2022 冬 サンライズ瀬戸でうどん県満喫！1/2 -高松/琴平 (& 大塚国際美術館)-

2022/12/16 - 2022/12/19

いつか寝台列車で旅行したい！と思いつつ、気が付くと定期運行の寝台列車は「サンライズ〇〇」のみとなってしまい、なかなか手配もできずに時が過ぎ。。。。
コロナ禍も少し落ち着き全国旅行支援も復活した今がチャンス！とネットで良いツアーはないかと探していたところ、まさにドンピシャのツアーを発見！
金曜日の夜に出発し、月曜日の夜に帰宅と言う車中泊込みの三泊三日。

宿泊補助で16,000円/人、地域振興クーポンが4,000円分/人となり、三人で60,000円の補助が出て大変助かりました！

実は四国旅行は、コロナ前に企画していたですがやむなく中止、その後も一度企画したのですが、それもコロナ再流行で中止という事で三度目の正直です！

季節的にはベストとは言い難いですが、どうなることやら？？
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こちらは高松とこんぴらに加え、以前チケットは購入していたのに行けていない大塚国際美術館訪問の旅行記です。

エリア 香川

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 レンタカー 新幹線 JR特急 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

出発は金曜日の夜。なんとこの日は忘年会。。。
忘年会を少しだけ早めに退散し、乗車前にさっぱりとするために訪れたのがこちら「十思湯」さん。

地下鉄小伝馬町駅からすぐ、新日本橋駅までも徒歩圏内にある銭湯です。
まさにサンライズ乗車前に立寄るには最適な立地になります。

ビルの二階という銭湯らしからぬ感じですが、かなりきれいな設備で広さもそこそこあり、これが500円で利用できるのは嬉しいですね。

十思湯 名所・史跡

ひと風呂浴びて、余裕をもって東京駅に。
ホームに行くとちょうど入線のタイミング。
「SUNRISE」ロゴがカッコいいです！

東京駅 駅

列車への入口と通路。
このコンパクトにまとまった空間が、旅情を盛り上げてくれます！

利用したB寝台シングル個室。
マクラ、パジャマと薄手の毛布が用意されています。
暖房はありますが、冬だと少し寒いので防寒対策はしたほうがよいです。

興奮して寝れないかな？と思っていたのですが、意外にも快適な空間でしっかりと寝てしまい、途中の写真はありません。。。。

高松駅には定刻の7:27到着。
高松駅前広場、なかなか近代的で整備されていますね。

しかし、雨はまだ降っていないけど、天気は怪しい。
しかも この後この冬最強の寒波が来るとの予報。。。。

まずは荷物を預けるべく、チェックインするため「JRホテルクレメント高松」に。
駅前広場を突っ切ってすぐなので、これはとても便利。

JRホテルクレメント高松 宿・ホテル

ホテルロビー。
広くてなかなか素敵な雰囲気。

身軽になったので朝食です！
近くで讃岐うどんが食べられるところをと探して「めりけんや 高松駅前店」に。
店内にも待ち行列ができ 朝から結構混んでいますが、半分以上は観光客っぽい感じでした。

頼んだのは かけうどんとイカゲソ天ぷらを。
かけうどんは意外と柔らかくてイメージしていた讃岐うどんとは違った食感ですが、味自体は美味しいかったです。
イカゲソ天ぷらは、めちゃくちゃ大きくて食べ応えありというか嚙み切るのに少し苦労しました。

めりけんや 高松駅前店 グルメ・レストラン

レンタカーをピックアップし、高松駅前から一般道で約一時間ほどで琴平町に到着。
参道を登っていくと、目に入ったのが「琴陵宥常(ことおか ひろつね)銅像」。
明治中期に現在の金比羅宮の礎を築いた宮司さんとのことです。

お土産屋さんが並ぶ参道を過ぎて見えてきたのが「大門」。
おっと、予報通り 雨がぽつぽつと降ってきました。。。

金刀比羅宮 寺・神社・教会

大きな神社なので、鳥居がたくさん。
もっとたくさんありましたが、デジャブのようでした(笑)。

「表書院」
見学もできるようですが、今回はパス。

「神馬舎」白馬がいました。

「賢木門」

そろそろ頂上のはず。

ひえー、まだ階段が続きます。。。

やっと「本宮」に到着。まずは参拝！

境内から下界を見下ろすと、まさに"雨に煙る"というのはこんな感じ？
うっすらと「讃岐富士」も見えました。

「三穂津姫神社」こちらもなかなか立派な建物。

紅葉シーズンはほぼ終わっていましたが、若干名残も感じられました。

スクリューやアフリカゾウなど、ちょっと不思議なものも寄贈されていました。

帰路は参道にあるお店見ながらゆっくりと散策。
と、焼き菓子特有の甘い香りが。。。。
妻も見事に引っ掛かり、フラフラと吸い寄せられて行きました。
しかも和三盆使ったベビーカステラと言う肩書きあれば、買うしかないです。

以前行った和歌山県新宮市の香梅堂さんの鈴カステラとも通じる上品なベビーカステラで、あっというまに完食でした。

総本家一三堂 グルメ・レストラン

こんぴらと言えば「金丸座」と言うほど有名な芝居小屋。
移築され、きれいに整備されています。

入場料は500円/人ですが、香川県発行の「うどんパスポート」提示で100円オフになります。

旧金毘羅大芝居 名所・史跡

中に入ると、見事な造り。雰囲気抜群ですね。

奈落や演者用の通路なども見学できます。

見学時は靴を脱ぎスリッパとなります。当たり前ですが、冷暖房はないので この日は室内もかなり寒かったです。冬に見学される方は、厚手の靴下履くなどのご準備を！

参拝記念に買った干支の土鈴です。
お座りしている姿がなかなか可愛いですよね。

小雨の中の金毘羅さん参りとなりましたが、これはこれで味わい深く良かったです。この後、雨が本格的に降り出したので、スケジュールを入れ替えて正解でした。

[おせっかい情報]
金毘羅参りの時の駐車場ですが、金丸座のすぐ近くにある「琴平公園駐車場」は台数は少ない(10台前後？)ですが無料で駐車できます。
金丸座を見学予定なら、駐車してから まず金比羅宮参拝をし、その後 金丸座見学をすると効率的です。

こんぴらから大塚国際美術館までは約100km強 90分弱のドライブとなります。
大塚国際美術館に行く前のランチで「うずしお食堂」さんに。

目の前が競艇場で、昔から営業しているようですね。
年季の入った店舗でなんとなく床も傾いているような感じ。。。。

刺身定食系を頂きましたが、値段はそこそこします。
味は悪くはないのですが、それほど感動するような感じではなかったです。
クチコミ評価が高かったので、期待が大きすぎたからかもしれませんが、。。。。

うずしお食堂 グルメ・レストラン

美術館駐車場に到着した時点では本格的な雨模様でしたが、ここからは美術館内なので天候は関係ないので、ゆっくりと鑑賞できます。

まずはシンボルとも言える「システィーナ ホール」。
実物大のスケールなので、凄い迫力です。

大塚国際美術館 美術館・博物館

こちらもとある有名な教会の壁画の再現。名前忘れました。。。。

私が印象に残った絵画を少しだけ紹介①

私が印象に残った絵画を少しだけ紹介②

いずれも解説不要の名作ばかりですね。

「キリスト昇架」

しかし ものすごい数の作品が、焼き物として忠実に再現されています。
二時間半をあてがっていたのですが、実際には全く足りずでした。

どう見学するか次第ですが、全長4kmにもなるようなので、じっくり見るなら本当に一日必要ですね。
ちょっとゆっくり＆休憩も考えると、少なくとも四時間はあった方がよいです。
事前にHP見ておけば、いろいろとアドバイスもあるので、ぜひ予定ある方は事前にご覧になることお勧めします。

レンタカーを返却し、夕食のために高松の繁華街に繰り出しました。
なにせ"日本一長いアーケード街 (全長2.7km)"として知る人ぞ知る名所です。

高松名物でもある鳥焼きの有名人気店は二時間半待ちとのことで、アーケード街をうろついて、飛び込みで入ったのが「とら丸」さん。

メニューは鳥焼き中心に10品ほどと少なめ。
お酒の種類は沢山あるようでしたが、あまり飲まないのでよくわからず。

高松名物の骨付き鳥焼きは親鶏と雛鷄の二種類。
ヒナは普通の硬さですが、オヤはかなり硬いです。
それがまた独特の味わい深さとなり人気のようです。
味もオヤの方がスパイシーですね。

他店と比較はできてはいませんが、味は悪くなかったですね。
ただし、以前宮崎で食べた炭火焼き鳥焼きの方が美味しかったように思います。好みによりますけど。。。。。

とら丸 グルメ・レストラン

今回はトリプルでの利用のため、部屋は広めです。
眼下には高松港も見え、夜景もきれいです。

大浴場はありませんが、水周りも清潔でした。
寝台車で寝れたと言っても、朝から動き回っていたので、やはり疲れがでたのでしょう。この日は早々にベッドインでした。

明日は フェリーに乗って小豆島に向かいます。
「小豆島編」として別ブログにしていますので、ぜひそちらもご覧ください。

一日飛んで、小豆島から戻ってきての三日目です。
高松港から高松駅までは徒歩圏内、コインロッカーに荷物を預けるために駅に向かいます。

駅舎はまだ新しくとても近代的です。
また駅前広場も広く、広場にある「海水池」は海とつながっているので、潮の満ち引きで小さな波が経ちますし、魚が泳いでいることもあるようです。

高松駅 駅

高松到着の朝に食べた讃岐うどんは悪くはなかったけど、今ひとつイメージと違ったので、食べログ100名店に選ばれてもいる栗林公園前にある「上原屋本店」にランチで訪問。

東京での讃岐うどんのイメージは、かなりコシありのうどんでしたが、こちらも意外と普通の固さ。
出汁は旨味は感じるものの、少しぬるく ちょっとだけ残念。
うどんとしては充分美味しいのだけど、私の讃岐うどんのイメージとはちょっと違いました。

もしかしたら、丸亀製麺とかに洗脳されてるのかも。。。でも、コスパ最高だし、サクッと食べれるので満足です。

讃岐うどん 上原屋本店 グルメ・レストラン

ランチも済ませたので高松では最も有名な観光地「栗林公園」に。

「特別名勝」に指定されている庭園は全国で24箇所あり、こちらもそのひとつ。
「池泉回遊式」と呼ばれる庭で、広大な敷地に池泉や築山などを配し、園内を散策しながら楽しむというコンセプト。

栗林公園 公園・植物園

東門(切手門)から入るといきなり視界が開けて別世界です。

「鴨場」

「南湖」と「北湖」のはず(?)・・・・

物凄く湾曲した枝の松。

名前は栗林公園ですが、園内には1,400本もの松があり、そのうち1,000本は職人さんが手入れをしているので、まるで盆栽のような美しさとの事。

最も有名な「根登り五葉松」
高さ約8m、幹の周りの太さは約3.5mにもなる松の巨木ですが、盆栽が大きく育ったものとの事。凄いですねー。

「掬月亭（きくげつてい）」
歴代藩主が愛した大茶屋。

「商工奨励館」
建物内には、今やお一人となってしまった"さぬき竹一刀彫”の実演販売もされていました。

二階には "ジョージナカジマ"の家具の展示もありました。

"うどん県"らしく、うどんにまつわる雑学の展示。

なぜか錦鯉が集結している場所がありました。
餌場なのか？それとも暖かい水でも湧き出ているのかは謎ですが、これだけ集まると圧巻というか怖いですね。

ちょっと感心したのがこちらのゴミ箱。
どうってことないのですが、庭園の雰囲気を壊さぬように通常のごみ箱の周りを竹で編んだカゴで覆っています。
小さな事かもしれないですが、こういった心遣いが全体の印象を上げるのでしょうね。

園内を一時間ほど散策し、北門から出ました。
とても整備されていて、空いていたこともあり見易かったです。
見応えある庭園でしたが、やはり春か秋の紅葉に来るべきかなあ。

今回の旅 最後の観光は高松城跡を公園にした「玉藻公園」。
海水を取り入れたお堀で有名です。

史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園

立派な石垣。

「桜御門」
こちらはしばらく前に再建されたばかりとの事で、とても綺麗です。

海水のためか、お濠の水の透明度が高い気がします。

国指定重要文化財の「披雲閣」。
旧松平家高松別邸で、大正6年に建設され、迎賓館としても使われていたようです。

史跡高松城跡 披雲閣 名所・史跡

「鞘橋」
本丸に行くために唯一の橋で、万が一の籠城時には自ら落とすため木でできています。

もちろん 締めは「本丸(天守閣)跡」を目指します。
天守閣がない高さからでも、なかなかの眺めです。

そして 最も美しさを感じられるのが、海に向っての景色。
海水を引き込んでいるのがわかりますね。

天守閣があったら、瀬戸内海を見渡す雄大な景色が見れたと思います。
まさに殿様気分ですね。

帰路は快速マリンライナーで岡山駅まで行き、新幹線に乗り換えて東京までとなります。

夕飯は岡山駅で駅弁を調達。種類も豊富ですね。
正直、今時は何処の飲食店もテイクアウトに力を入れており、古典的な駅弁よりも美味しいものも多いのですが、たまには"ザ・駅弁"も食べたくなります。

ということで、私は幕の内系を選択。ちらし寿司系のご飯に天ぷら屋にものが入っていて昔ながらの駅弁スタイル。
これはこれでシンプルに美味しいですね。
東京までは時間もたっぷりあったので、ゆっくりと味わいながら頂きました。

普段は自家用車での旅行が多く、駅弁を買って列車内で食べたのは久しぶりだったので、余計に美味しく感じたのかもしれません。ご馳走様でした。

おかやま駅弁 グルメ・レストラン

三泊三日の寝台列車「サンライズ瀬戸」の旅はこれにて終了。
寝台列車は楽しいですね。

突然の寒波でかなり寒かったですが、時期的にも空いていたのでストレスなく観光できたことに加え、全国旅行支援での補助もあったので、かなりコスパ良い旅行となりました。
でも次回はもう少し暖かい季節に行きたいかも。。

写真はJRホテルクレメント高松のロビーにあった「アンパンマン」
なにか所以でもあるのでしょうかね？
最後までお読みいただき、ありがとうございました。