2022/05/18 - 2022/05/18
539位(同エリア1583件中)
Weiwojingさん
- WeiwojingさんTOP
- 旅行記996冊
- クチコミ137件
- Q&A回答112件
- 2,345,597アクセス
- フォロワー192人
国立新美術館で開催された「メトロポリタン美術館展」を見に出かけた。このところ立て続けに海外の著名な美術館の日本展が開催されて、大いに興味を覚え、いくつか見に出かけている。このメトロポリタン展」もその一つで、世界的な名画が多く紹介されていた。
コロナウイルス感染防止でどの美術館も観覧予約制になっているためにあらかじめ予約しなければならない。国立新美術館も同じである。面倒ではあるが、確かにそのおかげで会場ではそんなに混雑しておらず、ゆったり鑑賞できるのが大変良かった。
メトロポリタン美術館はニューヨークにある世界屈指の美術館で、収蔵品も多く、今回の展覧会はその一端をのぞき見するようなもので、ぜひ実際に美術館に行って、その全貌を直接見てみたいものである。
- 旅行の満足度
- 4.5
-
アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館は、1870年に設立され、先史時代から現代まで5000年以上に亙る世界中の文化遺産を所蔵している。
-
メトロポリタン美術館の館内は、クラシックな雰囲気と広々としたスペースが特徴で、一度は訪ねてみたい美術館である。
-
展示室の風景。左側に展示されている作品はクロード・モネの「睡蓮」で、今回の東京展でも紹介されている。
-
今回の東京での展覧会のチラシはこれだけでも目を引くようなもので、よく調べもせず、正にこれを見て観覧予約を入れてしまった。
-
チラシの裏側も使われている作品はエドガー・ドガの「踊り子たち、ピンクと緑」といった具合で、これまた大いに興味をそそられた。
-
ここからは主な出展作品の主なものを紹介していきたい。
〇 フラ・アンジェリコ(本名:グイド・ピエトロ)作「キリストの磔刑」(1420~23年頃)
この美しい金地の小さな板絵の中央には、首を垂れ、やせ細りながらも優美なキリストの磔刑像が描かれている。周囲には6人の小さな天使が配され、そのうちの全身が赤い2人の天使は天井から現れている。その下に列をなすように装飾的に配置された4人の天使のうち2人は、キリストの体から滴る血を受けるための杯を持っている。 -
〇 ジョヴァン二・ディ・パオロ・ディ・グラッィア作「楽園」(1445年)
上部にたくさんのリンゴの実が列をなし、天に枝を伸ばしている。その下には30人程の瓶物が配されていて、多くは豪奢な衣服を身に付ている。すべての人物が同じような大きさで、2人または3人ずつ組になっている。 -
〇 カルロ・クリヴェッリ作「聖母子」(1480年頃)
ここに描かれた聖母は、けがれのない完璧さと若さを示している。卵の殻のような彼女の肌は滑らかで、筋肉の線さえも正確に描写されている。無垢を象徴するコシキヒワを胸に抱いた幼児イエスは、多くの解釈によると、罪の象徴である大きなハエ(画面左下)と対比をなしている。 -
〇 ダヴィデ・キルランダイオ(本名:ダヴィッド・ビコルディ)作「セルヴァッジャ・サッセッティ」(1480年頃)
この肖像画のモデルとなったセルヴァッジャという女性は、1470年生まれで、1488年に結婚したが、その記念に描かれたようである。 -
〇 ラファエロ・サンツィオ(サンティ)作「ゲッセマネの祈り」(1504年頃)
ラファエロの元々の作品には右上の天使の姿はなかったが、後世に別な画家が加筆し、小さな杯を差し出すようように描き直してしまった。これはやはり不自然な加筆だと言えよう。 -
〇 ドッソ・ドッジオ作「人間の三世代」(1515年頃)
この「人間の三世代」という作品は人物が描かれているものの、実際は風景画である。こうした描き方は16世紀初頭では極めて珍しいものであった。画面には2人の子ども、若い男女のカップル、そして年配者と思われる2人組という3種類の人物像が描かれている。 -
〇 ピエロ・ディ・コジモ(本名:ピエロ・ディ・ロレンツォーディ・ピエロ・ダントニオ)作「狩りの場面」(1494~1500年頃)
大変不気味な絵と言えそうであるが、背景の薄暗い森の中に火の手が上がり、クマ、ライオン、イノシシ、シカ、斑点のある牛、サルなどの動物が逃げ出している。開けた空間に現れた動物たちは、皮を纏った人間やサテュロス、ケンタウロスからナイフや棍棒で襲われ、獰猛に暴れている。死は全ての生き物に等しく襲いかかり、極端な短縮法を用いて描かれた人間や動物の荒々しい雰囲気をさらに強調している。 -
〇 フラ・フィリッポ・リッピ作「王座の聖母子と二人の天使」(1440年頃)
この作品は、何世紀にわたり受け継がれてきた伝統すなわち聖母は叡智の王座に座り、膝の上に幼子イエスを抱いている。聖母が手にするバラは、キリストと教会の花嫁という彼女の役割を象徴する。両脇の天使の一人は巻物を広げていて、そこには旧約聖書の「シラ書」の一節がラテン語で記されている。 -
〇 ヘラルド・ダーフィット作「エジプトへの逃避途中の休息」(1512~15年頃)
-
〇 ディーリツク作「聖母子」(1455~60年頃)
この宗教画では本質的な要素だけを構図に取り入れ、背景をすべて黒一色で表し、2人の人物の感情の交流を描くことに絞っている。幼子イエスは母に抱きつながら、その頬に自分の頬を寄せている。作者は彼らを普通の親子のようにとらえていたと考えられるだろう。母親の方はやややつれたような印象を受ける。 -
〇 ベルトス・クリストゥス作「キリストの哀悼」(1450年頃)
-
〇 ヒューホ・ファン・デル・フース作「男性の肖像」(1473年頃)
手を合わせて祈る姿は寄進者を想定させるが、モデルの男性の容姿の特徴が、陰影表現によって非常に立体的に表されていることである。画家は、均一なは灰色の背景に向かって窓から差し込む光の効果を狙って、男性の深く窪んだ眼元や高い頬骨の立体感を描くことに集中している。 -
〇 ハンス・ホルバイン(子)作「ベネディクト・フォン・ヘルテンシュタイン」(1517年)
-
〇 ルカス・クラーナハ(父)作「パリスの審判」(1528年頃)
この作品はギリシャ神話に基づいていて、左側にいるパリスは木々が生い茂る森の中で目覚めたところである。それまで眠り込んでいたパリスは、狩りのための服装として細部まで描かれた16世紀当時のドイツの鎧を身に着け、頭にはヴィーナス(3人の女性の真ん中)と同じような羽根つき帽子を被っている。宝飾品で身を飾った3人の女神は、それぞれ側面、正面、背面から描かれている。これらの人物群の上に一本の木が枝をのばし、背後には湖と街のあるドイツの山岳地帯の風景が見られる。 -
〇 エル・グレコ作「羊飼いの礼拝」(1605~10年頃)
-
〇 パオロ・ヴェロネーゼ(本名:パオロ・カリアーリ)作「少年とグレイハウンド」(1570年頃)
-
〇 ティツィアーノ・ヴェチェェッリオ作「ヴィーナスとアドニス」(1550年代)
-
〇 ペーテル・パウル・ルーベンス作「聖家族と聖フランチェスコ、聖アンナ、幼い洗礼者聖ヨハネ」(1630年代初頭~中期)
-
〇 グイド・カニャッチ作「クレオパトラの死」(1645~55年頃)
-
〇 ディェゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・ベラスケス作「男性の肖像」(1635年頃)
-
〇 ベラスケスと工房作「オリバー伯侯爵ガスパール・デ・グスマン」1636年頃 / 以降)
-
〇 サルヴァトール・ローザ作「自画像」(1647年頃)
-
〇 ピーテル・クラース作「髑髏と羽根ペンのある静物」(1628年)
-
〇 バルトロス・エステバン・ムリーリョ作「聖母子」(1670年頃)
-
〇 アンニーバレ・カラッチ作「猫をからかう二人の少年」1587~88年頃)
-
〇 カラヴァッジョ作(本名:ミケランジェロ・メリージ)「音楽家たち」(1597年)
これは今回の展覧会の目玉ともいうべき作品で、最も興味を覚えた作品のひとつである。 -
〇 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「女占い師」(1630年代)
今回の展覧会のチラシに使われたこの絵は、なかなか興味深い。この絵は占い師に手相を占ってもらつている若者の姿を描いているが、周りの人物の様子が大変気になる。 -
〇 シモン・ヴェ―エ作「ギターを弾く女性」(1618年頃)
-
〇 二コラ・プッサン作「足の不自由な男を癒す聖ペテロと聖ヨハネ」(1655年)
-
〇 ヤーコブ・ファン・ライスダール作「穀物畑」(1660年代中頃)
-
〇 ヨハネス・フェルメール作「信仰の寓意」(1670~72年頃)
-
〇 レンブラント・ファン・レイン作「フローラ」(1654年頃)
-
〇 メインデルト・ホッペマ作「森の道」(1670年頃)
-
〇 アルベルト・カイプ作「家庭教師と御者を伴うコルネリスとミヒール・ポンぺ・ファン・メールデルフォールトの騎馬像」(1652~53年頃)
-
〇 ピーテル・デ・ホーホ作「女主人への支払い」(1670年頃)
-
〇 ハブリエル・メツ―作「音楽の集い」(1659年)
-
〇 ヤン・ステーン作「テラスの陽気な集い」(1670年頃)
-
〇 ジャン・シメオン・シャルダン作「シャボン玉」(1733~34年頃)
-
〇 ジャン=バティスト・グルーズ作「割れた卵」(1736年)
-
〇 アントワーヌ・ヴァトー作「メズタン」(1718~20年頃)
-
〇 フランソア・ブーシェ作「ヴィーナスの化粧」(1751年)
-
〇 ジャン・オレノ・フラゴナール作「二人の姉妹」(1769~70年頃)
-
〇 エリザベート・ルイーズ・ヴィジュ・ル・ブラン作「ラ・シャトル伯爵夫人」(1789年)
-
〇 マリー・ドニーズ・ヴィレール作「マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・ドーニュ」(1801年)
-
〇 ジョシュア・レイノルズ作「レデイ・スミス(シャーロット・デラヴァル)と子どもたち(ジョージ・ヘンリー、ルイーザ、シャーロット)(1787年)
-
〇 フランチェスコ・グアルディ作「サン・マルコ湾から望むヴェネチア」(1665~75年頃)
-
〇 ジョゼフ・マロード・ウイリアム・ターナー作「ヴェネチア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む」(1835年頃)
-
〇 ギュスターヴ・クールベ作「漁船」(1865年)
-
〇 ギュスターヴ・ク―ルべ作「水浴する若い女性」(1866年)
-
〇 ジャン=レオン・ジェローム作「ピュグマリオンとガラテア」(1890年頃)
-
〇 カミーユ・コロー作「遠くに塔のある川の風景」(1865年)
-
〇 オレノ・ドーミエ作「三等客車」(1862~64年頃)
-
〇 フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス作「ホセ・コスタ・イ・ボネルス(通称ぺピート)」(1810年頃)
-
〇 エドゥアール・マネ作「剣を持っ少年」(1861年)
-
〇 オーギュスト・ルノアール作「海辺にて」(1883年)
-
〇 オー ギュスト・ルノワール作「ヒナギクを持っ小女」(1889年)
-
〇 クロード・モネ作「木馬に乗るジャン・モネ」(1872年)
-
〇 エドガー・ドガ作「踊り子たち、ピンクと緑」(1890年頃)
-
〇 ポール・ゴーギャン作「タヒチの風景」(1892年)
-
〇 フィンセント・ファン・ゴッホ作「花咲く果樹園」(1888年)
-
〇 ポール・セザンヌ作「ガルダンヌ」(1885~6年頃)
-
〇 ポール・セザンヌ作「リンゴと洋ナシのある静物」(1891~92年頃)
-
〇 アルフレッド・シスレー作「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋」(1872年)
-
〇 クロード・モネ作「睡蓮」(1916-19年)
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
六本木(東京) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
69