2015　黒部ルート見学会　倍率5倍　黒部川第四発電所　黒部・立山・ライチョウ

2015/09/09 - 2015/09/11

なんと、当選確率約5倍の黒部ルート見学会に当選してしまいました！ので、9/10見学会に参加してきました。関西電力の案内で、黒部第四発電所（くろよん発電所）を見学できるツアーで、ツアー自体は無料です。黒部ルートは一般観光客の立ち入りができないので、貴重な体験でした。黒部は春に訪れたので1年に2回も黒部に行くことに。

エリア 立山黒部(富山)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円

まず、東京から新幹線と富山地鉄、黒部峡谷鉄道を乗り継いで終点の欅平へ。

欅平駅 駅

ここから橋を渡って、今夜の宿・名剣温泉に向かいます。

得意の自撮り。人影は少ない。

欅平から山へ入っていく途中にあるので、ヘルメットを被りました。一人なので念のため。

人喰岩という名前が付いています。

舗装された歩道（軽い登り）を10分ほど歩くと、奥地の温泉・名剣温泉の一軒宿につきます。日本秘湯の会会員の宿。

名剣温泉 宿・ホテル

秘湯。泉質も抜群です。小さな宿に10人ほどの宿泊客。

秘湯ですが、料理はおいしかった。

下戸のくせに、岩魚酒が好物。２合入っていて飲み切りましたが、その後部屋で即寝。

山菜の天ぷら。その辺の山で採っているそうです。

岩魚。奥は山菜のグラタン。

翌日。見学会は３０人定員。まずは黒部ルートのレクチャー。説明している方は関西電力の職員で案内をしてくださいました。

欅平駅までつながっている冬季歩道。宇奈月温泉から欅平までは、一般が乗れる黒部峡谷鉄道でつながっていますが、冬は積雪で運休するので、関電職員は徒歩です。そのための通路。半日ほどかかるとか。

黒部峡谷鉄道の回送線が５００mほど伸びており、まずそれに乗る。

黒部峡谷鉄道 (トロッコ電車) 乗り物

降りて、立坑エレベーターに乗って

これで３００mほど地下を上ります。当然、ヘルメット着用。

そしてこのトロッコに乗る。関電専用。

この奥へ入っていきます。昔、中島みゆきが紅白で歌った場所です。

道中。リアルインディジョーンズ。遊園地のアトラクションとはわけが違います。小説『高熱隧道』の舞台です。

３０分ほど乗り、仙人谷の見学ポイントへ。車両の窓が曇っていますが、トンネル内は湿度が高いうえに火山地帯で、４０℃ほどあるところを通過しました。硫黄のにおいもだいぶする。

ここは仙人谷の鉄橋の上。

仙人谷ダム。見学会に参加しなければ、一般人は目にすることがない、奥地のダム。

これはトロッコの車両内。ここに１０人ほど詰め込まれました。ぎゅうぎゅう。

熱のある所を通過するので、耐熱仕様になっている。

終点は黒部第四発電所。「くろよん」です。全地下の水力発電所。

この下に水力発電機が４基、鎮座しています。奥に見えるのが発電機の頂部。

これは発電機の水車。

すごく大きなホールです。

これがオペレーションルーム。椅子はあるが全自動（保守管理の職員は数名常駐）。

これが水力発電機の回転軸。扉を開けて中に入れてもらいましたが、すごい轟音と風。

ここへ一般人が来るためには、見学会に参加する以外の手段はありません。

発電所を出て、インクライン（荷物用ケーブルカー）へ乗車。中では、中島みゆきが紅白に出た時の映像が流れる。歌詞を間違えたので間違いなくライヴだと言われている。

この坂を上ります。斜度は３４°、２０分ほど。２５ｔの重機を上げ下げできます。発電機は分解してこれで運んだそうです。

インクラインを降りて、黒部トンネルをバスで移動。

途中で横穴へ出て

この先に剣岳が・・・見えるはずだった。

そしてゴールは黒部ダム。所要時間は約４時間ほど。大変貴重な体験でした。

黒部ダム 名所・史跡

関電の方から割引券をもらったので、黒部湖で船に乗る。

黒部湖 自然・景勝地

室堂へ出て、本日の宿はみくりが池温泉。まあ上等な山小屋です。あいにくの天気で何も見えず。

みくりが池温泉 宿・ホテル

山小屋なのでこんなもんで。味は悪くなかったです。

別名・サンダーバード　（嘘）

別名・サンダーバード　（嘘）

人を見ても全く逃げないんですね。これはメスです。室堂周辺には２８０羽ほど、立山全体で１５００羽しかいないらしい。発見した場合は、雷鳥保護センターへ報告するとステッカーがもらえました。

富山へ出て、白エビかき揚げ丼（絶品！）を食べて帰ってきました。