震災遺構を巡ってみました@福島～宮城

2022/09/13 - 2022/09/14

ずっとずっと行こうと思っていたけど行かなかった東北。実際に震災にあったあと、どうなっているのか。ネットで検索していたら、震災遺構をまとめたサイトが国土交通省にありました。震災から11年。いまの被災地の様子を見に出かけました。

エリア いわき市(福島)

とりあえず乗車券は仙台まで。予定では小名浜（歓楽街←なんで？）～双葉町（原子力災害）～仙台付近（荒浜か閖上で津波被害）～三陸（防潮堤とまちづくり）を巡るつもり。ただ三陸は次回かも。

横浜駅 駅

品川駅で駅弁購入。ひつまぶしと味噌カツ弁当。名古屋に寄せてみました。

特急ひたち。品川駅乗り入れで便利になりました。

特急 ひたち 乗り物

まずは泉駅に到着。復興事業で多くの作業員を癒やした？という小名浜のソープ街。客引きが3人のんびりとタバコをふかしていました。お客さんは土日の方が多いらしい。繁華街一本入った路地とはいえソープランドの密集度はすごかった。料金は全店一律コミコミで18,000円とのこと。

小名浜港 乗り物

泉駅に戻って列車で一路北へ。手入れのされていない平原がちょっと不気味。夕方になり寂しさもいっそう。とにかく明かりがないですね。

双葉駅到着。不気味さの原因は住民がいないことだと思われます。駅の西は立ち入り禁止。駅の東は町役場だけが明かりを放っていました。１日目はここまで。ARM双葉に泊まります。お客さんは廃炉作業の人たちばかり。

本日のお宿。

双葉駅と原子力災害伝承館の間のシャトルバス時刻表。

一帯の再開発？計画。

早朝に宿出立。レンタルサイクルは7台しかなく、今日はさらに修理点検で休車が多いとのこと。結局自転車はゲットできなかったので徒歩で海の方向へ向かいます。。護岸工事と公園整備が続きます。人は住まない。訪れる人はいるのだろうか。。。

震災遺構浪江町立請戸小学校 名所・史跡

見晴台。ここも9時からオープン。まあ、見晴らしは見なくてもいいや。。。

震災遺構浪江町立請戸小学校 名所・史跡

誰も通らない壊れた道をてくてくとさみしく歩いて請戸小学校跡地に到着。9時から。まあ、小学校はあとで荒浜小学校に行くからいいか。

震災遺構浪江町立請戸小学校 名所・史跡

誰もいないので、近づくと少し怖くなってきました。壊れた道路と、まっさらの電信柱。いびつ。

震災遺構浪江町立請戸小学校 名所・史跡

道路がずれたんでしょうか。草も生え放題です。彼方に工事用車両が見えます。

双葉町は以上で終了。原子力災害伝承館も9時からなのでパス。展示を見るのではなく、歩いて街並みを見るのが目的なので。双葉駅です。きれいです。

双葉駅 駅

駅は無人です。

双葉駅 駅

線量計。高いのか？低いのか？一時はこれで大騒ぎしましたね。いまは封じ込めされているようです。双葉町内は立ち入り制限区域が広がっていますが。

双葉駅 駅

双葉駅西口はなにか建設中でした。

相馬近くを走る車窓から。整備された街です。双葉町は原子力災害なので復興の道が限りなく遠くなったのが歴然と分かります。道路作って家建てるだけなら早くできるはず。

相馬地方の豊かな実り。双葉町と比較すると複雑ですね。

仙台に参りまして、荒浜小学校まで地下鉄とバスで。中学生の団体バスも来ていました。双葉町との大きな違いです。双葉町はまだ子どもを寄せ付けない。。。

震災遺構 仙台市立荒浜小学校 名所・史跡

屋上から海方面を望む。工事はまだまだ続くようです。ここの地名は荒浜。津波が来るのも納得の地名です。地名は大事だと思います。沢とか谷とか水の流れるところの地名は特に。

震災遺構 仙台市立荒浜小学校 名所・史跡

校舎内。映像が上映されており、これは泣けました。悲しさ？無力感？共同体の絆？わかりませんが涙が溢れてきました。

震災遺構 仙台市立荒浜小学校 名所・史跡

荒浜小学校で胸がいっぱいになったので、今回の旅はこれで終えました。仙台駅で牛タン弁当を買って新幹線で戻ります。

復興について考えました。、荒浜＞相馬＞双葉町で復興の進み具合には差があります。荒浜は被害大でしたが、住民も多く復興に成功しているように見えました。相馬は津波の被害の影響が少なかったこともあり田畑の復興は早かったようです。双葉町は原子力災害で街の中に入れない状況が長く続き、さらに人口が少ない過疎が進みつつあった町。なかなか復興には至らないようです。差が出るのは分かりますが、我が身のことであれば納得はできないかもしれません。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございます！

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