サイコロきっぷで餘部　空の駅へ　1泊2日　1日目の2

2022/08/19 - 2022/08/20

旧橋梁は赤の鉄骨、今の新橋脚はコンクリート製、旧橋梁を少し残して立つ新橋脚はたくましい感じ。

大きな亀を散歩させている人がいて、どうやらここの駅長らしい。
猫の駅長など、動物頼みの駅が増えたが、給料は餌代だけでインパクトはある。

エリア 豊岡(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

スケルトンのエスカレーターがあるおかげで、楽に駅まで行ける。
歩ける線路を少し残して、めずらしい空の駅は、旅行会社のツアー行程に入るほどの人気駅。
高い駅からの浜辺の風景も美しく、撮り鉄というほどではないが、駅を楽しむ旅というのも良い。
下から歩いて行ける道や、線路の向こうの小山に行く道もあり、そこから見ることもできる。

駅から降りて道の駅へ。

中は餘部駅開駅の歴史の、展示とビデオがずっと流されている。

餘部駅オリジナル土産や地産野菜の販売・飲食部などもあり、すっかり観光地となっている。

この駅ができる前は、線路を歩いて鎧へ通勤・通学などしていたそうで、国鉄や自治体に請願しての開駅工事に手伝った小学生たちも、今はもう古希の年齢だ。
そして今ではこの空の駅という駅形状で、同じ無人駅でも、隣の4畳くらいの無人駅舎の鎧とは比べ物にならないくらい経済効果があり、今では逆に鎧から餘部駅へ通勤している人もいるだろう。

壁のポスターには、多くのこいのぼりが泳いでいる鎧駅の写真もあり、それぞれに「八日目の蝉」や「紙の月」の角田光代さんのプチエッセイが書かれている。

駅の歴史ビデオを見ながらレモンカップアイスを食べていて、ふと気づくと人が少なくなっている。
時計を見ればもう15分くらいで電車が来る、今度こそ乗り遅れては大変、また2時間待ちの18時過ぎになってしまう。

エレベーターで駅に上がり、アイスも食べ終わり、電車が来た。
なんかこういう風景って、わくわくするよね、なぜなんだろう。

餘部の海風景も素敵。

昼頃着いた鎧駅、えっ、線路のすぐ横に鹿が草を食んでいる!!
野生の鹿がいるのか!!
撮り遅れてしまって残念。
展望台のあたりにあった、うさぎのより大きい、パチンコ玉くらいの丸い黒い物は、鹿のだったのか!

また海が見えてきたなと思ったら、香住駅着。
改札口の上には、大阪かに道楽のようなズワイガニの飾りが迎えてくれ、動きはしないがインパクトはある。

駅前にも大きなカニのはさみが飾られている。

今夜の宿は海辺のあまるべ夕香楼しょぅ和。
すぐ目の前が海で、家族総出でやってますの、きめ細やかな案内の宿。
1階には朝食会場にケーキ屋も併設されていて、息子さんかお嫁さん・娘さんが作っているのだろう、おいしそうなケーキが並んでいた。

午後2時40分くらいの着予定だったので、海沿い道を大引きの鼻という所までハイキングするつもりだったのに、とても無理。

しかし夜まで時間はあるので、香住谷川の信号あたりまで散歩。
静かな街の海沿いの途中の道には、蟹飲食店や蟹販売のお店・漁港などが、看板も蟹という所がいくつもあり、完璧蟹で潤っている街。
冬の解禁になってからは、かなり活気づくのだろう。
お客さんも、あの駅のカニを見るだけでわくわく感が高まるだろうな。

部屋の写真撮りを忘れたけれど、気配りいっぱいの施設と和室の部屋。
1階の浴場もありがたく、やはり宿は大浴場付きを探してしまう。
今日も素敵な旅の1日を、ありがとうございます。