北海道・道北、道東の旅　夏の思い出　～網走～

2022/06/28 - 2022/07/03

6月30日（木）
旭川から網走を経由し斜里に向かいます。
距離にしておよそ200ｋｍ。有料道路を回避し、4時間程で最初の目的地、網走監獄に到着です。
途中、サロマ湖の展望台や道の駅なんかにも寄っています。
網走監獄は一度行ってみたいと思っていたんです。

1日目　静岡空港～丘珠空港～トヨタレンタカー丘珠空港店～旭川移動

2日目　旭山動物園～ファーム富田～とみたメロンハウス～ジェットコース
　　　 ター路　　　　　
　　　
3日目　旭川～網走移動～サロマ湖～網走監獄～天に続く道→今ここ。

４日目　オシンコシンの滝～知床観光船おーろら～道の駅うとろ・シリエト　　　
　　　　ク～三段の滝

５日目　プユニ岬～知床五湖展望台～知床岬展望台～知床羅臼ビジターセン
　　　　ター～羅臼間欠泉～純の番屋～羅臼国後展望塔～クジラの見える丘
　　　　公園～セセキの滝～日本最北東突端地～熊岩～道の駅知床・らうす
　　　　
６日目　濤沸湖（とうふつこ）～白鳥公園～メルヘンの丘～道の駅メルヘン　　
　　　　の丘めまんべつ～トヨタレンタカー女満別空港～女満別空港～丘珠
　　　　空港～百合が原公園～丘珠キッチン～丘珠空港～静岡空港

エリア 網走(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

道の駅まるせっぷ

トイレ休憩です。

道の駅 まるせっぷ 道の駅

道の駅まるせっぷ

北海道紋別郡遠軽町にあります。トイレ寄っただけでおさらば。

ピラオロ展望台

小さな、小さな展望台でナビがあっても通り過ぎてしまうほど分かりずらい場所です。

ピラオロ展望台

まっすぐ網走監獄に向かう予定でしたが、途中、道の駅に寄った事で気が変わり、サロマ湖を見渡せる場所に来ました。

ピラオロ展望台

でも景色は最高。

ピラオロ展望台

周囲約90km 、面積は約152平方キロメートルと北海道では最も大きな湖で、日本の中でも滋賀県の琵琶湖、茨城県の霞ヶ浦に次いで3番目の大きさを誇ります。

ピラオロ展望台

汽水湖としては日本最大なんだそうですよ。

サロマ湖無料駐車場

展望台を後に、車を走らせていると道路脇にPの看板発見。
2～3台ほどですが車を止めるスペースがありました。
せっかくなので降りてサロマ湖を見渡します。

サロマ湖無料駐車場

ホント、広い。
海みたい。

サロマ湖無料駐車場

サロマ湖無料駐車場

サロマ湖無料駐車場

サロマ湖無料駐車場

ずいぶん遠くまで来たもんだと実感させられる景色。

旧網走監獄・見張所

1時間程で網走監獄に到着。
この坂を上って橋を渡ると受付があります。

旧網走監獄・鏡橋

網走監獄は、かつて実際に刑務所で使われていた建造物を移築し、その歴史とかつての囚人の暮らしぶりを紹介する独特な博物館です。

敷地面積はなんと東京ドーム3.5個分。敷地内に20以上の施設があり、このうち2軒8棟が国の有形文化財に登録されています。

旧網走監獄・鏡橋

川面を鏡に例え「我が身を見つめ自ら襟を正す」という意味がこもって付けられた名前だそうです。

博物館網走監獄 名所・史跡

旧網走監獄・鏡橋

今はこんなに爽やかな季節ですが、冬は極寒の世界。

旧網走監獄・鏡橋

ルピナスがあちらこちらに咲き誇っていました。
これも北海道では当たり前の景色。

旧網走監獄・鏡橋

入場料はちよっとお高めの1500円。
私はちゃっかり10％割引のクーポンを事前にネットから印刷していきました。
少しでも節約です。

旧網走監獄・鏡橋

旧網走監獄・正門

受付を済ませトイレに寄ってから正門に向かいます。

ルピナス。別名昇藤

花の様子が藤に似ており、藤の花を逆に立てたような姿で上向きに咲くところから、昇藤と呼ばれれいるのだとか。
北海道の夏を代表する花です。

旧網走監獄・正門

通称「赤レンガ門」と呼ばれています。

旧網走監獄・正門

右に立っている人が最初本物に見えちゃって、中に入っていいのか戸惑う私。
たぶん、はたから見たら挙動不審の怪しい人に写っていたかも(^_^;)
リアルにマスクなんかしてるもんだから余計に本物に見えてしまいました。

恐る恐る近づいたらマネキンだったので、ほっとして中に入りました。

旧網走監獄・正門

面会人待合室

旧網走監獄・庁舎

正門をくぐり、目の前に構える大きな白い建物が重要文化財に登録されている庁舎です。北海道と網走刑務所についての歴史を詳しく学ぶことができます。

旧網走監獄・裏門

旧網走監獄・裏門と見張り所

旧網走監獄　水門

網走刑務所の前方には網走川が流れています。 この川を利用して、網走刑務所では、生活物資を運び入れたり、農場へ肥料を運ぶ等、貴重な水路として利用していました。

旧網走監獄　水門

旧網走監獄　職員官舎

この建物は「看守長屋」と呼ばれた網走刑務所の職員官舎を再現したものです。

旧網走監獄　つけもの庫

冬の間、野菜が不足する網走では、秋に収穫した野菜を越冬用として貯蔵し、漬物として補いました。一回の食事で収容者に与えられる漬物の量は約25グラムで、「たくあん」なら3切れほどだったそうです。質素な食事ですな。

旧網走監獄　耕運庫

旧網走監獄　休泊所

受刑者が塀の外に出て、日帰りできない作業をする場合は「休泊所」と呼ばれた仮小屋で寝泊まりしました。

旧網走監獄　休泊所

中覗いたらこの光景。
マネキンと分かっていてもびっくりしますよ。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所

網走の西方丘陵地に設置された「旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所」、網走刑務所の農園作業の先導的施設として、所内での生活態度などに改善が認められ、出所時期の近づいた囚人が収容されていた場所でした。
重要文化財に指定されています。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・食堂

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・食堂

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・食堂

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・食堂

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・作業場

雨が降り受刑者が外で作業できない時に、この場所で収穫した野菜や穀物を選別する作業をしていました。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・作業場

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・検身場

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・検身場

ズボンも脱がされています。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・検身場

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・洗濯洗足場

この部屋は明治29年建築時、受刑者の体を検査する場所として受刑者の朝、夕の出入りの時に戒具を着脱させる場所でした。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・浴場

受刑者にとって、入浴は所内の生活で最も楽しみな一時です。 網走刑務所では、明治45年にコンクリートの浴槽にボイラーで湯をわかす近代的な浴槽を作りました。
作業場ごとに15人ずつが、看守の号令のもと、脱衣に3分、第1槽入浴3分、洗身3分、あがり湯の第2槽入浴3分、着衣に3分というように、脱衣から着衣まで15分間で効率よく入浴しましたが、1日に入浴できる人数は200人程度でした。

髪の毛ピンクの囚人って(@_@)

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・浴場

この時代の監獄則では、6月から9月まで月5回入浴、他の月は1回入浴と定められていましたが、現在は、1日おきに入浴できるようになりました。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所・舎房

内部は中央を通路とする向かい房で、六畳の広さの雑居房が各20房となっています。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所

旧網走刑務所　二見ケ岡農場

明治29年に設置され刑務所農場としては日本一広い面積なんだそう。

旧網走刑務所　二見ケ岡農場

この風景は春の開墾、種まき、夏の草取り、秋の収穫を再現したものです。

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所

明治45年建造、昭和60年に移築されたこの舎房は、昭和59年まで実際に「網走刑務所」の獄舎として72年間使われてきたものです。

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所

8角形の中央見張所から放射状に広がる5つの棟が見渡せる機能的なつくりで、最大700名を収容できる施設でした。

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所・雑居房

部屋の広さは6畳ほどで収容人員は3～5名だそうです。

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所・雑居房

中に入れる房もあるので囚人になったつもりで入ってみます。

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所・雑居房

格子は斜め格子になっています。
菱形の柱を斜めに組んでおり、等間隔に隙間を置きながら作られているため、廊下側から中は見えますが、部屋の中から廊下を挟んで向かい側の部屋の中は見えないように作られています。

旧網走刑務所　舎房及び中央見張所・雑居房

これはトイレだと思います。

旧網走刑務所　浴場

旧網走刑務所　浴場

旧網走刑務所　浴場

パンフレットなんかで良く見る場所がここになります。

旧網走刑務所　浴場

旧網走刑務所　浴場

旧網走刑務所　煉瓦造り独居房

この独居房には、窓がなく、扉は二重、しかも煉瓦の壁の厚さは、40cm以上もあります。

旧網走刑務所　煉瓦造り独居房

明治時代の監獄の規則には、規則違反者を窓の無い真っ暗な部屋に閉じこめ、食事を減らし、反省させるという厳しい罰則があり、この独居房も当時の規則に合わせて建てられたものと考えられています。

旧網走刑務所　懲罰房

この房の立ち並ぶ周囲は木塀で覆い、その中を闇堂といい、房は外から光が入らないゆに作られ「闇室」と呼ばれていました。

旧網走刑務所　懲罰房

獄内規則を犯した受刑者が7昼夜、重湯のみ与えられて入居させられていました。
悪い事しちゃいかんと言う事ですわ。

旧網走刑務所　懲罰房

旧網走刑務所　教誨堂

囚人たちに精神的、倫理的、宗教的な指導を行うために設置された建物です。

旧網走刑務所　教誨堂

中は広々～。

旧網走刑務所

一回りしました。

旧網走刑務所

お土産物屋さんを覗いて行きます。

ついつい数点お買い上げ～。熊肉の缶詰とかシマエナガのキーホルダーとか(^_^;)

監獄食堂

ご飯食べます。
監獄内にある「監獄食堂」
この食堂は受付前にあるので監獄を見学しない人でも入る事ができます。
現在の網走刑務所で収容者が食べている食事のメニューを再現しています。

監獄食堂

注文したの監獄食Bのホッケ定食。ちなみに監獄職Aはサンマ定食です。

麦飯（麦3：白米7）、焼き魚、小皿、中皿、みそ汁が付いています。
決行ボリュームがあって美味しかったです。ホッケも油が乗っていて旨い、旨い。
最近の受刑者は良いもん食べてますね。
だから、刑務所に逆帰りしたくて犯罪に再び手を染めるヤツが絶えないんじゃない？

博物館 網走監獄 監獄食堂 グルメ・レストラン

監獄食堂

店内はこんな感じ。
お昼少し過ぎてたので空いてました。

監獄食堂

券売機で食券買ったら、そのまま好きな席に座り待ってるだけ。券売機と厨房が連動していて、わざわざ食券をカウンターまで持っていく必要がないのです。
便利な世の中になったもんだ。
定食だけでなくラーメンとかカレーなんかもありましたよ。

監獄食堂

ごちそうさまでした。

網走から斜里に向かいます。
いよいよ念願の知床です。網走から斜里までは車で1時間程。近いです。

どの道通っても信号は少ないし、まっすぐな一本道が多くて快適なドライブです。
気が付くと一般道なのに80Kｍとか90ｋｍスピードが出ちゃってます。

天に続く道

ホテルに行く前にこの辺りの有名観光地でもある「天に続く道」に寄って来ます。

天に続く道

天に続く道　名も無き展望台

駐車場完備。続々と人がやって来ます。

天に続く道　名も無き展望台

右手には雄大なオホーツク海と畑と防風林が広がっています。

天に続く道　名も無き展望台

天に続く道　名も無き展望台

天に続く道　名も無き展望台

天に続く道

斜里町の峰浜から大栄地区まで続く約18キロの直線ルート（国道334号・244号線／斜里国道）。道の先が“天”につながっているように見えることから、この愛称が付けられました。

車が来ないのを良いことに道の真ん中に出て写真撮影です。
良い子はマネしないでね(^_^;)

天に続く道　名も無き展望台

天に続く道　名も無き展望台

天に続く道

天に続く道

名も無き展望台からさらに坂を上った南三号線の頂上付近に来ました。
ガイドブックでおなじみの看板が立っていました。
こちらも狭いながら駐車場がありました。

天に続く道

「熊に注意」の看板もあったのでこの辺りもヒグマの生息域なんですね。てか、北海道全土？

天に続く道

しっかり堪能したのでホテルに向かいます。

続く。

天に続く道 名所・史跡