2022/10/16 - 2022/10/16
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series165さん
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日本国内でも廃線跡がハイキングコースや自転車道などに転用されたケースはいくつかありますが、マレー鉄道のシンガポール国内区間も2011年の廃止後に跡地の一部が遊歩道として整備されています。それを知って、自転車で走ってみたい!と思っていました。
スクートを使うと25,000円位でシンガポールへ行けるので、10月の旅は久々にシンガポールへ決定。廃線跡を自転車で走ってきました。帰りはクアラルンプールの郊外、クランにちょっとだけ寄り道。
2日目は雨の中をシェアサイクルに乗り、廃線跡の遊歩道であるRail Corridorを辿ってウッドランズへ。午後はマレーシアとの国境にある土手を走る列車に乗ってジョホールバルへ渡りクアラルンプールへ。クランに泊まります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5時に目覚め、支度して宿を出ます。空調が弱くて若干蒸し暑かった。
ロッカーの鍵をフロントの机の上に返せばおしまいの簡単チェックアウト。まだ明かりがついてなくて、スタッフさんが椅子で寝てます。 -
フロントが2階なので、表通りからだと入り口がわかりにくい宿でした。
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外は雨、しかも土砂降りと言っていいレベルで時折稲光も。大荒れです。
近くのバス停からバスに乗って移動します。
EZカードを乗り降り時にタッチすればOK。日本のSuicaなどと同じで迷いません。 -
ラオパサです。4年前に来た時は夜でかなり混んでいました。外にサテの屋台が出ていたような。
流石に朝6時では人がほとんどいません。 -
気兼ねなく中を散策。日中韓、タイにベトナムにマレーシアと、各国の料理を出すお店が目白押し。ラクサやバクテーを出すお店もあります。タイガービールも。
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屋根の装飾が楽し過ぎて、ずっと上見て歩いてます。
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7時を過ぎ、中央のお店でモーニングセットを出し始めたらしく、ちらほら食べているお客さんがいます。
コピとカヤトーストとゆで卵、もとい半熟卵2個で2.5SGD。コピが甘くて美味い。カヤトーストも。卵はゆで卵ではなく半熟卵、ほぼ飲み物でした。うまうま。 -
多少はマシになりましたがまだ雨は本降り。止むのを待つのも時間がもったいないので、ラオパサ近くのステーションでSGbikeを借り、傘を差して走り出します。
アプリをインストールし、シンガポールの電話番号でSMS認証して、日本のクレジットカードでアカウントに入金すれば使えます。なぜかANA JCBではできなかったので楽天マスターカードで決済。10SGDチャージしておきます。
緑の自転車は先月チェンマイでお世話になったanywheel、青はまた別のシェアサイクルです。
anywheelはタイバーツがアカウントにまだ残ってるんだけど、シンガポールでは使えないようで、残高0SGDになっています。 -
雨の中をゆっくり走り、かつてのマレー鉄道シンガポール駅であったタンジョンパガー駅跡へ。
威風堂々とした駅舎、柱の装飾が見ものです、が、敷地内へ立ち入れず。改修工事を行なっているようです。 -
車寄せ付近の雰囲気も良いです。入りたいなぁ。
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反対側から。駅舎の裏手、線路が延びていたであろう方向で、MRTサークルラインの延伸工事をやっていて、おそらくそれが済んだらリニューアルオープンするのではないかと勝手に想像。
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Rail corridorの南側はGreen corridorと呼ぶらしいです。Googleマップでは緑の点線でタンジョンパガー駅から続いているものの、MRTサークルラインの工事現場の中なので辿れず。辺りをふらふらしたものの、どこから辿るのかわからん!
迷いましたが、よくGoogleマップを見たら少し離れたところに「アクセス・トゥ・レイル・コリドー」という地点があるのを発見。向かってみます。
道すがら、色とりどりのショップハウスが連なる雰囲気のよい通りを通ります。 -
ここがその「アクセス・トゥ・レイル・コリドー」。確かに看板がある。
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ようやくRail corridorに辿り着きました。まずは末端へ。この先がMRTサークルラインの工事現場、その先にタンジョンパガー駅があります。オープンしたらまた来なくちゃ。
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舗装された走りやすい道が続きます。雨は降り続いていますが、ジョギングする人と頻繁にすれ違います。
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シンガプラ駅?詰所のような建物があります。雰囲気的に鉄道由来の建造物です。
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線路跡は堀割になっていて、辺りより少し低いところに鉄道が敷かれていたようです。水路には橋台跡がいくつもあります。
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道路橋の下に、プラットホーム跡のような構造物があります。駅跡?
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小一時間でブキティマー駅跡に到着。駅舎とプラットホーム、鉄道員詰所が残っています。
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タブレット受けが残っています。日本だと螺旋状だったよなぁ。
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駅名標です。やはりさっきのプラットホーム跡は載っていない。あれは一体なんだろう。
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ブキティマー駅舎です。晩年は旅客扱いは行なっていなかったそうです。
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1960年台のマレー半島とシンガポールの地図が貼ってあります。当時はトゥアスの方まで支線があったようです。
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出札口。ここからクアラルンプールまで列車で行くと何時間かかったんでしょう。
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こぢんまりとしていますが、煉瓦造りの立派な駅舎です。
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裏手に鉄道員詰所か官舎のようなが残っていて、カフェ兼博物館になっているようです。寄ってみます。
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駅で使われていたと思われる展示品の数々。
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古い硬券もたくさん飾ってあります。
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現役の頃のブキティマー駅の写真があります。
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疲れたのでアイスカプチーノを飲んで小休止。6.5SGD。
昨日から、4年前に使い残した48.5SGDで飲み食いしていますが、そろそろ財布の中身が心細くなってきました。 -
ブキティマー駅を出てすぐ、Rail Corridorのハイライトであるブキティマー橋を渡ります。レールが残してあります。
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ボルチモアトラス構造、どうやら磐越西線の一ノ戸川橋梁と同じ。
この先にアッパーブキティマー橋という橋もあるらしい。 -
ちょっと降りて、トラス構造に見入ります。
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所々に、キロポスト的な役割の踏切警報機のような看板があります。
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こちらはプラットトラス構造のアッパーブキティマー橋。橋を渡ったところでRail corridorは工事中のため一度途切れるので一般道を迂回します。
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迂回しながら眺めます。やはりブキティマー橋とは少し構造が異なります。
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ブキティマー駅以北は舗装が途切れ、このようなダートが続きます。雨が上がって傘はいらなくなりましたが、ぬかるんでいて走りにくい。。
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MRTブキパンジャン駅周辺。一部はこのように、整備されてるんだか放置されてるんだかわからないような道になります。草が柔らかくて漕ぐのが重い。。
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クランジ駅の手前で、この先工事中の看板があります。見た感じこの先も通れそうではあるものの、道の状態が悪いのでRail Corridorを辿るのはここまでにします。
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クランジ駅です。4年前はジョホールバルからバスでここまで来てMRTに乗ったのですが、ほとんど記憶にない。。。
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お昼過ぎにマレー鉄道のウッドランズ駅に到着!陽が差してきて暑い。。
25キロくらい走ったのかな?ブキティマー駅まではともかく、道が悪くなってからは疲れました。 -
ジョホールバルとの間を行き来する列車が見えます。Shuttle Tebrauと呼ぶようです。
機回し線がないのか時間短縮のためか、数両の客車の前後にDLを繋いだプッシュプル運転です。 -
SGbikeをウッドランズ駅前で返します。アプリでステーションの場所を確認して自転車を置いてロックし、足元に埋め込まれているQRコードを読み取れば返却完了、のはずが、アプリが何故かQRコードを読み込まず。
よくわからんのですが、ひとまずロックは認識しているようなので放っておきます。
しばらくしてアカウント内の残高も無事減ったので一安心。4時間ちょい使って7.54SGDでした。
この数時間後にアプリから、「指定駐輪場以外で返却したからペナルティ5SGD払って!アピールあれば言って!」みたいなメッセージが出ました。QRコードが読めんかった&ウッドランズ駅前に停めた旨と、この自転車の写真を送ったらOKでした。 -
ホームに停まっているJBセントラル行き。これは一本前の1230発、私が乗るのは1345発なので時間があります。朝ラオパサでカヤトーストを食べたっきりでお腹が減りました。やや離れたところにバクテー屋さんがあるようなので行ってみます。
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公園の中にフードコートのような場所があります。そこあるバクテー屋さん、宏記薬材肉骨茶さんへおじゃまします。店先のおばちゃんにメニューを指差して注文します。バクテーと油條で7.7SGD。
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何やら札を渡されたので座って待つものの、いつまで経っても来ないので声をかけたらすぐ来ました。あれ?ご飯がついている。
ちょっと量が多かったのですが美味しく完食。昨晩のソンファーバクテーさんより味が丸い感じがしてこれも美味しい。マッシュルームが沈んでいました。油條を浸して食べると絶品です。
手持ちSGDの残りは2.5。ギリギリでした。 -
満腹の腹をさすりながら急いでウッドランズ駅へ戻り列車待ちの列へ並びます。
まずシンガポール出国です。パスポートを見せて顔写真と親指の指紋を取られて出国。
殺風景な通路をしばらく進むと次はマレーシア入国です。あれ、シンガポールの国土だけどマレーシアに入国しちゃうんだ。
どの国を通ってきたかを聞かれ、日本→シンガポール→マレーシアと伝えます。次にワクチン接種について聞かれたので、MySejahteraアプリを見せて3dosesと伝えます。続いて何日マレーシアにいるかを聞かれたので2日と伝え、人差し指の指紋を取られて入国できました。ふう。 -
ホームのJBセントラル行き列車。もしかしたらここは写真を撮ってはダメなところかも。。
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並んでいた全員の出入国審査を終えて、乗り込んだのを確認してから列車が動き出します。15分遅れの1400ころ出発。座席はいっぱいなのでデッキで過ごします。
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国境の土手を走ります。
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おお、チャリで国境越えかー、いいな。
そういえば、シンガポールではブロンプトンをたくさん見かけました。欲しいなぁ。 -
結局、マレーシア国鉄KTMのサイトで買ってあった列車のチケットは、一度も見せずに乗れちゃいました。パスポートと紐付けてある、、、と信じてます。
JBセントラルに到着する寸前に、古い駅舎が見えたので行ってみます。これはホームの様子。物置のようですが車輌が置かれている様子があります。 -
駅舎の正面。旧ジョホール・バル駅舎が鉄道博物館だった時期があると思われ、MUZIUMと書かれています。
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車掌車のような車輌が正面に置かれ、ホーム側には古いディーゼル機関車や蒸気機関車が置かれているようです。見たいな。。
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それほど大きくないものの、なかなか威風堂々とした駅だったことが伺われます。
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駅前に謎の藤原とうふ店。某漫画が好きなのかなぁ。
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街中を歩きます。警察署でしょうか、これもなかなかの歴史的建造物だと思われます。
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提灯が吊られていて雰囲気のある通りを歩きます。
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丘の上のスルタン・イブラハム・ビルディング。戦前のものとは思えない大きさと高さです。残念ながら門が閉まっていて近づけず。
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古くは日本軍が物資基地として使った歴史もあるようです。
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丘の上にあるジョホール動物園、今日は休園です。
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スルタン・アブ・バカールモスクです。古いものではなさそうですがとても美しく、海峡を望む高台にあって良い雰囲気です。
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などとウロウロしていたら、セナイ空港行きのバスの時刻が近くなり、急いで近くのバス停へ行ったもののなかなか来ず。駅へ向かって歩き出します。
これが失敗で、程なくバスに追い抜かれる羽目に。タクシーも捕まらず、結局空港行きのバスに乗れませんでした。。
仕方ないのでタクシーで向かうことにし、ジョホールの街を歩きます。ショップハウスの街並みがあちこちに残っていて、飲食店でみんなご飯を食べたりビールを飲んだり楽しそう。 -
ヒンズー教の様式の寺院があり、周辺でバザールをやっています。所狭しと露店が並び賑やか。
寺院はArulmigu Rajamariamman Devasthanamという名前のようです。 -
茹でた落花生を売っています。甘いいい匂いがします。お腹は減ってないけど喉が渇いたなぁ。
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街角のお店でコピをいただきます。2.2リンギ。
甘くて美味い。疲れた身体に染み渡ります。 -
ジョホールでは都市鉄道を建設中のようです。いつになるかわかりませんが、開業したら乗りに来なくちゃ。
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JBセントラル駅前で客待ちしているタクシーに声をかけます。
私)セナイ空港までいくら?
運)90リンギ。
私)高い70!
運)いや85。
私)80!
運)いや85。
・・・値切り方が下手なのか足元見られてるのかホントに相場なのかわかりませんが、85で行ってもらいます。マレーシアもガソリンの値段は上がっているんでしょうか。
飛ばす飛ばす。90~100キロでガンガン前の車を追い抜きます。
バスで50分かかる道のりが、20分ちょいで着いちゃいました。
写真はセナイ空港、ケンタやバーガーキングが入っています。 -
空港にpray room(お祈り室)があるのはイスラム圏ならではでしょうか。
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ここから乗るのはマリンドエアのクアラルンプール行き。ただしクアラルンプール国際空港ではなく、スバン空港行きです。ATR72-600です。
ほぼ定刻に離陸、スバンまでは1時間で着きます。 -
割とピッチも広く快適な機内です。
窓外に広がる景色に、川がもんのすごい蛇行している様子が見えます。水害ないんだろうか。 -
スバン空港にはほぼ定刻の1925くらいに着陸。市街の中にあるようで、着陸寸前まで周囲に民家が見えました。福岡みたい。
動線を出発と到着で分けていません。混雑しているのだと思い列に並んでいたら、コタバル行きのお客さんの列でした。。
スカイパークという名前でショッピングモールを併設しているのか、コンコースに服が売っていたりします。 -
構内にスタバも。
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スバン空港からクアラルンプール市街までは鉄道が通っています。
これは空港最寄駅であるスカイパーク駅への案内ですが、何しろ遠い。。駐車場を挟んだ向こうにあり、歩道橋を渡って暗い道をしばらく歩きます。誰もいません。 -
妙に暗いスカイパーク駅。駅員さんが手招きして切符のトークンを売ってくれます。
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ホームには数人の人がいますが、閑散としていることには変わりありません。
時間あたり1本程度しか列車がないので、あまり利用されていないように見えます。。
KTMサイトにある時刻表によれば次は2015発、ホームで待ちます。 -
やってきたのは韓国現代製の3両編成の電車です。
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集団離反型の座席配置です。割とピッチは広く快適です。
なぜか2008に発車。なんで?時刻表は2015発になってるけど?不思議です。。 -
スバンジャヤ駅で下車、クラン港方面の列車へ乗り換えます。駅周辺は大都会、車がひっきりなしに通る大きな通りが裏にあり、やや離れてイオンもあります。
駅前にはgrab用の乗り場があります。 -
MRTが接続しています。
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クラン港までの切符を買おうとしたらカードを買えと言われます。カード5リンギに5リンギチャージして10リンギ払います。
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コミューターがやってきました。ヒジャブを被った女性が多いと感じます。ジョホールではあまり思わなかったなぁ。
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やはり集団離反型の座席に少しロングシートがある車内。4年前にケダ線で乗った時はオールロングシートだった気がします。編成内の位置によって座席配置が異なるようです。
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小一時間で終点のクラン港へ到着。真っ暗です。海が近いはずですがよくわからず。
宿まで歩きます。 -
古建築が至る所にあり、暗いながら興味津々。足元に穴が開いていることがあるので歩くのに注意が必要です。
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こりゃまた年代物の大きな建物です。地震が少ないとこういう建物が残りやすいんでしょうか。
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台湾の騎楼のような一角。もう22時近いのですが食堂が結構開いています。
昼にウッドランズでバクテーをお腹いっぱい食べてからお腹が減らず、晩御飯はパスします。 -
20分ほど歩いて、大きな交差点にあるホテルに泊まります。TLJホテル、trip.comで2,500円程でした。
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綺麗なダブルルームです。シャワーはお湯も出る。これで昨日のシンガポールの宿の半額以下です。
チェックインの時に10リンギ取られました。税金かな?あと、50リンギのデポジットも。
今日はなかなか歩きました、自転車を含めてiPhoneの歩数計は約40,000歩でした。
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旅行記グループ シンガポールで廃線跡歩き
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