2022/06/11 - 2022/06/11
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walkingmanさん
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近畿二府四県と岐阜県に札所が点在する西国三十三所巡りの旅に出かけることにしました。おそらく西国参りは日本で最も有名な札所参りで多くの人が御朱印集めをしているけれど、徒歩でまわったという話はほとんど聞きません。きっと、歩いても面白くないのだろうと思ってました。ところが、先日我が町の図書館で偶然にも三十三所の歩き地図と出あってしまった。これはなにかの縁?。気になってネットを調べてみたら、歩き地図が公開されているのを発見。細部は微妙に違うものの、だいたいのルートは重なっている。このふたつの地図を参考にしながら、西国三十三所を訪ねてみることにしました。
巡礼10日目はJR西笠田駅から施福寺を打ち、南海河内長野駅まで歩きました。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1TNXtZQWo5dk3T5oJC0FgCa6HJ6q6zjE&usp=sharing
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06:16、西笠田駅着。気合をいれて5時前にホテルを出発、和歌山駅05:30発の始発列車でやってきました。
地図を見る限り今日の行程はほぼ山の中、どれだけ時間がかかるかよめません。時間の余裕が欲しいから朝イチで動きます。 -
駅を出て和歌山方面に少し戻り、480号線に入り施福寺を目指します。
車が通らないのは田舎だからか、それとも朝早いからか。静かで歩きやすいのはいいこと。ガードレールが木製なのは紀州木の国って感じがします。 -
国道は味気ないですが一本横の並行する道は悪くない。大きな蔵もあって旧街道っぽいです。
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08:25、鍋谷トンネル手前、道端で小休止。トンネルは歩行者は通れません。右側の草ぼうぼうの階段を行くのかと思ったが、ちゃんとその右手に車も通れる舗装路がありました。
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その舗装路、トンネルができるまではこちらがメインだったと思われる道幅があります。巡礼路を示す道標の矢印もありました。
巡礼路(西国古道というらしい)には時々この矢印があって助かるのですが、正直、枚数が少なくて、しかも分岐点にないことが多い。今進んでいる方向が正しいとの確認にはなるが、これだけを道標として巡礼路を辿るのにはあまりに数が足りません。まあ、誰かがボランティアで貼ってくれているのだろうから文句を言ったらバチがあたりますね。 -
左手のお寺の角には矢印があって右に入りました。ところがその先の分岐では探したけれど矢印はみつからない。適当に進んでおかしいと思ったら引き返してくるしかない。和泉山脈を越えるのだから、坂を上っていく感じの道かなあって予想して。
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10分もしないうちに次の矢印発見。右手の電柱に貼ってありました。10分もしないうちにと書きましたが、この10分が不安なのです。実際にはもっと長い時間に感じてます。
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09:10、定福寺の前を通過。坂をどんどん上ってます。
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09:50、ここまで舗装路を歩いてきたのだが、ここで山道に入れるポイントがありました。奥の黄色いぼろぼろになった標識では槇尾山(施福寺)へは右の山道を進めと指示しています。でも右奥のオレンジ色のポールには舗装路を進めと矢印がある。こういうの、迷います。土道も舗装路も方向は同じだから、おそらくどちらでも行けるのでしょう。ここは舗装路を選択しました。少し前から雨が降りだして、できれば舗装路がいいなあという心理がはたらきました。
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さらに10分後、三国山とある看板に矢印。これは山道を指しているような…、でも舗装路でも行けそうな気もする。
ここは山道かな?。 -
なんとなく道っぽい筋を進んでいると三国山の頂上に着きました。885mとありますが頂上といってもきつくはなく、道を探していたら頂上にでちゃったって感じです。でもこのあたり、いろんな道っぽいのがあって不安になりながら歩いていました。
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トレイルという目印を発見してこれを進んでみることにしました。
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こんな所に誘導されて不安でした。
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舗装路(さっきの舗装路?たぶん)にでて対空送信所の前を通り真っ直ぐ進んでいくとここにでました。正面の看板には『この先は行き止まりです』と書いてあるけれど、歩行者は通れます。
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10:30、近畿自然歩道の看板を発見。西国古道の矢印もあるし、これで安心です。この先、近畿自然歩道の標識が続くはず。槇尾山(施福寺)までは4.7km-105分の表示にホッとします。休憩しても12:30には到着できそうです。
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完全に横倒しになった木の根。直径3mはありました。もう枯れてもおかしくないのに、横倒しのまま根っこを地中に延ばそうとしています。スッゲー生命力。
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ここは道が崩れていました。垂らしてあるロープに体重をあずけておりました。通過してから気づいたのだが、ロープがくくりつけてある木が細いのに驚いた。枝サイズの太さしかなく、あんな細い気に身をあずけていたのだとわかり、ぞっとしました。
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ここも崩れていますね。施福寺までの山道は下草とかは問題なかったけれど崩れがいくつかあったのが気になりました。
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12:25、西国4番施福寺に到着しました。
本尊千手観音菩薩。入山料を払えば内陣に入ることができご本尊をはじめ馬頭観音像を拝見できますが、こちらには以前訪れて拝見しているので今回は外で参拝しました。
なお、施福寺についてはブログなどで30分の石段を上らないといけないと書かれていますが、三十三所参りのルートでは長石段は通りません。 -
公衆トイレの脇から山道を下ります。立入禁止の立札があったけれど実は巡礼路。納経所で確認したから間違いありません。一般の参拝者が迷い込まないように立入禁止の札をかかげているように思います。納経所の人は僕の服装を見て、“この人はトレッキングの格好をしているから自己責任で歩くよね”って思ったみたいで道を教えてくれました。
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太い幹が横倒し。おそらく一般の人が通らないようにわざとしているのでしょう。おかげで、僕は通りにくくはあるのですが。
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通りにくいんだけど、数十メートルで終わりました。
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13:35、塩降隧道。この中で立っておにぎりを食べました。
施福寺では適当に食事をする場所がみつからなかったのです。ベンチはあったのですが雨で座れません。まさか本堂の屋根の下で食事ってわけにもいかないですし。
トンネルの中だと濡れないし、荷物を地面に降ろすこともできます。さすがに車にひかれるとまずいので座ってというわけにはいきませんでしたが(トンネル内にいる間、車は一台もきませんでした)。
でも、このトンネルを抜けたところに東屋がありました。 -
13:50、滝畑ダムの湖畔にでました。ここからはバスで河内長野に出ることができます。僕は徒歩で駅を目指しますが、いざとなればバスに乗れるというのは心理的に楽です。
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トイレ付きのバス停はありがたい。
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15:25、花の文化園の前を通過します。園内には美しい花が咲いているのだろうけれど、雨だからお客さんもほとんどいないようでした。
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16:20、河内長野駅に着きました。河内長野には南海と近鉄が乗り入れています。僕は南海で家に帰ります。
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