昇り龍の紅葉をもとめて～奈良県深部の谷へ

2022/11/08 - 2022/11/08

この頃ちょっと奈良県づいています。
今回は、写真スポットとして最近注目されているナメゴ谷の紅葉スポット、通称「昇り龍」へ行ってきました。
その後、又剣山へのハイキングも予定していたのですが、残念ながらハプニングで行けず、、、。
大峰奥駆道の遠望はできました。いつか歩いてみたい道です。

ハプニングのお蔭で、人があまり通らない渓谷沿いの林道で秋の道を散策。通常なら行かない場所に行けたから、ハプニングもまた楽しや、ですね！

エリア 大台ヶ原・上北山(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 観光バス 私鉄
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

山の尾根に沿って続く紅葉。
まるで昇り龍のようだと、最近注目されているスポットです。
撮影場所は、奈良県上北山村のナメゴ谷～国道309号線、行者還トンネル手前です。国道と言っても酷道に近いを道を車で30分ほど登った場所。
マスコミにも紹介され、この日は平日にもかかわらず多くの撮影者で賑わっていました。

尾根のみ桜を中心とした広葉樹が残されているため、そこだけ紅葉し、龍が昇っていくようです。春は桜の昇り龍だそうです。

他の尾根にも数本、龍があります。
紅葉は真っ盛りです。

良い気分でバスに乗り、次の目的地に向かっていたところ、対向車が溝に脱輪。まったく動けない状態になり、こちらもバスなので先に進めなくなりました。

結局、ナメゴ谷の途中で約2時間足止めになりました。
たまたま、近くに別の林道水太和佐又線（舗装道）があるので、皆で林道を歩いてみました。

美しい渓谷です。

しかし車は１台もやってきません。
開けているけど、秘境を感じさせる道です。

熊も出るそうです。
皆で歩いていたから怖くなかったけど。

道はこんな感じで広いです。
しかし、シーンとしています。

見事な紅葉です。

やっと対向車が動ける状態になり、集落のある国道169号線まで戻ってまいりました。
写真は道の駅。

ここで、ツアー主催者から発表があり、その後予定していた3時間のハイキングは中止となりました。
ただし、ハイキング現場近くの展望台までバスで行き、展望だけするとのこと。トホホ…。

40～50分、林道サンギリ線（カーブが多く大変な道）をグングンと登り、展望台に到着。

北側には、大台ケ原へと続く道が見えました。

西に目をやれば、奥駆道の稜線が迫ってきます。
三角形の目立つ山は、行者還岳。

少し南に移ると、八経ヶ岳から釈迦ヶ岳へ続く稜線。いいなあ。

雄大な稜線の景色を楽しみ、再び谷沿いの村の集落中心へ。
おしゃれな建物は、ホテル「フォレストかみきた」です。
薬師湯という温泉があり、ここで入浴。檜と石造りの湯舟がある浴室があり、男女別入れ替え制になっているようです。

ホテル内部、フロント前。木の香りがするような明るい広々とした空間。吹き抜けになっています。

谷の夕暮れは早い。
ハプニングはあったものの、お天気に恵まれ、紅葉と大峰山系の眺望を楽しんだ1日でした。