2022/05/28 - 2022/05/29
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ミズ旅撮る人さん
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茨城県の県民割りが関東一円に対象を広げたので、なかなか訪れる機会の少ない
茨城のSLを訪ねることにしました。
全部で7輌を2日掛けて訪れたので、前後編にします。
前編は、茨城県北部から水戸に南下して来るコースです。
高萩市9667、大子町C12187、水戸D51515、
笠間市C58275を訪ねます。
途中、高萩市衛星通信記念公園(さくら宇宙公園)に立ち寄り、
電波望遠鏡のパラボラアンテナを見て来ました。
しばらく見ていると、何やら音が聞こえて来て、
巨大なパラボラがぐい~んと上に向いて行きました。
石垣島で初めて見た時は、心から感動しましたが、
ここでも見られて良かったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
常磐道を北上し、福島県のすぐ手前の高萩市に来ました。
高萩中学校と高浜スポーツ広場に挟まれた道路沿いに、
SLが保存されています。 -
(キウロク)蒸気機関車の経歴
形式 9600 9667号
機関車ノ長サ 16、543mm
機関車ノ高サ 3、813mm
ちょっと古風な説明書きが添えられています。
機関車が大正生まれだから? -
製造番号は68。
9600号機が1番機だったため、1つずつ番号がずれます。 -
運転室の屋根には、ブルーシートが掛けられています。
-
原因は、これかな?屋根が朽ちてしまったんですね。
-
動輪は黒く塗られています。
-
塗装は悪くありませんが、個体番号は、これ1つくらいしか
見つけられません。 -
古い学校のプールのような金網で覆われているので、近寄れません。
-
尾灯にもブルーシートが必要のようです。
-
運転室内は、かなり荒れています。
「手ブレーキ使用中」の札とメーターだけがやたらと新しい。 -
運転室に上れた時もあったのだろうに。
管理する人がいなくなったのでしょうね。
この9667は、大正4年9月3日に川崎造船所兵庫工場で製作。
大正 4年9月 神戸、11月 浜松、
大正12年6月 敦賀
昭和 2年5月 糸魚川
12年3月 富山
18年10月 高山
21年9月 青森(仙鉄→青函→盛岡)
46年10月1日廃車。 -
「運行距離は、2,485,253.8㎞
残存価格は、26,608,149円が使用最後の価格と
なっております。」
「使用最後の価格」って何だろう? -
こちら側の塗装はかなり雑な感じがします。
個体番号は、斜めに長い棒の中程に「R 667」だけが、
かろうじて見えます。 -
胴体の中央部分は、新たに補修がされています。
なんとか朽ちるのを防ぎたいという誰かの気持ちが覆っています。 -
かつては、こんな風に丁寧に蒸気機関車の説明もしてくれていました。
せっかくアニメで人気の出た8620型と同年代の9600型です。
大事にしてくれるといいな。 -
高萩市衛星通信記念公園(愛称:さくら宇宙公園)です。
たまたま高萩市を地図で見ていて、見つけました。
かなり大きなパラボラアンテナなので、遠くからでも目立ちます。 -
静かな公園に、低い機械音がしたと思ったら、
アンテナが動いているようです。 -
アンテナは静かに、少しずつ上を向いて行きます。
以前、石垣島で電波望遠鏡を見た時は、もっと早く動いていて、
その大きさと動く様に感動したものです。 -
奥に見えるのが、国立天文台茨城観測局です。HPには、
「茨城観測局は、KDDI 株式会社が衛星通信に使用していた2台の直径32mアンテナ(高萩アンテナ、日立アンテナ)の譲渡を受け、日本の衛星通信発祥の地であるKDDI茨城衛星通信センター跡地に設置されました。
現在は、アンテナを電波望遠鏡に改造する作業を、アンテナの運用を
担当する茨城大学とともに行っています。」
とあります。 -
1台は公園の中にあって、自由に見学できますが、奥の観測局の敷地は
立入禁止です(写真は奥の電波望遠鏡です)。
茨城観測局が所属する国立天文台の岩手県奥州市にある
水沢キャンパスには、20mアンテナの電波望遠鏡があります。
これはVERAの観測を行っています。
「VERAの観測網は、水沢、入来(鹿児島)、小笠原、石垣島の
各4局からなります。
この4つの観測局の20m電波望遠鏡を組み合わせて観測すると、
直径2,300kmの望遠鏡と同じ性能を発揮することができます。」
石垣島で見た電波望遠鏡と岩手県が協力して同時に観測をしている
なんて、文字通り天文学的な発想ですね。 -
日本における国際衛星通信発祥の地記念碑
1963(昭和38)年11月23日、米国の周回衛星「リレー1号」を経由した初の日米間TV中継が、当茨城衛星通信所(当時は茨城宇宙
通信実験所:同年11月20日開所)と米国カリフォルニア州の米国航空宇宙局(NASA)地球局との間で成功裡に実施された。
この時米国から送られて来た映像が奇しくもケネディ大統領の非業の死を伝えるところとなり、多くの人々に国際衛星通信の有用性を
強く印象づけた。
KDDI株式会社の前身である国際電信電話株式会社(KDD)と
産業界、官界の英知を結集して行われた国際衛星通信幕開けであった。
以来、当地はインテルサット静止通信衛星などを利用した国際衛星通信の重要な基地局として44年間の長きにわたり極めて大きな貢献をして来たのであったが、多様化する技術革新の波の中で、2007(平成19)年3月にその使命をKDDIの他の施設に譲り、任務を終えることとなった。
この間、当通信所施設のために開発された技術の多くは世界中の地球局の標準になった。(後略) -
パラボラアンテナから少し離れた所に、こんな物が置かれています。
「この大きなホルンの様に見えるものは、世界で最初のインテルサット
標準地球局として昭和42年12月に完成、平成2年3月に撤去した
KDD茨城第2アンテナの一部で、
ホーンリフレクター(一次放射器)と呼ばれるものです。
電波を効率よく送受信する役目をし、いわば電波の出入り口に
当たる部分で、細い先の方には送受信機が接続されていました。
重さは約3tで、材質はアルミニュウム合金です。
下にある大きな歯車はプルギアと呼ばれ、約350tもある
アンテナ可動部を水平方向(左右)へ動かしたもので、
直径は約6m、重さは約30tもあり、
材質はマンガンクロム鉄鋼です。」 -
2つのパラボラアンテナは、離れた場所からもこのように良く見えます。
-
海に面した高萩市から西へ向かい、袋田の滝の横を抜けて、
久慈郡大子町に来ました。
JR水郡線の常陸大子駅の前にSLが保存されています。 -
C12187。
1938(昭和13)年7月27日日本車輛名古屋工場製造。
※なぜか製造番号が587であると説明板に書かれています。 -
白いポールが邪魔ですね。
門司鉄道管理局西唐津機関区・豊後森機関区・宮崎機関区・
鹿児島機関区と、30年間、九州を走り続け、
1967(昭和42)年7月に水戸機関区に移籍して来ました。
1970(昭和45)年3月廃車。大子町中央公民館に保存されていましたが、2010年10月に常陸大子駅の前に移設されました。 -
駅前を飾る時に、ナンバープレートも新しくしてもらったのかな?
前照灯が2灯なんですね。 -
覗き窓には「41」「42」の数字があります。
普通は個体番号があるものですが、これは何でしょうね。 -
個体番号はこちら。
-
この刻印は力が入っているなあ。
-
黒く塗られている部品にも個体番号。
-
普段は、個体番号を探すのが大変なのに、
この車体は、いくつ探せるかになります。 -
ほら、また見つけた!(え?ちょっと違う?)
胴体の側面のナンバープレートです。
ナンバープレートが新しくて綺麗なのは時々ありますが、
日本車輛製造株式会社名古屋工場のマークが新しく書き込まれています。
「No.587」とあります。だから製造番号587なんですね。 -
運転室の右下には「34-7鹿児島工」と書かれています。
-
炭水車を持たないタンク車なので、後ろはすっぱりしています。
-
キッチリ綺麗な塗装で気持ちがいいです。
個体番号を大切してくれている所が、とても嬉しいです。 -
動輪のブレーキパッドの押さえにも個体番号がありました!
ここにあるのは、初めて見たと思います。 -
反対側の運転室。下に書かれているのは「22-9大子町」でした。
こういうのもいいですね。「我が町のSL」という感じがします。 -
常陸大子駅は、木目を生かした外装の静かな印象の駅舎です。
常陸大子駅 駅
-
改札は、自動改札機が1台立っているだけ。寂しいなあ。
常陸大子駅 駅
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デジタル表示の時刻表は、とても見やすくて、詳しくていいです。
水郡線は、水戸(茨城県)と郡山(福島県)の意味なんですね。常陸大子駅 駅
-
次の列車が出発するのは、45分後。それまでは、のんびり。
常陸大子駅 駅
-
1892(明治25)年に、水戸~太田間に太田馬車鉄道が特許を受け、
1897(明治30)年に水戸~久慈川間が開業。2年後に全線開通。
1901(明治34)年、水戸鉄道へ譲渡。
1922(大正10)年、大郡線大宮~山方宿間が開通。
1927(昭和2)年、鉄道省が水戸鉄道を買収し、
本線名を大郡線から水郡線と改名。
2011(平成23)年、愛称「奥久慈清流ライン」に決定。
2013(平成25)年、サイクルトレインの運行開始
停まっているのは、2007年から導入したキハE130形です。常陸大子駅 駅
-
大子町から一気に南下して水戸偕楽園のお向かいにある
千波公園に来ています。
千波湖の西側に「D51駐車場」があります。
SLの名前の駐車場なんて、聞いたことがありません。 -
サツキの生垣の向こうに、「SLデゴイチ」の看板があり、
D51が保存されています。
その向こうは、道路を挟んですぐに千波湖です。
大きな駐車場はほぼ満車で、ひっきりなしに車が出入りしています。
これ程、晴れがましい、人の多い場所にあるSLはそうはないでしょう。 -
運転室への階段は、あるだけで使えないことが多いですが、
ここの階段は、日常的に利用者がいます。 -
おや、階段だけでなく、車体も利用者がいるようです。
珍しく「上ってはいけません」の看板がありません。 -
なんて、幸せなD51でしょう。
子供たちに愛されるSLは、滅多にありません。 -
D51515。
1941年大宮工場製造。1970年廃車。
特に説明板はありませんでした。 -
「デゴイチを守る会」の記事がありました。
「昭和23年7月に水戸機関区の所属となり,
昭和33年2月に大宮機関区へ転出するまで,
常磐線の貨物列車として活躍をしていました。
さらに,大宮機関区に転出した後も,
D51515は大宮操車場と水戸間に充てられ,
水戸でもその元気な姿を見ることができました。(中略)
当時の国鉄に要望し,貸付が実現する運びとなり,
昭和46年8月18日に現在の場所に展示され,
SLファンのみならず多くの方々に愛され現在に至ります。」
5月と12月に車体の清掃を行っているそうです。 -
なんかちょっと、番号が違うような・・・
-
おや、次は女の子だ。人気者だねえ。
-
ようやく運転室の見学者が途切れました。
-
と思ったら、運転士がいました。
SLのブレーキは手動だから、足が届かないということはないね。
でも、アクセルに手が届かないかも? -
計器類も揃っています。
-
運転席の計器も保存状態良好です。
画面の上端の横に伸びた鉄棒がアクセル(加減弁ハンドル)です。 -
私の好きな速度計。
-
火室の中はやはり石だらけ。
火室のカバーを開閉するレバーがあるのは珍しい。 -
「清缶剤」?
-
それにしても、おもしろい番号。
D5151も京都のトロッコ嵯峨駅前に保存されていたのですが、
2019年に解体されてしまいました。 -
あら、こちらも番号が違う?
-
数字のフォントがオシャレですよ、これ。
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まさか偕楽園のすぐそばにD51があるなんて、思っても見ません
でした。たくさんの人に乗りに来てもらって、長生きしてください。 -
最後は、笠間市民体育館の隣にあるC58です。
-
ぐるりと金網に囲まれたSLですが、屋根が付いています。
-
C58275。
昭和16年3月20日汽車製造。
宮古(宮城県)・横手・新庄(秋田県)・志布志(鹿児島県)
各機関区所属。
昭和50年3月31日廃車。
運転距離1,737,353.9㎞ -
説明板に、おもしろい由緒が書かれています。
「(前略)水戸線旅客列車用にC58形式を使用するようになり、
昭和42年3月15日水戸線電化完成によって配置換えとなった。
水戸線を運転した最後の車号は廃車または保存機関車となったため、
笠間に保存することが出来ず、他線を運転していた同形式の車号を
保存することとなった次第である。」
それで、わざわざ鹿児島から持って来たんですね。 -
なんだか、もらわれっ子みたいだね。
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それでも、しっかり塗装されています。
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厚塗りだけど、ここの個体番号はハッキリ出してあります。
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本当によく修復してあります。これが維持できるといいなあ。
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外観がこれだけ保全されていると、安心して見られますね。
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運転室の計器には、張り紙が付いているものがあります。
どうも、計器の名称を書いてあるようです。
勉強会のようなものが行われているのかな? -
塗装の際に、粗忽(そこつ)者がいたようで、塗料が垂れています。
なんで、そんなに垂れているのに気が付かないのよ! -
C58161。お兄さんの部品をもらったね。
-
いくらなんでも、粗雑過ぎる刻印。どうしたんだろう。
-
275R。「C58」が無いけど、これも個体番号?
-
この機関車にも、子供たちが集まって来る時があるのかな?
体育館の近くに置かれているSLは、結構あるけれど、
関心を持たれてはいないみたい。
君が孤独ではないといいな。
次回は、茨城編の後編で、つくば市・つくばみらい市・
龍ヶ崎市を訪れます。
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