花見山ついでの桜巡り。やっぱ福島は桜巨樹大国ですね～。

2021/04/07 - 2021/04/07

福島市の花見山公園の景色を楽しみ
いつものように 帰り方向に向かいつつ もうちょっと桜景色を探してみます。

福島県内 たくさんの桜の巨樹がある事は
過去2回の三春町周辺の桜探しで知っています。
せっかくなら桜の巨樹を見たい、と思いました。
そして・・・最後は やっぱり巨大桜の女王 三春滝桜にもあわなくちゃ！

エリア 郡山(福島)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

まだ時間に余裕があるので、ざっくり帰宅方面に向かいつつ
ダンナが見つけた桜巨樹の地へ。
目的地は本宮市塩ノ崎。

付近まで行くと どうやら向かいの温泉施設の駐車場が利用できるもよう。
そこに車を停め まず目の前に見えたのがこんな景色。
レンギョウと桜が斜面にたっぷりと。

道路の向こうに見える大きな木が目的の桜だと 一目瞭然。
小高い丘の上に立っています。

道路脇にこの看板があります。

臨時駐車場は　温熱ケア・天然温泉 天空郷（てんくうきょう）という
向かいの施設の駐車場でした。
（9時から18時まで解放されて無料で停められます）

温泉施設の周りにもたくさんの桜があり
そちらもきれいです。
どうやら　コロナ禍以前は裏山の散策もできたようです。

道路から徐々に　丘を上がって行くと見えてくる
これが「塩ノ埼の大桜」

周りには畑や農家さんの家らしきものもあり
ここは私有地なのか？？
桜の近くには菜の花が植えられ　足元の黄色と相成って素敵な景色を見せてくれました。

沢山の桜が続く 桜並木もいいけど 巨大な一本桜も魅力があります。
福島県内にはそんな　桜の巨樹が多くて
まだ見たことの無い 大きな桜の一番華やかな時に会えてうれしいです。

根元あたりの幹の太さが立派です。
推定樹齢600年にエドヒガンザクラ。
高さ18ｍ 幹回り約7ｍだそう。

足元には墓石っぽいものも見えます。
この集落の古い墓地でもあるのかしら？

根元は盛り上がり 幹は三本に分かれて、どれもが太く立派です。
遠くから全体を眺めるより
間近で眺めた方が 迫力を感じる桜です。
素晴らしい桜です。

見に来られる方は入れ替わり立ち替わりに。
夜はライトアップもされるようでした。

大桜の脇のレンギョウ越しに 天空郷の方を見るとこれも素晴らしい眺めです。

塩ノ埼の大桜
お隣の桜景色と共に
たっぷり眺めさせて頂きました。

塩ノ埼で桜を眺めていたら時間は14時を過ぎ
そろそろ日が傾いてくる時間に。
なので、あと1箇所 やはり まりも母的には「女王」と思う「三春滝桜」に会いに行きます。

もう、夕方も近くなってきましたが、車は多いですね。
渋滞する程でなくて良かった。

プレハブの観桜料受付小屋の入り口には 消毒スプレーがあり
密にならないように 少人数づつが案内されます。

コロナ禍であり 色々以前とは違っています。
ここでも桜を見ながらのお花見弁当は 我慢なのですね。

駐車場から続くアクセス路には 以前は出店や食べ物販売が並んでいましたが
コロナのせいで ありません・・・。
農家さんの野菜や梅干し、お漬物・・・売ってません。
なんとも切ない気分。

それでも 春が来れば桜は咲きます。
今年は4月1日に満開になったそうです。

桜の前は一番混雑しますからね。
滝桜正面への小径は 手前で仕切られていました。

ちょっと日が傾いてきて　今日は 桜が白っぽく見えました。

三春滝桜は エドヒガン系ベニシダレザクラ
高さ13.5ｍ 根廻り11.3ｍ
枝張りの大きさがすごいです。
公式には
枝張りは幹から北へ5.5m、東へ11.0m、南へ14.5m、西へ14.0m となっています。
樹齢は推定で1000年は超えているそう。

反時計周りに散策路を歩いてぐるりと眺めます。
東側から見ると日が透けて見える時間となっていました。
これも日本画のようで素晴らしい眺め。

真横から。
どの方向から見ても枝ぶりが良く
大きく見栄えのする桜です。

菜の花越しの斜め後ろ方向
花付きも良く　名前の通り 流れる滝のようなシダレサクラ。

後ろから眺め 後方高台の公園の方へも少し上がって眺めます。

公園の方の桜も今が満開。

丸くびっしり咲いたこの桜もきれいです。

その桜の隙間から 滝桜を眺める。
このポイントからのお花見は まりも母の三春滝桜見物の作法のようなものです。
毎回 この場所からは特にじっくり眺めます。

公園高台から降りて　下り方向へ。
西日になった日差しの当たる 三春滝桜。

今日は 今までの滝桜見物と違って、桜の周りに人が居ないです。
遠巻きに眺める　花見客。
少し寂しい気もしましたし　
じっくり静かに見られた気も。
30万人もの見物客が来る程有名になった三春滝桜です。
でも、数十年前はこの位静かなお花見風景だったのかも。

今回で3度目の三春滝桜。
毎回 色が違うように思えました。

前回は2013年に母を連れて。
その母も亡くなってもうすぐ4年。
時の移ろいは早い気もするけれど
滝桜はこの場所に立って1000年越え。

今日 滝桜を真下から仰ぐ事は出来ず　これが一番近くからの眺め。

小さなひとつひとつの桜の花を目の前で見る事が叶わない
コロナ禍の三春滝桜。
また、今度は目の前でその花を愛でたいです。

色とりどりの花見山。
そして大きな一本桜。
福島の花巡りは 見どころいっぱい。
そしてまだ会ったこと無い桜の巨樹も沢山。
早く 買い物や町歩きと一緒に楽しめる アフターコロナ。となって欲しいです。