2022/11/02 - 2022/11/04
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てぶケロトラベラーさん
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この旅行記のスケジュール
2022/11/02
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宝伝港
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米子駅
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この旅行記スケジュールを元に
二泊三日で、てぶケロと岡山・鳥取旅をしました。
一日目 岡山:犬島
二日目 鳥取:植田正治写真美術館、水木しげるロード
https://4travel.jp/travelogue/11790118
三日目 鳥取:砂の美術館、鳥取砂丘
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます。
久々の新幹線旅。降り立ったのは岡山駅。
前もこの構図で写真撮ったなぁ。東海道新幹線 乗り物
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予定より1本早い新幹線にしたので、バスターミナルでしばし時間つぶししていたところ、通り過ぎる回送バスに心奪われる。
これは岡山のバスの路線廃止の危機を救うために活動する「宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト」のマッドサイエンティストの博士らしいです。
「とにかくバス乗って!」って一体なんだ??と思ってましたが、バスを守るための博士からのお願いだったんですね。岡山駅前停留場 駅
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今日はアートの島「犬島」観光をします。
岡山市唯一の有人島である犬島。
犬島までのルートですが、岡山駅から1時間弱バスに揺られて西宝伝で下車。西宝伝で降りた後は徒歩で宝伝港に行きます。
岡山駅~西宝伝は臨時直行バスで、この日は1往復のみ運行。
多い日でも2往復のみ。
一緒にバスを降りた人の中には調べずに来た方もいたみたいで、帰りのバスは1本しかないと運転手さんに聞いて驚愕する声が聞こえました。
停留所から港までは歩いてすぐの距離でしたが、
バスの乗客向けにホワイトボードが設置されていました。
分かりやすくてとても親切。 -
宝伝港はこじんまりとした港でした。
行きも帰りも運賃はここで支払います。
片道400円です。 -
宝伝港から犬島までは10分弱。
ゆっくりと方向転換して進むフェリー。
波止場を抜けると一気に速度を加速します。
外の席しか空いてなかったのですが、風がとても気持ちよくて。
フェリーが作る波の形を眺めているのも楽しくて。
ああ~旅に来たなぁ!と感じました。 -
短い船旅を経て、犬島に到着。
チケットカウンターで作品鑑賞パスポートを購入。
このパスポートで、近代産業遺産でもある銅の精錬所跡を再生した「犬島精錬所美術館」、犬島の集落で展開される「家プロジェクト」の鑑賞ができます。
通常は2,100円のようですが、瀬戸内国際芸術祭期間中なので
1800円で購入できました。ラッキー!!犬島 自然・景勝地
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時刻は11時過ぎ。
先にランチにするか迷いましたが、思ったほどお腹が空いていないので、
先に家プロジェクトの鑑賞をすることにします。
海に向かって設置されている黒い椅子。
ここに座って波の音を聞いていると癒されました。 -
チケットカウンターの傍にもベンチがあるので、
フェリーの時間までここで座ってのんびりすることもできますよ。 -
最初の家はF邸。
家プロジェクトはパスポートを提示されるところと、何もなしで見れる場所がありまして、提示が必要だったのはこのF邸とC邸だけでした。
ちなみにC邸は写真撮影禁止だったので、旅行記に写真はないです。犬島「家プロジェクト」 美術館・博物館
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F邸の左右には小部屋があって、それぞれ違う雰囲気でした。
私は入って左側の部屋が好みでした。 -
色合い的に、ひんやりとした冷たさを感じるのがいいね。
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外から見るとまた違う雰囲気。
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次はS邸です。
作品名は「コンタクトレンズ」。
透明アクリルの壁が連なる作品。 -
大きさや焦点が異なる無数の円形レンズを通して見ると、
周りの景色が歪んで映し出されます。 -
S邸の近くにあったのが
A邸の「イエローフラワードリーム」。
カラフルな壁が繰り返される円形のオブジェの中に、
椅子がぽつんと置いてあります。 -
ここは「中の谷東屋」。
休憩がてらマップを見ながら相談しているグループも。
「中の谷東屋」は結局見れなかったなぁと心残りのまま島を離れたので、後で写真を見て、なんだここだったんだ!と驚いたのでした。 -
次はI邸。
I邸は庭に色とりどりの花がたくさん咲いていて綺麗でした。 -
鏡を使った不思議なアート。
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黒のリングを覗くとこんな感じ。
犬島は作品の案内が極めてシンプルなので、好きなように想像して楽しんでくださいというスタイルみたいですね。 -
来た道を戻って、次は「石職人の家跡」。
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地面には不思議な動物の絵がいくつも描いてあって面白かった。
本当はこの「石職人の家跡」の近くにある「simasima」というカフェで海鮮ランチを食べたかったのですが、なぜだかお店が一向に見つからない。行ったり来たり行ったり来たりと繰り返し、だいぶ時間をロスしてしまうのであった。 -
結局諦めてチケットカウンター併設のカフェに入りました。
事前に食べログを見たら、キッシュかたこめしがあったので
どっちにしようかな~なんて思っていたらどっちもなかったという。
季節によってメニューが変わるのですね。
迷ったのですが、鯛めしランチを注文。
これがびっくりするぐらい美味しかった。
間違いなくいままで食べた鯛めしの中で一番美味しい。
汁物も漬物も美味しくて、とても幸せな気持ちになりました。犬島アートプロジェクト チケットセンターカフェ グルメ・レストラン
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鯛めしランチを食べ始めた時、ツアー客が犬島に到着。
窓から眺めていると非常にゆっくりゆっくり美術館に向かっていきます。
犬島で一番楽しみにしていたのが「犬島精錬所美術館」。
ランチの後に行く予定なのですが、このペースでは追いついてしまうのでは?と思っていたら、予感的中。
ツアーの皆さんの美術館の入場待ちの列の最後尾に加わります。
開館時間: 9:00 ~ 16:30(最終入館16:00)
休館日 :火曜日
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館。
月曜日が祝日の場合は火曜日開館、翌水曜日休館犬島精錬所美術館 美術館・博物館
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ツアーの皆さんは6名ずつ入場していきます。
個人のお客さんは1名ずつ。
中からはなぜかゴォォォという風の音、
そして先に入っていた方たちのキャア!とかウワァ!!という声。
「ええーここ美術館だよね??」と少々戸惑っていたら、
前に並ぶツアーの皆さんも「お化け屋敷なの?」とザワザワしていて、不思議な一体感を味わえて面白かったです。
中は撮影禁止なので写真はないですが、入ってみて声の理由はすぐ理解できました。1人だったので、キャア!もウワァ!!も言いませんでしたけど、暗闇と鏡が作り出す不思議な感覚に包まれながら、一本道をゆっくり歩いて行きました。 -
銅の製錬所であった「犬島精錬所跡」を、美術館として保存・再生したのが「犬島精錬所美術館」。
館内には、日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした作品が展示されていました。
作品数は少ないですが、心に刻みたくなるような美術館でした。 -
既存の煙突やカラミ煉瓦をそのまま残す美術館は、外に出て散策するのも楽しいです。
-
階段を登って一番上まで来ました。
美術館の外を出ると左右に道が分かれていて、この二つは繋がっていないようでした。
後方に左右で違う道に行ってしまった60代か70代くらいのご夫婦がいたのですが、なぜだかずっと会話が噛み合わなくて。
いまの階段を降りて、もう一度階段を登るのは面倒なので下で待ち合わせたい奥さんと、待ち合わせ場所がサッパリ分からず困惑する旦那さん。
結局どこで折り合いをつけるのかなと気になりつつ、時間が少なくなってきたので先に進むことにしました。 -
遅ればせながら、「犬島」という島の名前の由来について。
菅原道真が遭難した時に、聞こえてきたかつての飼い犬の鳴き声を頼りに避難して助かったことから名付けられたそうです。 -
海が見えるところまで辿り着きました。
ダークブラウンの独特な質感の煉瓦。これは「カラミ煉瓦」といいます。
カラミというのは銅などの鉱物を精製するときに生じる廃棄物で、それを煉瓦状に固めたものがカラミ煉瓦です。 -
カラミ煉瓦の地面を横から見るとこんな感じ。
この質感、だんだんキャラメルみたいに見えてしまいます。
アーモンドグリコが食べたい…。 -
「犬島精錬所」が開設された後、最も多い時は5000~6000名あまりの人が犬島で生活していましたが、銅の価格が大暴落し、わずか10年で操業を終えることとなりました。
現在の住民は50名弱。高齢化が進んでいますが、最近では少しずつ若い世代が移住し始めているそうです。 -
美術館の中はほどよく温かくて心地よく風が流れていましたが、空調で調節しているわけではないんです。
太陽や地中熱などの自然エネルギーを利用した環境に負荷を与えない建築になっているそうです。 -
鉄格子越しに美術館を見るのもまたいいね!
-
事前に調べたら、犬島は小さい島で1時間ほどで歩いて回れるとのこと。
1日1往復というフェリーの都合で4時間以上滞在するので、途中で退屈しちゃうかな~なんて思っていたのですが。持ち前の方向音痴ぶりを発揮して、幻のカフェ「simasima」探しに歩き回ったので、むしろ時間足りないぐらいでした。
なんで見つからなかったんだろう…。妖怪ぬりかべの仕業か!?
明日の水木しげるロードが楽しみすぎて呼んじゃったのか。
北海道に行った時も、新千歳空港で「美瑛選果」に辿り着けなくて、近くを行ったり来たりで時間切れで諦めて帰ったことが。
美瑛選果って本当に実在するのか…??と自分の中では幻のお店になっています。
というわけで時間がなくて行けませんでしたが、犬島には採石場跡もあります。「犬島みかげ」と呼ばれる花崗岩が採れるそうで、古くは江戸城、大阪城、岡山城の石垣の切り出し場となっていたそうです。 -
美術館を出て、残り少ない時間で家プロジェクト以外のアートも見に行きます。こちらは「犬島の島犬」。
作品の海上輸送の写真も貼ってあったのですが、この大きい犬が船に乗って運ばれる写真はなんとも不思議な光景で心が和みました。
犬の表面は陶板やアンティーク陶器、ガラスなどを使用した粉砕タイル技法で仕上げられているそうです。
赤い首輪の部分には、2013年当時の全島民が作成したタイルが貼られています。思い出が残るって素敵ですね~
私も小学生の時、学校の壁面に全生徒のタイルで絵を描く企画があったので、いまも自分で模様を描いたタイルがあるはずなのですが、なんせ小学2年生くらいの頃なので、残念ながら自分が作ったタイル全く覚えておりません。 -
最後のアートは
「INUJIMAアートランデブー 光と内省のフラワーベンチ」。
この角度から見ると海面のキラキラも背景に入ってとても綺麗。
そして地面に映し出される影も可愛い。 -
ケロをアート越しに撮ってみる。
-
「INUJIMAアートランデブー 光と内省のフラワーベンチ」に向かう途中、突然コケコッコー!!という大きな鳴き声が聞こえて驚く。
入口の柵も開放され、フルオープンな状態で歩き回るニワトリたちが。
島のニワトリは敷地外へ逃げたりせずに戻ってくるのかな~と思いながら通り過ぎて戻ってきたら、策も閉められ半球形の檻に入っていました。 -
チケットカウンターに戻ってきました。
フェリーに乗るまで微妙に時間があるなぁ。
もう一度美術館に行くほどの時間はなく、何もしないでいるにはもったいないという中途半端な時間。
チケットカウンターのショップをぐるっと見て、甘いものが食べたい気分だったので、パウンドケーキを購入。
柑橘系の甘苦さのあるパウンドケーキでした。 -
それでは時間になったので、宝伝港行きのフェリーに乗り込みます。
行きとは違って外の席が満席だったので、今度は船内の椅子に座ります。
同じフェリーには医師と看護師さんが。
島の診療を終えて帰るところだったみたい。
フェリー乗り場に車が迎えに来ていて、颯爽と走り去っていきました。 -
帰りも再び1時間弱バスに揺られて岡山駅へ。
帰りは行きよりも乗客が少なくて4名のみ。
そしてなぜかみんな前の方の席に固まって座るという。
窓の外をぼんやりと眺めていると、ススキを圧倒するように黄色い花がこんもり咲いているのが心に残りました。
帰ってから調べたらセイタカアワダチソウという花で、鮮やかで綺麗だったけれど、繁殖力の強い要注意外来種らしいですね。
旅行に行くと、普段見過ごしてしまう風景にも気づけて、少しずつ教養が増えていくのが楽しいんですよね。
予定通り岡山駅に到着。本日は鳥取の米子泊まり。
ここからの移動も長いですよ~
JR特急やくもは1時間後なので、「さんすて岡山」をふらふらと。
お店に入ろうか迷ったけれど旅先では余裕をもってホームにいたいので、駅弁を購入。
選んだのは「せとうち日和」。この駅弁すっごく美味しかったです!
全部美味しかったけれど、特に右下のサツマイモが。
甘くてくちどけがよくて。デザート代わりに最後に食べて大満足でした。
量は腹八分目だったので、男性には物足りなさそうです。おかやま駅弁 さんすて岡山店 グルメ・レストラン
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特急の広告が面白かったので思わず写真を撮ってしまう。
わたし旅先での忘れ物が本当に心配で心配で、不安すぎて病的なくらい何度も財布・スマホ・鍵・カメラを落としていないかカバンをゴソゴソしちゃいます。
自分がおっちょこちょいで迂闊な人間だってよく分かってますからね~特急 やくも 乗り物
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岡山から2時間半かけて米子に到着。
「ホテルアルファ―ワン米子」にチェックイン。
狭めの部屋でしたが、ブラウンを基調とした雰囲気のいい室内。
新しくて綺麗で快適に過ごせました。
レディースプランだったので、美容家電もありましたよ。
楽しかったけれど、今日は大移動の一日だったので疲れたな~
素早くシャワーを浴びて早めに就寝しました。ホテルアルファーワン米子 宿・ホテル
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