バースデイきっぷと18きっぷで四国中国の旅 2日目 今治城、四国鉄道文化館、宇和島城

2022/08/07 - 2022/08/07

今年こそ海外に行くぞ、と思ってはいるもののまだまだハードルは高い。

では、国内のどこを旅しようか、と調べていたら、JR四国のサイトでこんな切符を見つけました。

＜引用開始＞
バースデイきっぷ

誕生月の連続３日、ＪＲ四国全線と土佐くろしお鉄道全線の特急列車が乗り降り自由になるきっぷです。ジェイアール四国バスの路線バス（高速バス除く）もご利用になれます。
＜引用終了＞

その値段は、9,680円。（自由席用）
この切符と青春18きっぷを使って四国、中国地方の旅をしました。

　1日目　御殿場線→東海道本線→関西本線→天保山渡船・登山→オレンジフェリー
★2日目　東予港→今治城→四国鉄道文化館→宇和島城
　3日目　四万十川40kmサイクリング→高知
　4日目　高知観光→土讃線→予土線→道後温泉
　5日目　松山観光→しまなみ海道→福山
　6日目　木次線→松江
　7日目　島根観光→米子空港→帰宅

エリア 愛媛

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

汽笛の音で目が覚めました。
東予港です。

朝の四国

案内放送に従って下船

これが乗ってきた船。
ただいま朝6時頃。

東予港 乗り物

東予港…って、それどこよ!?
と思ってしまいましたが、心配いりません。
今治、伊予西条、新居浜等への無料の送迎バスが運転されています。
自分は今治行きに乗車。
昨夜、乗船手続きの際に今治行きバスの整理券を受け取りました。
今日は今治と西条で観光する予定なのでどっちに乗るか迷いましたが。

今治駅着。7時ちょっと過ぎ。

写真は今治のゆるキャラ「バリィさん」。
もっと知られていいかわいさ。

さあ、バースデーきっぷを買いましょう。

ですがまだこの駅の窓口は開いていません。
そこで登場するのがこの機械。

一般的な指定券等はタッチしていくだけで購入可能。
　↓
しかし、バースデーきっぷは、誕生月に使用可能な切符。利用者はそのエビデンスを示す必要あり。さすがにそこまでは機械は判断してくれない。
　↓
そこで利用者はオペレーターを呼び出す。
　↓
オペレーターは、画面右下に写っている場所にエビデンスを置くよう指示。
　↓
私が免許証を置くとそれをオペレーターが確認し、決済手段を選択し、きっぷが発行される

…という流れになります。
極めて簡単な流れでした。
機械上部のキャラクターが表示されている部分は、この後、対応したオペレーターさんの姿が映されました。

今治駅 駅

さて朝食。
駅の中のリトルマーメイドを利用。
かつて自分の家の近くにもリトルマーメイドがあった気がするのですが、はっきり覚えていません。
今調べたら多摩地域ではスーパーに入っている店舗が多いようです。

さて、上に今治と西条どっち行きのバスに乗るか迷ったと書きましたが、どちらも目当ての施設の開始が朝9時なのです。

それまでどうしよーかなー、と思っていたら面白い施設を発見！
写真がそれ。
「喜助の湯」。
今治駅から徒歩5分以内。宿泊も可能。
まだ新しいらしく綺麗。
お風呂にはアヒルさんが浮いている区画がありました。黄色いアヒルの玩具です。アヒルの玩具と言えば、お風呂に大量のアヒルさんが浮いているカプセルホテルに泊まったことがあります。どう見てもサラリーマンメインの大田区内のホテルでしたが。

サウナ＆スパ ホテル　喜助の宿　今治駅前店 宿・ホテル

さあ今治城へ歩きます。
バスもあるのですが、休日運休とかで時間が合いませんでした。

写真は今治のアーケード。
夏祭りの準備をしています。

着きました。
駅から1キロ強くらいでしょうか。

一言、美しい。

今治城 名所・史跡

眺め

四国のお城って海が見えるものが多いんですよね。

門

今治市のサイトより

関ヶ原の戦いでの戦功により伊予半国20万石を領した藤堂高虎が、瀬戸内海に面した海岸に築いた大規模な平城です。別名吹揚城（ふきあげじょう）ともいいます。

慶長7年（1602）に築城を始め、建造物も含めて完成したのは同13年頃と推測されます。海水が引かれた広大な堀や、城内の港として国内最大級の船入を備えた日本屈指の海城でした。寛永12年（1635）より松平（久松）氏の居城となりました。

明治維新後に建造物のほとんどが取り壊され、内堀と主郭部の石垣を残すのみとなりました。昭和28年（1953）に県指定史跡となり、昭和55年（1980）以降、主郭部跡に天守をはじめとする櫓、門などの再建が進み、雄大な城郭の姿を見せています。

天守以外撮影禁止でした。

眺め

パノラマ

眺め

これを使ったゲームでもしたくなる

■今治1059→予讃線特急しおかぜ14号岡山行き→伊予西条1123

バスで今治駅まで戻りました。
バースデーきっぷの使用を開始します。
次の目的地、伊予西条へ。

今治駅 駅

伊予西条駅前には、十河信二記念館と四国鉄道文化館のふたつの鉄道関連の施設があります。

まずは十河信二記念館へ。
入場無料。
新幹線の生みの親の一人である十河信二の記念館です。
「新幹線すごい」…多くの鉄道ファンいや日本人は気軽にそう思ってしまいがちですが、そこに至る苦労が分かります。

西条市役所十河信二記念館 美術館・博物館

次に四国鉄道文化館へ。
こちらは有料。もっとも大人でも300円。

まず目についてのがこれ。
もちろん、スイッチ押しましたよ。

四国鉄道文化館 美術館・博物館

展示車両

0系車内

椅子はこのタイプでした。
さすがにリクライニングしない転換クロスシートはないようです。

運転台に入れます。

ノッチを動かせるようです。

動かしてみました。

ちょっとパズルのような操作が必要です。鉄道ファンならきっと分るでしょう。

地図をよく見ると…
気持ちは分かる

展示

展示

ミカンが！
この演出はニクイ

鉄道文化館は北館と南館に分かれています。
今見たのは北館。予讃線の線路を跨線橋で渡って南館に行きます。

これはフリーゲージトレイン

展示

C57
ピカピカです

触れたら汚れました。(笑)
でも、こういうのでいいんだよ。

パノラマで撮ってみました。

キハ65
これもピカピカ

横顔

DE10

信号

車軸

模型は四国の魅力を伝えています。

瓶のコーラ自体はさほど珍しくも有りませんが…
右中に注目

「キハ65の座席にある栓抜きを使ってみよう！」

使ってみましょう。

キハ65の車内に入ります。

そのテーブルの下にあるのが栓抜き。
こんな感じでシュッと行きます。

鉄道文化館。思っていた以上に楽しめました。
単に自分が知らなかっただけかも知れませんが、こんな楽しい施設があったとは。
これが大都市にあったら、夏休みや休日は行列必至でしょう。それ以前に、これほど自由に見学出来ないでしょう。絶対制限される場所が増える。

繰り返しますが大人300円！
予讃線を旅するならここで途中下車する価値ありです。

さてお腹が空きました。
西条の町を歩きながらよさそうな店を探しましょう。

これはアーケード？
路上観察学的な空間になっています。

店で食べるには時間が半端なので、Google先生に教わった店でテイクアウトします。
店内はメニューや装飾品で埋め尽くされてました。
スパゲティを注文。名物らしい。

■伊予西条1318→予讃線特急しおかぜ9号→松山1413
特急車内でいただきました。
口コミどおりボリュームたっぷりでしたが、薄い皿の上にこんもりなので、揺れながら疾走する特急の中で食べるのは難易度高し。
いやー、四国の特急ってカーブが多い中でスピードアップに頑張ってるわ～と妙なところで実感。

猪谷勉強堂 グルメ・レストラン

終点の松山でさらに先に行く特急に乗り換え。
向こうに見えてるのがこれまで乗ってきた「電車」。
手前にいるのはこれから乗る「気動車」。
松山ではこんな接続の仕方をします。
どちらの列車にも描かれてるのはアンパンマン。

■松山1428→予讃線特急宇和海17号→宇和島1551
２両。8割がた座席が埋まっていました。

車窓

宇和島に到着。
言うまでもなく行き止まり。

伊予西条もここも愛媛県。
特急で2時間半かかりました。愛媛県も十分長い。

今夜の宿
宇和島オリエンタルホテル
素泊まり6000円

写真は駅と宿との間の商店街。
ゆるキャラ（？）がかわいい。

宿は有料で自転車を貸してくれます。

宇和島城へ行きましょう。
しかし、お城に入れるのは午後5時まで。
ただ今4時39分。

城があるのは山の上。
距離700m、高さ60m。
ここまで来たらGO！

あ～
↑
息が切れてます

4時49分。
着きました。

約10分しかありませんが、入ります。

宇和島城 名所・史跡

展示

展示

天守到着。

宇和島観光ガイドのサイトより

1601年に築城の名手と名高い藤堂高虎により築かれ、その後、伊達家9代の居城となりました。天守は1666年頃に伊達2代藩主により建て替えられ、現在では貴重な現存12天守の一つとして宇和島市の象徴にもなっています。

ところで遠くから雷鳴が聞こえて来ます。
たしかに山の方は雲がかかっています。
天気予報サイト見ると、今いるあたりは雨の心配はなさそう。
ラッキーだぜ、雨雲は俺を避けていくんだぜ…とこのときは思っていたのですが。明日辻褄合わせに会います。

きちんと時間までに出ました。

解説

せっかく自転車を借りたのでちょっとだけですがあてもなく走ってみます。

さり気なく大きめの船が現れます。

名前も知らない入り江。
右にちょっと写っている船には愛媛県警察の文字。

この先に夕日が綺麗に見える島があるそうですが、日没は19時過ぎ。さすが西日本。
遅くなるので引き返すことにします。

夕食は宿近くの「かどや」で。
宇和島名物の鯛めしとさつまとじゃこ天等のセット。
駅からも近いお店です。

かどや 駅前本店 グルメ・レストラン