザンリゾートアンヌプリ
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このクラシカルなホテルは、以前は日航ホテルだった。

ニセコノーザンリゾートアンヌプリ宿・ホテル
初めてニセコに来た３人の貧乏ガールズは、ここでお茶を飲んでしばしの暖をとり、いつか一緒にこのホテルに泊まりに来ようと約束したのでした。
その約束は果たせなかったけれど、長い年月を経て、やっとここに帰ってくることが出来た。
朝ごはんもとても美味しくて、満足
ホテルを一歩出ると、そこはゲレンデなので
とても快適に過ごすことが出来ました。
ひらふゲレンデにあるとても大きな温度計
このお写真を撮ったときは、３月11日で-1度
１２月に訪れた時は-５度を指していました、
静かな静かな…
2022年春のニセコ

真っ白な世界を独り占めできた…
なんとも贅沢で
のどかなニセコの冬は…
きっともう二度と戻ってこない
だって世界は着実に歩きだしたのだから…
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あの賑やかで騒がしい
光あふれる日常へと

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この旅行記へのコメント（4）

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ねもさん 2023/03/23 21:21:42

ニセコ

夏秋さん　お久しぶりです。
運動は全くダメ、でもスキーだけは何とか……　まるで私のことのようです(笑、小学校から高校まで、体育で２をもらってました)
でも、そういう人はニセコに行かないんじゃない？　ルスツに比べてリフトが細くて遅くて辛い(；∀；)
私のニセコは2013年が最後です(そのときでも半分はオーストラリア人でした)。10年で、ずいぶん変わったんでしょうね。毛嫌いしないで来季は行ってみようかな。

夏秋さんからの返信 2023/03/24 21:52:31

RE: ニセコ

ねもさん　こんにちは。
ニセコ旅行記ご覧くださりありがとうございます。

ねもさんも運動はだめだけど、スキーだけはなんとかな方なのですね。
私とお揃いですね(^^♪
ねもさんは今年はたくさんスキーに行かれたようですね。うらやましいです。
ルスツはニセコ行のバスで通過しただけで、一度も行ったことがありません。
ニセコよりリフトが良いのですね？ふむふむ

ねもさんの旅行記を拝見して、来季はルスツか安比に行ってみたいと考えています。

夏秋

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sanaboさん 2023/02/10 18:22:08

ニセコの思い出

夏秋さん、お久しぶりです^^

以前にもスキーを楽しまれる旅行記を拝見していたので、私の中では
夏秋さんは活動的なスポーツウーマンという印象だったのに
あら～、そうなの？とちょっと意外でした（笑）
昨年3月のニセコは静かなゲレンデを独り占めしてるみたいで
別世界でしたね。凄い贅沢だわ～☆彡
12月には白人やアジア人観光客が戻ってきて
コロナ渦から世界が動き出したことが如実に感じられました。
うら若き乙女3人で泊まったホテルに、時を経て愛するだんな様と
泊まる日が来ると、当時の夏秋さんは想像したかしら？　
乙女3人の約束もいつか果たされる日が訪れるといいですね。
今年も素敵な一年でありますように…♡　お元気でね。

sanabo

夏秋さんからの返信 2023/02/12 21:22:06

RE: ニセコの思い出

sanaboさん

こんばんは。お久ぶりです〜(^^)/
コメントをくださりありがとうございます。

> 夏秋さんは活動的なスポーツウーマンという印象だったのに
> あら?、そうなの？とちょっと意外でした（笑）

あら、意外でしたか　ww うまく印象操作出来ていたのですね！

> 昨年3月のニセコは静かなゲレンデを独り占めしてるみたいで
> 別世界でしたね。凄い贅沢だわ☆彡

ニセコバブルが起こり、コロナ前は、もうニセコなんて行けないわ〜と思っていたのに、思いがけず静かなゲレンデを堪能できて、貴重な時間を過ごすことができました。

> 12月には白人やアジア人観光客が戻ってきて
> コロナ渦から世界が動き出したことが如実に感じられました。

sanaboさんもご存じの通り、海外旅行が大好きな夏秋ですが
日本の中で外国を感じたことは、妙に落ち着かず、
なんともいえない居心地の悪さを感じてしまいました。

> うら若き乙女3人で泊まったホテルに、時を経て愛するだんな様と
> 泊まる日が来ると、当時の夏秋さんは想像したかしら？　

愛するだんな様？かどうかはとりあえず置いといて、笑
再訪するのにこんな長い年月がかかるなんて想像してなかったです。
すぐにまた来れるだろう〜なんて　うら若き乙女は能天気に思ってましたから。

> 乙女3人の約束もいつか果たされる日が訪れるといいですね。

そうですね。残念ながら、もう何年も会えておらず
年に一度の年賀状だけのつきあいになってしまいました。
二人はあの約束を今も覚えているでしょうか…

> 今年も素敵な一年でありますように…　お元気でね。

ありがとうございます。
sanaboさんもどうぞお元気で。
今年こそ、sanaboさんのヨーロッパ旅が再開されることを願っています。

夏秋

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