『越前海岸~若狭湾巡り』④ 京都舞鶴・舞鶴赤レンガパーク

2022/10/28 - 2022/10/30

赤レンガに刻まれた旧海軍の面影求めてやって来ました。
明治時代、技術の粋を集めて作られた赤れんが建造物、
建物に施された美しい意匠の数々に、
当時の建築家の心意気を感じることが出来ました。

『越前海岸～若狭湾巡り』
　① 恐竜の福井・街並み散策・グリフィス記念館
　② 海の京都・伊根町 …伊根の舟屋
　③ 海の京都・宮津 …天橋立、由良川を渡る京丹鉄道
　④ 京都舞鶴・舞鶴赤レンガパーク
　⑤ 京都舞鶴・海軍ゆかりの港めぐり

エリア 舞鶴(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

海軍ゆかりの港町、舞鶴にやって来ました。

海上自衛隊のベースがおかれてます。

ふ頭にある駐車場に車を留めて、
早速大きな ”錨” 。

「護衛艦しらね」の主錨だといいます。
ヘリを搭載して、そこそこの兵器も装備して、それでも ”護衛艦” 。

・・・理屈抜きに国を守らねば！

「舞鶴 赤れんがパーク」のご案内

赤レンガに刻まれた、旧海軍の面影・・・ここから見ていきます。
ここは８号棟、旧海軍 軍需品庫（現在は文科省所管の倉庫）

富国強兵を急いだ明治政府は、日本海軍の鎮守府として４港を指定。
横須賀・呉・佐世保・舞鶴の4市を近代的な軍港都市に造り上げた。

軍港都市はインフラ整備が進み、日本の近代化の先陣を切ったんですね。
かつて海軍の軍需品や水雷倉庫として使われた、手前から６,７,８号棟。

今は文科省の倉庫になっていて、立入り禁止みたい。
七五三の記念撮影、平和で いい映えスポットですね。

明治政府が開庁させた「舞鶴鎮守府」
当時は片田舎の漁村に最先端の技術が集められ、軍港や輸送鉄道、
水道・電機などの都市基盤が短期間に整備されたんだ・・・と。

国防強化のスローガンのもと・・・、

軍港を守る砲台や、弾薬 魚雷用の堅牢な保管庫なども設置され・・・、

建築技術の粋を集めて赤れんがの建造物が作られた。

当時の記憶がしっかり刻まれているよう。

「舞鶴旧鎮守府倉庫施設」全８棟は、幾多の歴史の産物であり、
明治期の貴重な煉瓦建造物として「国指定重要文化財」となっている。

当時の 軍需部本部地区
軍需物資の倉庫に、軍港からの貨車の引込線が敷設され、

線路が倉庫内にまで引き込まれている形跡が残されて、

４号棟（兵器庫、雑器庫）
現在は赤れんが工房として、クラフトやアート、ものづくりの創作空間。

「重要文化財」の碑

これは『重要文化人』

今では、”平和感”さえ感じさせる静かな空間が出来てます。

美しい建築シルエット。

バランスの良いデザインデティール。

左3号棟、右４号棟、突き当りは５号棟(イベント棟)
焼き立てパンの販売会があったようで、結構大勢並んでました。

窓に映る景色も、何気に美しいです。

2号棟は旧海軍の倉庫・予備艦兵器庫
現在は「舞鶴市制記念館」ですが、

1階の「赤れんがカフェ」が人気を呼んでます。

ここならではの、海軍ゆかりの食事を楽しみます。

「肉じゃが丼」
そもそも海軍の兵食として、ビーフシチューを参考に考案されたと。

ニンジンが入っていないなぁ、でも結構ウマッ！
4分くらいで食べちゃうのかも？！

「海軍カレー」
1番人気、艦内で金曜日のメニューとされ、曜日感覚を養ったと。

ほとんど 具なしカレー、でもいい味出してます。
これは2分くらいで頂いちゃうんだろなぁ・・・ほぼ飲み物！

トイレをお借りしました、とってもオシャレで綺麗。

舞鶴ロケ地マップ
ノスタルジックな雰囲気の中で、数々の映画やドラマのロケ地として
使われてきてます。

映画「男たちの大和」の一場面、
４号棟〈赤レンガ工房〉付近で撮影。

左５号棟の前はイベント広場、
ここは撮影スポットとして順番待ち。

５号棟は旧魚雷庫。
現在は「赤れんが イベントホール」として、
写真展やコンサートなど 多目的ホールとなってます。

七五三の撮影会場として賑わってましたよ。

倉庫内は大空間、
貨車で魚雷を運び入れ、クレーンで格納したという設備がそのまま。

庫内は耐震構造に補強されていて、

安心してイベントが楽しめます。

赤レンガ館は美しいフォルム、

ドッシリとして、しかもデザインデティールも言うことなし、
いつまでも見ていられます。

右側の３号棟は、旧弾丸庫・小銃庫
建物内には鉄道の引き込みレールや木製の扉口、階段やガラス窓などは
当時の姿がそのまま残されて。

1階の「赤れんがショップ」
様々なオリジナルグッズがあふれていて楽しい。

海上自衛隊の護衛艦「アキヅキ」の模型。
実物は全長150ｍ、乗員200名、
62口径の大砲や機関砲、魚雷発射管や哨戒ヘリコプターなど重装備。

堅牢な倉庫でありながら、
そこに施された繊細な意匠の数々にも心打たれました。

歴史的建造物の 時代背景に思いを馳せ、

さらに時代を超えたスケール感が感じられた、
心に残る「赤れんがパーク」でした。

この旅行記へのコメント （2）

• yamayuri2001さん 2022/12/13 10:47:43

  赤レンガ倉庫・・・

  ペンギンパパさん、こんにちは。
  今回も、お洒落旅ですね！
  赤レンガ倉庫、舞鶴にもあるんですね。
  
  横浜赤レンガ倉庫が、まだ整備されていなかった時代
  ちょうどこの色の感じでした。
  その頃は、訪れる人も無く、ひっそりとしていたんです。
  何年後かに開発が始まって、
  今はいつも賑わっていますが、
  私はこの色の赤レンガが好きでした。
  あの当時の風情を味わいたかったら、舞鶴に行けば
  会えるんですね！
  ちょっと感動しました。
  
  海軍カレーも、飲み物なんですね？
  横須賀のとは違うのかな？
  
  いつも　娘さんと３人で旅されていらっしゃるのが
  とっても羨ましいです。
  お幸せですね！
  
  yamayuri2001

  ペンギンパパさん からの返信 2022/12/19 16:52:32

  Re: 赤レンガ倉庫・・・

  yamayuri2001さん　こんにちわぁ、
  
  熱川温泉の旅、ほんとにいい大人旅でしたね。
  バナナワニ園･･･、変わらずに懐かしいですし、
  ＭＯＡ美術館は、非常にレベルの高いものが数多く常設展示
  されていたりで、見応えありますよね。
  国宝「野々村仁清の色絵藤花文茶壺」・・・よく覚えてますよ、
  目が釘付けになったことも。
  初島の夕景見ながらワインでフレンチしたのを、フォートラ見ながら
  思い出してはあ～だった、こ～だったなんて・・・
  旅ってほんとにいいですよね。
  
  若狭湾めぐり･･･楽しかったです。
  伊根の舟屋を見て、赤れんが倉庫群を散策したり、旧海軍さんの
  港めぐりと、盛りだくさんで切れ目のない濃い旅でした。
  海さえ見られれば幸せ感じる僕たちですから・・・
  横浜のyamayuriさんがとってもうらやましいな。
  
  また次のブログ楽しみにしてます。
  
  ペンギンパパ　(*^_^*