東京3泊老舗美味いもの巡りの旅

2022/05/10 - 2022/05/13

2月に親が急に入院し、高齢の両親だけの生活には限界があると考え、施設のお世話になることにしました。
そのようなことで数ヶ月実家での介護と施設探しで、旅行どころではない忙しい日々に。
5月になって両親の不安はとりあえずなくなり、なんとかまた旅行が出来る状況になりました。

そんな中、築地のキャピタルホテル茜で期間限定のお得な宿泊プランが継続中ということが分かり、速攻で予約。
2月に急遽キャンセルしたのを取り返す旅になりました。
施設との連絡がちょくちょくあるために、遠方への旅行はまだ自粛です。

エリア 築地(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日から3日間お世話になる築地のホテルです。
先ずは荷物だけ預かっていただき、昼食＆観光へ。

銀座キャピタルホテル茜 宿・ホテル

市場が豊洲に移転したとはいえ、築地にはまだ海鮮のお店が沢山残っています。
お昼は路地の奥にあるこのお店にしました。

本種 グルメ・レストラン

刺身定食にも惹かれたが、握りにしました。

巻物も頼もう。

握り寿司です。

とろたく巻き。
たく、というのはたくあんのたくなのね。
トロがたくさんと言う意味かと思ったのは牛丼屋さんの影響を受けすぎだな。

タマゴはこのように裏にシャリが詰めてありました。

東京の下町にはこのような古い建物がまだ残っています。
銅板で覆ってあるのでしょうか？
緑青がよい味をだしています。

練り物で有名な紀文の総本店。
おそらくここは創業の地として、形だけ残してある本店でしょうね。

紀文 総本店 グルメ・レストラン

いろいろなおでん種が並んでいます。

1個売りもしているので注文してみました。
人気商品というお好み揚げです。
思ったより大きく、先ほど昼食を食べたばかりというのもあってお腹いっぱい。

狭い通りに海産物のお店が並んでいます。

見たことのある顔、と思ったらマグロの初競りでテレビに出てくるお寿司屋さんの社長さんではないですか。

歩道に置かれたテーブルで食べている人もいます。
少し先の牛丼屋さんも美味しそうだったな。

築地本願寺。
ここに来るのは初めて。

なかなか広い境内ですが、お寺と言ってもコンクリートだらけの境内で、自分が持つお寺というイメージからはかけ離れた感じです。

そのままどんどん歩いて日本橋へ。
日本の道路の起点となる道路元標です。
これを見たかったのです。

東京市道路元標。
東京が市だった頃に造られた元標なのでしょうね。

老舗の喫茶店に入りました。

ミカド珈琲店 日本橋本店 グルメ・レストラン

店内はレトロな雰囲気。
静かな3階の席に座りました。

ベランダにも席があります。

1948年創業のようです。
付近のおそば屋さんとか天ぷら屋さんなどと比べると歴史が浅いのですが、老舗であることは確かです。

やはり注文したのは有名なモカソフトです。
金属製の器と先端がくるりんしているのが独特かな。
金属製の器は冷え冷え感が良く伝わりますね。

次は近くの文明堂へ。
長崎が文明堂発祥の地で、ここは分家です。
それぞれで味がどのように違うのか、食べ比べてみたいな。

文明堂東京 日本橋本店 グルメ・レストラン

高級品からカジュアルなパッケージの物まで、いろいろな種類のカステラがあります。
いろいろなお菓子を購入してホテルに持ち帰りました。何しろ今日から3泊の予定ですから。

ホテルにチェックイン。
3日間お世話になる部屋です。
ここははとバスが経営しているホテルです。

バスルームは一般的なビジネスホテルのユニットバス。
狭いけれど値段が値段だけに贅沢は言えない。

窓際に設けられたテーブル。
wifiはかなり早く、テレワーク用のホテルとしても十分対応可能です。

お茶セットなどがコンパクトに収納されています。

窓の外はビル街ですが、この部屋は手前に公園の緑があるので落ち着きます。

3日分の朝食券です。
和洋中から選べる朝食です。

はとバス経営ということで、フロント横にはとバスグッズのコーナーがありました。

はとバスカレーがありました。
レトロな外箱が良いね。

ロビーは明るく開放的です。

宿泊客以外も食べることが出来る、あかねくりやという食堂で朝食です。
ホテルとはドア1枚でつながっています。
一般のお客様は外から入ることが出来ます。
くりやを調べたら調理する場所という意味でした。

あかねくりや グルメ・レストラン

セルフ方式で野菜ジュースが並んでいます。

ここの朝食は洋食、和食、お粥の3種類から選ぶことが出来ます。
3つとも食べたかったので3泊にしたわけです。
本日は洋食をチョイス。
コッペパンのサンドイッチはなかなかボリュームがありました。
これが信じられない価格で、1泊朝食付きツインの部屋で2名4600円！
一人あたり2300円ですよ。ちょっとしたホテルなら朝食だけでもこのくらいしそうなのに。
カプセルホテルでもあり得ない値段です。最初この値段を見つけたときは目を疑いました。

朝食後はゆっくりめにホテルを出て、地下鉄で出かけた先は日本橋。
天丼の本店ほどではありませんが、ここも行列必至でした。

天ぷらめし 金子半之助 日本橋店 グルメ・レストラン

画像は人を避けて撮影していますが、開店時刻になると結構ならんでいました。

本店は天丼だけですが、ここは定食です。

ここは天丼店とは異なり、お漬物はたくあん、いか柚子、しゃけ明太の3つが置いてありました。

お皿に漬物を取ります。
他の人を見ると、一皿ごとにそれぞれを取って計3皿という人が多かったようです。
遠慮しすぎかな？
これが美味しくて、これだけでもご飯が進みます。

天ぷらはアツアツをということか、数回に分けて提供されます。

網の空いているところに次の天ぷらが置かれました。

アサリの味噌汁も美味しい。

これで最後。
天丼店も美味しかったけれど、こちらも美味しい。
漬物はこちらに軍配かな。
次回はどちらの店にするか、真剣に迷いますね。

日本橋の地下通路には昔の日本橋の様子を描いた長い絵が展示されていました。
丁寧に見ると昔の人の様子を見ることが出来、結構面白い。

まだ食べるの？と言われそうですが、デザートは別腹ですよね。
三越本館のカフェ・ウイーンに来ました。

カフェ ウィーン 日本橋三越本店 グルメ・レストラン

ザッハトルテが有名らしいけれど、これに惹かれました。
シュバルツヴァルダーというパフェです。

かみさんのはオランジェンショコラーデパルフェです。
三越の喫茶店ということでけっこうな値段なのですが、飲み物を頼まない単品価格はそれほどではありません。むしろ場所代を含めると安いと思えるくらいかな。

お腹いっぱいになった後は、地下鉄で水天宮へ。

水天宮 寺・神社・教会

ここも東京都心の神社ということでコンクリートの上に造られた神社でした。

十二の干支が書いてある台座には親子の犬の像。
ここは安産の神様ですね。

次は人形町へ。

喫茶去 快生軒 グルメ・レストラン

創業が大正8年、1919年というレトロな喫茶店です。
100年以上続いている喫茶店ですね。
内部は撮影禁止でしたがやはりレトロな感じです。
ここではコーヒーを注文しました。

よく歩いた昨日。
あかねくりやでの今朝の朝食は和食を選びました。

魚は2種類というのは良いです。
この朝食はつきじ入船さんの監修とのこと。

朝食後は地下鉄で神田へ。
乗った車両は特別仕様車。
昔の車両のようにポイント通過時に室内の蛍光灯が一瞬消え、かわりに壁のライトが点灯します。
そのための壁面照明が付いていました。（これを実施するのはイベント時だけで、乗車当日は点灯なし。）

つり革も昔のタイプなのかな？

車体側面に会社名のマークも東京メトロや営団地下鉄では無く、昔の東京地下鉄道の社章です。

神田で降りて向かった先は、おでんで有名なお多幸の神田店。

お多幸 神田店 グルメ・レストラン

開店と同時に入ったら、店内はまだすいていました。
食べ終わる頃には相席をお願いされている人も出るほどの混み具合。
やはり神田のサラリーマンに人気のお店です。

有名な豆腐茶飯とおでんを頼みました。

おでんの汁に長時間漬け込んだ豆腐が乗った豆腐茶飯。
とても美味しい。
焼き魚と出汁巻きも付いた定食が780円。
大根とタマゴのおでんも汁がしみ込んでいてとても美味しい。

昼食の後はコレド室町のイシヤへ。

イシヤ 日本橋 グルメ・レストラン

ソフトクリームを食べました。
イシヤカフェは札幌の大通近くの地下に入ったことがありますが、今は閉店しているようで残念。新千歳空港のお店も無くなっていたし、名物のパンケーキを食べられるところがどんどん少なくなっている。

デザートの後は東京駅付近を散策。
最近出来た超高層ビルの常盤橋タワーです。

日本ビル（右）と朝日生命大手町ビル。
両方とも取り壊され、390ｍと日本一の高さになるトーチタワーが建設されます。
ですからもうすぐこれは懐かしい写真となります。

その建設計画のお知らせ。

おなじみ東京駅。

真正面から。
レトロな威厳のある駅は大好きです。
NYのグランドセントラル駅、LAのユニオン駅、旧KL駅、フアランポーン駅、台北駅…、どれも素晴らしい駅でした。

東京ステーションホテル入口。
45年ほど昔、改築される前の東京ステーションホテルには宿泊したことがあります。
今よりもかなり低価格だったはず。

三菱一号館と後ろにそびえる丸の内パークビルディング。
この中にあるカフェ1894にはいつか行ってみたい。

東京国際フォーラム。
初めて入りました。

ガラスで囲まれた何か温室のような造り。
建物はすごいけれど、中身は自分にとっては興味ある物はなかったかな。

銀座キャピタルホテル茜の3日目の朝食はお粥。
これで洋、和、中の3食を食べたことになります。
3泊でこれだけの朝食付きでひとりあたりの換算すると6900円。
大満足です。

ホテルの前にははとバス乗り場があります。
はとバス経営のホテルに泊まってはとバスで東京観光。
残念なことにコロナ禍では計算通りには行きません。

昼食を食べて帰ろうと言うことで、地下鉄で日比谷公園へ。
目の前には帝国ホテル。
結婚式後に泊まったホテルです。
式場側の都合で式の日程が変更になり、お詫びにと用意してくれたホテルです。
ここも建て替えが予定されていて、この風景は見ることが出来なくなってしまいます。

日生劇場と後ろは東京ミッドタウン日比谷。
日生劇場一帯も再開発が予定されています。

日比谷公園から見たビル街。
この景色も大きく変わりそうです。

昼食はここで。
100円カレーで有名な店ですが、入るのは初めて。

日比谷松本楼 グルメ・レストラン

ハヤシ＆ビーフカレーを注文。
金沢でもこのようなメニューを注文したことがありました。

ラッキョウが無くてよかった！
カレーは何か重たく胃にもたれる風味でした。
やっぱり自分にはC&Cカレーが一番かな？
朝食付き3泊激安ホテル＆老舗美味いものめぐりの旅。
身近すぎてなかなか実行できない東京旅行も、コロナのおかげ？で楽しむことが出来ました。
時間を見つけてまた来よっと。