珍しくアート旅②　豊島（てしま）・犬島を楽ちんツアーで巡る

2022/11/15 - 2022/11/18

2日め　16,998歩

大奮発して、ベネッセの豊島・犬島ツアー＠16000に参加。
参加者は3人（最高4人まで）、ガイドさん・ランチ付き、自分で美術館も船も予約せず移動もお任せのは超楽ちん、だけどやっぱり高価（笑）

マイロッジ直島…直島バヴィリオン…赤かぼちゃ…朝食:セブンイレブン…集合：宮浦港→（定期船）→家浦港…豊島横尾館→心臓音のアーカイブ→豊島美術館→家浦港→（定期船）→犬島…ランチ…犬島精錬所美術館…家プロジェクト…犬島→（定期船）→宮浦港…マイロッジ直島

エリア 直島・豊島・小豊島(香川)

6:10　日の出を見に行くも、小さな岬が邪魔してるぞ!

MY LODGE naoshima＜直島＞ 宿・ホテル

7:00　ホテル出発
ツアーは海の駅なおしま9時集合、ホテルの食事は8時からなので、宮浦港近くでと早々に出発

玄関を出ると、猫ちゃんがごあいさつ
その目は…

抱っこじゃないにゃあ（笑）

朝ごはんはホテルの人にもらってね

しばらく歩くと、例の猫屋敷前

そこそこきれいな猫ちゃんたちですが…10匹位いる？？

眼光鋭い門番猫？

そして舌を出している猫ちゃんが多いという印象（笑）

時間に余裕があるので浜辺にも降りてみました
きれいな波紋、想像以上の潮の満ち引きです

漁から戻ってきたのか？仕掛けから戻ってきたのか？漁師さんの朝は早いのう

浜辺の花もきれい

朝見るとこんな感じの「直島バヴィリオン」

直島パヴィリオン 名所・史跡

朝日に照らされた「赤かぼちゃ」、また見に来ちゃいました

赤かぼちゃ 名所・史跡

右の銀の椅子は海の駅なおしまを設計したSANNAさんの作
この時季に座ると冷たい（笑）

昨晩は暗くてわからよくわからなかった路地、神社の左横を通ります

これもアート！なんですよね（笑）アメリカのプロマイド販売機もどき

朝見るとインパクトがない？直島銭湯前を通過

残念ながら人見知りの猫ちゃんもいるようです

浮球をカエルに変える（笑）アート

ご飯欲しそうな黒猫ちゃんも発見
猫えさでつられて出てきました

8:00　スキーパーズコーヒー
10分くらい前からスタンバイしたのですが、シャッター開かず
レンタサイクルの女子2人もいたのにな…

しょうがないので、セブンイレブンへ移動・購入

住吉神社を通り抜け

8:13　応神天皇御腰懸石
何ともすごい伝承もある直島じゃ！

8:20　海の駅なおしまのベンチで朝食

9:00　ツアー集合
もう１人の参加者は金沢から来た通訳士さん、勉強熱心な人でした
私ももうちょっとメモ取ればよかったな…

海の駅「なおしま」 道の駅

9:04　高速船・旅客船乗り場へ移動

リゾート地ぽい桟橋から乗船

豊島（てしま）家浦港行きのラブバード接岸
9:20　出航

このフェリーは高松港行き（所要時間50分）
宇野港（岡山県）の方が断然近いのに、直島は香川県なんですよ

毎度のことながら、寒くても海水を浴びようとも甲板デッキに居座ります

色々な船が往来しています、何を運搬する貨物船かな？

9:45　高速船で25分ほど、家浦港に到着

家浦港 名所・史跡

豊島の案内板もかわいいアート
豊島は島の中央に瀬戸内海を一望できる檀山があり、清水霊泉の湧く「唐櫃の清水」が棚田を潤すので、昔から稲作が可能な島

9:54　豊島横尾館着
アーティスト・横尾忠則さんと建築家・永山祐子さんのコラボ作品

豊島横尾館 美術館・博物館

赤いガラスが印象的な外観、中は「倉」「母屋」「納屋」で構成され、生と死を同時に想起させる哲学的な場、アート上級への道ですね（笑）

館内は撮影禁止
1983年から2012年までの横尾さんの作品11点が展示されています

https://benesse-artsite.jp/art/teshima-yokoohouse.html

お庭のインスタレーションのみ撮影可

作品が繋がりをもってコラージュされていて、ガイドさんの説明を聞きながらの鑑賞は要

トイレのインスタレーション：中は見てのお楽しみ

円筒状の塔は滝のインスタレーションになっていて、ちょっとクラクラする感じ

ガイドさんの運転で次のツアー個所に移動します
だから、4人までなのかと腑に落ちました！
豊島は直島より大きい島なので、車が便利

唐櫃八幡神社前にいた身重の猫ちゃん

目的地までの小径を歩いて、感性を研ぎ澄ますこともアートの一環のようです

10:55　心臓音のアーカイブ
クリスチャン・ボルタンスキーさんが集めた世界中の人々の心臓音を恒久的に保存した施設、内部撮影禁止
https://benesse-artsite.jp/art/boltanski.html

心臓音のアーカイブ 美術館・博物館

目の前は王子ヶ浜

11:20　豊島美術館
アーティスト・内藤礼さんと建築家・西沢立衛さんによる美術館

豊島美術館 美術館・博物館

チケットオフィスは埋め式、上空から見れば地面と一体

休耕田となっていた棚田を地元住民さんとともに再生したそうです
アートとともに自然も共生

カフェで購入した飲み物をここでのんびり飲んでもOK

この後、一方通行の小径を歩くランドスケープ：徐々に心を整える？研ぎ澄ます？禅の境地みたいかな…

奥にあるのが広さ約40×60ｍ、最高高さ4.3ｍの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、「泉」が誕生する有機的な空間「母型」、撮影禁止
https://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html
靴を脱ぎ、ルームシューズに履き替えます
感性によって涙する人もいるそうです、体感しないと表現できませんね

手前はカフェ＆ショップ

アートへの道は困難なので、ちょっと一休み
ドングリが殻をかぶっているのを初めて見ました、小学生レベルな作品（笑）

アップダウンの厳しい場所も多いので、レンタサイクルの際は気を付けましょう

棚田プロジェクトの紹介パネルもありました

海と山が近い犬島、またゆっくりと再訪したい場所です

家浦港の豊島マルシェさんでお買い物タイム

おせんべいは小豆島産の小麦粉製＠230、みかん＠380、オリーブオイル＠2800
豊島みかんがあまりに美味しかったので、お取り寄せしました（笑）
10kg不揃いで＠4200なり

午後になり風が出てきました、それでも晴れていればOK

12:40　家浦港出航

家浦港 名所・史跡

うねりが激しくなってきましたが、甲板デッキで頑張ります（笑）

何の作業船かな？

うっすら煙突が見えてきました、目指す犬島はもうすぐ！

13:05　犬島到着
ここは岡山県

犬島 自然・景勝地

13:09　犬島チケットセンター（港から見えた黒い建物）

犬島アートプロジェクト チケットセンターカフェ グルメ・レストラン

鯛めし＋コーヒーのランチ、いただきます！

犬島港東岸緑地、フィリップ・スタルクさんの椅子が印象的

犬島の名前の由来の一つに菅原道真公が下向の際に遭難し、聞こえてきたかつての飼い犬の鳴き声を頼りに避難して助かったことから犬島と名付けられたという伝承があるそうです
私はてっきり岡山なので、「桃太郎の家来の犬」とばかり…

潮風を受け、緑地を歩いて美術館の入り口へ

犬島はとてもいい花崗岩「犬島みかげ」の宝庫、大阪城石垣のほか各大名がこぞって産出したそうです

黒い砂利ではありません、銅の製錬過程で発生する鉱滓（スラグ）

13:48　犬島精錬所美術館
犬島に残る銅製錬所の遺構を保存・再生した美術館

犬島精錬所美術館 美術館・博物館

青光りしたスラグ入りのレンガ

こんな一枚岩が多く採れたそうです

こちらも残念ながら内部撮影禁止
三分一博志さんの環境システム、ちょっと驚く仕掛けが印象的
柳幸典さんの「ヒーロー乾電池」（モチーフは三島由紀夫さん）
ぜひ体験してほしい美術館です

わずか10年で操業を終了した犬島製錬所
この煙突は2年くらい使用したものらしく保存状態がいいのもなんだかもの悲しさを誘うなあ

犬島精錬所跡
近代化産業遺産として登録されています

犬島発電所跡
ここの前庭ではコンサートや演劇なども催されるそうです

犬島の家プロジェクトへ
テーマは「桃源郷」
コンセプトは日常の中の美しい風景や作品の向こうに広がる身近な自然を感じられるように

犬島「家プロジェクト」 美術館・博物館

14:36　F邸

名和晃平さんの「ビッグバン―生命の誕生」
部屋いっぱいに広がった白い物体

場全体を生物相として表現しているそうで、

左に動物相

右に植物相が製作されています

石職人の家跡

淺井裕介さんの「記憶の刻印」

軽やかな楽しさのイメージ、受け取りました（笑）

S邸とA邸が見えてきました

S邸・荒神明香さんの「変容」

ほっこりできる場もあります

A邸・ベアトリス・ミリャーゼスさんの「色と形のエネルギー」

犬島ホッピーバーはほぼほぼ閉店状態
瀬戸内国際芸術祭期間中の金～日曜が営業だとか

犬島ホッピーバー グルメ・レストラン

その前には六地蔵さん

中の谷東屋：SANAAさんの椅子で一休み

こんな路地を歩きます

C邸・半田真規さんの「生への献花」は外観も作品も撮影禁止
（それほどのもの？という印象）

I邸・オラファー・エリアソンさんの「イメージの無限ループ」

鏡を配置した無限トンネル

淺井さんの「侵入してきた海の生き物たち」を見ながら港へ戻ります

池のように見えるここは採石場跡、どんだけの量を採掘したんでしょうね

大宮エリーさんの図柄を顕在化した「アートランデブー」

港近くに恵比寿さまにごあいさつして

15:47　犬島発の小型高速艇ラブバードで家浦港を経由して宮浦港へ戻ります

犬島アートプロジェクト チケットセンターカフェ グルメ・レストラン

港のすぐそばにある通称残念石、いい箇所だけ持って行ってそれ以外は棄てられた名残り

犬島の隣にある犬ノ島
岡山化学工業の所有らしく立ち入り禁止（5/3の大祭は開放）
例の菅原公を助けた犬の伝承：犬石さまが祀られているそうです

15:48　午後は雲が多くなり、瀬戸内海も早めの暮れはじめ

場所によってはきれいな紫

宇野港行きのフェリーてしま

京ノ上臈島灯台

犬島だけでなく、大きな岩が多いんですね

直島の北、三菱マテリアルの工場が見えてきました

アートの島にはこんな一面もあるんですね

瀬戸内海の夕まずめ①

瀬戸内海の夕まずめ②

瀬戸内海の夕まずめ③

16:39　宮浦港到着

宮浦港 乗り物

直島のポケふたありました
ヤドンは高松郵便ポストで見かけたなあ

例の猫屋敷前に差し掛かりました

お腹空かして出てきたので、ちょっとカリカリ進呈
ここでも鼻悪そうな動きでしたね

謝礼は撮影だけ、こわがらないで（笑）

ほんとうにそこそこきれいな猫ちゃん多し！

18:30　今晩は地域クーポンを利用して、ホテルのレストランで夕食
せっかくなので白ワインいただきます＠5000

MY LODGE naoshima＜直島＞ 宿・ホテル

前菜のピザに始まり、

鴨ロースのサラダ（私はジビエが苦手なので、野菜のみ）

小鉢3種（魚介・肉・野菜）
ワインに合いますね

メインのパエリア

デザートは塩アイスにチーズケーキ
食べ過ぎでございます（笑）