2022/05/30 - 2022/06/02
727位(同エリア2201件中)
万歩さん
渡航制限が継続されていることから、国内のまだ訪れたことのないハイキングを楽しめる観光地を,ということで今夏は上高地に。
行程は下記の通り。
5月30日
名古屋経由で松本入り。
松本市内で家内お目当ての店を回り、上高地へ。
5月31日
梓川沿いのメインルートをハイキング。
6月1日
岳沢までの往復登山、上高地に戻り田代池から大正池をハイキング。
6月2日
松本に戻り、松本民芸館、松本市美術館を巡って帰途に就く。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5月30日
名古屋から、しなの7号で松本へ(12:05到着)
松本電鉄(アルピコ交通)を利用しての上高地行きの松本発最終便は、15時18分発。
松本での観光時間は約三時間。
駅ビル内の蕎麦屋で昼食後、松本民芸館を設立した丸山太郎が経営していた「ちきりや工芸店」へ。
写真は中町商店街のちきりや工芸店の外観。 -
ちきりや工芸店の内観
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ちきりや工芸店から、生活雑貨を扱う「ラボラトリオ」へ。
お目当てのイタリアントレイ(写真手前)を購入。 -
松本電鉄(アルピコ交通上高地線)は、昨年('21年)8月の大雨による鉄橋の被害の為、松本駅から渚駅までの間はバスによる代行運転。
※6月10日からは10ケ月振りに復旧。
松本駅(アルプス口)発15:18の代行バスに乗車、渚駅へ。
写真は渚駅。ここから電車(渚駅発15:29)に乗り換えて新島々へ。 -
新島々のバスターミナルに15:57到着。
上高地行きの最終バス(16:10発)に乗車、約一時間で上高地に。 -
三連泊した上高地帝国ホテル。アルプスを背景に。
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5月31日
早朝は時折雨、次第に回復。
小雨の中、ホテルから借りたポンチョを羽織って9時半過ぎに出発。
まずは河童橋へ。 -
河童橋。時折降る小雨で人出は少なく、アルプスは霧の中。
5、6匹の猿が橋のたもとに出没。 -
河童橋を渡り、梓川右岸に。次第に雨も止んできた。
自然探勝道を岳沢湿原から明神池に向けハイキング。 -
明神池に到着(11時)
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明神橋を渡り、梓川左岸道を徳沢に向けて歩く。
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梓川の上流を望む。雨は止んでいるものの、アルプスは霞んで見えない。
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道中に置かれていた”熊避けの鈴”。
概ね、なだらかな登り道。徳沢に向けて歩く。 -
徳沢キャンプ場に到着。
グーグルマップではホテルから8.1Km。 -
徳沢園の「みちくさ食堂」にて、ピザとカレー蕎麦で昼食。
休憩後、明神橋に戻る。 -
明神館の前、明神岳(穂高岳)を背にした穂高奥宮の道標。
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明神橋からは、木立の中を通る梓川左岸道を河童橋に向けて歩く。
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河童橋の手前にある上高地ビジターセンターを覗く。
たまたま、センター内のレクチャールームで「上高地の熊」と題する講演が始まったばかりで、講演会に参加。
約30分、スライドを見せながら、熊の生態や熊との共生を図る様子を説明。面白く、興味深いレクチャー。
案内によれば、平日は15時から、土日は15時、16時の二回開催。
また、ここで初めて知ったが、ビジターセンターでは、植物観察会などのガイドウォークが催されている。興味のある方は事前に情報収集を。 -
バスターミナルで帰りのバス乗車券を事前購入し、16時過ぎにホテルに戻る。
復路の徳沢からホテルまでは7.2Km。往路と合わせ今日は15.3Kmを歩く。休憩時間(昼食)やビジターセンタでの見学も入れて約7時間のハイキング。
写真はホテルから頂いた、館内のバー(ホルン)のリニューアル記念絵皿。 -
6月1日
今日は朝から晴れ。
早起きして、河童橋へ。アルプスを背景とした河童橋の写真を撮る(表紙写真)
向かいの焼山も今朝はくっきりと姿を現す。 -
帰り道でのバスターミナル。この早朝にバスが到着(5時20分)。
運転手さんに聞いたところ、新宿からの夜行バスとのこと。続いて大阪からの夜行バスも到着。多くの登山者が装備を整え登山に向かう。
改めて、上高地が北アルプス登山の入り口であることを知る。
ホテルに戻り、今日は岳沢へ。 -
ホテルを7時30分に出発。
朝食は6時から営業している観光センター2Fにある上高地食堂で「朝定食」。
岳沢湿原の木道で十数匹の猿と遭遇。恐る恐るお猿さんの脇を通って岳沢の登山道に向かう。 -
登山道入り口に到着。ここで自然探勝道から山道に入る。
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岳沢を目指して樹林帯の中を歩き始める。一部、木道で整備されている。
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冷風が出ている風穴、周りには残雪も。
「地中には冬の間の寒さで氷体(凍土)が形成され、そこからの吹き出る冷気が雪解けの6月から秋の初めの9月末頃まで、登山者に涼を与えてくれます」(解説より)
風穴がおおよその中間地点、ここを過ぎて次第にのぼりが険しくなる。 -
歩き始めて1時間ほどで樹林帯を抜け、やっと展望が開ける。
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急斜面の”ガレ場”。
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所々に残雪も。
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このガレ場斜面の残雪を横切って、向かいの岳沢小屋に。
ストックでバランスを取り、用心しながら渡る。 -
やっとの思いで岳沢小屋に到着。
岳沢コースの案内では「上高地内のハイキングだけでは物足りない方にお勧めの軽登山」とあったが、登り道の険しさや斜面の残雪越えなど、なかなか大変な”軽登山”。
食堂でカレーライスとスパゲッティでの昼食。 -
岳沢小屋の先にあるヘリポートから河童橋方面を望む。
左に霞沢岳、中央に乗鞍岳、右奥に頭を出しているのは焼岳。 -
二時間かけて上高地に戻り、河童橋の「五千尺ホテル」のカフェで休憩後、ウエストン碑に向かう。
「梓川の辺り、霞沢岳、六百山を望む巨岩に一人の男のレリーフがある 彼が初めてこの地を訪れてからおよそ130年 山を愛し日本を愛し そして上高地を愛した異邦人は日本近代登山の父として 世界一と讃えたその峻険を永遠に見つめ続ける」(上高地公式サイトより) -
ウエストン碑から田代湿原へ。
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田代池
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大正池。右は明神岳、中央に穂高。
ここで予定していたコースを終えて、ホテルに戻る。
夕食後、満天の星空を眺める。 -
二日間で歩いたハイキングコース。
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6月2日
この日も早起きして、大正池に向かう。
朝靄が立ち始めた大正池。
シャッターチャンスを狙い三脚を立てたカメラマンが既におられた。
その方から「日が昇り湖面が温まると、次第に霧が発生し素晴らしい写真が撮れる」、また「ここで見る星は空が開けているので視野が広く美しい、天の川までくっきりと見ることができる」と伺った。 -
湖面に映り込んだ朝焼けの焼岳。
朝の散歩を終えホテルに帰り、上高地バスセンターからの始発のバス(7:50)に乗り、松本に向かう。(松本着9:59) -
松本駅前のバスターミナルから美ケ原温泉行のバスに乗車、松本民芸館に向かう。
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松本民芸館の入場券とパンフレット。
「柳宗悦の唱導した民芸運動に共鳴した丸山太郎によって、昭和37年に創館されたました」(パンフレットから) -
丸山太郎の略歴と彼の言葉「美しいものが美しい」の額。
「その物の持つ美を直感で見てください これはほとんど無名の職人達の手仕事で日常品です 美には国境はありません」(部分)とある。 -
内観。李朝の青磁、白磁、工芸品や長野県産の陶磁器、木工品、生活用品等が展示されている。
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柳宗悦と日本民芸協会(柳会長)から日本民芸協会長野県支部に贈られた民芸賞の賞状(1949年)。
「地方民芸の新しい生産活動に近年著しい成果を挙げ 戦後の民芸運動に大いなる貢献をせられた」とある。 -
松本民芸館の見学の後、バスで松本市美術館へ。
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入館前から”草間ワールド”。
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松本市美術館の入場券。
常設は松本出身の芸術家、草間彌生の作品。
特別展として「再現模造品にみる天平の技ー正倉院宝物」が開催中であった。
写真撮影は不可。 -
常設の草間弥生展(「魂のおきどころ」)の入り口。
美術館のHPでは「草間彌生の初期作品から最新シリーズ「わが永遠の魂」へと至る創作活動と魂の軌跡をご紹介いたします。故郷松本で草間彌生の現在と原点をご体感ください」とある。
松本市美術館には、草間弥生の作品の他に「松本出身の書家・上條信山や、信州の山をこよなく愛した洋画家・田村一男の作品は記念展示室を設けている」(松本市観光情報のHPより)。 -
唯一、写真撮影可の「「大いなる巨大な南瓜」。
ここで「松本・上高地旅行」を終え、駅前の蕎麦屋さんで遅めの昼食後、帰途に就く。
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