2022/12/31 - 2023/01/01
1位(同エリア7件中)
トゥーバーズさん
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この旅行記のスケジュール
2022/12/31
2023/01/01
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オアシスドゥテンデア
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グラン・フジェール公園
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カフェテリアドメーヌIDA-MARC
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Alimentation Le Djebel
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Le Passage
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この旅行記スケジュールを元に
ニューカレドニアといえば「天国に一番近い島」。厳密にいえばそれはウベア島で、私たちが伺ったのはその隣のグランドテール島。つまりまあ「天国の隣」でダイビングする予定でしたが、なんと直前になってダイブショップから閉店のお知らせが!!
今回は(も?)色々大変でした。
もはやこれは旅行記というより戦いの記録です!
……。
でも楽しかったですよ!
エデンの隣、ブルーラグーンの向かいの島での4泊5日です。
旅程の確認
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
12/31 day0 ←イマココ
NRT 12:15 ----- NOU23:00
1/1 day1
1/2 day2
1/3 day3
1/4 day4
NOU 01:30 ----- 08:25 NRT
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 航空会社
- エアカラン
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
旅は成田空港からはじまります。
エアカランのチェックインカウンターはターミナル1にありました。ちょっと早めに着いてまだほとんどパッセンジャーがおりません。お昼早めの便はノンビリできていいですね。成田空港遠いですが、仕事終わりの羽田深夜便にギリギリ駆け込むより気楽で良いです。 -
セキュリティもさっさと過ぎて、搭乗ゲートに向かいます。免税店、確か先月行ったタミ2はアキハバラでしたが、タミ1はアサクサです。
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まだまだ閉まっているお店が多く閑散としているのはタミ1と大差ありません。
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程なくボーディングが始まりました。エアカランの機体かわいいです。CAさんの制服もターコイズブルーでかわいいです。
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アメニティも充実しています。イヤフォンやアイマスク、箱に入っているのは耳栓です。さらにお手拭きにマスクもセットです。
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イチオシ
アナウンスを聞いていると、この便はエアカラン+エールフランス+JALの共同運航便です。エールフランスと同じようにワインやシャンパンが充実していました。
カップも可愛くて、窓の光に映えてスパークリングが綺麗です。 -
映画はあまりピンとくるものがありませんでしたが、機内食美味しい…
流石はエールフランス共同運航。機内食が口に合います。さらにオリジナルの割り箸も付いてて驚きです。 -
一眠りして起きると空が夕陽で凄いことに。場所をモニターで確認したらパプアニューギニアの横っちょを通り過ぎるところでした。
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イチオシ
空が燃えています。半端ない美しさ…
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お夜食?軽食のサンドイッチも出ました。
トントゥータ国際空港に到着したら夜中に移動になるので、食べたら頑張って寝ます。 -
時差が2時間で正味約9時間のフライトを終え、トントゥータ国際空港にはおよそ11時の到着です。バゲッジを回収してアライバルフロアに行き、旅の準備にツーリストインフォメーションに向かいます。
「インフォメーション開いてて良かったよ。色々整えないといけないから」
「まずレンタカー屋さんの場所。それとSIMカード売ってる空港郵便局の場所ね」
「ATMの場所も聞かないとね」
ツーリストインフォメーションの方に、順番に聞いていきます。 -
まずは郵便局。空港郵便局は時間が遅く閉まっていました。
「いきなり大変!携帯使えない」
「レンタカーのオプションでGPS借りてあるし、メールでポケットWi-Fiをカウンターで頼めるって言ってたから、そっちに期待しよう」
「インフォメーションの方が郵便局三ヶ日は開かないって言ってたわ」 -
ATMは全部フランス語表記で何書いてあるのかさっぱり。持っていったデビットカードの銀行口座からの引き出しになっているのかキャッシングなのか判断できません。エクスチェンジのカウンターが開いていたので、少しお話をしてATMで大丈夫だというので、信用しましたが、少な目にしておきました。
「最後はレンタカーね」
「インフォメーションの人は外に出て右に歩けば着くっていってた」
「じゃあ行きましょう。遅くなるとお宿のアランさん&マガリさんに悪いし」 -
空港を出て歩くとすぐにレンタカーオフィスです。看板に日本語表記もされていました。きっと昔から日本からの観光客が多いのでしょう。恐るべしは原田知世です。
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予約してあるレンタカー屋さん「ポワンルージュ」のお店。扉を開けて中に入って手続きを済ませます。サインをして国際免許と免許証、パスポートとクレジットカード。ここまでは手早く終わって順調でしたが…
「パーフェクト!これでサインして終わりだよ」
「ポケットWi-Fiをお店で頼めるって聞いたんだけど借りられる?」
「Wi-Fiは今は品切れなんだ」
「オプションでGPSを頼んでおいたんだけど?」
「わかってる。だけどココには2個しかないんだ。残念なことに2個とも先客がいてな。ちょっと来るのが遅かったな」
「SIMないWi-FiないGPSもないじゃ、どうやってホテルに行くんだよ」
「だよな。ここのメモをよく見な。まずフリーWi-Fiを使って、このアプリをアップストアからインストールするんだ」
「MAPS.ME?」
「そうさ。地図をダウンロードしたら接続が無くてもGPSになるんだ。すげーだろ?」
「なるほど…」
後から来た方たちに先を譲って、椅子に座ってMAPS.MEをインストール。
ポワンルージュのWi-Fiが遅くて時間がかかるなか「大変ですね~…」と励ましてくださった日本人のお客さん、ありがとうございました。心強かったです。
いきなりフレンチの島らしいトラブルでしたが、20分程でなんとか出発準備が整いました。
▼MAPS.ME、使ってみると殊のほか便利です!
https://maps.me/ポワン ルージュ (トントゥータ国際空港) レンタル系(レンタカー・バイクなど)
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お借りしたのはプジョー108。久しぶりのマニュアル車で旦那は大喜び。
「よく左ハンドルのマニュアルなんて運転できるわ」
「初めて買った車がイタ車の小型車だからね。それに比べれば!それより今回はナビよろしくね」 -
思わぬかたちで時間を取りましたが、空港を後にします。目的のホテルまでは事前の想定では1時間ちょっと。ギリギリ約束の1時のチェックインに間に合いそうです。
ヌーメア=ラ トントゥータ国際空港 (NOU) 空港
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目指すホテルは70km程先のファリノ村にあります。国道一号線を北へ向かいますが、街灯一つありません。真っ暗です。
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突然夜空に花火があがりました。近くのお宅でニューイヤーを祝って打ち上げたみたいです。思わぬサプライズで気持ちがあがります。
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ラジオのオレンジのライト。居眠り防止には役立ちます。
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途中から山に入り、急な坂道をグングン上がっていきます。
「暗くてわからないけど、明るいと道の向こうが崖かもね、これ」
「怖くないぶん暗くていいのかも」
急坂のグネグネ道を登って、ようやく今晩のお宿オアシスドゥテンデアに到着しました。 -
駐車場に車を停めて、木製の階段を降りて行きます。
「フロントどこかしら?」
「アランさんのメールでは階段を降りて右側の最初のコテージの鍵を開けておくって書いてあったよ」
「あ、入口に名前の貼り紙貼ってくれてる!」
「よかった!ほっとしたよ」 -
ガチャ…
扉を開けて中に入ると、綺麗で雰囲気の良いお部屋です。朝にお家を出て長時間の移動だけに、無事に着けてホッとしました。
「キッチンもあるし、お茶でも淹れる?」
「そうだね。一休みしてお風呂入って寝よう」
「明日の予定は?」
「チェックアウトは午後の3時まで大丈夫みたいだし、朝早く起きて近くのグラン・フジェール公園にカグーハントに行こう」
「カグー会えるといいんだけど」 -
お風呂もシャワーのお湯はちゃんと出ます。気持ちいい~!
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ベッドもかわいい絵が飾ってあって雰囲気◎です。明日の準備を簡単に済ませて、お茶を持ってお布団にゴロゴロ。
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疲れていたこともあって、すぐに眠りにつきましたが、夜半に目が覚めると天井からバラバラララ…と雨が屋根を叩く音がしていました。
「すごい雨音…」
「どうするか…まさかの大雨とは」
「降ってるのにトレッキングなんか行かないからね」
「まあ準備して様子をみてみようよ」 -
屋根付きのベランダがコテージに付いているので、椅子に座って雨の様子を見ます。明るくなってみると、素敵なガーデンに囲まれたコテージでしたが、生憎の雨はすぐに止みそうな気配ではありません。
「雨が止めば、カグーハントには絶好なタイミングだけどな」
「降ってたら出てこないでしょ」
「小雨になるまで様子見かな…」 -
しばらく待つと雨は弱まりましたがトホホな曇率100%。
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恨めし気にお庭を見ていると、近くに咲いていた花に何かが定期的に飛んでくるのに気が付きました。
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イチオシ
ニューカレドニアやバヌアツの固有種ギンミミミツスイです。お花の前でホバリングしているのに気が付きました。
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イチオシ
ベランダのすぐそばに来ていたのがイエスズメ。日本のスズメとは種類が違うんだそう。そういえばニュージーランドでも色が違うなーと思ってみていました。
「色々飛んでくるね」
「雨も止んできたし、お庭プラプラしてみよう」 -
私たちの泊まっているコテージです。まず夜降りてきた階段を上がってみます。
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今回世界遺産のニューカレドニアリーフの海、ブーライユでダイビングするつもりでした。ブーライユはヌメアから約200kmですが、ラトントゥータからヌメアが50km程あるので、ヌメアに移動しなければ150kmです。それで途中中継できるところを探したところ、サラメア・ファリノに行きつきました。コーヒー農園のあるエリアで自然も豊か。調べればお宿も結構ある山のリゾートになっていました。そこで空港から1時間でつけるオアシスドゥテンデアさんに目を付けたのです。
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駐車場を過ぎると、敷地の隣の谷が見えてきます。谷沿いに南洋杉が植えられていて独特の景観です。時折羽に白い斑のある鳥が飛んでいきます。よく見るとムクドリ…正確にはタイやマレーシアでも見たインドハッカがたくさんいます。
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イチオシ
ちょっと色の違うミツスイです。雌かしら?
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イチオシ
この子はギンミミミツスイみたい。初めて撮れたかも!お花の前でホバリングしたりしていてかわいい鳥さんです。
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イチオシ
飛んだ瞬間が撮れました!
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階段に沿っていくつかコテージが並んでいて、今度は下に向かって降りていきます。
結構お客さんも泊まっていて、ベランダで寛いでる方もチラホラ。「ボンジュール!」とお声をかけながら歩いていきます。 -
イチオシ
またミツスイちゃんがきていました。
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葉っぱの裏や木の幹にでっかいカタツムリが。ブリトゥン島にもいましたっけ。フランス領ですし、これ食べるんでしょうか…
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階段の後は通路になっていて、歩くうちに川の流れる音が聞こえてきました。
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ドウドウと川の流れる音が大きくなってきました。木々の隙間から川面が見えるようになります。
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また階段を降りていくと、川まで降りていくことができました。昨晩からの生憎の雨で増水しているので、慎重に進みます。
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河原まで行けました。でも川の水は濁流が結構な勢いで…晴れてたらここで川遊びもできたでしょうけど。
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朝方なのでカワセミも期待できたかもしれませんが、この感じではちょっと無理かなー…綺麗なのに。
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帰ってくる途中、雨宿り中の真っ赤なトンボを見つけました。
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「ボンジュール!」
コテージの椅子でくつろいでいると、表の扉がノックされました。扉を開けると、そこにはお宿のご主人。アランさんが焼きたてのクロワッサンをもって立っていました。
「貼り紙のおかげでチェックインできました。夜中にすいませんでした」
「無事にこれて良かったよ。今日は生憎の天気だけど、降りて行くと川もあるし、チェックアウトは3時だからゆっくりしていってくれよ」
「あ!行ってきたよ。綺麗なお庭ですね!ところで、サラメアの街で毎月最初の日曜日は市場が立つってきいたんだけど…今日はやってます?」
「元旦だからなあ…今日はやってないよ」
「やっぱりそうだよね」
アランさんにご挨拶して、夜遅くのチェックインなのでと日本から持参したお土産をお渡ししたらすごく喜んでくれました。いただいたクロワッサンをベランダに運んでお茶を淹れて朝食をとりながら今日の予定も相談します。
「雨でトレッキングもキツイ。お正月でお店は開いてない。市場も立たない。どうする?」
「もう今日はノンビリして、早めにブーライユに行っちゃわない?」
「この宿からグラン・フジェールまで20分くらいの所にあるのに、行かないのも勿体無いよ。自然公園とか観光地くらいしか行くとこないし、行ってみようよ」
「ええ~?」
「せっかくチェックアウト時間も気にしなくていいし、朝方で雨上がりならミミズ食べてる類の鳥さんがワサワサ出てくる条件揃ってる」
「戻ってきたら早めにチェックアウトして、スーパーは開いてると思うから立ち寄りながらブーライユに向かいましょう。スーパー行きたい」
「じゃあそれで!」
「お、クロワッサン美味しいよ焼き立てみたい」
「アランさんお土産喜んでたね!」
「持ってきて良かったね~」
方針も決まって、旅行1日目。行動開始です! -
少し予定より遅れてはいるものの、まだ鳥さんの活発な時間帯。お庭にある謎の仏頭オブジェ…インパクト強いです。
アランさんに伺ったのですが、奥さまのマガリさんとお二人で16年前にここにオアシスドゥテンデアをオープンされて、コテージはバリ島から素材を輸入してバリ風の建物を建てられたんだそう。
寝室の絵やデザインはマガリさんが自ら手がけたものです。このお庭の仏頭もバリ風を意識してるのかも… -
雨も止んだので7時にグラン・フジェール公園に向けて出発しました。日本語では「大きなシダ公園」と紹介される自然保護区で、南部のリビエルブルー公園はカグーハントでツアーがあるくらいなのですが、こちらはハッキリした観光情報はありません。ただ生息してるとホームページには書いてあります。
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イチオシ
雨上がり狙いが功を奏したのか、運転中何度も姿を見せたのがこの子です。ヤンバルクイナと同じクイナの仲間で、ナンヨウクイナという子です。姿もお腹のシマシマも似ています。雨上がりにはミミズ食べに出てきます。
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また別のナンヨウクイナ。最初の子より小さくて丸い感じでカワイイです。
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なんかいるよ!と思ったらニワトリ親子でした。どこからきたのでしょう…山の中なんですが。
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草むらの中にまたナンヨウクイナを見つけました。たくさんいます。ほんの20分ほどの間で5回遭遇しました。ニワトリ並みの遭遇回数です。
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道は途中からダート路になります。雨も強くなってきて、土の路面が滑って怖いです。
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滑るダート路をなんとか公園のゲートまで来ましたが、ゲートが閉まっていました。
「なんだ公園もお正月か…ホームページでは火曜日以外は年中無休って書いてあったんだけどな」
「年末年始アルアルね。今日はどうしようもないわよ」 -
門の少し手前に車を停めて、雨が小降りになるまでしばらく待ってみます。私たち以外にも同じように路肩に停めている車が先客一台、後から一台と3台ばかり停まっていますが、無情にも扉は閉じたままです。
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待っている間に笑うような変な鳴き声がしたので、近くを探してみたところカラスのような真っ黒い鳥を見つけました。ヘンテコな鳴き声の子でしたがメラネシアオニサンショウクイというニューカレドニアの固有種です。
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車を停めた場所から下り坂の分かれ道が伸びていて、そこを歩くと森のなかの広場のような空間に出ます。
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どうも昔は休憩所かホテルかわかりませんが、何か施設があったようで、木々に埋もれた廃墟やコンクリートの基礎がいくつか残っています。森の奥から時折犬の鳴くような声もするので、もしかしたらカグーかもと思って目を凝らしましたが、それらしい姿も見えず。しばらくしてもゲートも開かないので、ホテルに戻ることにしました。
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帰り道、ロードサイドの電線ですが、たくさんハトがきていました。この子はブリトゥン島にもいたスポッテッドドーブ。和名カノコバトです。
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同じ群れにドゥクラゴライアスピジョン。和名「大帝鳩」も止まっているのを見つけました。
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こっち向きのほうが姿が撮れます。
首が青くて尾っぽが赤い子です。
でっかいハトだ~!と思って何も考えずに写真撮ってましたが、なんとこの子はニューカレドニア固有種で準絶滅危惧種。いっぱいいましたけど、珍しい子みたいです。 -
しばらく山道を降りてダート路から舗装路に変わったあたりで、看板が目に留まりました。
「まって!」
「カフェテリア、ドメーヌIDA-MARCって、この先IDA-MARC農園じゃない」
「コーヒー農園の?サラメアのあたりにあるのはわかったけど、MAPに出てこなかったから具体的な場所がわからなかったんだよね」
「せっかくだから行ってみる?」
山を登っていく急坂の道路のどん詰まりまでグネグネ道を上がっていくとイダマーク農園の入り口です。 -
セカンドでは上がらない程の坂を越えて尾根に出たところで、またシャッターに行き当たります。
「鍵かかってる」
「ここもお正月か…」
「まあそうよね。はあ…」
場所がわかっただけでも前進だよと慰めながら山を降りてホテルに戻ります。 -
結局お休みばかりで無駄足でしたが、たくさん鳥さんも撮れました。オアシスドゥテンデアに戻ってチェックアウトの準備です。予めお昼前にチェックアウトするとアランさんに伝えてあったので、アランさんも駐車場の横のフロントを開けていてくださいました。
お土産のお菓子のお礼にと、奥さまのマガリさんが作られたストーンペインティングのマグネットをいただきました。お部屋にあった絵と同じような点描のアートペイントが素敵です。
ここのお宿を見つけたタイミングが遅くて、一泊だけでしたが、想像以上のいいお宿でした。ありがとうございました!マグネット大事にします! -
ファリノから山を降りてくる途中、空を覆っていた雲がさーっと晴れていきます。
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途中牛さんがたくさん。牧場多いです。茶色い子と黒い子といるのですが、どちらも乳牛みたい。たまにオスのスゴい角の子もいます。
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川に沿って走って1号線に向かいます。ラフォアの街の近くで合流です。雨の影響で茶色の水が結構な勢いで流れてます。
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河原に何かがいたので少し覗いてみたところクロサギでした。
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1号線をブーライユに向かって北上すると、銀行の支店がありました。
「空港であまり降さなかったし、少しここで足しとこう」
「大丈夫かしら?」 -
ATMはやはりフランス語。うーん、どこかに言語切り替えスイッチくらいないものか…?
「昨晩お宿のWi-Fiでメールチェックしたら、ちゃんとセービングからの引き落とし連絡が来てた」
「なら大丈夫ね!良かった」
「遅かったけど、助かったよ。ホント」 -
屋根にインドハッカ。沢山いるのでキリがないのであまり撮っていません。
「ムッくんホント多いわね」
「ムッくん?」
「ムクドリでしょ?だからムッくん」
「微妙に違うみたいだけどね。まあいいか」 -
一号線をブーライユに向かってひた走ります。
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途中に見かけるスーパーのチェーン店もお正月だけに全てクローズド。
「何にも開いてないわね…」
「水とかご飯くらい調達したいよね」
困っていたところ、ヌサディウのあたりの小さなスーパーAlimentation Le Djebelが一軒お正月からオープンしていたので、これ幸いと入りました。駐車場に猫ちゃんが何匹かくつろいでいます。 -
ところがここでも事件がおきます。
玄関のところで旦那を見つけた裸足のきったない格好の現地の男の人が、フランス語でワー…っと話しかけてきます。
何言ってるのか全然分からないのですが、観光客でドコソコにはもう行ったのか?連れてってやるみたいな話のようです。
旦那がノーサンキューだと散々返しても汚い人は引きません。旦那が殴られるんじゃないかとみかねた嫁が少し声をかけたら今度は嫁に詰め寄ってアピールしてきます。
「要らんと言っただろ?」と間に旦那が間に入って睨みつけてもガン無視。嫁をターゲットにどんどん店内に入り込んできて、今度は同じように薄汚れた裸足の泥だらけの女性もやってきて二人であーだこーだと言い始めます。
流石にお店の人も見かねて、これ以上やるなら通報するよ!と電話持ち出して守って下さって、ソソクサっとそのうちに車に移動して事なきを得ました。
目がいってる人なので、何してくるか分からず、お正月から怖かったです。 -
結局そんなこともあって飲料とアイスだけ購入。価格チェックすると、コカコーラのようなナショナルブランドはめっちゃ高い。聞いたことないような謎のペットボトル飲料とかは半額くらい。それと水は意外と安かったので、水と謎の炭酸飲料にしました。歯磨き粉の味のする炭酸飲料、新鮮でした…
-
お菓子も色々チェックしましたが、ポテチとかコーンスナックが一袋600円くらいは余裕。量は日本の3倍くらい入っているのですが、お値段も3倍。
とりあえず価格チェックだけです。 -
そのまま1号線を走って70㎞程。ブーライユの街中に着きます。コロニアル調の教会なども横目で見ながら、唯一開いているスーパーマーケットLe Passageに再度立ち寄りました。早くもスーパー2軒目です。
「良かった!開いてるところがあった」
「こんな調子じゃランチなんて無理よ。今日は全部閉まってるもの」
「そうだね…お弁当とかあるからそれ買っていこう」 -
今日から2泊はブーライユ近くのシェラトンに予約を取っていて、チェックインが15時です。まだ時間があるので近所の観光地を回ってからホテルに向かうことにしました。
天気も良くなってきて、快適なドライブが続きます。 -
まずは奇岩ロッシュペルセの海岸に向かいます。近づいてくるとダート道になります。
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ロッシュペルセの海岸に車を停めて、ここからは歩きです。
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イチオシ
駐車場近くでチラチラ飛んでいる鳥さんがいたので、撮ってみたらニューカレドニアメジロでした。これも珍しくありませんが固有種です。
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海岸まではすぐ抜けられますが、昨日の雨で河口から流れ込んだ濁流で海は濁り、流木が流れ着いてガチャガチャしています。ロッシュペルセも見えません。
「地形的に仕方ないよね」
「海の色も伊豆って言ったらまず気づかないわね」 -
この岩の向こうがロッシュペルセらしいけど…時間帯で潮が満ちているのか、天候のせいか、その両方か…
とてもロッシュペルセの下までいけそうな気がしません。
「ここから登ったら、トレッキングルートに入れるみたい」
「亀の海岸側に行くには、それしかないわけ?」
「なんかトンネル抜けて行けるとか行けないとかいう話もあるんだけど…立ち入り禁止だし」
「えー、じゃあ行けないじゃない」
「いや、さっき標識出てたから車でアクセスできるはず。でもとりあえず登ってみる?」
「また戻ってくるの大変だから、すこしだけね」 -
洞窟潜れるとかいう話もあったのですが、危険!立ち入り禁止!とわかりやすく書いてあって、とてもここを潜って向こう側の亀の浜までいく気はしません。何かしら時間の制限なり崖崩れなり条件の変化があったのではないかと思います。
ただ岩の根元あたりから道が出ていてトレックルートを登れるようになっています。 -
だいぶ登りましたが、雨の後なので全然ピンと来ない景色です。見たい海はこれじゃなーい!
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降りてくる途中、綺麗なお花が咲いていました。
亀のくる浜の方にも車で行ってみます。 -
一度ダート路を戻って、交差点でルート選択します。
「ほら、看板出てるだろ。全部道が出来てる。穴抜けなきゃいけないビーチってわけじゃあない」
「べいえ…タートル、ノートルダム…亀海岸はあっちね」 -
回り込む道で、直ぐに亀の海岸につきました。
-
地元の方の車。なぜここまでピタッと隙間なく…芸術的です。
思わず写真撮ってしまいました。 -
私たちも車を停めて南洋杉の林を抜けて歩きます。
海や浜はこちらも嵐の後で似たようなものです。
観光客はほかにも来ていて、遊泳禁止エリアなのですが海でちらほら泳いでいます。 -
亀海岸側からロッシュペルセが見えました。
「ここラグーンの切れ目に川が流れ込んでるから、雨降るとこうなるよね」
「夜中来たら亀見れるかもっていうから下見して来てみようと思ったんだけど…」
「なんか気持ち萎えた」
「変わった形の岩見たければ日本の海にいっぱいあるのよ」
こちらに来るときは天気と潮の満ち干をちゃんとチェックして時間を考える必要がありそうです。
私たちはなんとなくへし折られた気持ちで、どうでもよくなりました。ラ ロッシュ ペルセ 自然・景勝地
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干潮の時は綺麗なんでしょうけど、こちらも流木だらけだし、雨は降りそうで天気は悪いし。亀なんか探したい気持ちもなくなります。曇率高くて南洋杉も今ひとつ映えないどころか、いっちゃ悪いですけど、なんか怖いです。
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とはいえ旦那としては今後予約のある待ち合わせ場所の確認をしておきたかったので、ポエ空港にもいってみました。無駄に晴れて絵になってますが、カギ閉まってて入れませんでしたけど。
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ポエビーチの入り口にあるパッションラグーンさんの場所も確認します。
出発2週間前。手配していた ブーライユアクアダイビングさんから唐突にキャンセルメールだけ届いたため、こちらもわけがわからずお問い合わせしたところ、改めて12月末日クローズのことをご連絡いただきました。他にダイブショップも探せず、シェラトンなら知ってて不思議ないと相談してみたところ「ごめんなさい。ブーライユにダイブセンターはありません」という厳しいお返事。全部キャンセルも考えましたが、このタイミングでは申し訳なくもあり…幸いエミリーさんの運営するパッションラグーンさんがスノーケリングツアーを開催しておいででした。ブーライユのニューカレドニアバリアリーフには「Faille Shark」という海の中の川があり、そこへのツアーに参加確認を取って申し込んだのが12月23日。待ち合わせ場所と時間のすり合わせができたのが12月30日。なんと出発1日前でした。 -
30日にエミリーさんから「ポエビーチ入り口近くのグローセリーで9時に待ち合わせよ!とルーズな情報を聞かされていたお店にも実際に行って当たりを付けて、そこからホテルまでの到着時間を確認することにします。
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行くべきところには行ったので、今度こそホテルに向かいます。シェラトンニュー カレドニアデヴァは、デヴァ地区という自然保護区の中にあるリゾートです。これがめちゃくちゃに広い自然保護区です。
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途中また牛さんがたくさん。馬も放牧されていました。
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草むらに動く鳥さんを発見しました。
「あれ…プケコじゃない?!」
「バンじゃないの?」
「そうかとも思ったけど、ニュージーランドで見たプケコよ」
「そういえばそうかも。あっちにもこっちにも、ここいっぱいいない?」
「こっちでも害鳥扱いなのかしら…」
セイケイというのが名前らしいんですが、最初に覚えたプケコのほうがかわいいのでプケコで通します。 -
お車をフロント近くに停めて、ブーライユでの拠点シェラトンニューカレドニアデヴァにチェックインしました。天候も午後に入って急に良くなってきました。
色々と思うに任せないのは世の常なのかもしれません。特に天気は。
山を降りてくる時にチラッと観たニューカレドニアバリアリーフ。ライトブルーの海が近づきました。ところがこのリゾート、ちょっと並みじゃない癖ありすぎなリゾートで、滞在中も色々あったのですが、それは【2】に続きます。シェラトン ニューカレドニア デヴァ スパ&ゴルフリゾート ホテル
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2023/01/28 20:37:26
- 自然溢れるニューカレドニアの過ごし方
- こんばんは、トゥーバーズさん
ニューカレドニア、
本当に日本人にとっては、恐るべし原田知世ですね(笑)
私も、15年ほど前に行きましたが、
まだあまり旅慣れていない頃に行ったので、
ツアーを利用して、、、
だから、あまり行きたいところに行けてないっていうか、
自由に行きたいところにいける!!って旅の仕方を知らなかった頃なので、
またリベンジしたいなぁーって気持ちを抱いています。
ウベア島にも行きましたが、
凄く綺麗で感動して、
個人的に、人生観が変わった気がしました。
…が、その後も世界中には綺麗な海がいっぱいあるって知りましたが(笑)
何はともあれ、原田知世が凄いです!!!
たらよろ
- トゥーバーズさん からの返信 2023/01/28 23:26:19
- Re: 自然溢れるニューカレドニアの過ごし方
- たらよろさま
コメントありがとうございます!こんばんは!
「天国に一番近い島」もう、ニューカレドニアといえばずっとこのコピーですものね。
原田知世のウベア島に行かれたことがあるなんてとても羨ましい限りです。
もう長いこと南の島といえば、ハワイかグアムか原田知世(笑)
でも、ブーライユのラグーンも綺麗でした!
思い起こせば、もうちょっと現地がわかっていたらと思うことも多い旅行になりました。あと1日滞在できていたら良かったんですけど…
今ほどやっとニューカレドニア。その3までアップしました。また行きたいです~
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