2022/09/28 - 2022/09/30
11位(同エリア688件中)
ロムルスさん
夏の終わりに、尾道から「しまなみ海道」をサイクリング。歴史ある港町瀬戸田を散策したり、うさぎで有名な大久野島の温泉に泊まったりと、美しい瀬戸内の風景に触れることができました。
(ルート)
1日目、広島空港から尾道へ、市内を散策
2日目、しまなみ海道をサイクリング
3日目、大久野島滞在、呉を散策
(宿泊)
1日目、あなごのねどこ
2日目、大久野島国民休暇村
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成田空港第3ターミナル、9月28日 (09:25)
しまなみ海道の起点となる尾道へ。春秋JAPAN-IJ621便で、まず広島空港へ向けて出発します。今回もLCC最大活用。(6680円) -
広島空港(11:10)
広島空港まで1時間45分。高度を下げると瀬戸内の島々が見え、気分が上がります。意外にも広島空港はかなり山の中でした。 -
山陽本線
空港から広島市以外へのアクセスは、コロナ影響の減便もあり不便ですね。尾道へは、まずバスで三原駅へ30分(860円)そしてJR山陽本線に乗り継ぎます。 -
尾道駅前(12:50)
尾道が近づくと列車は海沿いを走り、瀬戸内に来た感いっぱいです。尾道駅前は駅舎もロータリーも整備されとてもきれいでした。 -
尾道駅前の向島行き渡舟乗場
駅前広場のすぐ向こう側は海で、向島や瀬戸内の島々へ渡る船の船着き場があります。 -
向島行き渡舟
対岸の向島へは、何かのドラマで見たような、人と二輪車専用の小さなフェリーボートが、頻繁に折返し運行しています。 -
おやつとやまねこ(13:00)
尾道駅前には、素朴なB級グルメが沢山あります。まずは、商店街入口近くのスイーツ店から巡ります。 -
尾道プリン
地元産の牛乳から作ったプリンに檸檬をかけて味わう尾道プリン。テイクアウトオンリーの小さなお店ですが、常に列ができていました。(300円) -
からさわ
2軒めは、海沿いの手作りアイスのお店です。こちらも絶え間なくお客さんがやってきます。 -
アイスモナカ(160円)
地元で3代続く玉子アイス、パリパリのモナカに包まれたアイスを、海を見ながら頂きます。 -
壱番館(14:00)
そしてお昼は、定番の尾道ラーメンにしました。からさわの少し先にある壱番館です。こちらも列が、15分ほど待って入店しました。 -
ラーメン(580円)
瀬戸内海の小魚をベースに、豚、鶏ガラ、野菜などからだしをとった澄んだスープは、あっさりとした中にもコクのある美味しさです。 -
天寧寺
昼食後は、線路と山裾の間の土地に立ち並ぶ、古いお寺を散策します。 -
天寧寺山門
鐘楼のある山門が特徴的な室町時代に開山されたお寺で、創建当時には山腹の三重塔も含む広い境内を持っていたそうです。 -
天寧寺本堂
正面の本堂は、獅子の襖絵が美しく荘厳な雰囲気です。日曜日には、ここで坐禅会も催されるようです。 -
天寧寺五百羅漢
さらに圧巻だったのが、本堂左手の坐禅堂の中にあった、壁面を埋め尽くす五百羅漢像です。これは必見。 -
五百羅漢
像のひとつひとつが異なる表情をしています。江戸時代から明治にかけて彫られ、全部で五百を上回る525の羅漢像があるそうです。 -
千光寺山ロープウェイ(15:00)
次は、ロープウェイで尾道の街を見下ろせる山頂の千光寺公園まで登ります。所要時間は僅か3分。(500円)でも歩いて登るのはきつそうです。 -
千光寺
ロープウェイの途中、進行左手には、806年に空海が開いた千光寺の赤い舞台造りのお堂がよく見えます。但しシャッターチャンスは一瞬でした。 -
山頂展望台からの眺め
リニューアルされた山頂展望台からは、箱庭のように尾道の街が一望に見渡せます。少し雲が多いのが残念でした。 -
文学のこみち
山頂から中腹の千光寺までは、句碑が並ぶ山道のような遊歩道(登りはきつい)文学のこみちを下ります。 -
梵字岩
千光寺の境内には、5大代将軍綱吉が刻ませた梵字岩や、天正17年と記された摩崖仏などの史跡がたくさんあり歴史を感じます。 -
千光寺(16:00)
舞台造りのお寺で、尾道の街の景色を眺めながら少し休憩です。そよぐ風に風鈴が夏の終わりを感じさせます。 -
天寧寺の三重塔
中腹まで下るとランドマークの三重塔が見えてきました。1388年室町時代に五重塔として建てられ、老朽化のため三重塔に改築されたため少し寸詰まりです。 -
猫の細道
三重塔から、艮神社の東側にかけて続く約200mの細い路地には、猫の置物が置かれ、猫の細道と呼ばれています。 -
猫の細道
所々に置かれたベンチには、猫用の飲み水が用意されていて、猫たちが集まっていました。暫し猫に癒やされます。 -
あなごのねどこ
今日の宿泊は、尾道商店街の中にある、古民家を活用したお宿、カフェも併設しています。 -
あなごのねどこ
入口が、暗くて古くてビビリますが中はきれいです。設備もしっかりメンテナンスされていて、清掃も行き届いていました。(ツイン素泊り7200円) -
大和湯
夕食をとりに街へ出ます。商店街にはちらほらとレトロな建物が目につきます。ここは昔銭湯だった中華料理店です。 -
駅前渡船(18:00)
大きな鉄板のあるお好み焼き店を探しましたが、駅側は閉店が早いため、フェリーで対岸のお店へ行くことにしました。(100円) -
お好み焼き鉄咲。
対岸のフェリー乗場から徒歩5分のところに、よさそうな感じのお好み焼き店を見つけました。 -
お好み焼き鉄咲。
なんとかカウンター席を確保。店主が丁寧に焼いてくれます。熱々のお好み焼きと冷えたハイボールで乾杯。(鉄咲焼(イカ天、大葉、チーズ入り)1000円) -
駅前渡船
まだ夜早いので、駅側に戻りもう一軒行くことにしました。再び駅側にフェリーで戻ります。 -
出汁と酢(19:30)
こんどは、商店街の東側にちょっとお洒落な居酒屋さんを発見しました。 -
出汁と酢
瀬戸内檸檬の生搾りサワー、おつまみに〆鯖やトマトのおでんなどを頂きました。 -
尾道港レンタルサイクル、9月29日(7:00)
2日目は、しまなみ海道をサイクリングします。開店と同時に港の駐車場のあるカウンターで、レンタルの手続きをして自転車を選び、ここまで約5分。 -
尾道港(7:10)
そして、向かい側の港から出る7時10分発のシトラス号に自転車を積んで、因島の重井東港へ向け出発。なんとか間に合いました。 -
瀬戸内クルージング
尾道から向島のコースは単調そうなのでパスして、因島からスタートします。因島まで20分、人650円、自転車500円。 -
シトラス号(7:30)
この船は、尾道港から因島、佐木島を経由して生口島の瀬戸田を結んでいます。休日は最新のサイクリング用の船も活躍するようです。 -
因島大橋
重田東港から因島大橋公園まで15分ほど尾道方向に戻ります。しまなみ海道のサイクリング道は、青いラインが引かれているので分かりやすいです。 -
大浜埼燈台
潮流の早い海の難所、因島大橋下の布刈瀬戸に、明治27年に建てられた燈台です。青空に映えるはず・・ですが曇りで残念。 -
旧大浜埼通航潮流信号所
燈台に隣接する、全国的にも珍しい潮流信号所。屋根の上のランプで潮流速度を、昭和29年まで知らせていたそうです。 -
因島大橋
1983年完成時は、高さ50m全長1270mで国内最長の吊橋だったそうです。橋の袂に有名なはっさく屋がありますが、残念ながらお休みでした。 -
カフェテラス菜のはな(9:00)
はっさく大福を食べそこねたので30分ほど走り、カフェテラス菜のはなで、生口橋を眺めながらモーニングを頂くことにしました。 -
モーニングセット
今日は偶然にも曇り空で涼しいので(とボジティブ思考で)、外のテラス席で優雅に朝食です(みかん蜂蜜付580円)。 -
生口橋への登り
橋を渡るには橋の高さまで登らなければなりません。生口橋は高さ26mですが、自転車専用道路が整備されていて意外と楽でした。 -
生口橋
因島から生口島へと架かる全長790mの生口橋は、ハープのようにケーブルの張られた傾張橋で、完成時は斜張橋では世界1だったそうです。 -
生口橋
サイクリングロードは、車道を挟むように両端に設けられているため、見晴らしも最高です。遠くに、ゆめしま海道の岩城橋が見えます。 -
生口島
あっという間に、レモン畑とアートの島と言われる生口島に到着です。 -
「地殻(岡本敦生)」
生口島には、1989年の瀬戸田ビエンナーレの作品が、「島ごと美術館」として点在しています。これも17作品あるうちの1つ、広島出身の石彫アーチストの作品だそうです。 -
生口島
生口島でのコースは、ほとんど島の北側の海沿いを走ります。立ち寄りスポットも多く、のんびり観光をしながら走るにはピッタリです。 -
しまなみドルチェ(10:30)
瀬戸田の町の入口の海沿いに、地元の柑橘類を使った有名なジェラート店があります。自転車を停めてここで休憩します。 -
ジェラート
瀬戸田のレモンと、尾道のイチジクを注文しました。テラス席で海を見ながら頂きます。(ダブル440円) -
島ごころ 瀬戸田本店
少し走ると、今度はレモンケーキで有名な島ごころの本店があります。レモンケーキも瀬戸田のレモンを使っていたんですね。 -
島ごころ 瀬戸田本店
お店の中は、レモンケーキグッズがたくさん。ここでは、本店限定の焼きたて島ごころ(250円)を頂きました。 -
島ごころ 瀬戸田本店
お店の外にも、レモンをモチーフにした休憩できるフォトスポットが用意されていました。休憩続きでなかなか進めません。 -
潮聲山耕三寺
生口島を周る県道81号と、瀬戸田のメインストリート「しおまち商店街」との交差点を、反対側に行くと、派手なお寺の門があります。 -
潮聲山耕三寺
西の日光と言われるお寺で、よく雑誌で見る未来心の丘があるのですが、丘だけの入場券はないそうです。今回は時間の都合もあり、ここはパスします。 -
御食事処ちどり
耕三寺の向かい側には、レモン鍋をやっている御食事処ちどりがありました。まだ、お昼には少し早いので此処もパスします。 -
岡哲商店(11:30)
しおまち商店街に入ると、お婆ちゃんが1人コロッケを揚げているお店を発見。1個買ってみたところ凄く美味しい!2個でもよかったかな。 -
汐待亭
ローストチキンの玉木商店や、古民家を再生したカフェ汐待亭など、風情のあるお店に後髪を引かれつつ、しおまち商店街を抜けます。 -
AZUMI瀬戸田
商店街を抜けた所には、これも古民家を再生した高級宿AZUMI瀬戸田が存在感を醸しています。いつかは泊まりたい。 -
瀬戸田港の常夜灯
海岸に出ると、この町の出身でここに美術館もある平山郁夫が、かつてスケッチした常夜灯がありました。 -
瀬戸田港
瀬戸田の港と常夜灯、それに高根島へと架かる檸檬色の高根橋が映えます。瀬戸田、歴史を感じる美しい港町です。 -
海を向いたお地蔵様
瀬戸田の港の外れに、ひっそりと海を向いたお地蔵様が置かれていました。赤いお堂がちょっとアートっぽく見えました。 -
やしの木ロード
生口島の西岸を快走します。椰子の並木が南国っぽい、やしの木ロードと言うそうです。日差しも柔らかで走りやすい、快適です。 -
「波の翼 ( 新宮 普)」
しばらく海岸を行くと、海の中に、動くモニュメントで有名なアーティストの作品がありました。風を受けてゆらゆらと動いています。 -
「うつろひ(宮脇愛子)」
これもどこかで見たことのある作品ですね。箱根の彫刻の森だったかな。うつろひ、連作のようです。 -
サンセットビーチ(12:30)
やしの木ロードを抜けると、サンセットビーチです。白い砂の海岸が800mも続いて、水も綺麗ですが、海水浴シーズンは終わっていました。 -
サンセットビーチ
サンセットビーチにも、島ごと美術館のアート作品が点在していて楽しく廻れます。でも、どうやらこの像は作品外のようですが。 -
「空へ ( 眞板雅文)」
サンセットビーチのランドマーク的な檸檬色のモニュメントですね。4トラのブログでもよく見かけます。唯一、バックの空が青くないのが残念です。 -
「凪のとき 赤いかたち/傾( 植松奎二)」
こちらはファーレ立川にある作品に似てると思ったら、同じアーチストの方の作品でした。 -
「千里眼-のぞいてみよう,瀬戸田から世界が見える-(松永 真)」
これは、マネックスやバンダイのロゴをデザインした著名なグラフィックデザイナーの方の作品。題名がユニークです。 -
レモン谷
次は、レモン谷の看板から多々羅大橋に登って行きます。入口がいくつかあり、ブルーの線も敷かれていないため、少し分かりづらかった。 -
レモン谷(13:00)
生口島の西側斜面、一面レモン畑の中を多々羅大橋まで約40m登ります。この辺は国産檸檬発祥の地で、レモン谷と呼ばれています。 -
多々羅大橋
生口島側、レモンのベンチのある見晴し台から見た多々羅大橋です。全長1480mで、現在世界5位、国内1位の斜張橋だそうです。 -
愛媛県への県境
多々羅大橋の中程に、広島県から愛媛県への県境がありました。ここから愛媛県へ入ります。 -
多々羅大橋から伯方島と大三島を望む
しまなみ海道はこの先、右手の大三島から左手の伯方島へと渡り、四国へと続いていています。 -
多々羅の鳴き龍
橋の支柱の元に拍子木が置かれていました。ここで叩くと、日光の東照宮にある鳴き龍のようにかなり大きな音が響きました。 -
多々羅の鳴き龍
多々羅大橋の支柱がちょうどV字になっているため、真下の1点から音を出すと、とても良く反響するようです。 -
サイクリストの聖地の碑
大三島へ渡ってきました。橋の袂の多々羅しまなみ公園には、台湾日月潭サイクリングコースとの姉妹協定を記念した碑があります。 -
多々羅しまなみ公園レストラン(14:00)
公園内にはレストランやフードコートがあり、高級魚マハタや地元の穴子が食べられるそうですが、コロナの影響かメニューが少なかった。 -
スパイシー鯛カツバーガー(600円)
結局、フードコートで鯛カツバーガーと神の島レモンエールを購入して、橋の見えるテラスでお昼にしました。 -
上浦交通タクシー(15:00)
ここ多々羅しまなみ公園で自転車を返却し、次の目的地、大久野島への船が出る盛港へ向かいます。港までの約4kmは、バスがないためタクシーをお願いしました。
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旅行記グループ しまなみ海道とうさぎの島
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